 
 オンラインの5人以内のクラスで勉強をするというのは、理想的な教育プラットフォームで勉強するということです。
 第一に、自主学習の時間が確保できる点です。
 ほとんどの教育は、先生が主人公で、生徒はその授業を聞くだけという形になっています。
 それが、将来は、人間の先生ではなく、もっと効率のよい機械になるという道筋しか残されていません。
 人間は、自分が納得しながら学習を進めていくことが大事で、その納得の中には、その子の興味に応じた脱線も含まれています。
 しかし、優れた先生、又は優れた機械は、脱線を無駄とみなします。
 例えば、三角形の面積の計算の仕方を習った子が、そういう三角形の面積を求める数学が、エジプトのナイル川の氾濫のあとの測量の必要から生まれたと聞き、興味を持って、勉強の途中にエジプトの歴史を知ろうと思ったら、それはその子にとって本当の勉強です。
 しかし、合理的で機械的な教育は、それを無駄な回り道とみなします。
 もちろん、勉強の中における脱線は少ない方がいいのですが、もっと単純に言えば、自分が納得できないことは時間をかけて考え、すぐにわかるところは飛ばす、ということができるのが自主学習の長所だということです。
 しかし、一斉学習や機械学習では、そういうメリハリのある学習のできる余地はありません。
 自主学習方式で勉強している子は、短い時間で、学校よりも先に進むことがよくあります。
 それは、本当の意味で、自分らしい勉強をしているからです。
 第二に、勉強の中で、友達との対話や発表があることです。
 発表があるから、自分なりに一生懸命いい発表をしようと準備し、対話があるから、他の人の話をよく聞き、自分の話もできるだけわかりやすく話そうとするようになります。
 このような発表と対話の教育は、今の学校や塾のシステムではまずできません。
 それは、ひとことで言えば、発表するには人数が多すぎるか、逆に発表するにはマンツーマンの授業のように人数が少なすぎるからです。
 なぜ、人数が多すぎたり少なすぎたりするかというと、もともとの教育観の中に、子供どうしの発表と対話という軸がないからなのです。
 第三は、先生の個別アドバイスがあることです。
 自主学習は、もし本人のするままに任せておけば、子供は自然に、易しいところだけを作業的に熱心に行い、難しいところは適当にできたことにして先に進むようになります。
 しかし、先生のチェックがあれば、できるところとできないところがはっきりわかります。
 このできないところの自覚と学習のし直しが、能率のよい勉強の核になるのです。
 第四は、オンラインという形態だからこそ、同じようなレベルの子でひとまとまりのクラスを作れるということです。
 勉強の能率と、勉強を通しての刺激は、同じような学力の子だからこそ生まれます。
 しかし、このオンラインによる同レベルのクラス作りは、オンラインクラスに参加する生徒の人数によって影響されますから、生徒数がある程度多くなるまでは、実現しにくい面もあります。
 しかし、オンラインという仕組み自体が、こういう同レベルの集団作りの可能性という本質を持っているのです。
 第五は、オンライン五人クラスというプラットフォームは、創造的な学力、思考的な学力、共感的な学力を育てることに最も適した形態だということです。
 現在、行われている30人や40人の集団指導、又はマンツーマンに近い個別指導は、知識の詰め込みを重視した時代の教育プラットフォームです。
 集団指導やマンツーマン指導は、答えのある学習を、できるだけ短時間で能率よく習得するために作られた仕組みです。
 子どもたちの創造力や思考力を伸ばすということは、もともと考えられていません。
 せいぜい思考力を問うために作られたという問題を知識的に能率よく解くための学習が行われるだけです。
 これからの時代は、人間らしい創造力と思考力と共感力が問われる時代です。
 既にある答えを早く見つける学力は、人工知能に代替されていくのです。
 このような優れた面を持つオンライン五人クラスは、まだほとんどの人にその本質的な価値が認識されていません。
 多くの人は、このオンライン五人クラスを、人数を5人程度に限定した学習塾というふうに考えています。
 しかし、これから次第にこの教育プラットフォームが持つ可能性がわかってくると思います。
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オンライン五人クラスという教育プラットフォームは、運営の仕方にもよりますが、能率はいいし、楽しく勉強できるし、創造的な教育もできるし、といういいことずくめです。
