ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4246番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/16
オンライン教育の二つの形態と、それを超える新しいオンライン5人クラスの教育(4) as/4246.html
森川林 2021/04/22 21:13 

 第四に、オンライン5人クラスでは、参加する生徒どうしの対話が可能であることです。
 これは、読書紹介のあとの感想のやり取りなどが多いのですが、参加者がいつでも相手の発言に反応できる機会があるということが大事です。

 あるひとつのクラスで親しくなった友達どうしが、ブレイクアウトルームに移動して授業後の交流を図ることもできます。

 自習室というのは、授業とは関係なく自分で自由に勉強できる場所です。
 この自習室に、あらかじめブレイクアウトルームをいくつも作っておけば、自習している生徒が他の生徒と打ち合わせをしてブレイクアウトルームで話をするというようなやり方もできるようになります。
 勉強する人はメインルームで、話をする人はそれぞれのブレイクアウトルームで、というようなルールを決めれば、生徒どうしの交流は勉強と両立したものになるでしょう。

 子供たちは、先生の評価よりも友達どうしの評価の方に敏感です。
 生徒どうしの対話によって、相手のよいところを見つけようとすると、相手に共感する力が育ちます。
 授業の中のさまざまな発表のあとの質問や感想の時間に、自分の発表が他の人に褒められるとすごく嬉しいので、それと同じようなことを他の人の発表に対してもするという感覚が自然に育ってきます。
 これが子供たちの共感力を育てる機会につながっています。

 授業の中で、生徒どうしが対話する機会というものは、多人数の双方向オンラインやリアルの教室ではまずできません。
 双方向とは、先生と生徒集団の間の双方向ですから、生徒どうしの多方向のコミュニケーションはもともと想定されていません。
 オンライン5人クラスの教育では、生徒どうしが対話をすることが授業の中にあらかじめ組み込まれているのです。
(つづく)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20210422  
 子供たちが塾に行くときの楽しみは、帰りに友達とお喋りできることだと聞いたことがあります。
 確かに、私も、小学校時代の楽しい思い出は、学校の帰り道にあちこち寄り道をして遊んだことです(笑)。
 だから、本当は授業の中でも、子供どうしが対話できる機会があるといいのです。
 ただ、それが単なるお喋りにならないように、読書紹介などで対話ができればなおいいと思うのです。


nane 20210422  
 読書紹介や何かの発表会のあと、質問と感想の時間をとると、どの子も不思議と相手のいいところを見つけて感想を言います。
 昔、ある有名な人が、人間は相互の批判の中で成長するというようなことを書いていましたが、そんなことはありません。
 特に作文では、相手の欠点を見つけるようなことをしていると、だんだん言っている本人が作文を書けなくなるのです。
 だから、相手のいいところを見つけて話をするというのは、自然にしていることであっても、本当はとてもいいことなのです。
 最近の子供たちは、私たちが子供だったときよりも、明るいものの見方をする子が多いように思います。
 「私たち」というのは、団塊の世代のちょっとあとぐらいの世代ですが。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
オンライン教育(0) 対話(45) 

記事 4245番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/16
4月4週オンラインクラス保護者懇談会資料 as/4245.html
森川林 2021/04/22 18:26 

1.受験生(小6・中3・高3)は、少なくとも連休中に、志望校の過去問を答えを見ながらでいいからやっておく。
 そうすると、今後の勉強の方向がつかめる。
 平均点で70点を取るためには何が必要かを考え、親子で勉強計画を立てる。
 算数数学は1冊の問題集を1問も出来ない問題がなくなるまでやる。
 英語・理科・社会は、1冊の参考書又は問題集を5回読む(問題を解くのではなく問題の答えを一緒に読む)
 国語は、問題集読書。志望校の国語の問題を見て難易度の傾向をつかんでおく。
 秋になったら、定期的に模試を受ける。(夏までの模試はまだ本当の実力ではないので)
 公中検は小5・6対象5/1~募集6/10ごろ模試、学テは小1~中3対象6/1~募集7/10ごろ模試。
https://www.mori7.com/gakute/
 ただし、小5・6は本当の意味で勉強の自覚があるわけではないから無理をしないこと。
 勉強の自覚ができる中3からはどんなに無理をしても大丈夫。またその無理が失敗に終わってもすべて自分のプラスになる。だから、志望校は挑戦すること。

2.夏休みの取り組み
 受験生は、自学自習で1日5~6時間勉強する。(朝2時間、午後2時間、夕方2時間など)
 塾や予備校に通うのは実は無駄が多い。その理由は、授業を聞く時間が長い。わかっているところをやる時間がある。わからないところも1回しかやらない。
 真に能率のよい勉強は、自宅で自分の計画で勉強すること。こういうときのひとりでやる不安に勝てる人が社会に出てからも成功する。

