記事 4021番  最新の記事 <前の記事  2020/2/19
親子の対話は、作文の勉強の手段というよりもそれ自体が目的
森川林 2020/02/19 08:03 

 作文力を向上させる方法で、最も大事なことは、読む力をつけることと書く準備をしてくることです。
 その書く準備の中心になるのが、親子の対話です。

 しかし、親子の対話は、作文の勉強の単なる手段ではなく、それ自体がひとつの目的です。
 その対話によって、親も楽しみ、子供も楽しみ、対話の過程で互いの中に創造的なものが生まれてくることが大事なのです。

 理想を言えば、お母さんと子供が二人きりで対話をするよりも、家族の中で両親も兄弟も含めてみんなで対話をするほうが話は広がります。
 時には、お父さんとお母さんの二人で話が盛り上がり、子供は聞いているだけということになってもいいでしょう。
 そういう家族の対話が、子供の成長にとって最も大事な栄養素になるのです。

 今はまだ、現代の競争社会に生きることが前提になっているので、よい結果を残すことが目的になりがちですが、本当の目的は創造を楽しむことで、結果そのものは決して本質的なことではありません。

 学校で勉強している知識のほとんどは、大きくなれば忘れてしまうでしょう。
 しかし、人間との関わりで学んだことは、子供の心の中に残ります。
 それが、子供が将来成長して、自分なりの何かに挑戦するときに生きてくるのです。

 作文読解の勉強も、創造発表の勉強も、自主学習の勉強も、親子の対話を生かしながら取り組んでいってください。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20200219  
 お父さんやお母さんは忙しいので、子供の作文の準備としての取材に対応することは大変だと思う人がいるかもしれませんが、本当は、子供の知的な成長に関われることは楽しいことです。
 しかも、そういう時代はあっという間に過ぎ去ります。
 だから、親子の対話で大事なことは、できるだけ楽しく話をすることです。
 話だけが弾んで、作文の結果には何も出てこなかったとしてもそれはそれでいいのです。


nane 20200219  
 子供の思考力を伸ばすのは、読書と対話です。
 決して思考力ドリルなどではありません。
 その対話のきっかけとして作文の勉強を生かしていくのです。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
対話(45) 

記事 4020番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2020/2/19
【合格速報】大阪市立水都国際中学校
言葉の森事務局 2020/02/17 14:13 
大阪市立水都国際中学校 A.M.さん

<保護者の方より>

  大変お世話になりありがとうございました。作文力が上がったことを実感できました。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
合格情報(27) 

記事 4019番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2020/2/19
保護者懇談会2月(新小1~小2)の動画をアップロード
森川林 2020/02/16 11:16 

 新小1~小2向けの保護者懇談会の資料を説明する動画をアップロードしました。
https://youtu.be/moJsYzjpgGY

▽新小1~小2向けの保護者懇談会の資料はこちらです。


▽新小3~小4向けの保護者懇談会の資料はこちらです。

(動画はありません。)

▽新小5~小6向けの保護者懇談会の資料はこちらです。

(動画はありません。)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
懇談会・個人面談(0) 生徒父母連絡(78) 

記事 4018番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2020/2/19
自主学習クラスの教材注文を再開しました
森川林 2020/02/16 11:10 

 教材の組み替えなどがあったために、一時停止していた自主学習クラス新年度教材の注文受付を再開しました。
 下記のページから、教材をご注文ください。
https://www.mori7.net/teraon/jgkz.php

 勉強の進め方は、「鳥の村」の「言葉の森生徒広報」のページで学年別に掲載しています。
https://www.mori7.net/tori/

※教材の到着には、1~2週間かかる予定です。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母連絡(78) 自主学習クラス(0) 

記事 4017番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2020/2/19
能率のよい国語の学習方法
森川林 2020/02/15 16:18 

 学力には、実力をつけるための学力と、勝負に勝つ力をつけるための学力とがあります。
 国語力に関して、実力をつけるための学力が読む力で、勝負に勝つための学力が解く力になります。