人間の教育には、人間どうしのアナログ的なつながりが必要です。
今の能率のよい教育というのは、多分にブロイラー的な教育という面があるように思います。
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 オンラインサロンは、現在の時事的な教育上のテーマについて話をする場です。
 本当は、コロナとワクチンのことについても話すことはたくさんありますが、まだホームページの記事には載せていません。
 もし質問があればそういう話もしますが、当面は、国語読解や作文や受験の話を中心にしていく予定です。
 参加は自由です。
 今回の主なテーマは、国語読解の話になると思います。
 国語力読解力をつける方法は、きわめて簡単なのですが、ひとりではその方法を続けられる子がいないのです。
 そして、ほとんどの子は国語の問題集などをやって、それでももちろん国語力がつくわけはないので、やがて国語はあきらめてしまうのです。
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●動画:
https://youtu.be/OAEWTRRD144
■オンラインクラスの有料体験学習ができます
 オンラインクラスは、1教科について1回の有料体験学習(1.375円)ができます。
 体験学習されるクラスは、同性で近い学年の生徒がいるクラスがおすすめですが、どのクラスでも体験学習ができます。
 オンラインクラスに初めて参加される方は、ZOOMの操作の仕方、画像のアップロードの仕方などを説明しますので、事前に平日及び土曜の朝8:30からの「初参加説明会」にご参加ください(無料)。
 初参加説明会は、できるだけ、お子様も一緒にご参加ください。
 参加のお申込みは、お電話で受け付けています。(ウェブからお申込みいただくこともできます。)
なぜ国語読解の成績が上がるのか
 国語力の中心は、読解力です。
 漢字の読み書きや、語句の知識や、文法・古文・漢文などは、国語力の周辺にあるもので、国語力の中心ではありません。
 読解力は、記述力や作文力の土台です。
 記述力、作文を高めるためには、学年相応の読解力が必要です。
 読解力は、文章を読む力と、問題を解く力が組み合わさったものです。
 読む力だけでも、解く力だけでも、読解力は伸びません。
 文章を読む力は、難しい文章全体を繰り返し読む中でつきます。
 文章の語句の意味を調べることによってつくのではありません。
 難しい文章を繰り返し読む方法が、問題集読書(読解マラソン)です。
 問題を解く力は、問題の答えを自分なりに分析し、理詰めに理解することでつきます。
 問題の解説を聞くことによってつくのではありません。
 問題の答えを理詰めに理解する方法が、毎月の読解検定の分析です。
 問題集読書も、読解検定の分析も、家庭学習として取り組むことはできます。
 しかし、ほとんどの場合、家庭学習では長続きしません。
 国語読解クラスで、先生や友達との対話を通して長く勉強することができるのです。
■会場と時間帯
 会場は、オンラインのZOOM会場です。
(オンラインクラス一覧表:
https://www.mori7.com/teraon/shlist.php )
■授業の流れ
 45分の授業の中で、
(1)生徒による読解問題の解説、
(2)問題集読書の実習、
(3)問題文に関する個別指導、
(4)その日の学習の確認、を行います。
 毎日の家庭学習は、
(1)問題集読書を5~10ページ(問題文を読むだけで問題は解かないので、正味の問題文の量は2~4ページ程度)、
(2)読解検定の問題のうち2題を解説(次週に解説の記述を発表)、です。
 家庭学習の問題集読書は、小中学生の場合は音読をしてください。
 音読によって、文章のリズム感が身につき作文や記述に役立つともに、読み間違いの発見にもなります。
 ただし、保護者の方は、音読の仕方は絶対に注意せず、ただ褒めるだけにしてください。
 問題集読書は、1冊の問題集の最後まで読んだら、また最初に戻り、5巡目になるまで続けてください。
 5巡目が終わったら、先の学年の問題集に進んでください。
 読解問題の解説は、本人だけで難しい場合は、保護者が手助けをしてあげてください。
 読解問題のもとになる読解検定は、毎月月末に行います。
 読解検定はできるだけ受けてください。ただし受けられない場合も、読解問題の表示はできるので学習には差し支えありません。
