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勉強のよくできる子ほど少人数クラスの学習を as/3269.html
森川林 2018/04/07 05:24 

 小学校低学年のときから、勉強のとてもよくできる子がいます。
 それは、お母さんが勉強をよく見てあげているからです。
 単に出来合いの教材を渡して勉強の時間を決めて守らせるという外側だけの勉強ではなく、勉強の内容面も把握して、子供が楽しめるように能率よく勉強を見てあげているのです。

 ところが、そのときは、それで全く問題ないように見えますが、小学校低学年までの親子の勉強が、小学4年生ごろからだんだん難しくなってきます。
 それは、子供に自立心が芽生えてくるからです。
 どんなにいい教え方を親がしていたとしても、子供は親に教えてもらうこと自体から自立したくなってくるのです。

 その結果、多くの家庭では、親がもう勉強を見ることはできないからと、子供を塾に行かせるような方向に向かいます。
 その結果、親が子供の勉強を把握できなくなっていくのです。
 子供の勉強の能率を考えた場合、親が勉強の内容を把握しているかどうかは、大きな差になります。
 子供の勉強を点数だけで見るのではなく、どういうところがわかって、どういうところがわかっていないかという内容的なところで見る必要があるのです。
 そうすれば、学年が上がっても、時間をかけない能率のいい勉強を続けることができます。

 そこで、言葉の森が勧めたいのは、子供が親の言うことをよく聞く小学校低学年のころから、少人数クラスで勉強をする時間を作っておくことです。
 低学年のころは、親が教えているだけで十分に見えますが、その親子関係だけのつながりは、そのときは太いように見えても学年が上がると急に細くなるときが来るからです。

 子供が少人数クラスの中で勉強をしていると、親子の関係だけでなく、子供どうしの友達関係ができます。
 すると、子供の勉強に関して、親と子、子供と友達、子供と先生という3つのつながりができるのです。
 これが、少人数クラスで勉強することの一つの利点です。
 つまり、子供の勉強面でのつながりが何重にもできるので、親子の勉強も、そのつながりの一つとして続いていくのです。

 言葉の森の少人数クラスの場合は、もう一つ利点があります。
 それは、言葉の森の勉強の方針が、知識を詰め込み、それを評価し、互いに競争させるという勉強法ではなく、それぞれの生徒が自分で問題を作り、それをみんなの前で発表し、互いの創造を認め合うという形で進めることを基本にしているからです。

 この創造する勉強は、実力のある子ほど熱心に取り組みます。
 単に問題を解くだけの勉強ではすぐに飽きる子が、問題を作る勉強では何時間もかけて仕上げることがあります。
 問題を解くだけの勉強は、訓練をすれば誰でもできるようになります。
 できることがわかっていて、誰でも同じ答えになる勉強をするのは、実力のある子ほど退屈なことです。
 問題を作り発表する勉強はそうではありません。自分の持てる力を全部出して取り組めるからです。

 しかし、問題を創造する勉強は、やってみると意外に難しく、子供ひとりではなかなか完成しません。
 実力のある子は、特に自分の力以上のことをやろうとするので、発想だけはよくても最後まで仕上げられないことが多くなります。
 そこで、登場するのが、お母さんやお父さんです。

 問題を解いて答えを出すだけの勉強であれば、親が関わる必要はあまりありません。
 せいぜい、子供がわからないところを教えてあげるだけです。
 そのわからないところも、学年が上がり子供が自分で解法を見て理解できるようになると、親がすることはほとんどなくなります。

 しかし、問題を創造する勉強はそうではありません。
 子供がうまく行かないときは、親も一緒に考えてあげないと、形として仕上がるところまで行かないことが多いのです。
 少人数クラスの勉強では、親、友達、先生とい3つのつながりができると書きましたが、更に、創造する勉強では、親と子のつながりが深くなるのです。

