ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3043番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/24
読む力書く力をつける言葉の森の読書作文教育 as/3043.html
森川林 2017/09/18 06:33 


 作文力のいちばんの基礎になるものは読書力です。
 その読書力をどのように発展させるかについて述べていきます。

 まず第一は、幼児期からの読み聞かせです。読み聞かせは、耳から入る読書です。

 本は目で読むだけではなく、耳で聞くことによって、その文章を理解し考える力が育ちます。
 聞くことで読む力を育て、それがその後の自分で読む力のもとになっていくのです。

 この読み聞かせを、親がするだけでなくオンラインの読み聞かせサークルのようなものを作って進めていくこともできます。
 以前、読書実験クラブという企画で、科学の本の読み聞かせをしていましたが、子供たちは皆熱心に聞いていました。
 これを今後、森林プロジェクトの企画などで広げていきたいと思っています。
 第二は、自分で本を読めるようになった時期の子供の読書の習慣作りです。

 子供たちの中には、家庭で読書をする習慣のあまりない子もいます。
 読書は学校でするものではなく、家庭で本を読む時間を確保しなければ、読書力は育ちません。
 ところが、自分で読むことにまだ慣れていない時期の最初の習慣作りがなかなかできない子もいるのです。

 以前、やはり本をほとんど読まない小学2年生の子がいました。家庭の中に、本自体がないのです。
 その子に、自主学習クラスで、勉強のあとに読書というやり方をしたところ、それまで全く本を読む習慣のなかった子が、少しずつ本を読むようになり、やがて何も言わなくても勉強のあとに本を読むという習慣ができていったことがあります。

 親でなくても、誰かが見ていてくれれば、本を読むようになり、それが毎日続けば習慣ができるのです。
 この自主学習クラスによる読書も習慣作りも、今後、森林プロジェクトの企画として取り組んでいきたいと思っています。

 第三は、読書の内容やジャンルを発展させる方法で、これは現在思考発表クラブでやっているような子供たちによる読書の紹介が役に立ちます。

 小学校中学年以上の子供たちは、同じ学年のほかの子がどんな本を読んでいるかということに関心を持ちます。
 この子供どうしの関心を利用して、読者のジャンルを広げていくのです。
 これも、今後広げていきたいと思っている企画です。

 第四は、難しい文章を読む力をつける読書で、具体的には入試問題レベルの本も楽しく読めるようになることです。

 これは、小学校高学年以上の感想文課題の長文の音頭や、問題集読書の音読を続けることで基本的な力をつけていくことができます。

 子供たちがなぜ難しい本をなかなか読まないかというと、意味のわからない初めて見る言葉が次々と出てくるからです。
 こういう言葉に慣れることが、難しい文章を読む力をつけます。
 この難しい文章を読む力は、小学校高学年から、中学生、高校生へと段階的に発展させていく必要があります。

 第五は、実際に難しい本を読む機会を作ることで、これは主に高校生大学生の読書教育になります。

 具体的な例で言うと、中公新書や岩波新書のような本で、自分の関心のあるテーマについての理解を深めることと、岩波文庫の青帯や白帯のような古典と言われる本を読む力をつけていくことです。

 特に、古典を読む力は、学生時代につけなければ、その後読む機会はまずありません。
 学生時代は、易しい本を10冊読むよりも難しい本を1冊読むという時期で、これがその後の教養の土台になっていきます。

 このように、幼児期の読み聞かせから高校生大学生の古典読書まで、長期間の読書と作文の教育によって読む力と書く力をつけていく展望でこれからの教室運営していきたいと思っています。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20170918 1 
 幼児期によく読み聞かせをしていたのに、小学生になったら本を読まなくなったり、小学生のころはよく読んでいたのに中学生になったら読まなくなったり、中学生のころはよく読んでいたのに……という例は、よくあります。
 読書力は、その年齢に応じて発展していくものだからです。
 それは作文力も同じです。


nane 20170918 1 
 小学生の読書率は上がっているのに、高校生の読書率が低下しているのは、小中学生のころに読む本が発展していないからです。
 だから、高校生になって勉強が忙しくなると、本など読んでいられないとなるのです。
 つまり、読んでいられないと思うような本しか読んでいなかったということなのです。
 もちろん、娯楽の読書はそれはそれでいいのです。
 大事なことは、娯楽以外の知的な本を読む楽しさも身につけておくことです