■教材
 教材は、教材注文フォームからご注文ください。
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php
 教材が手元に届かない間は、サンプルをプリントしてご使用ください。
▽「国語力、読解力が必ずつく、小1~高3の国語読解クラスの受講生募集のお知らせ」
 ホームページの記事より 
https://www.mori7.com/as/4331.htlm 9/3
■高度な読解力さえつけておけば、大学入試で小論文が必要になったときの進歩が早い
 小学生のときに言葉の森で作文の勉強をしていた生徒が、いったんいろいろな事情で退会したあと、大学入試の時期になって、「小学生のときに習っていた○○先生に、小論文を教わりたい」と言って再開するケースが時々あります。
 そのときに、短期間で小論文が上達する生徒は、休んでいたときに、ある程度難しい本をしっかり読んでいた生徒です。
 難しい本というのは、大学入試の現代文の問題文として出されているような内容の本です。
 作文力の土台となっているものは、高度な語彙力と読解力なのです。
■作文は続けるのが最も難しい勉強だが、国語の勉強は続けやすい
 作文は、勉強の中で最も続けることが難しい勉強です。
 だから、作文の勉強を続けられる生徒は、どの教科の勉強もできるようになります。
 小学校高学年から、中学生にかけては、作文の課題が難しくなるとともに、学校で作文の授業がなくなるため、作文の勉強を続ける意欲が低下しがちです。
 国語読解の勉強は、作文のような難しくはなく、数学の公式や英語の文法のような積み重ねの知識も必要ありません。しかも学校の授業にそのまま役立ちます。
 だから、作文の提出が滞りがちな子であっても、国語読解クラスは楽に続けられるのです。
■学力の中心は国語力。国語力の重点は、読解力と記述作文力
 学力のもとになるものは、広義の国語力です。
 国語力は、単なる国語という教科の学力ではなく、理解力、思考力、表現力の総合力です。
 国語力のある生徒は、数学や英語の成績も、取り組み出すと短期間で向上します。
 現在は国語力は主に読解力として評価されていますが、今後は記述力と作文力が評価されるようになります。
 だから、読解力と記述作文力を並行してつけておくことが大事です。
 しかし、どうしても両方やるのが難しい場合、しばらくは国語読解か記述作文かどちらかの勉強だけになってもいいのです。
■他の学習塾や予備校にはない、言葉の森だけのユニークな国語読解指導法
 言葉の森の国語読解指導法は、他の学習塾や予備校の国語の勉強とは全く違うユニークなものです。
 それは読解マラソンと呼んでいる日々の問題集読書と、読解検定問題の理詰めの分析・発表から成り立っています。
 この方法で、早い遅いの違いはあれ、すべての生徒が国語力読解力を向上させています。
 国語力をつける最も効率のよい方法が、言葉の森の国語読解学習です。
■読解のコツは「読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版19000部)で詳しく解説
 言葉の森代表の中根が、それまでの読解・記述・作文の学習法をまとめたものが、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版19000部)です。
 「小学生のための」と銘打っていますが、内容は、大学入試を目指す高校生にもそのまま役立つものです。
 読解問題の解き方がわかると、国語の成績を上げるコツがわかり、模試の分析なども自分でできるようになります。
■毎月の読解検定で、読解力の進歩のあとが数値で把握できる
 言葉の森では、毎月第4週の土日に、小学一年生から高校三年生を対象にしたオンライン読解検定を行っています。
 高校生の読解検定の難度は、大学入試センター試験と同程度ですから、読解検定で満点を取ることが読解力向上の目標となります。
 毎月、数値で自分の読解力がわかるので、国語読解の学習も意欲的に行うことができます。
■センター試験満点講座の実績あり。卒業生は東大、京大、早稲田、慶應などに
 言葉の森では、以前、高校三年生を対象にした、「センター試験満点講座」を開いていました。
 その講座に参加した高校生の生徒は、例外なく短期間で現代文の成績を向上させました。
 その後、時間の都合で、センター試験満点講座は終了しましたが、今回の高校生の国語読解クラスはそのセンター試験満点講座を引き継ぐものになります。