 読む力をつける方法は、難しい文章を読むことです。
 具体的には長文の音読です。

 解く力をつけるための方法は、問題を解くことです。
 そして間違えたところの理由を明確にすることです。

 しかし、問題を解く勉強を中心にすると、実力がなかなかつかないばかりか、勝負に勝つ力もあまりつきません。
 確かに、問題を解いている間は、勉強をしている気がします。
 そして、○がつくと嬉しく、×がつくとがっかりするので、それなりに勉強をし終えた感じがします。

 ところが、○がついたということはやらなくてもよかった問題をやったということなので、本当は時間の無駄なのです。
 例えば、小学1年生がカタカナをしっかり書けたので○をもらったというのであれば、できたことが分かってよかったとも言えますが、小学6年生がカタカナを全部正しく書けて○がついたと言っても、それが何か意味あることにはなりません。
 ○がついたということ自体は、できたことが分かったというだけで何の力にもなっていないのです。

 しかし、×がついた問題についても、それがなぜ×でどうしたら○になったのかという理由まで理解できなければ、その×には意味がありません。

 算数数学の場合は、×を理解することによって次回からは○にするということができますが、国語の場合は×の理由を考えて、次回から○にするという勉強の仕方をする人はほとんどいません。
 それは、国語の問題の×を○にするための方法論がどこでも教えられていないからです。
 この方法論が、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」に書いてある方法です。

 しかし、国語の問題を解く方法は、いったん理解できれば、成績を上げることはかなり早くできるようになります。
 問題を解く方法は、受験直前でもすぐに効果が出ます。
 しかし、問題を読む力は、もっと長い時間がかかります。
 だから、ほとんどの人にとって大事なことは、問題を解く力をつけることよりも、問題を読む力をつける方なのです。
 その読む力をつける方法が長文音読です。

 文章というものは、繰り返し読むことによって理解が深まります。
 1回だけ深く読んで、内容が頭に入ったかどうかテストするという方法ではなく、軽く何度も繰り返して読むことによって自然に深く読めるようになるというのが文章を理解する方法です。

 この繰り返し読むというやり方は、高校生ぐらいになり勉強の自覚ができた生徒では黙読でも続けることができますが、普通は黙読で繰り返し文章を読むようにすると、途中で斜め読みになったり難しい文章を読んでいる場合は眠くなったりしてしまいます。
 ですから、問題集読書のような難しい文章を繰り返し読む練習は、音読にすることが条件になるのです。

 しかし、音読は、慣れないうちは退屈で張り合いのない勉強ですから、次のような読み方も許容していくことが大切です。
 それは、小声で読むこと、早口で読むこと、棒読みで読むこと、ふざけて読むことなどです。
 どのような読み方をしてもよいので、何しろ音読で文章を読むことを繰り返すことが大事なのです。
 ただし、小声や早口で読んでいいとは言っても、近くで聞いている人が内容を理解できる程度の小声や早口であることが条件です。

 日本の戦後の教育は、アメリカからの教育論の影響で、理解を偏重する教え方や学び方が広がりました。
 そのため、今でもほとんどのお父さんやお母さんは、理解を優先した教育を考えがちです。

 これに対して日本の伝統的な教育は、理解する教育ではなくただひたすら反復するという教育でした。
 それが今でも、掛け算の九九や、剣道や柔道など武道の型を繰り返す練習に表れています。

 英語教育の國弘正雄氏は、英語の学習法として只管朗読(しかんろうどく」ということを述べました。
 これは、仏教の只管打坐(しかんたざ)をもじった言葉ですが、こういうひたすら繰り返すという教育法が日本の伝統的な教育だったのです。

 理解する教育では、理解の早い子と遅い差が生まれ、その差は次第に埋められないものになってきます。
 しかし、繰り返す勉強については、時間の早い遅いの違いはあっても誰でも同じようにできるので、誰もが同じように実力をつけることができます。

 例えば、欧米での掛け算の教育のように、書いて覚えるような理屈を先行したやり方では、できる子とできない子の差が生まれます。
 しかし、日本の九九のように繰り返し音読して覚えるという方法であれば、できない子はほとんどひとりも生まれません。