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森のビジョン(51) 森林プロジェクト(50) 読書(95) 

記事 3042番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/24
書を持って街に出よう as/3042.html
森川林 2017/09/17 04:47 


 本を読むということは、物静かな行為のように思われています。
 しかし、行動する本の読み方というものもあります。

 それは、主に自然科学・社会科学系の本で、本に書かれていることをもとに戸外に出て本の中身を確かめたり実験したりするような読み方です。

 男の子の場合は特に、こういう行動する読書に魅力を感じるようです。

 虫の好きな子が、虫の取り方や飼い方の本を読むというようなものが行動する読書です。

 行動する読書という本の読み方のよいところは、実際の行動に引っ張られて難しい文章も自然に読みこなす力がつくことです。

 その代わり、読む本はその子の関心に基づいたものである必要があります。

 ゲームの攻略本のようなものも、行動する読書に当てはまります。

 ただし、攻略本は室内でやることが多いので、できれば自然の中でいろいろなもの作ったり、捕まえたり、調べたり、育てたりするようなことを、読書と結びつけていけるとよいと思います。

 そのためには、子供の関心をよく知っている親が、その子の興味や関心に応じて行動に結びつくような本を進めていくことです。

 しかし、一般に母親は、男の子の関心というものがよくわかりません。

 ときどき、「うちの子(男子)は、物語の本を全然読まないんです」という相談をお母さんから受けることがあります。

 そのときに、無理に物語の本を読ませようとするよりも、その子の関心に応じた説明文の本を探してあげるといいのです。

 そういう読書のジャンルを広げるのに役立つのが、思考発表クラブなどの子供たちどうしの読書交流の場です。

 言葉の森が、子供たちの読書に力を入れているのは、作文力の基盤が読書力だからです。

 読書力は、また子供たちの感受性や思考力の土台にもなっています。

 読書の好みは、人によってさまざまです。

 屈折した心情描写の文学書が好きな子もいれば、ドタバタ喜劇のような物語が好きな子もいます。

 空想をふくらませるファンタジーが好きな子もいれば、事実に基づいた知識を増やすデータの本が好きな子もいます。

 そういういろいろな読書のひとつとして、行動する読書というものもあります。

 子供の関心を生かした読書というものを考えると、その子にいちばん身近なお父さんやお母さんの役割は重要だと思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20170917 1 
 ひとくちに読書といっても、いろいろなジャンルがあります。
 文学好きの先生がすすめる本が、理科好きの子に合うかというと、そういうことはあまりありません。
 子供の関心を知っている親が、その関心の方向で読書の幅を広げていくといいのです。

nane 20170917 1 
 幼児期や小学校低学年のころは、多くの子が共通して楽しめる絵本があります。
 だから、多くの子は読書好きです。
 難しいのは、子供が小学校中高学年になったころです。
 この時期に、子供の関心に応じた多様なジャンルの本を読む機会を作っておくと、その読書は中高生になっても続きます。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
読書(95) 
コメント331~340件
……前のコメント
基礎学力コース 森川林
幼長、小1、小2対象の基礎学力コースの無料体験学習は、1月1 12/19
記事 4383番
作文の上達度は 森川林
 作文力がどのくらいついたかということは、本人にはわかりませ 12/17
記事 4382番
幼長、小1、小 森川林
 基礎学力コースは、小1の子にはおすすめです。  国語と算 12/5
記事 4377番
即自存在、対自 森川林
 中学生のころは、たぶん子供が人生で最も打算的に生きる時期で 12/3
記事 4374番
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習