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低学年の勉強は国語力と作文力が最重点 as/2132.html
森川林 2014/05/03 05:05 



 低学年の勉強は、国語力をつけることが最重点です。また、現代では、入試に記述式の問題や作文小論文の問題が出ることが多いので、作文力をつけることも重要になってきます。


 低学年のときの勉強は、勉強の仕方に慣れることを目標にしていきます。成績を上げるところまで考える必要はありません。

 低学年の時期に成績を上げようとすると、必要以上に無理をすることがあり、勉強に飽きるようになります。

 また、低学年の頃の成績は、どんなによくても、それがあとまで続く保証はありません。高学年での成績は、高学年での勉強によるものであり、中高生での成績は、中高生になってからの勉強によるものです。

 学年が上がれば誰でもできるようになることを、低学年のうちに先取りをしたり、必要以上に難しいことをやらせたりする必要はないのです。


 小学校低学年の時期は、勉強よりも読書と対話が学力の中心になります。その読書と対話のきっかけになるものが言葉の森の作文です。

 作文の勉強は、作文そのものを目的にするのではなく、作文を上手に書くために、読書と音読と対話に力を入れることを目標にしていくものです。


 低学年の時期は、つい目につきやすい漢字の先取りや、算数の先取りや、英語の先取りなど勉強をしがちですが、いちばん大事なのは日本語を読む力をつけることです。


 近年、幼児期からの英語の学習に力を入れすぎ、国語が苦手になるという子が増えています。英語ができても、国語力がなければ、学年が上がるにつれて英語力も伸びなくなります。

 算数は、低学年の時期に計算練習に慣れることは大切ですが、計算だけが速くなっても、文章を読み取る力がなければ文章題は解けません。

 国語力は、漢字の書き取りをする力ではなく、文章を読み取りそれを考える力です。だから、漢字ドリルや国語の問題集をやるよりも、作文を中心にして読書と音読と対話の力をつけていく必要があります。


 言葉の森では、この春から、三歳児からの幼児作文コースを始めました。まだ字が書けない子でも、お母さんと楽しく交流しながら、自然に作文の書き方を身につけていきます。

 この幼児期からの楽しい対話が、子供が高学年になったときの親子の知的な対話につながっていくのです。

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言葉の森の受験作文小論文で書きやすい構成の仕方を身につける as/2131.html
森川林 2014/05/02 07:15 


 言葉の森の作文指導は、身近な生活作文から始まりますが、小学校高学年になると受験作文にも対応するようになります。

 また、中学生の作文(意見文)は、そのまま高校入試、更には大学入試に使えるレベルになります。

 高校生の場合は、更に構成の仕方を発展させ、読み取りにくい課題文を読み取る力とつけていきます。

 塾や予備校で行われている作文小論文指導は、抽象的なアドバイスが多く、書けないときはどう書いていいかわからないということがよくあるようです。

 言葉の森の作文小論文指導は、具体的な構成をわかりやすく説明するので、苦手な子でも楽に書き出せ、得意な子は更に高いレベルの文章を書くことができるようになります。


 以前、桜修館中の受験作文指導を受けている生徒から、「学校説明会で、『パターン化した作文を書かないように』と言われた」と相談がありました。

 ここで大事なのは、その文章がパターン化しているかどうかではありません。上手か上手でないかという中身がすべてで、パターン化していようがいまいが、上手な作文は上手であり、下手な作文は下手なのです。

 そして、上手に書くためのいちばんの近道が、いくつかのパターンを使えるようになっているということです。「パターン化がだめ」というのは、文章を書く力のない人が言うことです。

 その相談のときに、ある学習塾関係の有名な先生が、パターン化しない書き方というものを、抽象的に詳しく説明していました。その説明をもとに、子供が実際に作文を書こうとしたら、まず全く書けません。上手下手以前に、どう書いていいかわからないという指導なのです。

 平成27年度から、東京都は学校ごとの問題作成ではなく、共通の問題になるようですので、もう特殊な作文のテーマは少なくなると思います。

 むしろ、いちばんの問題は、子供がどう書いていいかわからないという発想の時点でつまずくような作文試験の問題を出していた学校の方だったのです。

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国語力をどのようにしてつけるか as/2130.html
森川林 2014/05/01 15:10 



 国語の勉強というと、漢字の書き取りをしたり、国語の問題集を解いたりするというやり方が一般的です。しかし、それでは本当の国語力はつきません。問題を解いて、その解説を聞いても、それで問題が解けるようにはならないのです。これが、国語の勉強が、算数、英語、理科、社会などほかの勉強と違うところです。

 では、どうしたら国語力はつくのでしょうか。それは第一に読む力をつけることです。第二には、書く力をつけることです。そして、第三には選択問題を選ぶコツを身につけることです。

 言葉の森の勉強では、読む力をつける練習として、難しい長文を読み取る練習をしています。また、書く力をつける練習として、一定の構成をもとに文章を書く練習をしています。また、読解問題の解き方のコツを身につけるために、読解問題集を用意しています。

 算数も、英語も、もとになるのは国語力です。小学校低中学年のときは、算数の計算力が大事ですが、学年が上がると、計算力よりも文章題を論理的に考える力が要求されるようになります。