 しかも、その創造する勉強の発表で何が大事かというと、少人数クラスの場合、それは面白さなのです。
 コンクールに出品する作品とか、宿題として提出する作品とかいうものであれば、同じ創造する勉強であっても、きちんと完成していることが条件になります。
 正しいもの、完成したものを出そうとすれば、無理が出てきます。
 まして、入賞をねらうような高度な完成度を求めるようになると、子供の興味関心よりも、親の意図の方が強く出てきます。
 創造する勉強であっても、親が子供を引っ張るうような勉強では、子供にとって面白い勉強ではなくなります。

 ところが、少人数クラスであれば、発表する勉強は、失敗も含めて面白いことがいちばんの条件になります。
 それは、その発表を友達が見てくれているからです。
 もちろん、完成度を高めてすばらしい発表をすることもできます。
 しかし、たとえ失敗しても、面白い発表であれば、それも同じようにみんなに評価されるのです。

 こういう勉強で何が身につくかというと、創造することの面白さを感じる心、つまり創造性です。
 今の学校や塾の勉強では、創造性が評価されることは滅多にありません。
 創造性を発揮して間違ったことをするよりも、先生に言われたとおりにやって正しい答えに到達することが求められるからです。
 だから、勉強のよくできる子ほど、創造性を失っていきます。

 勉強などは、本人がやる気になったときに、正しい方法で時間をかけて取り組めば、誰でも必要なところまではすぐにできるようになります。
 その準備としては、家庭で毎日の自主学習をしていればいいだけです。
 つまり、その学年で習う勉強が普通にできていれば、勉強はそれで十分なのです。

 勉強ができることよりもずっと大事なのは、あらゆることに創造性を発揮して取り組む姿勢です。
 それが社会に出てから、最も必要になるからです。
 社会では、言われたとおりにすることよりも、言われた以上のことをすることが重要になります。
 その言われた以上のことをするのが、創造性という姿勢です。

 実は、子供はみんな、生まれつきそういう創造性を持っています。
 いたずらっ子というのは、その創造性をよく発揮する子です。
 ところが、今の教育体制の中では、創造性を発揮することを我慢しないといけないような空気があり、よくできる子ほどそういう空気に適応してしまうのです。

 言葉の森のオンライン少人数クラスは、そうではありません。
 ただし答えを出すことよりも、面白い問題や作文や発明や発見や実験や経験を発表するクラスなのです。
 盛りだくさんすぎますが(笑)。

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森川林 20180407  
 親に言われたとおり、先生に言われたとおりにやる勉強は面白くありません。
 やれば、誰でも同じようにできるようになるだけだからです。
 能力のある子ほど、そういう答えの決まった勉強よりも、自分で創造する勉強を好みます。
 実は、子供はみんなそういう創造性を持っています。
 それが、今の教育体制の中では、創造性を発揮しない方が褒められることが多いのです。
 創造性を発揮して失敗するよりも、言われたことをそのままやって成功する方が評価されるからです。
 だから、よくできる子ほど創造性を失ってしまうのです。


nane 20180407  
 難問を出すと喜んで取り組む子がいます。
 能力も意欲もある子です。
 しかし、そういう子は、本当は難問を解くような方向で勉強させるのではなく、新しいものを創造する方向で勉強をさせるといいのです。
 というのは、難問というのは結局答えのある勉強なので、解法を理解すれば誰でも解けるようになるからです。
 難問を解くというのは、受験期に受験勉強としてやればいいことであって、普段から、特に低学年からやることではないのです。


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親が関わることで子供は成長する――そして親も as/3268.html
森川林 2018/04/06 21:03 

 勉強は子供がするもので、それを教えてくれるのは先生だと思っている人が多いと思います。

 そうではありません。
 勉強は親子でするものなのです。

 小中学校の勉強の中身などは、大したものではありません。
 教科書準拠の参考書や問題集を読めば、誰でもできるようになります。
 なぜ、教科書でなく教科書準拠なのかというと、教科書は先生が教えることを前提に作られているため、子供の自主学習には向いていないからです。

 では、その親子の勉強で何を身につけるかというと、勉強の中身は二の次で、本当は親の生き方や考え方を身につけるのです。
 そして、子供が成長して世の中に出たときに、その親子の関わりの中で身につけたものが本当の教育だったとわかるのです。

