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作文検定を普及させ、日本の教育を知識偏重から思考力重視の教育へと切り替える as/5500.html
森川林 2026/04/29 08:42 


●知識中心教育と一夜漬けの問題
 
 現在の子供たちの教育は知識中心の教育です。
 だから、勉強の方法として一夜漬けが使われています。
 
 本来は、一夜漬けなどは必要なく、普段の実力を発揮すればいいだけです。
 試験制度が一夜漬けを必要としているのは、普段の実力を測る方法がないからです。

●文章による思考力の可視化
 
 普段の実力は、その子と話してみれば大体のことがわかります。
 その話してみることの代わりになるのが、文章を書いてもらうことです。
 様々なテーマで文章を書いてもらえば、その人の考える力はわかります。
 
 だから、知識の詰め込み教育から思考力重視の教育に切り替えるには、書くことを評価の中心にすることが必要なのです。
 ところが、文章を評価する方法は十分に確立されていません。

●現行の作文評価と採点負担の限界
 
 公立中高一貫校の入試や大学入試の小論文試験なども、適正に評価されているとは言えません。
 多くは、指定の字数が埋められているかどうか、誤字がないか、誤表記がないかといった点を基準に評価されています。
 
 さらに問題なのは、その評価を採点者が一つずつ読んで行う点にあります。
 100字の作文を読むのに3分かかるとすれば、30人分で1時間半かかります。
 しかも、短い文章を何編も読むことは非常に負担が大きいのです。
 これが、作文指導が必要とされながらも公教育で広がりにくい一因です。

●客観評価としての作文検定の意義
 
 この問題を打開するには、客観的な基準で文章を評価し、生徒本人にも納得できるオープンな仕組みが必要です。
 それが作文検定です。

 作文検定が学校教育の中で広がれば、子供たちが文章を書く時間は大幅に増えます。
 良い文章を書くためには、多くの本を読む必要も生まれます。

●作文検定の評価の仕組み

 作文検定が作文を評価する仕組みは、大きく分けて三つあります。

 第一は、作文の内容に個性、挑戦、感動、共感などがあるかどうかを、AIによって評価することです。
 ただし、この評価には点数はつけず、その作文に対するAIの感想として表示します。

 第二は、作文の構成、題材、表現、主題について、生徒向けにあらかじめ指導を行った上で、その指示に沿って作文が書かれているかどうかをAIが評価する方法です。
 しかし、AIの評価には揺れがあるため、この評価にも点数はつけず、作文を書いた生徒へのAIの感想として表示します。

 第三は、作文の中に盛り込まれている語彙を、思考を表す語彙、知識を表す語彙、多様な表現を表す語彙、自分自身の経験をもとにした語彙の四類型に分け、それぞれの語彙の種類とバランスを評価する方法です。

●語彙の種類の具体例とオープンな評価法

 例えば、思考語彙は「なぜなら」「つまり」「したがって」などの論理的な思考を表す語彙、知識語彙は「人間性」「認識」「把握」などの抽象的な語彙、表現語彙は「使われている語彙全体の多様性」、経験語彙は「歩いた」「進んだ」「振り返った」などの自分の経験を表す語彙です。

 この語彙力による評価は、人間が作文に対して感じる評価と相関が高いため、これを採点の基準とします。

 以上の三つの分野で作文を総合的に評価します。
 しかも、その評価の背景はブラックボックスではなく、すべてオープンに公開されています。
 そのため、作文を書いた生徒も納得して評価を受け入れ、次回の作文の学習に生かすことができるようになります。

●読書・思考・表現が教育を変える
 
 作文力は一夜漬けでは身につきません。
 本を読み、考え、自分の考えを書いていくという三つの要素が教育を変えます。
 
 学校のテストのために覚えた知識は、社会に出てから使われることは多くありません。
 必要な知識は、AIなどを使えばすぐに調べられるからです。
 
 しかし、多くの読書と熟考、そして文章を書く経験は、確かな力として蓄積されます。

●作文検定と図書検定の今後の展望
 
 子供たちの教育が本人の成長につながり、社会をより良くするためには、読書教育と作文教育を中心に据える必要があります。
 
 その有効な手段が、言葉の森が実施している作文検定であり、さらに現在開発中で特許出願も行っている図書検定なのです。

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日本の教育改革は、作文と読書の教育から as/5499.html
森川林 2026/04/28 14:26 


●教育の多様な課題と解決策の不在

 日本の教育の問題は、多方面にわたっています。
 例えば、増加する不登校生徒、
 知識の詰め込み教育、
 受験に翻弄される小学生の子供たち。
 しかし、高度な受験勉強にもかかわらず、考える力が育っていない現状、
 低下する中学生・高校生の読書量、
 多忙でゆとりのない教師の仕事、
 多様な生徒がいる中で成立させることの難しい集団一斉授業。

 これらのさまざまな問題を解決する方法は見当たりません。
 教育を論ずる識者たちは、読書教育、道徳教育や自由な教育など、さまざまに提案しています。
 しかし、多くは観念的な提案の域を出ておらず、現場に定着する仕組みになっていません。

●制度改革の限界と形骸化する学び

 大学の側は、学生を受け入れる必要性から、総合型選抜、推薦入試、特色入試などを拡大していますが、それが中学・高校までの教育に大きく影響するところまでは至っていません。

 高校で導入された探究学習も、多くは調べたことをまとめるだけの発表学習になっています。

 では、この教育の現状を変える方法はあるのでしょうか。
 それはあります。

●評価中心の教育構造とその問題点

 現在の学校教育は、先生が評価しやすいことを基準に行われているので、答えのある知識の記憶力を試すようなやり方が中心です。
 考える勉強と思われている算数・数学に関しても、解法を理解するための記憶力の試験となっています。

 このような現在の教育の問題を解決する方法は、読書、作文という答えがない考える勉強を教育の中心に位置づけることです。

●読書と作文を軸とした教育改革の提案

 そのためには、読書力や作文力を客観的に評価できる仕組みが必要です。
 それを提供できるのが、言葉の森の図書検定および作文検定です。

 図書検定は、指定図書のリストをもとに、選択試験や記述試験で指定した図書の読み取りを評価する仕組みです。
 指定図書のリストは、オープンに論議するかたちで決めていきます。

 作文検定は、作文の語彙力をもとに作文力を評価するとともに、AIによる講評を組み合わせた評価の仕組みです。
 いずれも、客観的な基準で評価することを基本としています。

 ただし、これらの図書や作文の教育が教師の負担を増やすようでは、教育現場に定着させることはできません。
 図書検定も作文検定も、客観的な評価を伴いながら、教える教師の新たな負担は何もないようにしています。

●教育の根本的転換と将来への展望

 これからの教育改革の基本は、図書検定と作文検定を学校教育の中に位置づけ、子供たちが毎日本を読み、毎日文章を書く教育を作ることです。

 日本を発展させるための根本は、まず日本の教育から立て直すことです。
 そのためには、小学生から中学生までの義務教育を、読む教育、書く教育、考える教育中心に切り替えることです。

 言葉の森の作文検定と図書検定は、日本の教育を立て直すことを目指しているのです。


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■小1から高3まで、年間の作文指導と結びついた作文検定
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●知識偏重の教育から思考力重視の教育へ
AIと独自アルゴリズムを組み合わせた「日本語作文検定」がリニューアル


●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
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●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

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