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項目評価を森リン3.0でより具体的に as/5452.html
森川林 2026/02/19 08:39 



https://youtu.be/FZmr6BDbTI4

●項目指導という作文の指導法

 言葉の森は、作文教室の創設当初から項目指導を行ってきました。
 その理由は、子供自身にわかるような客観的評価でなければ、作文を書くための学習意欲に結びつかないと考えていたからです。

●作文の表現を分解して項目化する取り組み

 その項目指導を充実させるために、子供たちの作文が多数掲載されている作文集の本を何冊も読み、その中に共通する表現項目を抜き出しました。

 そのうちのいくつかが「たとえ」や「会話」や「思ったこと」です。
 また、同じ「会話」でも、「長い会話」や「味のある会話」があります。
 また、「思ったこと」でも、「自分らしい思ったこと」や「口に出さないが心の中で思ったこと」などがあります。
 そうしたさまざまな表現を項目化しました。

●学年に応じて変わる評価の視点

 もちろん、「たとえ」や「会話」は小学生の作文の場合ですから、中学生の意見文や高校生の小論文ではまた別の項目になります。

 最初は、これらの指導項目を数多く載せていましたが、子供たちがその項目に習熟するよりも、次々と新しい項目を求める面が出てきたので、項目の数は本質的なものだけに絞るようにしました。

 それが言葉の森の現在の項目指導です。

●森リンへの項目指導の組み込み

 この項目指導は、言葉の森の独自の指導法でしたから、当初は森リンに組み込むことは考えていませんでした。

 しかし、作文指導を行う場合、項目指導があるかないかで指導のしやすさが大きく変わります。
 たとえば、単に「この課題で作文を書きなさい」と言うよりも、「この課題でこういう項目を入れて作文を書きなさい」という方が、生徒も書くための目安ができるので書きやすくなります。
 そして、書きやすくなることによって、その生徒の本来の実力が発揮できるのです。

●森リン3.0での進化

 これまでの森リン2.0は、一部に項目評価を入れていましたが、今後の森リン3.0では、それぞれの級の評価に、項目評価を本格的に組み込む予定です。

 項目評価が組み込めるようになったのは、AIが単に言葉の上だけで評価するのではなく、その言葉に込められた内容面も評価できるようになったからです。

 例えば、「たとえを使って書く」という項目でも、ありきたりの「たとえ」とその人らしい「たとえ」の違いがあります。

 「たとえ」が書いてあること自体を褒めて評価する点は共通ですが、その褒め方が普通の褒め方だったり、大きな褒め方だったりという違いが出るのです。

●内容評価は点数化せず講評で扱う

 また、森リン3.0では、この項目評価に加えて内容面の評価も取り入れることにします。

 ただし、内容の評価については点数はつけません。
 講評の中でその内容の良さに言及するという形にとどめます。

 その理由は、内容というものが、作文に取り上げた題材に左右されることが多いからです。

 作文力の基本は、平凡な内容であっても非凡な内容であっても、同じように表現豊かに書くことのできる力です。

 だから、内容の評価は講評だけ、語彙力と項目の評価は点数化してわかりやすくするという指導法にしていくのです。

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森川林 2026/02/18 16:44 
■■幼稚園年長~小学3年生の保護者の皆様へ

■毎日の自習の習慣作りを

 幼稚園年長~小学3年生のころは、だれでも好きなことを自由に書ける時期ですから、作文の勉強を特にする必要はあまり感じないと思います。しかし、このあと、小学校高学年から、中学生、高校生へと進むと、作文の勉強は小論文の勉強へと発展していきます。

 言葉の森では、大学受験生の小論文、現代文の指導につながるかたちで小学生の作文の勉強を位置づけています。小学生のときに上手な作文を書くことが目的なのではなく、大人になってからも必要な表現力と思考力を育てていくことが指導の目的です。

 国語の勉強は、学校で習う面よりも日常の生活の中で身につける面の方がずっと大きい特殊な勉強です。英語や数学は、学校や塾で勉強すればそれに応じて成績は上がりますが、国語は、生活の中で年齢に応じた読書や対話の習慣をつけていかなければ塾や学校でいくら勉強をしても、その効果は限られています。

 小学校の低学年の時期は、この学習習慣を無理なくつけることのできる最も大事な時期です。学校の勉強だけしていれば十分なこの時期に、家庭で毎日決まった勉強をする習慣をつけ、特にその中でも年齢に応じた読書の習慣をつけていくことが、その後の勉強の進み具合に大きく影響します。

 読書は、低学年のうちに毎日の習慣として身につけておくものです。習慣として定着させるためには、本を読む日があったり読まない日があったりするような読み方ではなく、毎日欠かさず読むということが必要です。自分で読むことがまだ難しいうちは、お母様やお父様が読んで聞かせてあげてください。

■■小学4~6年生の保護者の皆様へ

■作文教室と塾との両立を

 現在の受験体制のもとでは、高学年になるにつれて、塾などに通わないと学習がしにくくなるという状況があります。しかし、学習の主体はあくまでも家庭学習にあります。家庭学習での主体性がないと、塾のスケジュールに流されたり、志望校の受験とは部分的な関係しかない偏差値に左右されたりしてしまいます。
 