 だから、親は、仕事で忙しいからなどと言わずに、子供の勉強に関わることです。
 しかし、それはつきっきりで何かを教えるというような関わり方ではありません。
 子供が話しかけてきたら、すぐに対応できるように、近くにいるということなのです。
 それは、場所の近さではなく、心の近さのようなものです。

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森川林 20180406 1 
 勉強ばかりしている子よりも、親子の関わりのある子の方が、本当の学力が身につきます。
 子供が小さいときは、勉強をすれば誰でもすぐに成績は上がります。
 しかし、学年が上がると、親子でコミュニケーションを取っている子の方が、成績も人間関係もよくなります。
 子供の勉強を親が見てあげるとき、勉強は単なる手段で、本当の目的は親子の関わりの方なのです。
 それが特にはっきり出るのが、作文の勉強をするときです。



nane 20180406  
 子供の勉強を見てあげるとときは、それを時間の負担だと思わずに、これがやがて懐かしい思い出になると思ってやることです(笑)。
 そうすれが、親子喧嘩の度合いはずっと減ると思います。


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森川林 2018/04/05 05:50 

 言葉の森に、小学校低学年から来る子には、とてもいい子が多いです。
 成績も優秀で、親の言うこともよく聞き、ていねいではきはきしていて、模範的な小学生であることが多いのです。

 ところが、そういう子供たちの何割かは、大きくなると悪い子になるのです(笑)。
 悪い子というと大げさですが、親の言うことを聞かなくなるとか、学年が上がるとやる気がなくなるとか、そういう意味の悪い子です。

 なぜそうなるかと言うと、子供時代のいい子というのは、親の期待に沿う意味のいい子だったので、子供は我慢していい子を演じていたということなのです。
 子供時代の悪い子というのは、親が何かを言っても、自分の意に沿わなければ「いやだ」というようなことを言う子です。
 親が「こっちに行こう」と言っても、「いやだ。あっちに行きたい」と言うような子です。
 その悪い子は、ある意味で自主性があるから悪い子になっていると言えるのです。

 一方、子供時代もいい子でありながら、大きくなってもそのままもっといい子になる子もいます。
 それは、親の関わり方の差のようです。
 子供を、親の言うとおりに育てるのではなく、子供の自主性を尊重しながら親子の関わりを深めているというところにそのコツがあります。

 この典型的な例として思い浮かべるのは、いつも同じことを書くようですが、さかなクンの子供時代です。
 幼児のころ、さかなクンは、公園で暗くなるまでひたすら泥団子作りを続けました。それをお母さんはずっと見守っていたのです。

 このように、自主性を尊重しながら関わりを持つということが子育ての極意です。
 自主性を奪うような関わり方ではなく、また放任に近い自主性の尊重でもなく、温かく見守りながらその子のやりたいことを伸ばすとい微妙なハンドルさばきが必要なのです。

 その意味で、子育てには、子供それぞれに異なっている面があります。
 だから、大事なことは、子供のことをよく見、よく聞き、よく触れ合い、そしてすべてを子供の立場で考えることです。
 子供に対する深い関わり方が親のエゴを実現することにならないように、視点をいつも子供の立場に置いておくといいのです。

 子供がみんなに評価されるようなことは、親にとってうれしいことですが、コンクールに入選するとか、何かの賞をもらうとかいうことは、子供の成長にとって意味があるわけではありません。
 親の自慢にとって意味があるだけです(笑)。
 本当のいい子というのは、親にとってのいい子なのではなく、その子供の成長にとっていい子であるということなのです。


 話は少し変わりますが、今度の保護者懇談会は、この子育てのコツについて、みんなで話し合うような場にしたいと思っています。
 これまでのように、保護者の質問に先生が答えるという形式ではなく、保護者どうしが少人数のグループで子育ての経験を交流するというようなセッションです。
 こういうワールドカフェ的な保護者懇談会の企画を考えています。

