ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3336番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
考える勉強の習慣がつく発表学習コース as/3336.html
森川林 2018/06/08 20:30 



■勉強の習慣は宿題ではなく家庭学習によって作られる

 小学生時代は、勉強の基本的な習慣が作られる大切な時期です。
 しかし、この時期に学校や塾から出される宿題だけに頼っていると、本当の勉強の習慣がつきません。
 それは、宿題があるときはやる、ないときはやらないという勉強スタイルになってしまうからです。
 勉強の習慣は、家庭で独自に毎日やることを決めて、それをこなすことによって作られます。

●家庭学習は考える勉強にしていくことが大事

 家庭での勉強は、作業的なものではなく考える勉強にしていく必要があります。
 難しい計算問題に見えるようなものであっても、パターンが分かれば単なる計算作業の繰り返しになってしまいます。
 難しい言葉を覚えるような勉強であっても、覚えるだけではただの知識の詰め込み作業になってしまいます。
 読む力、書く力、考える力ををつける勉強を家庭学習の中心にしていく必要があります

●勉強が難しくなるのは小5から

 ところで、小学校低中学年のころは、勉強の仕方がよくても悪くても、学力には大した差は出てきません。
 おおまかに言うと、小学4年生までの勉強は、基本的に難しいものはないので、学校の授業を聞いていれば誰でもそれなりにできるようになります。

 しかし、小学5年生からは、どの教科の勉強も急に難しくなります。
 それは、小学校高学年になると、子供たちの考える力がついてくるので、学習内容も思考力の必要なものに変わってくるからです。

●低中学年の勉強習慣が小5からの勉強の土台になる

 高学年の難しい勉強になったときに生きてくるのが、それまでにつけておいた考える勉強の習慣です。
 高学年から難しい勉強になると言っても、義務教育の間の勉強は、基本的にはやれば誰でもできるようになるものです。
 ただし、それは、やればすぐにできるというものではなく、できなかったところを繰り返すという計画性と、考えることが苦にならないという学力が必要になります。
 その計画性と学力を育てるのが、それまでに身につけた毎日の考える勉強の習慣です。

 低中学年の勉強は、成績を上げることが目的ではないので、長時間させる必要はありません。
 むしろ、子供が自主的にできるような少ない分量にとどめ、そのかわり考える要素のある勉強を毎日続けるという習慣をつけておくことが大事なのです。



■家庭で行う勉強には弱点もある

 家庭学習には、家庭で行うことによる長所があると同時に、家庭で行うことによる弱点もまたあります。

●昔ながらの問題を解くだけの勉強になりがち

 その第一は、利用できる教材が昔ながらの知識中心のものになっていることが多く、考える勉強よりも問題を解くだけの勉強のスタイルになりがちなことです。
 また、将来の学力の土台になる国語力や読書力をつけるよりも、結果が出やすい算数や英語の勉強の方に力を入れすぎてしまうこともよくあります。

●勉強をさせすぎて嫌いにさせることがある

 第二は、小学校低中学年のころに、必要以上に勉強をさせてしまう場合があることです。
 低学年のころは子供は親の言うことをよく聞くので、子供の許容量を越えて勉強させてしまうことがあります。
 すると、学年が上がってから、かえって集中力のない勉強をするようになってしまうことが多いのです。

 
●家でひとりで行う勉強は意欲がわきにくい

 第三は、家庭で行う勉強は第三者がいないので、親子の妥協が生まれやすく、少し難しいことになると継続させにくくなることがあります。
 例えば、暗唱の練習などはやれば誰でもできるものですが、家庭だけで行っていると続けられなくなる場合も多いのです。
 また、家庭学習では、友達と交流する機会がないので、どうしても意欲的に取り組むという面が弱くなります。

