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作文の欠点は目につきやすい話の続き。「字がきたない」「漢字を使っていない」など(facebook記事より) as/1788.html
森川林 2013/04/19 11:26 



ツバメのツーちゃんと名犬ゆめ

 作文は、国語力の集大成なので、欠点が目につきやすいという話の続きです。
 よくあるのが、「字がきたない」「漢字を使わない」。
 男の子なら、誰でも身に覚えがありそうです(笑)。

 字がていねいで、漢字が使ってあるのにこしたことはありません。
 しかし、字のていねいさは、初めて文字を書き始めた小1のころからのことなので、文章を書く量が増えてからではなかなか直りません。
 また、文章の中身がよければ、今はパソコンで入力できるので、生活上困ることはほとんどありません。

 昔、超がつくほど字の下手な生徒がいましたが、高3のとき代ゼミの小論文模試で最高点を取ってきました(笑)。
 いい文章を書く子と、字の下手な子というのは、ある程度の相関があるような気さえします。
 だから、ていねいに書くことは大事ですが、そんなに気にすることはないのです。

 漢字は、書き取りの練習を真面目にしていなければ正しく書けるようにはなりません。
 だから、思った以上に時間がかかります。

 800字の作文で誤字が1か所あったとしたら、それは確率的に1か所あるということなので、文章に誤字が全くなくなるまで約1年かかります。(週に1回書くペースで)
 成績の優秀な高校生でも、小学生のころは遊びほうけているのが普通ですから(そうでない人もいますが)、小学校の4、5、6年生で習った字を勘違いして覚えていることがかなり多いのです。

 これは、高校生のときに小論文の勉強をみっちり1年間やれば直ります。
 だから、大学入試に小論文があるというのは、実はとても意義あることなのです。

 言葉の森で作文の勉強をする目標の具体的なイメージは、大学入試の現代文と小論文で高得点が取れることと、更にその上に創造的な思考ができるようになることです。
 そのための方法は、多読と難読と対話と作文です。

 そういう大きな方向さえ押さえておけば、途中の小さな欠点はそれほど口やかましく言う必要はありません。
 注意をすることによって、親子でストレスを感じることの方が問題なので、基本はいつも楽しく褒めていくことです。

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作文は、欠点に目がつきやすい勉強なので、つい直したくなるが……(facebook記事より) as/1787.html
森川林 2013/04/17 08:49 



====4月15日のfacebook記事より====

 作文というのは、国語力の集大成のようなものですから、いろいろなところで欠点が目につきやすいものです。
 ほとんどの人は、それをすぐに直そうとします。
 しかし、その欠点はそう簡単には直らないものがほとんどです。
 だから、作文教育に熱心になればなるほど、作文の苦手な子が増えるのです。

 誤解の多い指導法でよくあるのは、ほかの子の上手な作文を見せることです。
...  上手な作文を見せて、「こんなふうに書いたらいいんだよ」と言われて、「はあい、そんなふうに書きます」となる子はひとりもいません。
 作文は、その子のこれまでの読書や対話や経験の総合的なものですから、すぐには書き方を変えることができないのです。
 上手な作文を何度も見せられていると、だんだん劣等感が増してきて、かえって書けない子になっていくのです。

 いちばんいいのは、その子の作文のいいところだけをしっかり褒めることです。
 そして、その一方で、読書や音読や対話の自習を気長煮続けていくことです。

 しかし、褒め方も、ただ褒めればいいというだけでは、そのうち褒めることがなくなってきます。
 その子のできるぎりぎりのところを目標にして、それができたら褒めるということができればいちばんいいのです。



 今日も、いい天気で、風の強い日です。
 ちょうど春先は、「風が吹けば桶屋が儲かる」という季節なのでしょう。

 桶と言えば、桶に入る水の量は、その桶の周りを囲むいちばん低い板によって決まるというリービヒの最小律という法則がありました。
 作文の評価も、欠点が最初に目につきやすいという点で、ちょっとそれに似ています。
 桶に入れるものを液体ではなく、果物のような固体にすると、もしかすると最大律というものが成り立つのかもしれません。(新しい法則(笑))

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記事 1786番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/26
小学生の勉強は、結果が第二、方法が第一(facebook記事より) as/1786.html
森川林 2013/04/15 09:24 




====4月13日のfacebook記事より====

 本当は、勉強は楽しいものです。
 その楽しい勉強観を持つためには、自分で勉強することが大事です。

 本格的な勉強が始まるのは、高校生になってからです。
 そのときにがんばれる子は、小学校時代に自分のペースで余裕のある勉強の仕方をしてきた子です。

 小学生の勉強する内容は限られているので、時間をかければ誰でも成績が上がります。
 だから、塾によっては、学校が終わってからすぐその足で塾に向かわせ、夜中まで勉強漬けにするところがあります。
 そして、それで実際に成果が上がるのです。
 しかも、子供はそのときそれなりに生き生きと楽しくやっているように見えます。