 言葉の森のこれまでの生徒の中には、東大、京大、早稲田、慶應に進学した生徒が何人もいます。
 言葉の森の学習で国語力をつけていたのが、役に立っていたのだと思います。
■オンラインクラスなので、その場で勉強ができ、振替出席もできる
 国語読解クラスは、オンライン五人クラスで、担当講師による一人ひとりの個別指導がある形で行われるので、授業の聞きっぱなしということがありません。
 その場で問題文を読み、その場で読解問題の理詰めの説明を考えるので、授業に出ること自体が密度の濃い勉強になっています。
 実力をつけるためには、毎日の問題集読書が必要ですが、その家庭学習は時間が10分程度の問題文を読むだけの自習なので、だれでも容易に続けられます。
 授業を欠席した場合は、他の国語読解クラスに振替で出席することができます。
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 オンラインクラスの見学が、それぞれの授業のZOOM会場でできるようにしました。
 ZOOMを使うのは初めてという方にも、初参加説明会で使い方を説明します。
 見学を希望される方は、言葉の森までお電話でお問い合わせください。、
 今回は特に、国語読解クラスの曜日と時間を増やしました。
 また、国語読解クラスは、小1から高3までできるようにしました。
 ただし、小1、2年のうちは、国語読解クラスよりも、読書や暗唱のクラスの方が楽しく勉強できると思います。
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●動画:
https://youtu.be/0DfU7rfFaL4
 たまたまウェブのニュースで、読書と学力テストに関する調査と、不登校に関する調査を見ました。
 いずれも、「確かにそうだろうなあ」と納得できるところがあったので、紹介します。
「家に本が多いほうがテストの正答率高い? 文科省調査」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210905/k10013244361000.html
 200万人以上を対象にした調査ですから、精度は高いと思います。
 この調査によると、
====
▽0~10冊と答えたのは小学生で11%、中学生で14%
▽11~25冊が小学生で19%、中学生で20%
▽26~100冊が小学生で34%、中学生で32%
▽101~500冊が小学生で32%、中学生で30%
▽501冊以上が小中学生とも5%でした。
====
 図書館で本を借りて読んでいる子もいるでしょうし、キンドルで読んでいる子もいるでしょうし、本の質にもよりますから、一概にどうだということは言えません。
 しかし、100冊が平均だとすると、幅90cmの普通の本棚の1棚で50冊ぐらいの本が入りますから、2棚ぐらいの本があるというのが平均的なところだと思います。
この調査では、成績との関連も書かれていました。
====
学力テストの正答率をみると、小学校の算数では、蔵書数が最も多い子と最も少ない子では18ポイントの差があり、中学校の国語でも15ポイント差が開くなど、蔵書数が多いほうが正答率が高くなる傾向が見られました。
====
 大事なことは、算数数学のような一見読書とは関係ないように見える教科で差が出ていることです。
 これは、読書が、理解力や思考力と結びついていることを示しています。
 もうひとつの調査は、不登校についてでした。
 これは、5月ごろの記事だったようです。
「文科省調査で見落とされた「不登校傾向」33万人の子供たち」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2542e3fe50551fbb45b582f6e1520657d495c2b4?page=1
====
小学校5万3350人、中学校12万7922人、高校5万100人で、在籍数に占める割合は、それぞれ0.8%、3.9%、1.9%となっています。不登校は小学校、中学校で平成25年から前年比プラスを記録しています。
====
 つまり、毎年の少子化と正反対に、不登校の子は年々増えているということです。
 また、不登校の理由としては、次のようなことが挙げられています。
====
公益財団法人日本財団『不登校傾向にある子どもの実態調査』では、文部科学省が定義する「不登校の子どもたち」に加えて、学校に馴染んでないと思われる「不登校傾向にある子どもたち」の実態を調査しています。