 家庭学習は、子供の勉強の基本ですが、その家庭学習を理想的な状態で続けるのは意外と難しいのです。



■家庭学習と結びつけた発表学習という新しい勉強法

 家庭学習の長所を生かし、弱点を補い、家庭学習を意欲的に取り組めるようにしたのが言葉の森の「発表学習コース」です。

 これは、互いの顔が見える5、6人の少人数のクラスで、国語、算数、理科、暗唱、英語暗唱、作文構想図、読書紹介などの中から自分の好きな勉強に取り組み、それをみんなの前で発表し、互いに質問や感想を述べ合うという形のオンライン学習です。

●発表学習コースの利点は意欲的な勉強と対話の習慣

 この発表学習コースの利点には、次のようなものがあります。

 毎週自分の学習したことをみんなの前で発表するので、意欲的な勉強ができます。
 人前で発表する力や質問する力というコミュニケーション力がつきます。
 発表する勉強をきっかけにして、親子で知的な対話を行う機会が増えます。
 学習内容が創造的なものなので、自分なりに考える思考力が育ちます。
 文章を書いて発表する機会が多いので、自然に記述力が身につきます。
 頻度の高い保護者懇談会を行うので、子育てに関する質問や相談がしやすくなります。

 
●発表学習コースには保護者の協力が必要

 発表学習コースには、保護者の協力が必要になります。
 例えば、子供が考えた勉強内容をみんなの前で発表する準備として、材料をそろえたり、作業を手伝ったり、画像を撮影したり、それをアップロードしたりという手助けが必要になるからです。

 しかし、これは、小学生時代という長い人生から見れば限られた時期に、親子の知的な触れ合いを作る機会だと前向きに考えることもできます。
 手間がかかることもあるが、それ以上に達成感と交流の喜びがあるのが発表学習コースの勉強なのです。



■発表学習コースの体験学習を受付中

 発表学習コースは、言葉の森の作文を受講している生徒、及び、そのご兄弟が受講できます。
 対象は、小学1年生から中学3年生までです。(将来は高校生も対象にする予定です。)
 月4回の授業があり、受講料は月額2,160円です
 必要な機材は、ウェブカメラのついたパソコンで、発表する作品のアップロードなどでは保護者のご協力が必要になります。

●お問い合わせ、お申込みは送信フォームから

 現在、発表学習コースの2回の無料体験学習を行っています。
 体験学習を希望される方は、「寺子屋オンライン送信フォーム」からお申し込みください。
▽寺子屋オンライン送信フォーム
https://www.mori7.net/teraon/teraform.php


 お電話によるお問い合わせ、お申込みも受け付けています。
 電話 0120-22-3987(045-830-1177)

 
■子供たちの発表から(掲載の画像の学年は小2から中1までまちまちです。)

アゲハチョウの一生の研究

イチゴの観察

イチゴ狩りをしたことの構想図

カーリングの研究

カタツムリのクイズ

カタツムリの観察

カレーライス作り

コゲラの研究

プリンの作り方

ホタルの観察と研究1

ホタルの観察と研究2

メダカの飼育と観察

各地の特産物を歌にした

月のクレーターのできかた

月の満ち欠けの実験

光の研究

国語と算数の問題1

国語と算数の問題2
 

作文楽しい先生の構想図

算数クイズ

算数の比の問題

算数の比の問題2

酸性とアルカリ性の実験

自作プログラミング

折り紙で角度の問題

組み立てパズルに挑戦1

組み立てパズルに挑戦2

ナズナの観察1

ナズナの観察2

読んでいる本の紹介1

読んでいる本の紹介2

読んでいる本の紹介3

読んでいる本の紹介4

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180608  
 子供たちは、やらされる勉強は好きではありません。
 しかし、自分から進んでやる勉強は好きなのです。
 それが、友達との交流の中で行われるならば、遊びよりも面白い勉強となります。
 それは、人間には誰でも、向上心があるからです。

nane 20180608  
 「言われたとおりにやればうまく行くから」と言われてがんばる人はいません。
 「自分で考えてやってくれ」と言われれば、誰でもがんばります。
 「失敗してもいいから、自分らしい面白いことをやってくれ」と言われば、もっとがんばるのが人間です。
 子供たちの勉強についても、本当はそうなのです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
寺子屋オンライン(101) 