3.中1・2は、定期テスト対策を1週間前から。
 下記の本の勉強法を参考に。
 「中学生の自宅学習法」(内藤勝之)
 「中間・期末テストに強くなる勉強法」(坂本七郎)
 テスト前の自主学習では、授業終了後もブレークアウトルームに残り、自分の計画を元にした勉強をする。
 特に数学は90点以上取ることを目標に、出題範囲の問題集を繰り返す(学校の問題集はやさしすぎるので自分で用意)
 国語は少なくとも漢字は満点を。文法の問題は問題集で必ず解いておくこと。国語は文法で差がつく。
 英語・理科・社会は、出題範囲の教科書を5回読む。特に社会は教科書を読むだけで高得点を取れるはず。
 塾で教えてくれる過去問などをあてにしないこと(笑)。かえって実力が育たない。
 過去問対策は、受験の問題で十分。

4.小1・2・3・4・5は、勉強よりも読書に力を入れる。
 1週間に2冊が平均。
 自分の好きな本が基本。
 しかし、小5からは、算数が難しくなるので、算数の勉強も独自に取り組む。
 小1・2は読み聞かせも含む。
 小1・2・3・4の学校の成績はあとに残らない。残るのは読書を通して身につけた日本語思考力だけ。
 「読書習慣が学力を決める」(川島隆太)
 また、小学生のころは幸福な人生を送ることが真の目的。その視点を親が常に持っていること。

5.作文検定を企画中。
 読解検定と同じようにオンラインで。
 しかし、将来の受験作文を考えて時間厳守。
 作文は手書きでもパソコン書きでもどちらでもよい。辞書持ち込み可。
 手書きの人の場合も、あとで保護者がテキスト化する。その際、漢字に直せるところは漢字に直してよい。
 (将来の作文試験はそうなるはずなので)
 採点の基準は、字数、項目、そして森リンによる語彙力評価。
 すべて客観的な評価なので参考になる。

6.プログラミングの今後の方向
 現在、Scratchとmicro:bitをやっているが、自分でいろいろ工夫して作る子も多いので、定期的に発表会をする予定。
 ビジュアルプログラミングのあとは、JavaScriptやHtml&CSSなどのコードプログラミングになるが、小中学生用のいい図書がない8ので、Progateを利用する予定。ただし、費用が1620円かかるので、JavaScript以降は受講料を6600円にする予定(それまでは4400円)
 その後は、PHP、MySQLなども考えたが、Pythonを先にやるかも、
 子供たちが将来何をするにせよ、プログラミングができるということは役に立つ。逆に、プログラミングができないと、いいことを思いついてもそれを形にできない。
 プログラミングは、一般に思われている以上に重要。

▼動画
https://youtu.be/krgS7dHwOmg

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母連絡(78) 勉強の仕方(119) 
コメント1~10件
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
作検研究。森リ 森川林
作文は、褒められても注意されても、そこに客観的な基準がなけれ 12/7
記事 5391番
「作文検定」「 森川林
 今は、AI社会の前夜。  昔は新聞やテレビが中心だった。 12/7
記事 5390番
AI時代に子ど 森川林
AI時代には、先生の役割は「教えること」ではなくなります。 12/6
記事 5389番
【合格速報】順 森川林
Rさん、合格おめでとう!! よくがんばりましたね。 受験 12/4
記事 5387番
森リン大賞9月 森川林
 従来の作文評価は、小学校低学年では「正しい表記ができている 11/9
記事 5382番
作文の学習で大 森川林
 「何でも自由に書いてごらん。いつでも褒めてあげるから」とい 11/7
記事 5381番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
「給与の決め方 佐藤隆
経営者・経営層の皆さまへ 突然ですが、御社の人件費?? 12/12
森の掲示板
3I/atla 森川林
日本にはかつて穏やかに何万年も続いた縄文文明があった。そのよ 12/12
森川林日記
Re: 11月 森川林
 これは、解き方の問題ではなく、読む力の問題です。  読解 12/5
国語読解掲示板
Re: ICレ 森川林
 ChatGPT、あまり文章うまくないなあ(笑)。  音声 12/5
森川林日記
ICレコーダと 森川林
AI時代に子どもが伸びる――全科学力クラスという新し 12/5
森川林日記
noteのペー 森川林
https://note.com/shine007 12/4
森川林日記
11月分 4  あういと
問題7と問題8が分かりません。 キーワードはわかるのですが 12/3
国語読解掲示板
Re: 森川林
 字がきれいだったのは、そのあとの日記の内容を見ると、弟が葛 11/30
国語読解掲示板
Re: 11月 森川林
 お返事遅れて失礼しました。  易しい国語問題は、「同じ言 11/30
国語読解掲示板
ともとも
小5の11月の読解検定のBの問題が誕生日だから字が綺麗だと思 11/28
国語読解掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習