……
不登校の理由として「先生とうまくいかない」という項目に対して、約4割もの生徒が選択をしている事実です。
====
 あくまで推測の域を出ませんが、私が考える理由は、次のようなことです。
・学校の勉強がつまらないこと(知的刺激のあるような勉強ではないこと)
・意味のない宿題が出されること(単なる作業のような宿題)
・テストによる評価と競争が勉強の目的のようになっていること(先生自身がそう考えがちなこと)
 さて、現状の問題を取り上げるだけでは不十分なので、私なりの解決策も書きたいと思います。
 読書については、毎日、自分の好きな本を(易しい本でいいので)毎日10ページ以上読むようにすることです。
 これなら誰でもできます。
 言葉の森のオンライクラスで毎週の読書紹介に参加するようにすれば、更に完璧です。
 不登校については、無理に学校に行かなくてもいいということです。
 今は、学校で授業を受けるより、自宅で自分のペースで勉強した方が何倍も能率よく勉強ができます。
 ひとりでは勉強のきっかけがつかめないという場合は、言葉の森のオンラインクラスの午前中の授業に参加すればいいと思います。
 大事なことは、子供の教育を考える際に、目先のことにとらわれないことです。
 成績がどうしたとか、進学がどうしたとかいうことは、どうでもいい些細なことです。
 将来、子供がどういう仕事をして社会に出ていくかということが大事です。
 そのときに必要になるもののひとつは、読書力です。
 そして、社会に出る途中の過程で、どの学校に行ったか、又は行かなかったかということは、世の中に出れば何の意味も持たないことになるのです。
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●動画:
https://youtu.be/0f2WJBEue4M
■高度な読解力さえつけておけば、大学入試で小論文が必要になったときの進歩が早い
 小学生のときに言葉の森で作文の勉強をしていた生徒が、いったんいろいろな事情で退会したあと、大学入試の時期になって、「小学生のときに習っていた○○先生に、小論文を教わりたい」と言って再開するケースが時々あります。
 そのときに、短期間で小論文が上達する生徒は、休んでいたときに、ある程度難しい本をしっかり読んでいた生徒です。
 難しい本というのは、大学入試の現代文の問題文として出されているような内容の本です。
 作文力の土台となっているものは、高度な語彙力と読解力なのです。
■作文は続けるのが最も難しい勉強だが、国語の勉強は続けやすい
 作文は、勉強の中で最も続けることが難しい勉強です。
 だから、作文の勉強を続けられる生徒は、どの教科の勉強もできるようになります。
 小学校高学年から、中学生にかけては、作文の課題が難しくなるとともに、学校で作文の授業がなくなるため、作文の勉強を続ける意欲が低下しがちです。
 国語読解の勉強は、作文のような難しくはなく、数学の公式や英語の文法のような積み重ねの知識も必要ありません。しかも学校の授業にそのまま役立ちます。
 だから、作文の提出が滞りがちな子であっても、国語読解クラスは楽に続けられるのです。
■学力の中心は国語力。国語力の重点は、読解力と記述作文力
 学力のもとになるものは、広義の国語力です。
 国語力は、単なる国語という教科の学力ではなく、理解力、思考力、表現力の総合力です。
 国語力のある生徒は、数学や英語の成績も、取り組み出すと短期間で向上します。
 現在は国語力は主に読解力として評価されていますが、今後は記述力と作文力が評価されるようになります。
 だから、読解力と記述作文力を並行してつけておくことが大事です。
 しかし、どうしても両方やるのが難しい場合、しばらくは国語読解か記述作文かどちらかの勉強だけになってもいいのです。
■他の学習塾や予備校にはない、言葉の森だけのユニークな国語読解指導法
 言葉の森の国語読解指導法は、他の学習塾や予備校の国語の勉強とは全く違うユニークなものです。
 それは読解マラソンと呼んでいる日々の問題集読書と、読解検定問題の理詰めの分析・発表から成り立っています。
 この方法で、早い遅いの違いはあれ、すべての生徒が国語力読解力を向上させています。
 国語力をつける最も効率のよい方法が、言葉の森の国語読解学習です。
■読解のコツは「読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版19000部)で詳しく解説