 しかし、そのあとが問題です。
 自分で勉強するのではなく、人にやらされて勉強することに慣れてしまった子は、中学生になっても、やらされないと勉強できなくなることが多いのです。
 そして、勉強は、苦しいものだから、強制や褒美がないとできないものだという勉強観を持ってしまいます。

 だから、小学生の勉強は、結果が第二、方法が第一です。
 結果を求めすぎると、方法が二の次になってしまいます。

 子供が小さいときほど、勉強は子供自身のペースで無理なくやるようにしていくことです。
 その結果と方法の兼ね合いを見られるのは、やはりお父さんやお母さんなのだと思います。



 今日ものどかな春の空です。
 植え込みのツツジも、次々と花を咲かせ始めました。

 ツバメは、まだ来ていないようですが、今ごろ太平洋のどこかを飛んでいるのでしょうか。
 果たして、この間作った巣に来るかなあ(笑)。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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記事 1785番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/26
書けない子でもすぐに書ける、対話によって作文力をつける構成図の書き方 as/1785.html
森川林 2013/04/12 08:12 

▽構成図の書き方の動画はこちら
https://www.mori7.com/douga/001/kouseizu_oya.php

 作文がなかなか書き出せない子がいます。また、書いている途中に、「次、どう書くの」と近くにいるお母さんにすぐ聞く子がいます。
 こういうときの対処の仕方は、親子で構成図を書くことです。
 時間は、10分から15分ぐらい。書いている途中に少しずつ教えるのではお母さんも大変ですが、最初の10分か15分でまとめて教えるのであれば負担にはなりません。

 最初に、お母さんが、子供から話を聞いてあげます。
「今日は、どんなことを書くの」
 お母さんが子供と話をする中で、子供が話したことを、1枚の紙に散らし書き風に書いていきます。

 このときのコツは、きちんとした文章で書こうと思わずに、気軽に短文で書いていくことです。作文に書くことだけでなく、脱線したことを書いてもかまいません。
 あまりびっしり書くと子供が負担に感じますから、余白をとってまばらに書いていきます。

 A4サイズ程度の紙が大体埋まったら、それを子供に見せて、「これを参考にして書いてごらん」と言ってあげると、子供は喜んで書き出します。
 最初は、構成図に書いたことだけをそのまま書くかもしれませんが、それでも書き終えたら、書けたことを認めてあげます。

 人間は誰でももともと、自分の力で自分の考えたことを書きたいという気持ちを持っています。ですから、構成図を書き写すことに慣れてくると、自然に自分で書くようになってきます。

 なぜなかなか書き出せなかったかというと、作文を書くという手本をあまり見たことがなかったからです。子供たちが見るものの多くは、既に書かれたものです。頭の中にあるものが文章として書かれる過程を見る機会はあまりありません。
 しかし、それを見よう見まねで書いてみると、多くの場合、親や先生から間違っているところを注意されます。だから、作文を書くことが難しいと思うようになってしまったのです。

 お母さんが構成図を一緒に書いてあげると、実際に文章が書かれる過程を見ることができます。それで、自分で書くコツがわかってくるのです。

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A4サイズの紙1枚を埋めるのに、大体10分ぐらいです。

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北朝鮮からの核攻撃について考える as/1784.html
森川林 2013/04/11 14:42 




 いろいろな情報を総合すると、4月15日(月)に、北挑戦が日本の米軍基地に核攻撃を含む軍事行動を加える可能性があるようです。該当する地域は、横須賀など関東にある米軍基地です。

 その裏づけとなる情報は、
・4月15日が北朝鮮の記念日にあたる。
・北朝鮮がこれだけ世界のマスメディアを騒がせて何もしなかったということにすることは立場上できない。
・アメリカが財政上の制約から、軍事費の削減をせざるを得なくなっている。
・その分を、日本が軍備をする形で、アメリカの軍需産業の需要を肩代わりできれば都合がよいと考えられている。
・日本もちょうど憲法改正を目指している。
・日本人は、実際の被害がないと行動しないと思われている。
などです。
 4月15日は、天皇陛下もご静養のために東京を離れます。

 すべて、極東の緊張と衝突で大きな利益を得るグループが画策していると考えれば話が合います。
 実際に、この事態が起きる可能性が高いかどうかの判断は、4月12日(金)の日経株価の動きを見れば予測できます。
 この衝突が意図的に行われているものであれば、事前に衝突を察知しているグループの動きによって株価は下がります。

 では、どうしたらこういう動きを止めることができるかと言えば、このような情報を拡散することによってです。

 既に多くの人が、極東の緊張によって利益を得るグループがあることを知っています。
 それは、はっきり言えば、アメリカの軍需産業の背後にいるグループで、北朝鮮はその単なる操り人形にすぎません。
 アジア人どうしを戦わせる意図を持つ人々がいるならば、私たちはそれに対して堂々とアジアの平和を主張しなければならないと思います。

(写真は、小惑星探査機「はやぶさ」が燃え尽きる前に最後に写した地球の写真)

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