●動画:
https://youtu.be/cI2aPnTKSTs
作文というものは、上手になっているのかどうかわかりにくい面があります。第三者が見てもわかりにくいのですから、書いている本人ももちろんわかりません。だから、ほとんどの生徒は自分の作文の実力を知りません。
そこで、言葉の森では、作文の実力が客観的にわかる方法として、項目評価と森リン評価を作りました。
項目評価というのは、作文に書く項目をあらかじめ指示して書かせる方法です。
小学生のころは、「たとえ」や「似た話」という表現項目、実例項目が中心ですが、中学生や高校生になると「複数の方法」や「総合化の主題」という後世項目、主題項目が中心になります。
この項目指導で、なぜ作文の実力がわかるかというと、例えば、小学校低中学年では、「たとえ」がなかなか書けない子がいます。中学生の初期には、「複数の理由」が書けない子がいます。「理由」という抽象的なことを書けずに、直接実例を書いてしまう人が多いのです。
森リン点というのは、茶筅(ちゃせん)という奈良先端科学技術大学院大学が開発した形態素解析を利用して作文の中の語彙を評価するオリジナルソフトです。森リン点の評価の分野は、字数、表現語彙、思考語彙、知識語彙の4つですが、作文全体の評価と特に相関が高いのが、字数と表現語彙なのです。
表現語彙というのは、語彙の多様性のことで、多様な語彙を使うほど点数が高くなります。例えば、意見文を書くと、普通は書き出しに書いた主題と、結びに書いた主題は同じないようのものになります。しかし、その同じ内容を同じ言葉で書くのではなく、違う言葉で書くことができるのは語彙力のある生徒です。
これは、実感としてもわかると思いますが、文章力のある人は、文章を書いていて同じ言葉が続くことに抵抗を感じます。できるだけ多様な表現で書こうとします。しかし、語彙力のないうちは、多様な語彙が出てきません。それで、表現語彙の多様性が、作文力の大きな指標になるのです。
意外なのは、文章力と字数の相関が高いことです。長ければいいということは言えないと思う人は多いと思いますが、これまでの生徒の作文を見ていると、よく書ける子は、書こうと思えば長く書ける子なのです。反対に、作文が苦手な生徒は、いくらがんばっても字数を伸ばせないところがあります。
そこで、わかりやすく作文の進歩の状態がわかるように、字数の推移を表示する仕組みを作ることにしました。この字数の伸びを基準にして、これからも毎週の作文をがんばっていってください。
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作文力がどのくらいついたかということは、本人にはわかりません。他人にもよくわからないのが普通です。
しかし、わかりやすいひとつの指標があります。それは、どのくらいの字数を書けるかということです。
一般に、小学6年生以上の生徒は、1時間で600字から1200字の文章が書けます。毎回コンスタントに1200字の作文が書ける子は実力があります。
しかし、本当はそれにも例外があります。それは、詩を書くような感性で文章を書く子は、上手ではあっても長くは書かないからです。
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保護者の方は、お子様の毎日の問題集読書の音読を習慣にするようにして、
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褒め言葉は、こんな感じです。
「難しいのを、よく読んでいるね」
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子供は、身近な人の励ましの中で成長していきます。
問題集読書に限らず、どの勉強も、子供をたくさん励まして勉強を
進めていってください。
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