サマーキャンプ報告会を開催します
サマーキャンプに参加された方を対象に、報告会を開催します。
日時は、8月27日(火)20:15~です。
会場は、Zoom会場の「■中庭」です。
https://zoom.us/j/156334327
当日参加できない方は、動画の記録をごらんください。
ご質問、ご感想などは、オープン教育のサマーキャンプ掲示板にお書きください。
https://www.mori7.net/ope/index.php?k=77
この掲示板は、参加された方だけの限定ページになっています。
記録写真のリンクなども、この掲示板に入れてあります。
言葉の森の生徒の方のサマーキャンプの参加費は、9月の受講料振替の際に引き落としさせていただきます。
金額については、請求書のページでご確認くださるようお願いいたします。
https://www.mori7.net/paypal2/seikyuu.php
今年のサマーキャンプは、読書感想文や勉強にも重点を置いて行いました。
感想文については、小3以上の生徒が対象でしたが、ほとんどの生徒が1200字の内容の充実した文章をかきあげました。
暗唱については、カウンターを使った方法が効果があり、ほとんどの子が朝の15分程度の短い時間で、1日100字、2日で200字、3日で300字、4日で400字と暗唱ができるようになりました。
1日目にはつっかえながらしからできなかった子が、3日目、4日目になると、暗唱の方法に慣れてきたせいかすらすらと暗唱できるようになりました。
勉強については、問題を解くよりも解き方を理解することを中心に取り組みました。
生徒によっては、この方法でほとんど1冊を仕上げた人もいました。
問題を解くよりも解き方を見て理解するという、この能率のよい勉強の仕方を、今後の学習でも続けてほしいと思いますが、習慣にするにはまだ難しいところもあるかもしれません。
勉強に重点を置いたとは言っても、やはり子供たちどうしの合宿ですから、夜は遅くまで遊んでいる子が多かったです。
今後は、早く寝ることを希望するグループは別の部屋で泊まれるようにしたいと思います。
また、低学年の子は、勉強をするというよりも、友達と一緒に寝泊まりをする経験の方が重要だったと思います。
知らない人との生活で緊張するせいか、朝遅くまで寝ている子もいました。
そういう子は、そのまま寝かせておきました。
同じ部屋に寝泊まりするという密度の濃い生活ですから、話がはずむ分、男の子どうしの間では気の強い子どうしが対立することもありました。
そして、その対立をちゃんと仲裁できる子もいました。
みんな、もともと性格のいい子ばかりですから、時間をかければどの子もうまくやれると思います。
これもいろいろな人がいるといういい経験になったと思います。
前半の日程の夕食は、冷凍食品を中心にしました。
栄養のバランスなどがよく考えられたものでしたが、大人向けのメニューだったこともあり、子供たちにはあまり受けませんでした。
後半の日程では、調理したものを提供する予定です。
川遊びは、安全で自然の豊かな環境の場所があったので、その場所を中心に行いました。
屋外での遊びも、室内での遊びも、特に何かを企画するということはしませんでした。
友達どうしで遊びを工夫する方が面白いものができると思ったからです。
子供たち全員が使えるようにパソコンを用意していましたが、今回は特にオンライン学習までは行いませんでした。
しかし、パソコンがあるので、子供たちはみんなyoutubeなどを見たがりました。
そこで、朝食前30分、夕食後30分だけは、パソコンを自由に使っていいとしました。
思い思いに「ドラえもん」を見ている子が多かったようです。
9月のオンライン公中検模試を実施します。
対象は、言葉の森の小4~小6の生徒です。
公立中高一貫校の適性検査問題ですから、公立中高一貫校を受検しない人でも、自分の全国レベルでの学力を知るために受検できます。
科目は、国語、作文、社会、理科、算数の全分野です。
●試験会場(Zoom)
試験会場は下記のZoom会場です。
■会場中庭
https://zoom.us/j/156334327
●試験日
試験実施日:
9月8日(日)9:00~12:00
8:30 Zoom会場受付開始
9:00 Zoom会場集合
9:15~10:00 適性検査1(小4・5・6)
10:15~11:00 適性検査2(小4・5・6)
11:15~12:00 適性検査3(小6の一部のみ)
●お申し込み方法
受検を希望される方は、ウェブフォームからお申し込みください。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=mos201909
※参加される方は、ひとこと欄に第一志望の学校名をご記入ください(学校によって問題が異なります)。
★締切は、8月27日(火)です。
●公中検模試のページ
参加費、出題範囲、今後の予定などは、言葉の森の公中検模試のページをごらんください。
https://www.mori7.net/gakute/ktk.php
今月の「致知」9月号は、子育て中のお母さんに必読の記事を含んでいます。
その一つは、「読書習慣が学力を決める」(土屋秀宇、川島隆太)で、もう一つは「ゼロ歳からの『論語』」(こども論語塾安岡定子)です。
読書については、本を読まない子が何時間も勉強してやっと一定の成績をおさめることができるのに対し、読書をしている子はそれをもっと短時間でやり遂げると言う調査結果が出ていました。
これは私の経験とも一致します。
読書とは一見関係のないような学力や生活態度も、本を読むことによってきちんとしてくるのです。
よく小学生のうちは本を読んでいれば勉強しなくてもよいと言われていますが、これは自分の体験からも自分の子供たちの体験からも身近な人たちの話からも大きくいって当てはまることだと思います。
今の世の中は今すぐの成績を上げることに追われて、「本を読んでいる暇があったら漢字の一つでも覚えたり計算問題の一つでもやったりした方がよい」と考える傾向があります。
しかし、そういう勉強のさせ方をしていると、その時は成績が上がるように見えても、長い目で見ると考える力が低下してかえって成績が伸び悩むのです。
それが調査の結果として出ていたというのが説得力のある話でした。
もうひとつの「こども論語塾」の話は、言葉の森の暗唱検定などでも感じることで、暗唱することによって学力や学力以外の生き方の骨格のようなものができてくるという話です。
これらの記事を読むと、よいことはすでに世の中にいくつも生まれているのに、それが広がらないところに問題があると思いました。
よい教育を広げる場として考えているのが、言葉の森の寺子屋オンライン教育と、それを支える森林プロジェクトの企画です。
読書習慣をつけるために、グラフをつけたり、感想文を書かせたり、あるいは最近では、読書スクールのような企画があったり、いろいろな工夫がされていますが、いちばん手軽で、それぞれの子の読書力に応じた方法で、しかも楽しくできるのは、子供自身による読書紹介です。
毎週、読んでいる本を互いに紹介し合うだけで、読書の習慣がつき、読書の幅も広がっていくのです。