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記事 1850番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/25
人に頼る勉強から自分で工夫する勉強へ as/1850.html
森川林 2013/06/26 07:28 



 今日のfacebook記事より。

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 小学生のころは誰でもやるべきことは同じです。そして、それらはやれば誰でもできるようになる基礎的なことばかりです。
 しかし、中学生、高校生と学年が上がるにつれて、自分なりの得意不得意が出てきます。そして、苦手なことは何度も反復して学ぶ必要が出てきます。

 しかし、人に頼る勉強をしていると、みんなと同じ教材とカリキュラムで勉強するので、できることもやらなければならず、もっと力を入れたいこともそこそこにしかできなくなります。
 その結果、人任せの勉強をしている子は、成績を上げるためにより長い時間をかけなければならなくなり、読書や作文などの考える力をつける勉強ができなくなってしまうのです。


 家庭で子供に勉強を教えるときも同じです。
 子供が小学校低学年のときは、わからないことがあればすぐに教えてあげることができます。そして、熱心な優しいお母さんほど、熱心に優しく教えてしまいます。

 しかし、教えてもらう勉強に慣れてしまった子は、かえってなかなか力がつきません。
 教えてもらうと、自分の力でできていないのに、できたような気がしてしまうからです。

 子供が小さいときほど、そして、簡単に教えてあげることができるときほど、お母さんは、子供が自分の力で解けるように誘導してあげる必要があるのです。



 今日はこれから雨になるようで、少し梅雨らしい一日になりそうです。
 雨の恵みと日の光の恵みで、草木も次第に夏本番に近づいてゆくようです。
 近くの公園では、もうヤマモモが赤く色づき始めていました。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
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家庭学習(92) 

記事 1849番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/25
言葉の森の夏の無料体験学習 as/1849.html
森川林 2013/06/25 07:37 


言葉の森 夏の無料体験学習受付中!

毎週担当の先生からの電話指導でわかりやすい対話式の作文通信教育


電話が終わったらすぐに書き出せ、書いている間も質問ができる。


作文が好きになるだけでなく、読解力、国語力がつく。


作文の予習で、家族の対話が増える。


だから、作文の勉強で学力全体が伸びる。


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教室の話題(26) 言葉の森サイト(41) 

記事 1848番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/25
5月の森リン大賞(小6の作文から) as/1848.html
森川林 2013/06/24 10:26 



 5月4週の清書の中から、森リン大賞の作品を紹介します。
 この作品は、冒頭に要約の文章が入っていましたが、要約以外の文章の点数が高かったので代表作品にしました。
 体験実例、たとえ、ことわざの引用、一般化の主題などの項目もよく書けています。


5月の森リン大賞(小6の部152人中)
言葉とは
みおコロネ

 英語というのは、外の視点とうちの視点が合作で作り上げた珍しい言語だ。逆に日本語は外の視点がなく内部の視点だけの言語で国際普及の度合いが少ない。言い換えれば、日本語は外国人によって学ばれ使われた経験がないためにとても野放図な自然な言語となっている。フランス語は以前は日本語のような野放図な言語の状態であったが今では言葉がきれいに整理された。だから日本もこれからどうやって日本語を整理すれば日本語を世界に普及できるかということを考えるべきだろう。

 「なんでやねん。」
教室中にみんなの笑いが響き渡る。私は関西弁が好きだ。標準語はきっちりしているがちょっと硬くてきつい言葉に感じられる。その点関西弁は親しみが感じられるし、やさしい響きだ。例えば、標準語でいう「バカ」も関西弁だと「アホ」になる。「アホ」のほうが「バカ」よりあたたかみが感じられる。これは私が関西に引っ越してきてすぐに感じたことだ。もし、関西弁がすべて標準語にかわってしまったらどうだろう。この独特の言葉のあたたかみがなくなってしまう。面白いお笑いだって関西弁だからこそいいものもある。つまり、日本の言葉全てが完全に標準語に統一されてしまったら、地方それぞれにあった文化や雰囲気を壊してしまうことになると思う。標準語はもちろんのこと、それぞれの方言も全部含めて日本の文化だろうと思うので大切にしていきたい。

 しかし今は世界全体で国際化が進んでいる時代だ。だから日本語を日本の中だけで閉じ込めるのではなく、日本のことを外国人に広く知ってもらうのは大切なことだと考える。筆者は外国人に日本を知ってもらうためにお金をかけて日本語を簡単なものにするべきだと述べている。だが、私はそうではないと思うのだ。日本語は日本の文化としてあるのだから、日本を知ってもらうためには日本語を変えるのではなくもっと別の方法を探すべきだと思う。そこで私はもっと日本語を学ぶ教材をいろいろな種類をつくってたくさん工夫をこらしたらいいと思う。英語の教材はすでにたくさんの種類があり、まるで雨後の竹の子のように次々と新しいものが出てくる。CDがついていたり赤シートがついていたりいろいろな工夫もある。日本語の教材も外の視線に合わせて作るべきだろう。そうすれば、好きな教材を選べるしもっと日本語が覚えやすくなると思う。そしてもっと日本のことを知ってもらえるにちがいない。