記事 3335番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
直すのが難しいが効果の薄い漢字、直すのが易しいが効果の高い読書 as/3335.html
森川林 2018/06/07 10:40 

 発表学習クラスのミニ懇談会で、「作文を漢字を使わずにひらがなばかりで書いている」という相談がありました。
 これは、男の子には特によくあることです。

 漢字を使わずにひらがなばかりで書くというのは、とても目立つことなので誰でも直したくなります。
 また、漢字を書ける大人にとってみれば、漢字を使うことなど心掛け次第でわけなくできることのように思いがちです。
 ところが、これがなかなか直らないのです。

 漢字を書かない子というのは、ほかのことがすべてできて、漢字を書かないところだけができないというのではなく、ほかのことでもできていないことが結構あります。
 だから、直すことにかなり力を入れなければできないような漢字を書かせることに力を入れるよりも、もっと大事な学力の中心である読書に力を入れるということを最優先してやっていくのがいいのです。

 そして、漢字を書くことについては、すぐには直らないものの、毎回、「なるべく漢字を使って書いた方が見た目がよくなるよ」ということを優しく繰り返し言ってあげるのです。

 繰り返し同じことを聞かされることによって、子供はだんだんと、なるべく漢字で書こうという気持ちを持つようになります。
 そして、本当に少しずつ漢字を書く割合が増えてくるのです。

 これを、一挙に漢字を書くようにさせるというのは無理があります。
 少しずつ漢字を書くように仕向けていくことが最善の方法で、そして漢字とは一見関係がないように見える、しかし学力の中心となる読書に最重点を置いていくようにするといいのです。

 また、普段の作文はひらがなばかりで書いていたとしても、清書のときだけは、使える漢字は漢字で書くというふうにするやり方もできます。
 年中漢字を使うのは無理としても、焦点を絞って漢字を使うというのであれば、子供はそれなりに納得して取り組むからです。

 漢字を使えないことによるいちばんの問題は、間違えたまま覚えている漢字がわからないということです。
 これは、大人になってからでも、小学校中高学年で習ったはずの漢字を正しく書けない人がかなりいることを見ても分かります。

 漢字の書き取り力は、真面目に勉強しているかどうかということに比例するので、漢字を正しく書ける人は真面目に勉強した人です。
 漢字を正しく書けない人は、真面目に勉強していなかった人で、男の子のほとんどは、真面目に勉強していなかった方に入ります(笑)。
 小学校時代に、真面目に漢字の勉強をするというのは、よほど親がしっかりやらせないかぎり、決して自然にできることではないからです。
 漢字の書き取り力は、学力とは全く関係なく、ただ真面目に勉強したかどうかだけなのです。

 さて、話は先に進みますが、ひらがなを漢字に直す場合、辞書を引くというやり方はこれからはなくなっていくと思います。
 大人の場合は、キーボードで打って漢字変換をして確かめるというやり方をしている人がほとんどだと思います。
 今後、もっと広がるやり方は、音声入力で漢字変換を自動的に行うことです。
 更に先に進めば、アマゾンエコーやグーグルホームというロボットのようなものを横に置いて、「この漢字どうやって書くんだっけ」「コウデスヨ」というような時代になると思います。

 そして、人工知能を使った手書き認識の時代になれば、ひらがなで書いた文字も自然に正しい漢字に直るようになります。

 そう考えると、漢字が正しく書けるかどうかというのは、今の時点でこそその人の教養を測る尺度のようなものになっていますが、近い将来は、評価としてほとんど考慮されないものになってくると思います。

