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小学校低学年の考える力を育てるのは自由な遊び(facebook記事より) as/1731.html
森川林 2013/01/31 08:33 



 考える力は、どのようにして育つのでしょうか。
 それは、考える問題集によってではなく(笑)、考える遊びによってです。

 なぜかというと、考える問題集には答えがあるからです。
 答えがあるものは、考えなくても答えに到達することができます。
「あ、その問題知ってる」という具合に。

 しかし、遊びには答えがありません。
 遊びにあるのは、もっと楽しくやりたいという動機です。
 だから、楽しむための工夫は無限に生まれ、いつまでやっても遊びは飽きないのです。

 小学校低学年の生活で大切なことは、答えのある勉強で子供の生活時間を埋めないことです。
(もちろん、高学年も中学生も高校生もそうですが。)

 子供に考える力をつけるには、自由に遊べる余地を残しておくことです。
 そして、その自由な遊びを考えつきやすくするのも大人の役割です。


 言葉の森も、これから、そういう家庭でできる遊びを工夫していきたいと思っています。



 いい遊びをご存じの方、教えてください。

facebookグループ「親子で遊ぼうワンワンワン」
http://www.facebook.com/groups/wanwanwan/



 もう、明日から2月。
 近所のスーパーに水仙の花が売られていました。
 春が近づいているのがよくわかります。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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公立中高一貫校の受験に向けての対策は家庭でできる as/1730.html
森川林 2013/01/30 10:29 


 東京の公立中高一貫校の中から、昨年初めての卒業生が出たところが何校かありました。そのうち東大合格者は、白鴎高附属中3人、小石川中4人、桜修館中3人、両国高附属中3人でした。
 また、公立高校の復権も進んでおり、わかりやすい東大合格者で見ると、日比谷高26人、西高22人、浦和高39人、千葉高30人という結果が出ています。

 公立中高一貫校の試験問題は、基本的な問題が中心ですが考える問題が多く、また志願者が増えているために、作文試験などは難しい内容を短時間で書かせるものになっています。更に、学校によっては独特の問題を出すところもあるので、ある程度慣れが必要です。

 作文に関しては、言葉の森で勉強をしていれば基本的な文章力はついていますから、時間内に書く練習と、受験前に過去問の傾向に合わせた練習をすれば、そのまま受験対応の作文を書くことができます。

 作文以外の教科の試験は、受験勉強というよりも、普段から勉強を楽しむ姿勢や考える習慣がついていれば、時間配分に気をつけることがそのまま受験対策になります。
 これは、高学年になってからあわててやるよりも、低学年のころからの家庭での勉強スタイルが重要になります。つまり、知識を覚えたり、問題を解いたりするだけの単純な反復作業の勉強だけでなく、物事を考える勉強をしていくということです。

 このような形で、小学校低学年から、家庭学習の中で公立中高一貫校の受験を意識した勉強をしていれば、長時間の塾通いをするような無理なことはせずに受験対策ができます。また、これは基本問題に向けての受験対策ですから、受験しない場合でも、そこでつけた学力はそのまま中学や高校で役立ちます。

 小学校時代の勉強は、目標がはっきりしていないと確実な学力がつきません。これまでは、受験といえば私立中学受験しかなかったので、受験するかしないかという二つの選択肢しかありませんでした。しかし、これからは、公立中高一貫校の受験という新しい選択肢ができるので、小学校時代の勉強の目標が立てやすくなります。

 言葉の森では、現在、春からの勉強力アップの仕組みを作っています。これは、塾に長時間通ったり、さまざまな通信教材を利用したりせずに、誰でも手に入る市販の参考書や問題集で間に合うような家庭学習の仕組みを作るということです。
 作文のように、家庭で続けるための教材やノウハウがあまりない分野は言葉の森の通信で学習し、それ以外の教科の学習は、市販の教材で自学自習で行っていくという勉強スタイルです。
 通信教材よりも市販の教材の方がいい理由は、その子に合った教材を選べることと、子供の個性や進度に合わせて教材の中身を取捨選択できることです。

 家庭でできる自学自習で、全教科の考える学習を行う仕組みを作ることがこれから大事になってきます。

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