 人間にとって言葉とはその国の文化である。だからその言葉は大切にしなければいけない。たとえそれが複雑で難しかったとしても、国際化するためにそれを簡単にしてしまったらそれはその国の言葉とは言えないのではないだろうか。「角をためて牛を殺す」ということわざがある。日本語を簡単にしてしまうことは、そうなりかねないのではないだろうか。だから、私はこれからも日本語にほこりを持って大切に使っていきたい。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1言葉とはみおコロネ88119672667590
2むずかしい日本語ひあう82113649707986
3微妙な表現きゅうちゃん8090651647492
4国立科学博物館に行ったことはーちゃん7991844829684
5大爆笑きろせ7983544798884
6言葉が思い浮かばないワケドラえもん7975543828684
7「もじばける」の魅力りすっぴ7997246668587
8古墳めぐりはわの7880346699784
9笑いが持っている力たけみ7897447558189
10笑う門には福来たる彌織7885153536897


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子供の読書、言葉の森の予習、受験小論文のfacebookグループ紹介 as/1847.html
森川林 2013/06/23 23:49 



■「読書の好きな子になる庭」
 言葉の森では、「読書の好きな子になる庭」というfacebookグループを運営しています。ここでは、子供たちにおすすめのさまざまな本を紹介しています。
http://www.facebook.com/groups/dokusho/
 また、facebookに参加されていない方のために、読書の掲示板も設けています。
https://www.mori7.com/okads/

■「授業と予習の掲示板」
 言葉の森では、保護者の方が授業の予習につかえるように、学年別に「予習室」というfacebookグループを運営しています。
 例えば、小3の生徒の場合は、「言葉の森予習室小3」となっています。ここで、次の週の課題にどんな似た例やヒントがあるかということを紹介しています。
http://www.facebook.com/groups/yosyuus3/
 また、facebookに参加されていない方のために、授業と予習の掲示板も設けています。
https://www.mori7.com/okajg/

■「受験作文小論文の岸」
 言葉の森では、中学、高校、大学入試の作文小論文試験の情報交換の場として、「受験作文小論文の岸」というfacebookグループを設けています。
http://www.facebook.com/groups/sakubun/

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facebook(29) 

記事 1846番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/25
国語力を育てる要となる読書、作文、対話 as/1846.html
森川林 2013/06/22 07:04 


近くの公園では、もうドングリの花が満開。(マテバシイの木)

 今日のfacebook記事より。

====
 国語の苦手な子が増えています。
 それは、国語を勉強としてやっているからです。

 塾に行って、算数を1時間、国語を1時間、英語を1時間やってバランスよく国語の力がつくのではありません。
 国語は、生活の中で、読み、書き、聞き、話す時間を豊かに過ごすことで力がつきます。
 だから、国語の得意な子ほど、国語の勉強を特にしていないということがよくあるのです。

 今の子供たちの置かれている環境は、物の生活が豊かになった分、言葉の生活が貧しくなっています。
 昔は、娯楽が少なかったので、子供たちは夕方よく本を読んで過ごしていました。
 テレビが普及していなかった時代には、ラジオを聴くことが家族の共通の時間の使い方でした。

 しかし、今は、子供が自分の部屋でひとりでテレビやゲームやインターネットに興じることができる環境も生まれています。
 これらの娯楽は、遊びの敷居を低くするために、ますます言語を省略し、ビジュアルな刺激を際立たせるものになっています。
 こういう生活の中で、国語のドリルを毎日何ページやるというようなことでは、国語の力は低下していって当然なのです。

 子供たちの国語力の低下に危機感を感じた学校が、少しでも読書の機会を作ろうと「朝の10分間読書」を始めると、それを勘違いして、「読書は学校でやっているから、家でやらなくてもよくなった」と思ってしまう人たちもいるのです。

 読書こそ、子供たちの国語力を育てるいちばんの要になるものです。
 読書、作文、対話の生活を充実させることが、子供たちの国語力ばかりでなく学力全体を成長させるもとになっているのです。
====

 読み、書き、聞き、話すという日本語の生活を豊かにするといっても、何から手をつけていいかわからないという事情も確かにあります。
 ここで生かせるのが、作文を中心として読書と対話の時間を豊かにするという勉強です。

 ところが、世の中で行われている作文指導のほとんどは、作文そのものを直すことが中心になっています。
 子供たちの書いた作文を直すことは誰でもできます。しかし、いくら直してもそれで作文が上手になるわけではありません。かえって、作文が苦手になり嫌いになっていくだけです。

 しかし、では作文を褒めているだけでいいのかというと、それも少し違います。
 褒めていれば、子供たちの作文は必ず上手になっていきますが、作文そのものを評価するだけでは、上達にはかなり時間がかかるのです。

 それは、作文は、目的ではなく結果だからです。(つづく)

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