 ところが、では、漢字を勉強しなくていいかというと、ここで大逆転があるのです(笑)。
 それは、漢字、ひらがな、アルファベットなどを比較した場合、漢字だけは、同じ文字でも画像的な文字として認識されているからです。
 だから、漢字の書き取りはほどほどでもよいが、読み取りだけは学校で勉強する以上に進めていくのがいいのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180607  
 作文で、よく相談されることが、「字をていねいに書かない」「漢字を使わない」です。
 しかし、このふたつは、直すのがきわめて難しいのです。
 そして、学力に関して言えば、直したことによる効果はほとんどありません。
 その反対に、毎日好きな本を10ページ読むというのは、誰でもできる簡単なことです。
 しかし、この効果は絶大で、誰でもここから学力が伸びていくのです。


nane 20180607  
 漢字の書き取りは勉強時間に比例し、読み取りは読書力に比例します。
 だから、まず読み取りの力だけを先行してつけておくといいのです。
 言葉の森では、千字文のように、常用漢字をすべて使った漢字集を作っていますが、いつかこれで漢字先取り読み取り学習をしていきたいと思っています。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
漢字(17) 

記事 3334番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
作文が更に楽しく書ける寺オン作文コース as/3334.html
森川林 2018/06/06 15:47 

■作文は楽に書けるから大丈夫と安心していませんか――本当の作文力は考える作文力です

●作文が書けるからといって安心はできない

 小さいころから本をよく読んでいる子供たちは、作文を書く力も自然についてきます。
 日常的な会話が自然にできるように、自分のしたことや思ったことを自然に書くことができるので、作文力はこれで大丈夫だと安心してしまうことがあります。

 しかし、作文力の本当の差が出てくるのは、小学5年生以降の考える作文を書くようになってからです。
 小学5年生以降の説明文や意見文は、考えるための語彙力が育っていないと、それまでの出来事作文中心の作文力だけでは十分に書けなくなってくるのです。

●考える作文を書く力をつけるのが小学生の作文の重要な役割

 考える作文のための語彙力は、読書をしていれば自然に身につくというものではありません。
 それは、人生や社会についての高度なテーマを取り扱った本を、小学生の子供たちが自分から進んで読むようなことはあまりないからです。

 ところが、入試の作文で要求されるのは、普段子供たちが考えているような世界よりも一段深い、より高度な思考を必要とする分野です。

 そういう分野についても、考える作文力をつけるのが、小学生の作文学習のひとつの重要な役割です。

●事前の準備をすることで思考力が育つ

 言葉の森の作文指導では、子供たちが作文を書く前の家庭での準備を大事にしています。
 毎週の課題について、事前に親子で話をするような時間を大切にしているのです。

 自分の体験を思い出して書くだけではなく、親子で対話をすることによって、その出来事を通して考える力が育ちます。

 書かせて添削するだけの作文ではなく、書くことを事前に準備する作文によって、将来必要になる考える作文を書く力が育っていくのです。



■作文の勉強をさせるのは難しいと思っていませんか――本当は作文は楽しい勉強です

●作文の勉強が楽しくできるのは先生からの電話指導があるから

 言葉の森の作文の勉強の特徴は、毎週楽しく作文を書くことができるという点にあります。
 作文の勉強というのは、多くの子にとって苦しい勉強のように思われています。
 しかし、言葉の森では、ほとんどの子が毎週書くことを準備して生き生きと作文を書いています。

 なぜ作文の勉強が楽しくできるかというと、毎週、担当の先生から直接の電話指導があるからです。
 先生との電話でその週に書く作文について話をしたあと、すぐに書くようにすれば、作文の提出忘れということはありません。

 また、先生からの電話に出られなかったというときも、振替指導制度というものがあり、いつでもその休んだ分の指導を電話で受けることができます。
 そのため、どの子も毎週欠かさずに作文を書くことができるのです。

●オンライン少人数クラスの作文でコミュニケーション力や読書力も育つ

 言葉の森の作文指導の特徴は、先生からの電話指導が毎週あることですが、現在はそれに加えて、希望者には、「寺子屋オンライン作文コース」というオンラインの少人数クラスも受講できるようにしています。(以下、「寺オン作文コース」)
 これは、Zoomというウェブ会議システムを使い、先生1人に生徒5、6人という少人数で、生徒どうしの参加を生かした作文指導を行うコースです。
 寺オン作文コースの料金、学習内容などは電話通信作文コースと同じで、コースの切り替えも、いつでもできます