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森川林 20180405 1 
 子供が小さいうちは、やらせれば何でもできるようになります。
 それだけ集中力と吸収力があるからです。
 しかし、それを親の自慢の方向にではなく、子供の本当にやりたいことの方向に向ける必要があります。
 子供が勉強が好きで、いつも学校で一番を取っているというのは親の自慢になります。
 子供が泥団子作りが好きで、暗くなるまで公園で泥団子を作っているというのは、あまり自慢になりません。
 その自慢にならない熱中の方が、子供の本当の身になっていることが多いのです。


nane 20180405 1 
 本当のいい子というのは、素直でありながら反発もできるという子です。
 そういう子でなければ、世の中に出てから、周囲の反対を押し切って自分の意志を貫くということはできません。
 と考えれば、もっと大きな視野で子供を見ることができると思います。


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公立中高一貫校 海外帰国子女枠の作文受験対策の説明会 as/3266.html
森川林 2018/04/04 12:25 
公立中高一貫校 海外帰国子女枠 作文受験の対策を、楽しく学べる小1から。
パソコンが苦手なお母さんでも大丈夫。
言葉の森の
少人数オンライン作文
学習の仕方 説明会


画像はオンラインで勉強しているときのイメージです。


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公立中高一貫校の海外帰国子女枠の受験を目指す小学1年生から5年生の生徒対象。
言葉の森の豊富な受験教材を提供(過去問のオリジナル解説13年間分1,420件)。
小学校低学年のうちから、将来受験作文に要求される「考える作文」の書き方を練習します。

しかも、単なる通信添削ではなく、また単なる通学一斉授業でもなく、全員参加型の少人数オンラインクラスで指導。
友達と一緒に学べるので、やる気が持続し、ほかの生徒のよいところが吸収でき、文字どおり切磋琢磨の学習方法です。
家庭でいながらにして学べる便利さと、授業後に先生と保護者の懇談が随時行える親密さを両立。

これまでになかった全く新しい勉強の仕方を、35年間作文指導を専門に続けてきた言葉の森が提供します。
作文力に代表される、思考力、表現力は、これからの学力に必須の要素です。
受験だけでなく、社会人になってからも役立つ文章表現力を、言葉の森の少人数オンライン作文クラスで身につけていきましょう。

【オンライン説明会への参加の仕方】
「少人数オンライン作文」説明会に参加される方は、ウェブカメラ付きのパソコンをご用意してご参加ください。カメラはオフにしてご参加いただいて結構です。
 タブレットやスマホでも参加できますが、レコーデイングなど一部の機能が使えませんので、できるだけパソコンでご参加ください。
「少人数オンライン作文」は定員があるため、無料体験学習は先着順とさせていただきます。体験学習に参加できなかった方は、新しいクラスが開始されるまで、体験学習を予約してお待ちください。
説明会、体験学習を行なわずに、すぐに受講を開始していただくこともできます。その場合、受講料は4週間分無料となります。
説明会の参加フォームはこちらです。
  
説明会参加フォーム

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森川林 20180404 1 
 海外帰国子女向けの受験作文対策のクラスです。
 日本との時差の少ないアジア在住の日本人の子供たちが主な対象ですが、ゆくゆくはアメリカ在住の子供たちも参加できる時間を確保していく予定です。

nane 20180404 1 
 海外帰国子女枠の受験では、作文と面接だけのところがあり、倍率は一般の受験よりもかなり低いのが普通です。
 少人数オンライン作文クラスは、毎回お互いのやりとりがあるので、作文力と面接力が両方ともに身につきます。
 小学5年生の子であれば、すぐに実践的な勉強ができますが、このクラスはもっと下の小学1年生から取り組めます。


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記事 3265番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/25
少人数で発表しつつ実習する新しい勉強の仕方をオンラインで as/3265.html
森川林 2018/04/03 07:27 

 オンラインの少人数クラスでの勉強というものは、現在どこでも行なわれていないと思います。

 マンツーマンの指導であれば、家庭教師のような形のものがすでにあります。
 その家庭教師による指導をskypeなどで行えば、オンラインのマンツーマン指導となります。
 しかし、その分コストはかなり高くなります。