 言葉の森代表の中根が、それまでの読解・記述・作文の学習法をまとめたものが、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版19000部)です。
 「小学生のための」と銘打っていますが、内容は、大学入試を目指す高校生にもそのまま役立つものです。
 読解問題の解き方がわかると、国語の成績を上げるコツがわかり、模試の分析なども自分でできるようになります。
■毎月の読解検定で、読解力の進歩のあとが数値で把握できる
 言葉の森では、毎月第4週の土日に、小学一年生から高校三年生を対象にしたオンライン読解検定を行っています。
 高校生の読解検定の難度は、大学入試センター試験と同程度ですから、読解検定で満点を取ることが読解力向上の目標となります。
 毎月、数値で自分の読解力がわかるので、国語読解の学習も意欲的に行うことができます。
■センター試験満点講座の実績あり。卒業生は東大、京大、早稲田、慶應などに
 言葉の森では、以前、高校三年生を対象にした、「センター試験満点講座」を開いていました。
 その講座に参加した高校生の生徒は、例外なく短期間で現代文の成績を向上させました。
 その後、時間の都合で、センター試験満点講座は終了しましたが、今回の高校生の国語読解クラスはそのセンター試験満点講座を引き継ぐものになります。
 言葉の森のこれまでの生徒の中には、東大、京大、早稲田、慶應に進学した生徒が何人もいます。
 言葉の森の学習で国語力をつけていたのが、役に立っていたのだと思います。
■オンラインクラスなので、その場で勉強ができ、振替出席もできる
 国語読解クラスは、オンライン五人クラスで、担当講師による一人ひとりの個別指導がある形で行われるので、授業の聞きっぱなしということがありません。
 その場で問題文を読み、その場で読解問題の理詰めの説明を考えるので、授業に出ること自体が密度の濃い勉強になっています。
 実力をつけるためには、毎日の問題集読書が必要ですが、その家庭学習は時間が10分程度の問題文を読むだけの自習なので、だれでも容易に続けられます。
 授業を欠席した場合は、他の国語読解クラスに振替で出席することができます。
■お問い合わせはお電話で
 国語読解クラスのお問い合わせ、お申込みは、お電話でお願いします。
 国語読解クラスの受講案内をお送りします。
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 作文は勉強の中で、最も続けるのが難しい勉強です。
 そのことを知らない保護者の方は多いですが。
 その点、国語読解クラスは、かなり続けやすい勉強です。
 それは、日本語をもとにした勉強なので、数学の公式や英語の文法のような積み重ねの知識を必要としないからです。
 それなのに、国語の成績を上げることのできる学習塾はほとんどありません。
 それは、問題と解説を中心にした勉強しか、していないからです。
 言葉の森の国語学習法は違います。
 問題集読書の繰り返しと読解検定の分析が中心です。
 このシンプルな学習法で、誰でも国語力がつくのです。
 算数数学の勉強は、積み重ねの勉強です。
 わからないところがあったら、わかるところまで戻らなければなりません。
 国語の勉強も、そのような積み重ね型でやろうとする人がよくいます。
 例えば、わからない文章があったら、難しい語句の意味を全部調べて理解しようとする勉強の仕方です。
 しかし、それでは国語力はつきません。
 国語の文章は、わからない言葉があろうがなかろうが、まず全体を読むことが大事なのです。
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 9月の言葉の森の行事は、次のとおりです。
9月 1日(水)公中検模試9月号の言葉の森への送信締め切り
   今回は期間が短かったので、送信が遅れる方はご連絡ください。
9月1~15日公中検模試10月号の受付期間(小5・6対象)
https://www.mori7.com/gakute/
9月1~15日学力テスト11月号の受付期間(小1~中3対象)
https://www.mori7.com/gakute/index.php#g
9月11日(土)10:00~会場中庭 オンラインサロン9月(1)
  ホームページの9月前半の記事をもとにお話しします。