 寺オン作文コースでは、子供たちがみんなの前で自分の作文を発表し、他の人の作文に対して質問や感想を述べるなど、生徒の自主性とコミュニケーション力を育てることを重視した指導を行っています。

 また寺オン作文コースでは、作文の学習以外に、毎週読んでいる本を紹介し合う時間を設けています。
 そのため、子供たちは本をよく読むようになり、他の人の読んでいる本の紹介によって、自分の読書生活も刺激を受けるなど、寺オン作文クラスでの学習が読書力の向上に役立っています。



■学力のもとになるのが国語力、国語力の集大成が作文力

●最も大事な学力は、高い国語力

 小学生の勉強で大事なことは、高い国語力をつけておくことです。
 国語は、日本に住んでいれば、特に勉強をしなくてもそれなりにできると思われているので、国語よりも差がつきやすい算数数学や英語の勉強を重点にしてしまう人もよくいます。
 また、最近では新しい勉強としてプログラミングの学習に参加している子も増えています。

 しかし、英語、算数、プログラミングなどは、やれば短期間で成果の出る勉強です。
 それは逆に言うと、受験が近くなってみんなが本気で取り組むようになると、先取りしてやったことによる差はすぐになくなる勉強だということで、それよりも思考力という土台の力が学力の伸びを左右するようになるのです。
 そして、学力の伸びの土台となる思考力とは、ひとことで言えば国語力なのです。

●国語力の集大成となるのが作文力

 勉強には、すぐに成果が上がるものと、すぐには上がらないが、時間をかけてあとからその成果が出てくるものとがあります。
 その、あとから出てくる本当の実力となるものが国語力で、その国語力の集大成となっているものが作文力です。

 作文力を育てることによって総合的な国語力がつくとともに、国語以外の他の教科の学力の底上げを図ることができます。

 作文力は、これからますます重要になっていく学力です。
 知識を覚えてそれらを再現するだけの記憶力中心のテストの時代は終わり、これからは考える力が求められるテストになってくるからです。
 作文力は、そういう時代の学力の中心となっていくのです。



■小学校低学年の作文から、読書感想文、中学受験作文、大学入試小論文まで幅広く対応できる作文専科指導

●小学校低学年からの楽しい作文、中学年からの書きやすい読書感想文

 言葉の森の作文学習の特徴は、楽しくできるという点にあります。
 そして、先生と生徒が楽しく対話をするだけでなく、作文の勉強の準備として親と子の間でも話が弾むような仕組みになっています。
 だから、小学校低学年からでも、無理なく作文の勉強に取り組めるのです。

 また、言葉の森では、小学3年生から感想文を書く練習を行っています。
 毎月1回感想文を書く練習をすることによって、夏休みの宿題の感想文も、どのように書くかという書き方が分かるようになってきます。

●中学受験の作文にも幅広く対応、そして大学入試小論文まで続くカリキュラム

 作文の勉強が難しくなるのは、小学生の場合は5年生からです。
 このころになると、作文に「考えて書く」という要素が出てくるので、語彙力や思考力が十分に育っていないと、急に作文を書くことが難しくなります。
 だから、小学5年生の難しい作文課題になる前に、文章を書くことが楽にできるようにしておくことが必要になるのです。

 言葉の森の作文指導は、中学受験の作文についても、20数年前、入試に作文試験が使われるようになった最も初期からの長い指導の蓄積があります。
 ですから、どのような作文課題にも対応でき、作文が苦手な子についても、作文が得意な子についても、その子の実力を十分に生かす指導をすることができます。

 言葉の森の作文指導は、小学生のうちだけで終わるのではなく、中学入試や高校入試、更には大学入試の作文小論文試験にも対応する一貫指導です。
 小中高を通した一貫指導ができるのは、言葉の森には、小学生から高校生までの独自カリキュラムがあるからです。
 そして、その独自カリキュラムには、36年間の作文指導の実績という裏付けがあるのです。



