呼んでもなかなか来ない犬がやっと来たときに、「早く来なきゃだめでしょ」と叱るのではなく、「遅かったけどよく来たね」と褒めるのが褒めて直すコツ 【合格速報】一関市医師会附属一関准看護高等専修学校 【合格速報】都立白鷗高等学校、武蔵野大学附属千代田高等学院 、龍谷高校 【合格速報】小石川中等教育学校、大妻女子中学校、麗澤中学校 【合格速報】神奈川県立横浜国際高校、早稲田佐賀高校、山手学院高校、法政大学国際高校

記事 3229番  最新の記事 <一つ前の記事 一つ後の記事> 2018/12/12 
世界中の子供たちとgoogle翻訳で日本語作文発表会――その前に英語作文発表会
森川林 2018/03/07 05:48 


 寺オン自主学習クラスの小4以上のクラスで、英語暗唱が上手にできるようになったら、英作文発表会をしたいと思っています。

 それは、どうするかというと、自分の作文をgoogle翻訳にかけるのです。
 ほんの少し前までは、google翻訳はあまり使い物になりませんでした。
 しかし、人工知能というか深層学習の成果で、今はかなり正確に日英翻訳ができるようになっています。

 この翻訳の仕組みは、音声認識の仕組みと同じで、単語や文法を一つずつ判断して翻訳しているのではありません。
 言葉や音声の群全体をとらえて、そういう群にあてはまりそうな文章をあてはめているという感じなのです。

 だから、意外なところで誤変換があります。
 例えば、珍しい固有名詞は、うまく認識できません。
 また、翻訳では、「……ならなくなります」というような微妙な否定文を肯定文に変えてしまうことがあります。
 しかし、これらも学習する文章が増えるにつれて次第に改善していくと思われます。

 では、今のgoogle翻訳の水準で、どうやって日本語を正しい英文にするかというとそれは次のようにやるのです。
 まず、日本語の作文をGoogle翻訳で英文にします。
 次に、その英文をもう一度Google翻訳で日本語に変換します。
 すると、最初に入れた日本語と異なる部分が出てきます。それはGoogle翻訳がうまく翻訳できなかったところですから、元の日本語を正しく翻訳しやすいように変えてあげるのです。

 そのようにして、最初の日本語の作文と、変換したあとの英語の作文と、再度変換したあとの日本語の作文を比べれば、途中の英語の作文は正しく翻訳されたと見て差し支えないレベルまで洗練されていきます。

 その英作文を暗唱してスピーチをするのです。

 一方、世界には日本語を勉強したい外国人の子供たちも増えています。例えば、ベトナムでは小学校の段階から、日本語が第一外国語として教えられるようになっています。
(「日本語が「第1外国語」に ベトナムの小学校で東南アジアで初」)
 それは、単に経済上の理由からだけでなく、日本の文化に関心が持たれているからだと思います。

 その日本語を学ぶ子供たちが、自分の国の言語で作文を書き、その作文をGoogle翻訳で日本語に直し、その日本語を暗唱し日本語作文スピーチを行います。

 Google翻訳を使う作文発表会ですから、言語は日本語と英語に限りません。
 日本語と中国語、日本語とスペイン語、日本語とポルトガル語など、いろいろな言語を話す子供たちと作文発表会を通して交流することができるようになります。
 これで、世界中のさまざまな言語を話す子供たちが、Zoomで多言語作文発表会を行うのです。


 さて、言語は、これまで伝達のツールとして考えられてきました。そのツールを身につけるのが、英語教育でした。
 伝達の言語として世界的に使われている英語は、世界のグローバル化によって更にツールとしての必要性を増しています。
 これまでは、だから世界に通用する言語としての英語学ばなければいけないのと考えられていました。

 しかし、ツールは必ず人間の手足から離れて機械化されていきます。
 google翻訳のような外部化されたツールが自由に使われるようになれば、言語のもうひとつの面が重要になってきます。