https://www.mori7.com/jform_pre.php?f=osl202109
9月15日(金)読解検定9月の申込締め切り
  締め切り以降に申し込まれた方は、ご自分で問題を印刷してください。
https://www.mori7.com/jform_pre.php?f=dks202109
9月22~28日オンラインクラスの保護者懇談会(授業の後半15分程度)
9月25日(土)18:00~会場中庭 読解検定9月
  9月22日以降であれば、早めに解答を送信することもできます。
9月26日(日)10:00~会場中庭 オンラインサロン9月(2)
  ホームページの9月後半の記事をもとにお話しします。
9月26日(日)18:00~会場中庭 読解検定9月
  9月28日までの間であればあとで解答を送信することもできます。
10月1日(月)ごろ公中検模試10月号問題を生徒向け発送
▼カレンダー 
https://www.mori7.com/cal/
|  |  |  |  |  |  |  | 
|---|
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 
|  |  |  | 19.1 週 ●学力テスト11月受付9/1~9/15小1-中3対象(一般)●公中検10月受付9/1~9/15小56対象(一般)●公中検模試9月号の言葉の森への送り締め切り(一般) | 29.1 週 | 39.1 週 | 49.1 週 | 
| 5 | 69.1 週 | 79.1 週 | 89.2 週 | 99.2 週 | 109.2 週 | 119.2 週 ●オンラインサロン9月(1)10:00~中庭(一般) | 
| 12 | 139.2 週 | 149.2 週 | 159.3 週 ●読解検定9月受付締め切り(一般) | 169.3 週 | 179.3 週 | 189.3 週 | 
| 19 9.3 週 | 209.3 週 敬老の日(休み宿題) | 219.3 週 | 229.4 週 ●オンラインクラス保護者懇談会9/22~9/28授業の後半15分程度(一般) | 239.4 週 秋分の日(休み宿題) | 249.4 週 | 259.4 週 ●読解検定9月18:00~中庭(一般) | 
| 26 ●オンラインサロン9月(2)10:00~中庭(一般)●読解検定9月18:00~中庭(一般) | 279.4 週 | 289.4 週 | 29●サーバー工事予定(ホームページは使えません)(一般) | 30●サーバー工事予定(ホームページは使えません)(一般) |  |  | 
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●動画:
https://youtu.be/ONapNY4vUvc
 その子が小学生のときに言葉の森に来たのは、国語があまり得意でないからという理由もありました。
 しかし、真面目な子で、毎回しっかり作文を書いていました。
 更に、毎月の4週の読解問題を解いて、答えに自分が納得できなときは、いつも質問を聞いていました。
 その生徒が、国語のテストがクラスで一番になったという話を教えてくれたのは、言葉の森の受講を開始してから1、2年たってからだったと思います。
 最近、ある先生から、国語読解クラスの小4の生徒で、平均点60点台の対外模試で95点を取ったという話を聞きました。
 またもうひとつ。これは森林プロジェクトの教室の高2の生徒ですが、国語のこれまでの成績に比べて、国語の点数が大幅に上がったという話を聞きました。
 私が教えている中1の生徒も、先日読解検定で満点の100点を取りました。
 同じく小6の生徒も、毎日家庭で問題集読書をするようになり、読解検定の成績が上がっています。
 この小4の生徒と中1の生徒に共通しているのは、問題集読書を繰り返しやっていて、今はもう5巡目になっているということです。
 問題集の問題文を繰り返し読む勉強法を、言葉の森では、以前、読解マラソンという名前で呼んでいました。
 今は、問題集読書と呼んでいますが、読解マラソンの方が、「繰り返す」というニュアンスがわかりやすいので、今度また読解マラソンという言葉を復活させて使うことにしました。
 国語読解クラスについての質問が、保護者の方から時々あります。
 その中の代表的なものは、「読むだけで本当に力がつくのですか」というものです。
 もし、読むだけでなく、問題を解いて先生の解説を聞くような、いかにも国語の勉強らしい勉強をすると、時間がかかるだけで、逆に国語の力はつきません。