 国語の実力をつける方法は、問題集読書で音読を繰り返すということが一番で、これが最も短期間で国語の実力をつける方法なのです。
 もちろん、短期間と言っても効果が出るのは半年後ぐらいですから、気長に続けていくことが大切です。

 今はまだ問題集を解くような方法でいろいろな教材が出ていますが、どんなに優れていると言われる教材でも、問題を解くようなスタイルの勉強では時間がかかる割に実力はつきません。

 一方、最近少しずつ出てきた音読を繰り返すような教材は、最初の何回かはできたとしても、それだけでは家庭で続けることはまずできません。

 言葉の森の自主学習クラスで、問題集読書の長文音読を続けていくのがいちばん能率のよい国語の学習法なのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20200215  
 子供が長文音読を長い間していると、途中から飽きてふざけて読むようになります。
 それが正常な読み方です(笑)。
 人間は創造力があるから、同じことを繰り返す勉強は退屈するのです。
 だから、読み方はどういう読み方でもいいのです。
 大事なことは、それを続けることなのです。

nane 20200215  
 勉強で大事なのは、よい教材、よい先生の前に、よい方法です。
 そのよい方法とは、同じことを同じやり方で繰り返して身につけることです。
 現代は、手っ取り早く理屈で理解して身につけようとする人が多いのですが、そういう理解は表面的なものであることが多いのです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
音読(22) 問題集読書(33) 自主学習クラス(0) 
新着コメント1~3件
親子の対話は、 nane
 子供の思考力を伸ばすのは、読書と対話で 8:22
親子の対話は、 森川林
 お父さんやお母さんは忙しいので、子供の 8:15
高校入試小論文 野獣先輩
わかりやすスギイ 2/17
……次のコメント

オープン教育 1~3件
オープンの川
鳥の村 1~3件
鳥の村
虹の谷 1~3件
虹の谷
過去の記事

過去の1~30件目を表示
■親子の対話は、作文の勉強の手段というよりもそれ自体が目的 2月19日
■【合格速報】大阪市立水都国際中学校 2月17日
■保護者懇談会2月(新小1~小2)の動画をアップロード 2月16日
■自主学習クラスの教材注文を再開しました 2月16日
■能率のよい国語の学習方法 2月15日
■自主学習の新年度教材の勉強の進め方の動画 2月14日
■「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」3月6日発売予定 2月13日
■【合格速報】自修館中等教育学校・日大三中 2月12日
■新高校生の勉強の仕方―大学入試は過去問を中心にした勉強を 2月11日
■【合格速報】南多摩中等教育学校 2月10日
■【合格速報】芦屋国際中等教育学校 2月10日
■【合格速報】大成中学校 2月10日
■【合格速報】東京学芸大学国際中等教育学校 2月10日
■【合格速報】早稲田中学校 2月10日
■都立南多摩中合格おめでとう! 2月10日
■小論文の前段階となる中学生の作文の勉強 2月10日
■考える力を深める新小学5・6年生の勉強 2月10日
■新小学3、4年生の勉強の仕方―作文力と読書力が最も伸びる時期 2月9日
■2.3週の授業の動画をアップロードしました 2月9日
■新小学1、2年生の勉強の仕方―家庭で豊かな日本語を身につける 2月8日
■合格しなくたって大丈夫 2月7日
■【合格速報】鎌倉学園中学校、横浜国大附属横浜中学校 2月7日
■【合格速報】芦屋国際中等教育学校 2月6日
■【合格速報】学習院大学文学部英語英米文化学科 2月6日
■【合格速報】学芸大学附属国際中学校 2月5日
■読めていない読解力、解けていない読解力――質問する生徒ほど力がつく 2月5日
■【合格速報】自由学園女子部中等科 2月4日
■【合格速報】武蔵中学校・筑波大附属中学校 2月4日
■武蔵中、筑波大附属中合格、おめでとう! 2月4日
■【合格速報】千葉大附属中学校・市立稲毛高附属中学校 2月4日
……前の30件
RSS
RSSフィード

カテゴリー
全カテゴリー

QRコード


通学できる作文教室
森林プロジェクトの作文教室

リンク集
現在作成中です。





 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。