■作文の無料体験学習を受付中

 作文の無料体験学習は、2週続けて受けられます。
 無料体験学習を受けられた方には、3か月分の教材も併せてお送りしています。

お申込みは送信フォームから

 無料体験学習を希望される方は、「送信フォーム」からお申し込みください。

▽無料体験学習送信フォーム
https://www.mori7.com/ftaikenn.php


 お電話によるお申込みも受け付けています。
 電話 0120-22-3987(045-830-1177)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180606  
 作文は、勉強の中でいちばん負担の大きい勉強です。
 これは実際にやってみた人でないと、なかなかわかりません。
 それでも、言葉の森では、毎年、小学生のときから始めて高校生まで続けて卒業したという生徒がいるのです。(うちの子もそうでしたが。)
 それは、やはり先生とのコミュニケーションがあるからだと思います。
 そのコミュニケーションを更に生かすために、寺オン作文コースを始めたのです。


nane 20180606  
 今、言葉の森以外にも、作文を教えると銘打っている教室や講座がいくつかありますが、どれも言葉の森の物真似です。
 それは、言っていることにオリジナリティがなく、すべて言葉の森が言ってきたようなことばかりだからです。
 間違ってそういうところに入って、途中から行き詰まってしまう子がいるのはかわいそうだと思います。
 もちろん、言葉の森でも途中で行き詰まる子はいます。
 しかし、小1から高3までしっかり続ける子もいるのです。
 いずれ、全員がそうなるような指導と運営をしていきたいと思っています。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 言葉の森の特徴(83) 

記事 3333番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
寺子屋オンライン「発表学習コース」の子供たちの作品から as/3333.html
森川林 2018/06/06 08:11 

 寺子屋オンラインの発表学習コースでは、国語、算数、理科、暗唱、作文構想図、読書紹介など、子供たちが自分で選んだテーマで自由に発表をしています。
 面白いもの、おかしいもの、真面目なもの、難しいもの、失敗したもの、成功したものなど、さまざまです。
 大事なことは、受け身で参加している子はひとりもいないことで、全員が毎回自分なりの発表をし、そのあと質問や感想を述べ合います。
 自分のうちの子が小さかったら、ぜひ参加させたかった勉強の機会です。



アゲハチョウの一生の研究

イチゴの観察

イチゴ狩りをしたことの構想図

カーリングの研究

カタツムリのクイズ

カタツムリの観察

カレーライス作り

コゲラの研究

プリンの作り方

ホタルの観察と研究1

ホタルの観察と研究2

メダカの飼育と観察

各地の特産物を歌にした

月のクレーターのできかた

月の満ち欠けの実験

光の研究

国語と算数の問題1

国語と算数の問題2
 

作文楽しい先生の構想図

算数クイズ

算数の比の問題

算数の比の問題2

酸性とアルカリ性の実験

自作プログラミング

折り紙で角度の問題

組み立てパズルに挑戦1

組み立てパズルに挑戦2

ナズナの観察1

ナズナの観察2

読んでいる本の紹介1

読んでいる本の紹介2

読んでいる本の紹介3

読んでいる本の紹介4

読んでいる本の紹介5

読んでいる本の紹介6

読んでいる本の紹介7


▽寺子屋オンライン「発表学習コース」の資料をお送りしています。
https://www.mori7.net/teraon/teraform.php

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180606  
 子供たちの人生の目標は、今を楽しく生きることと、将来自分らしい仕事をして生きていくことです。
 勉強は、そのための準備としてするもので、人に評価されるための勉強ではなく、自分らしく生きるための勉強が本来の勉強です。
 こういうそれぞれの個性ある発表をしている子供たちを見ていると、みんながこの勉強姿勢を続けていけば、未来の世の中はとてもにぎやかで楽しいものになるだろうと思います。


nane 20180606  
 うちの子は、勉強がそれほど好きではなかったので、言葉の森以外はなにもやらせませんでした。
 そのかわり、読書と遊びはたっぷりしました。ただし、お金のかからない遊び(笑)。
 しかし、こういう発表学習コースのような勉強があったら、絶対にやらせたと思います。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
寺子屋オンライン(101) 