 また、英語も、中学生の間は英語の勉強だけで何とかなりますが、大学入試レベルになると、英語力そのものよりも、英語の文章の中身を読み取る力、つまり国語力が重要になってきます。

 国語力がないと、算数・数学、英語も、途中から伸び悩むようになります。逆に、国語力があれば、算数・数学、英語の勉強で力をつけるのは、比較的短期間にできるのです。

 読む力、書く力、問題を解くコツのうち、最も誤解の多いのが、読む力をつけることです。読む力をつけるためには、多読と精読の両方が必要です。

 多読をするためには、まず毎日本を読む生活をしていなければなりません。小学生の1週間の平均的な読書冊数は2~3冊と言われています。国語力のない生徒は、この読書量がまず不足しています。なぜ読書量が不足するかというと、問題を解くような能率の悪い勉強に時間をかけているからです。

 読書はしているが、難しい文章を読んでいないという生徒も、国語力が伸びません。難しい文章は精読する必要があります。しかし、多くの人が、精読とは、知らない単語を辞書で調べるなどしてじっくり読むことだと考えています。そうではありません。精読とは、じっくり読むことではなく、繰り返し読むことです。繰り返し読むためには、音読をする必要があります。

 言葉の森の音読は、精読のための音読です。音読を繰り返しするから、難しい長文が頭に入り、それをもとに家族とその長文に関する対話ができるようになるのです。


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公立中高一貫校講座オンエア(1~4) as/2129.html
森川林 2014/04/27 11:23 



第1回「公立中高一貫校の受験勉強の仕方」

 4月5日から毎週土曜10:30より公立中高一貫校講座オンエア(公中オンエア)を開始しました。
https://www.youtube.com/watch?v=Xe3WNgLKlv4

第2回「横浜市立南高附属中2014年の問題と解説」

 2014年の南高附属中の問題の解き方の解説です。
https://www.youtube.com/watch?v=dxdbaxqH5yI
▽問題と解答のPDFはこちらから。
http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/hs/minami/jhs/boshuuyoukou.html

第3回「都立桜修館中2014年の問題と解説」

 桜修館の問題の解き方の解説です。
https://www.youtube.com/watch?v=DxKYVcXOF20
 2014年度の過去問は、今年の7月ごろに発売される「2015年度受験用公立中高一貫校適性検査問題集」をごらんください。
▽これは2014年度受験用
http://www.amazon.co.jp/dp/484030520X

第4回「川崎市立川崎高附属中2014年の問題と解説」

 川崎高附属中の2014年の問題の解説です。
https://www.youtube.com/watch?v=HA0gqL9VYmM
▽2014年の問題
適性検査Ⅰ問題
http://www.city.kawasaki.jp/880/cmsfiles/contents/0000022/22178/2014monndai1.pdf
適性検査Ⅰ解答用紙
http://www.city.kawasaki.jp/880/cmsfiles/contents/0000022/22178/2014kaitou1.pdf
適性検査Ⅱ問題
http://www.city.kawasaki.jp/880/cmsfiles/contents/0000022/22178/2014monndai2.pdf
適性検査Ⅱ解答用紙
http://www.city.kawasaki.jp/880/cmsfiles/contents/0000022/22178/2014kaitou2.pdf
適性検査Ⅰ・Ⅱ解答例
http://www.city.kawasaki.jp/880/cmsfiles/contents/0000022/22178/2014seitourei.pdf


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作文の実力をつけるには as/2128.html
森川林 2014/04/25 19:55 



 作文力をつけるために大事なことは、二つあります。
 第一は、まず書き慣れることです。
 第二は、作文の中身となる実例や表現を充実させていくことです。

 言葉の森は、週1回のペースで作文を書く練習をしています。それは、隔週や月1回の練習では、なかなか書き慣れるところまで行かないからです。
 作文は、実際に長いひとまとまりの文章を書くことによって力がつきます。スモールステップのドリル形式の学習をいくらしても、作文力はつきません。

 作文の中身である実例や表現を充実させるために大事な勉強は、読書と音読と対話です。書くことに慣れているというだけでは、上手な作文は書けないからです。
 言葉の森では、作文に盛り込む内容や表現を充実させるために、音読や対話の家庭学習をすることをすすめています。音読は、毎日わずか5分もかからない程度の学習です。

 言葉の森の音読が、学校や塾の宿題の音読と違うところは、その音読をもとに家族の対話を行い、その音読した文章をもとにした感想文を書く課題に結びつけていることです。
 音読そのものを目的にするのではなく、音読の内容を家族に説明し、その説明をもとに親子で対話をすることで、読む力書く力をつけることを目的にしているのです。

 言葉の森の生徒の作文提出率は、約95パーセントです。毎週1回の提出で、ほとんどの生徒が毎週休まずに作文を提出しているのは、担当の先生からの毎週の電話指導があるからです。

 作文の実力がつくのは、事後的な添削によってではありません。
 書く前の事前指導によって、本当の書く力がついてきます。電話による事前の個別指導があるから、誰でも楽に書き出すことができ、難しい感想文課題にも取り組めるのです。

※作文や感想文の課題に関する親子の対話のヒントは、森の予習室(学年別)を参考にしてください。

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もち 20140531  
いいな自分もパソコンで作文書きたい
       

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