 小学生高学年になると、塾に通う時間が増え、一時期、言葉の森との両立が困難になることがあります。しかし、両立が困難な時期は、大体数カ月で終わり、そのあとは、時間的に忙しくはなるものの、再び同じようなペースで学習を続けていけるものです。

 作文の学習は、ちょうど高学年から「説明文」「意見文」の段階に入り、思考力を要求されるようになります。この段階の学習は学校などでもあまりなされず、本格的な国語力をつける点でとても重要なものです。

 言葉の森では、曜日や時間の変更は、随時できるようになっています。また、通信指導による学習も、他の教室の通信指導と比べて、きわめて継続しやすいものになっています。高学年になり、塾の時間が増えて忙しくなった方も、曜日や時間の変更によってできるだけ両立させる工夫をしていってくださるようお願いします。ただし、塾によっては言葉の森との両立が時間的に困難になるところもあります。そのためにやむをえず退会される場合は、中学入学後のなるべく早い時期に再開されることをおすすめします。

■■中学生の保護者の皆様へ

■中学生の作文学習は小論文の前段階です

 作文力、読解力のうち、意見文を書く力と論説文を読みとる力は、中学生以降に本格的にのびる分野です。小学生の間に既に意見文を書いたり読んだりする段階にまで進んでいる生徒もいますが、全体的にみて、構成の形式を身につけたり文章を要約をしたりすることが精一杯で、内容のある意見文を書ける生徒は限られています。これは、表現力、読解力に、まだ、本人の内面的な成長がともなっていないためです。

 小学6年生までに学習する生活文中心の作文と物語文中心の読書は、作文力、読解力の半分にすぎず、もう半分は、中学生以降の意見文、論説文の練習によって完成します。

 しかし、実際には、中学、高校では、作文、読書の学習はほとんどなく、あるとしても、その多くは、小学校の延長のようなかたちでおこなわれています。また、中学生の時期は、作文の学習がいちばん続けにくい時期でもあります。その理由は、(1)中学生の時期が、無邪気に出来事を書くわけにもいかず、かといって、自由に意見文を書くほどには語彙が充分ではないという過渡的な時期にあたること、(2)宿題や定期テストなど、外から拘束される勉強の時間が比較的多くなり、自主的な勉強の時間がとりにくくなること、(3)中学校自体も、作文や読書の指導をほとんどしなくなるので、学習の意義やきっかけを見つけにくくなること、などという事情があるからです。

 現在の受験体制のなかで行なわれる勉強は、人生にとって価値のある分野というよりも、点数の差がつきやすい分野に重点が置かれがちです。基礎的な知識を身につけるという点で、点数で測られるような勉強も大切ですが、生涯にわたって役立つのは、考える力、読書する力、発表する力など、点数の差のつけにくい、したがって現在の受験体制の中では、重点の置かれにくい分野です。

 しかし、最近では、大学入試でも小論文や面接が重視されてくるなど、単なる知識の量よりも、それらの知識を活用する力を評価するようになってきました。中学生での作文、読書の学習は、小学生の学習の延長としてではなく、高校生以降の小論文学習や論説文読書の先取りであるという前向きの姿勢をもって取り組んでいくことが大切です。
 
 中学生が、作文、読書の学習を継続していけるように、当教室では、学習の時間に弾力性をもたせています。具体的には、(1)曜日や時間の変更や振替は、いつでもできるようにしています。(2)テスト期間中の欠席は、その前後にふりかえることができるようにしています。(3)ホームページの動画によるヒントなどを充実させ、先生の説明を受けられないときでも作文を書けるようにしています。

 3月から4月にかけては、決まった時間に授業を受けることがむずかしいことも多いと思いますので、出席できるときに出席するというかたちにして、新しい生活のペースを早く作っていってくださるようお願いします。

■■高校生の保護者の皆様へ

■大学受験問題を中心に学習をしていきます

 高校生からの教材は、大学入試問題が中心になります。これは、実際に小論文や国語の問題で出された文章を読んで、小論文を書くものです。高校生は、中学生までと違って自分で自覚をして勉強することができるようになります。

 高校生の場合、言葉の森での作文の学習は、次のような意義を持っています。(1)国語の読解力をつけること、(2)小論文の力をつけること(推薦入試では、小論文と面接で合否が決まるところが増えています)、(3)社会人になってからも必要な文章表現力をつけること、この3点です。

 言葉の森で小論文の学習をしていれば、予備校などで特別に小論文の勉強をする必要はありません。高校2年生までは一般的な小論文の勉強をしますが、高校3年生の後半からは、志望校の出題傾向に合わせた小論文課題も取り入れて学習していきます。

 作文力、読書力は、大学生や社会人になっても伸びていく学力です。その点では、記憶力中心の学力とは性質が異なります。しかし、現在の日本では、大学生時代に、思考力や読書力を伸ばす学習はあまりなされていません。また、大学によっては、他の大学との交流が少なく、勉強への知的刺激が高校時代より少なくなってしまう場合もあります。

 言葉の森の教材は大学生になっても継続できるように作られていますので、大学生、社会人になっても言葉の森での勉強を続けていくことができます。(ただし、課題は「ザ」「ジ」「ズ」「ゼ」までで終了としています)

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