 マンツーマン指導の対極にあるものは、動画によって、いつでも誰でもどこからでも視聴できるネット授業です。
 しかし、これは人間との触れ合いがないので、明確な意志を持っていないと長く続けることは難しいくなります。
 この触れ合いの不足をカバーするやり方として、ときどきオフの集まりを行うということもあるようですが、それでも勉強面での日常的なつながりのなさは意欲の低下を招きがちです。

 そこで、言葉の森がこれまで行ってきたのが、少人数のオンラインのクラスです。
 少人数ですから、全員に発言の機会があります。
 自分の勉強の発表がほかの人から認められ、また逆に、自分自身がほかの人の発表から刺激を受けるということが好循環のサイクルとなっていました。

 しかし、ここで一時的な問題になるのは、学年の差です。
 長期的には、同じぐらいの学年や進度の生徒がグループになる形でクラスが編成されていきますが、最初のうちはいろいろな学年の生徒が同じクラスに参加することも出てきます。

 また、もう一つの問題は、少人数といっても、5、6人と7、8人とではコミュニケーションの密度に違いがあることです。
 5人が3分ずつ話をすれば15分ですが、8人が3分ずつ話をすれば24分です。
 10分と少しなら人の話を聞いているだけでも退屈しませんが、30分近く人の話を聞いているだけというのは結構退屈します。

 そこで、考えたのは、少人数クラスでの授業を、その内部で更に同じぐらいの学年のいくつかのグループに分け、それぞれのグループごとに話をしていくことです。
 これなら、密度の濃い話ができます。
 そして、先生が一緒にいないときのグループは、どうするかというと、その間、決められた実習をするのです。

 これは、ちょうど通学クラスでの授業と同じやり方です。
 通学クラスでは、いろいろな学年の生徒が一度に集まります。
 そして、それぞれの生徒が自分の作文の課題と取り組んでいるときに、先生が一人ずつ呼んで個別指導をします。

 通学クラスの場合は、個別指導はあまり大きな声では行なえません。
 話し声が聞こえると、勉強しているほかの子の邪魔になるからです。
 しかし、オンラインのクラスであれば、そのクラスの中を分科会に分けて、その分室の中で自由に話ができます。
 これがオンラインの、特にZoomの大きな長所です。

 ところで、発表と交流をしていないときの実習は何をするかというと、作文クラスの場合はもちろん作文です。
 自主学習クラスの場合は、国語、算数数学、暗唱です。
 もちろん、このほかに読書もあります。

 思考発表クラスは、これまでは特定の教材はありませんでしたが、今後は理科と社会にしたいと思っています。
 これなら、発表と交流の勉強をしながら、作文、読書、国語、算数数学、暗唱(英語暗唱)、理科、社会の勉強もできるようになります。

 オンラインの少人数クラスというのは、まだいろいろ発展の余地がありそうです。

 オンラインクラスは、まだ始めたばかりで人数は多くありませんが、現在このような感じで行なわれています。
▽クラス一覧表
https://www.mori7.net/teraon/shlist.php

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森川林 20180403 1 
 反転授業というのは、家で勉強を行い、学校で発表と交流を行うという形の授業です。
 オンラインクラスの場合は、どちらもいるのは家なのであまり反転している感じがありません。
 それなら、反転にせずに、オンラインで発表も交流も勉強も全部行えばいいのではないかと思いました。
 名付けて全転授業です(笑)。


nane 20180403  
 静止摩擦係数は、動摩擦係数よりも大きいので、勉強でも仕事でも始めるときに大きな力が要ります。
 だから、家庭でも、勉強を始めるときが難しいのです。
 そこで、オンラインで発表と交流をしたあとに、そのまま勉強を始められるようにしました。
 これなら、メールや電話による指示よりも、ずっと始めやすくなります。
 そして、いったん始めればあとは自然に続くのです。


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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

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●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
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●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
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●子や孫に教えられる作文講師資格
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●国語力は低学年の勉強法で決まる

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