 国語は、問題文を自分で繰り返し読むことが大事なのです。
 その繰り返しの回数は、5回以上です。
 5回以上という目安は、算数数学の問題集なども同じで、それだけ繰り返すと、最初はできなかった問題もほぼ必ずできるようになります。
 そして、1冊の問題集が完璧にできるようになると、算数数学の成績は驚くほど上がるのです。
 言葉の森のオンライン五人クラスでは、この1冊を完璧にという指導法で勉強しているので、どの子も必ず成績が上がります。
 学校や学習塾などで長い時間勉強しているわりに成績が上がらないという場合は、問題集の量が多かったり、異なるプリントが次々と与えられたりすることによって、1冊を完璧にという勉強法ができないからです。
 国語読解クラスは、この問題集読書の繰り返しのほかに、読解検定の問題の分析も行います。
 これで、理詰めに解く力がつきます。
 問題集の問題文を繰り返し読み、読解検定の正解の理由を分析するという、これだけのことなら、家庭学習だけでも十分にできそうな気がすると思います。
 しかし、これまで多くの生徒を見てきて思うのは、問題集読書も、読解問題の分析も、子供が自分ひとりでやり続けることはほとんど不可能だということです。
 小中学生の学力で最も大事なのは、読解力と表現力をつけることです。
 ほかの教科の勉強は、算数数学でも、英語でも、比較的短期間で身につけることができます。
 短期間というのは、1ヶ月から数ヶ月という範囲です。
 しかし、読む力と書く力、言い換えれば読解力と作文力は、そのような短期間では身につきません。
 だから、作文と読書と国語は低学年から最重点でやることが大事なのです。
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 国語は勉強しても成績が上がらないということが通説のようになっています。
 だから、中学生も定期テスト前の勉強は、漢字の書き取りをするぐらいで済ませることが多いのです。
 しかし、実は国語力を上げる勉強法はあります。
 それは、「難しい文章を繰り返し読む」という勉強法です。
 人間の頭は、繰り返し読むと、次第にその文章が理解できるようにできています。
 それは、国語だけでなく、音楽でもスポーツでも同じです。
 大事なことは、同じことを繰り返しやることです。
 それに加えて、読解検定の問題の分析をすれば、国語の読解の学習は完璧です。
 あとは、この読解の勉強と組み合わせて、記述力、作文力の勉強をしていくのです。
 これからの国語力は、読解力以上に、記述力が重要になってくるからです。
 言葉の森が、なぜ国語教室ということでやらなかったかというと、私は、「国語の勉強などは人に教わるものではなく、自分でやればいいだけ」と思っていたからです。
 しかし、作文はそうではありません。
 なぜなら、作文は自分で自分の文章を評価することができないからです。
 ところが、国語の勉強法は単純なのに、ひとりで続けることはなかなかできません。
 そして、国語の問題集を解くような勘違いの勉強をしている子が多かったのです。
 そこで、今やっているのが国語読解クラスです。
 これは5人以内のクラスなので、結構密度の濃い学習ができるのです。
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 昨夜、もうそろそろ寝ようかなと思って寝室に行くと、いつもと違う匂いがしました。なんとなく煙たい感じもしました。
 どうやら煙の出所は、部屋の隅に置いてある金属製の丸い入れ物のようです。
「どうしよう。火事になっちゃう。早く火を消さなきゃ。」
 私はあわてて近寄ろうとしましたが、白い煙が立ち上っていて怖くて近づけません。
 これ以上火が燃えないように祈りながら、私は、少し離れたところをうろうろと歩き回りました。
 そんな私を見て、ママが「あれは蚊取り線香だよ。」と教えてくれました。
 私は12年以上生きていますが、蚊取り線香を見たのは初めてです。
 これまでは、渦巻き型の蚊取り線香ではなくて、電子蚊取りを使っていたからです。
 「急に変えないでよね。焦るじゃない。」と心の中で文句を言いました。
 そして、「カートリッジの蚊取り線香があれば便利なのになあ。」と思いました。
 それにしてもあの白い煙で蚊を退治できるなんて大じたものだね。(苦しい。(-_-;))
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