 それは伝達のツールとしての言語ではなく、教育のツールとしての言語あるいは人間形成のツールとしての言語です。

 日本語は、世界でもほとんど唯一の母音言語であるために、幼児期から日本語を使っていると、自然界の音を左脳で受け止めるようになります。それが、日本人が虫の声や鳥の声や風の音に心を動かされる理由です。
 この教育のツールは、機械で代替することはできません。なぜなら、それは肉体化というものが習得の基礎になっているからです。
 教育としての言語は、外側にあるツールではなく内側に組み立てるツールなので、時間をかけて身につけることしかできないのです。

 だから、これからは英語教育というひとつの言語に限った教育ではなく、言語全体の教育として日本語も英語も中国語も学び、その一方で教育の言語であり人間形成の言語でもある日本語を確実に学ということが必要になってくるのだと思います。


 このように、普段私が思っていることと同じようなことを井口さんがブログに書いていました。
 井口さんの話は、説得力があるので、ぜひ読んでいただければと思います。

▽英語論争、藤原正彦vs谷山雄二朗:俺も参戦!?「やはり日本語教育が一番さ!」
https://quasimoto2.exblog.jp/238374487/


●言葉の森 受講案内 ●森林プロジェクト 講師育成講座

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
英語教育(10) 外国人と日本語(4) 寺子屋オンライン(101) 

コメント欄

森川林 2018年3月7日 6時4分 1 
 世界中の子供たちが、自分の国の言語を使いながら日本語で交流できるという話は、今は夢のように思われていますが、そのうちあたりまえのことになってきます。
 例えば、私が子供のころは、自動ドアなどは夢のような話で、思いつきもしませんでしたが、というか必要性も感じていませんでしたが、今は普通のことになっていて、手で開けるドアには不便さを感じるようにさえなっています。
 ツールの普及は、いったん始まると早いのです。
 英語作文も、音声入力作文も、オンライン作文少人数クラスも、やがて普及して、すぐに時代遅れになります。
 だから、私たちの目は、そのツールの普及の先にあるものを見る必要があります。
 それが、創造性を育てる作文教育です。


nane 2018年3月7日 6時13分 1 
 「ZOOM革命」の田原さんが、やがてZoomに自動翻訳機能が搭載されるようになるだろうということを述べていました。
 私も、それはかなり早くそうなるだろうと思います。
 そして、今の音声認識の精度と言語翻訳の精度を見ると、すぐに実用に使えるレベルになると思います。
 すると、ますます伝える中身が重要になってきます。
 その中身とは、ひとことで言えば、創造性のある中身かどうかということなのです。
 この創造性が、これからの教育の最重要テーマになると思います。

コメントフォーム
世界中の子供たちとgoogle翻訳で日本語作文発表会――その前に英語作文発表会 森川林 20180307 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。
はひふへ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「はひふへ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

(za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
メルマガの配信
▼バックナンバー
○一般用 ダイジェスト版
○生徒用 完全版

Facebookページ
言葉の森作文ネットワーク
いいね! 17,226件
新着コメント1~3件
受験作文の直前 nane
 作文力をつけるのは時間がかかりますが、 12/11
受験作文の直前 森川林
 作文は、上手か下手かということが自分で 12/11
オンライン教育 nane
 偏差値という数値的なツールによって、そ 12/11
……次のコメント