記事 3332番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
作文を上手にすることと作文力を上達させることとは違う as/3332.html
森川林 2018/06/05 06:23 

 子供が作文を書いたとき、その作文は大人から見れば、直すところがたくさんあるのが普通です。
 しかし、それを直せば、作文は確かに上手になりますか、子供の作文力はかえって上達しなくなるのです。

 作文は、直されて力がつくのではなく、褒められて力がつくからです。

 作文を直すとき、直す人は無意識のうちに、その作文は下手だから直さなければならないと思っています。
 それを子供はやはり無意識のうちに感じるので、直されれば直されるほど、つまり作文が上手にされればされるほど、自分は作文が苦手で下手なのだと思うようになってしまうのです。

 そのように作文が苦手だと思った子が、作文の勉強を熱心に続けるかというとそういうことはありません。
 誰でも、自分の得意なものや褒められているものを伸ばしたいと思います。
 苦手なものや直されてばかりいるものを熱心にやろうとする子はいません。

 だから、大人の作文に対するアドバイスは、子供が作文を書く前にするのであって、書いたあとについては、その作文のいいところを褒めるだけでいいのです。

 しかし、直すか直さないかというのは、実は本質的なことではありません。
 大事なことは、直さなくても済むような勉強をどうさせるかということです。
 その勉強のひとつが、読書と音読なのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180605  
 作文を直しても、その直したことが本人の身につかなければ何にもなりません。
 玄関の靴をそろえて脱ぐことでさえ、一度や二度の注意でできるようになる子はいません。
 何度も何度も繰り返すことで、だんだんとできるようになります。
 その繰り返しと同じことが、作文の場合は、本を読むことと、音読をすることと、毎週作文を書き続けることです。
 そして、作文を書き続けるためには、直すよりも、まずよいところを褒めてあげることなのです。


nane 20180605  
 作文指導に慣れていない人がついやってしまいがちなことは、作文をどんどん直そうとすることと、ほかの人の書いた上手な作文を見せることです。
 このふたつを続けることで、子供は確実に作文が嫌いになります(笑)。
 大事なことは、事前指導に力を入れて、子供に、「できた」と思わせることなのです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
家庭で教える作文(55) 作文の書き方(108) 
コメント1~10件
国語読解問題の 森川林
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうした 3/28
今日は読書3冊 森川林
苫米地さんの「日本転生」は必読書。 3/25
共感力とは何か 森川林
言葉の森のライバルというのはない。 森林プロジェクトで 3/23
3月保護者懇談 森川林
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中 3/22
中学生、高校生 森川林
 意見文の書き方で、もうひとつあった。  それは、複数の意 3/14
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
【合格速報】東 森川林
 T君、いつも椅子に腹ばいになってずっと本を読んでいたものね 3/11
1月の森リン大 森川林
 小1から高3までの作文が並ぶと、学年に応じて、みんなの考え 3/11
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
日本復活の道筋 森川林
 工業製品を経済発展の原動力をした資本主義は終わりつつある。 4/17
メモ 森川林
https://www.mori7.com/za2024a0 4/16
単なる作業 森川林
勝海舟は、辞書を買うお金がなかったので、ある人から夜中だけ辞 4/8
勉強は、人に教 森川林
勉強は、人に教えてもらうのではなく、 自分で学べばよい。 4/7
タイマー勉強法 森川林
 勉強も、家事も、仕事も、やらなければならない細かいことがた 4/2
人間の役割 森川林
うちの子が1歳か2際のとき、 車で30分ほどの三浦海岸につ 4/2
舞岡のシラサギ 森川林
舞岡八幡宮に行ったら、帰りにシラサギがいた。 3/29
身体や物理的現 森川林
身体や物理的現実は、時間や空間に限定されているが、意識はそれ 3/29
メジロとか、ヒ 森川林
メジロとか、ヒヨドリとか、スズメとか、ヤマバトとかが、毎日わ 3/28
批判と創造 森川林
人を批判することはたやすい。 大事なことは、批判ではなく創 3/27

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習