オープン教育 1~10件
オープンの川
過去の記事

過去の1~30件目を表示
■呼んでもなかなか来ない犬がやっと来たときに、「早く来なきゃだめでしょ」と叱るのではなく、「遅かったけどよく来たね」と褒めるのが褒めて直すコツ 3月6日
■【合格速報】一関市医師会附属一関准看護高等専修学校 3月5日
■【合格速報】都立白鷗高等学校、武蔵野大学附属千代田高等学院 、龍谷高校 3月5日
■【合格速報】小石川中等教育学校、大妻女子中学校、麗澤中学校 3月5日
■【合格速報】神奈川県立横浜国際高校、早稲田佐賀高校、山手学院高校、法政大学国際高校 3月5日
■【合格速報】神奈川県立横浜南陵高校 3月5日
■寺オン作文クラスの土曜9:00~9:45がスタート 3月5日
■寺オン自主学習クラスの日本語暗唱、英語暗唱のページ 3月5日
■特色入試型の子供たち 3月4日
■読解力をつけるためにどうしたらよいか 3月3日
■いよいよスタート、英語暗唱講座 3月2日
■親子の対話は読書よりも効果がある 3月1日
■子供の反抗期にどう対処するか――家庭に犬や猫のペットがいると家庭がなごむ 2月28日
■小3からの理科の勉強、プログラミング――保護者懇談会の話から 2月27日
■言葉の森の勉強は中学1年生から意見文に 2月26日
■【合格速報】静岡聖光学院中学 2月26日
■朝日小学生新聞の作品欄の入選は、毎回ほぼ8割が言葉の森の生徒 2月26日
■小1から楽しく勉強して帰国子女受験の準備ができる海外生徒向け作文クラス 2月25日
■読書力をつける作文とは 2月24日
■起業できる未来のオンライン教育 2月24日
■作文が好きになり、読書力も国語力も伸びる 2月23日
■昨日の発表会はバレエの話に 2月23日
■作文の本質は書くことではなく考えること――音声入力の方法 2月22日
■誤字対策は漢字問題集ではなく作文練習で――作文の印象点を左右する漢字力(3) 2月21日
■もっと字を丁寧に書かなきゃ、と言うよりも(facebookページより) 2月21日
■【合格速報】上智大、杏林大、帝京平成大 2月20日
■字を上手に書くコツ――作文試験の印象点を左右する漢字力(2) 2月20日
■作文試験の印象点を左右する漢字力――文字の上手下手は無関係(1) 2月19日
■保護者懇談会の参加を受付中(生徒の保護者以外の方も参加できます) 2月18日
■2月4週の発表交流会の参加申し込みを受付中(生徒以外の方も参加できます) 2月18日
……前の30件
HPの記事検索
ホームページの全記事

 言葉の森新聞

Google+ページ
言葉の森作文オンエア

Twitter
言葉の森@kotomori

RSS
RSSリーダー

代表プロフィール
森川林(本名中根克明)

講師ブログ
言葉の森の講師のブログ

算数の通信教育
できた君の算数クラブ

カテゴリー
全カテゴリー
ICT教育(1)
遊び(6)
新しい産業(23)
暗唱(121)
生き方(41)
息抜き(19)
いじめ(1)
インターネット(25)
英語教育(10)
オープン教育(24)
親子作文コース(9)
オンエア講座(41)
音声入力(10)
音読(22)
オンライン作文(2)
外国人と日本語(4)
科学(5)
学問コース(1)
学力テスト(2)
合宿(14)
家庭学習(92)
家庭で教える作文(55)
漢字(17)
帰国子女(12)
教育技術(5)
教育論文化論(255)
教室の話題(26)
行事と文化(1)
ゲーム的教育(4)
合格情報(27)
高校入試作文小論文(10)
構成図(25)
公立中高一貫校(63)
国語問題(15)
国語力読解力(155)
子育て(117)
言の葉クラブ(2)
言葉の森サイト(41)
言葉の森の特徴(83)
言葉の森のビジョン(51)
子供たちの作文(59)
作文教育(134)
作文検定試験(4)
作文の書き方(108)
算数・数学(22)
自習検定試験(10)
自習表(5)
自然災害(1)
実行課題(9)
質問と意見(39)
受験作文小論文(89)
小学校低学年(79)
森林プロジェクト(50)
政治経済(63)
生徒父母向け記事(61)
生徒父母連絡(78)
全教科指導(2)
センター試験(7)
創造力(9)
大学入試(14)
対話(45)
他の教室との違い(22)
知のパラダイム(15)
中学生の勉强(21)
中高一貫校(11)
寺子屋オンライン(101)
読書(95)
読書感想文(19)
読書実験クラブ(9)
友達サイト(7)
日本(39)
日本語脳(15)
発達障害(1)
発表交流会(20)
東日本大震災(15)
facebook(29)
facebookの記事(165)
プログラミング教育(5)
勉強の仕方(119)
未来の教育(31)
MOOC(2)
無の文化(9)
メディア(8)
森の学校オンライン(2)
森リン(103)
問題集読書(33)
読み物(1)
四行詩(13)
未分類(378)

QRコード






 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

Donate with IndieSquare