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受験作文と相性がいい、構成を重視した作文 as/3438.html
森川林 2018/10/30 05:56 

 言葉の森の作文指導は、小学校低中学年では主に表現項目の指導をしています。
 例えば、「たとえと会話と感想とことわざを入れて書く」というような指導です。

 小学校高学年から中学生、高校生にかけては、主に構成の仕方の指導しています。
 例えば、「第一段落には要約と意見を書き、第二段落には理由を書き、第三段落には方法を書く」というような指導です。

 これまで学校などで行われている作文指導では、子供たちにテーマを与えて自由に作文を書かせ、そのあと、書かれた文章の添削をするというのが主なやり方でした。

 しかし、こういうやり方では作文は上達しません。
 上手な子は最初から上手に書き、上手でない子はいくら添削されても上手になる道筋がわからないからです。

 そのため、教える側は、子供たちに上達する道筋を示すかわりに、上手な子の作文を見せるというやり方をしてきました。

 ところが、上手な子の作文をいくら見せられても、それがほかの子の書く作文の参考になるわけではありません。
 かえって上手な子の作文と比較してやる気をなくすのがせいぜいなのです。
 作文指導に熱心な先生のいるクラスほど、作文が苦手な子が増えるというのはそういう事情があったからです。

 一方、作文の試験をする学校側では、作文の評価は一歩進んだ形をとっています。
 それは、言葉の森と同じように、構成の枠を決めて書かせるという形になっているのです。

 例えば、段落の数を決め、1番目の段落にはどういうことを書き、2番目の段落にはどういうこと書き、3番目の段落にはどういうことを書くか。そして、どういう言葉を入れるかというようなところまで指定している作文試験もあります。

 なぜこのように構成の仕方や表現の項目を指示するかというと、そのことによって作文の評価が客観的に行えるようになるからです。

 そして実は、この構成と表現を指示するやり方は、言葉の森が昔からやっていたやり方なのです。
 ですから、言葉の森に作文を習いにくると、どんな子でも書き方がすぐに分かり、迷わずに書き出すことができます。
 苦手な子も、すぐに書き出すことができ、難しい課題でも、すぐに書き出すことができるというのが、構成と表現を指示する事前指導の特徴です。
 だから、上達する道筋もおのずからわかってくるのです。

 言葉の森の構成指導と表現指導の特徴は、作文試験の模範解答作りにも表れています。
 世間で出されている作文の書き方の参考書はほとんどすべて、模範解答に子供が実際に書いた上手な作文を使っています。
 しかし、こういう模範解答をいくら読んでも、子供は作文をどう書いたらいいのかわかりません。
 それは、構成の仕方にも、表現の仕方にもルールがなく、ただ偶然上手に書けたものを載せているだけだからです。

 これに対して言葉の森で作っている作文の模範解答は、一定の原則をもとにした構成と表現に沿って書かれています。
 だから、この模範解答を見れば、どう書いたらいいのかということがわかるのです。

 実際に、言葉の森で勉強している生徒は 、作文の構成がしっかりしているという評価をよく受けます。
 それは、構成を重視した作文を指導しているからです。
 そのために、受験で出される作文とは相性がいいのです。

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森川林 20181030  
 作文というものを、漠然と文章で書かれたひとまとまりのものと考えていると、評価も指導もできません。
 全体に上手だとか上手でないとかいう、感覚的な印象を言うだけになってしまうからです。
 作文は、構成、題材、表現、主題、表記、字数、速度という、それぞれの側面に分析して見る必要があります。
 この分析が、作文指導と作文評価の鉄則です。
 しかし、分析は方法であって、目的ではありません。
 作文の目的は、個性と創造という内容の方にあるからです。


nane 20181030  
 昔、作文指導について書かれた本を読んだところ、「事前に構成を指示して書かせるのは、できたらいいが、それはまず無理だ」ということが書かれていました。
 その無理なことをずっとやってきて、今の受験作文にも生かしているのです。


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もし、働かなくてもよい社会が来たら as/3437.html
森川林 2018/10/29 10:01 

 もし、働かなくてもよい社会が来たら、今、人生で必要だと思われていることの多くが必要ではなくなります。
 すると、人間はもっと自由に自分の本当にしたいことをして生きるようになるでしょう。

 人類の生産力の総体は、すでにすべての人の生活を養うのに十分になっています。
 それが今そうなっていないように見えるのは、豊かさが不要なところに消費されているからです。

 しかし、すべての人が、そういうことに気づき始めています。
 インターネットの普及は、正しい情報をさらに大きく広げていくでしょう。

 私たちが生きているのは、その端境期です。
 だから、子供の教育も、今の社会の必要と、将来の社会の理想との両方を考えていく必要があります。

 今、「かたい」仕事と思われているものが前提にしている社会は、未来の社会とは正反対にあるものです。
 嫌いなことを我慢してやる力よりも、好きなことを楽しくやる力の方が、やがて大事になってきます。

 答えのある勉強を人より早くできるようにすることよりも、答えのない世界を楽しく創造する力の方が重要になってきます。
 そして、それぞれの人が創造によって作り上げた豊かさをすべての人が共有することによって、未来の社会は更に豊かになっていくのです。

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森川林 20181029  
 人間は、先のことを考えられる存在です。
 しかし、子供は、先のことは考えません。
 子供は、今を生きている存在だからです。
 だから、大人がすでに見える未来だけでなく、まだ見えない未来も考えておく必要があるのです。


nane 20181029  
 これまでの社会は、勝ち負けのある社会でした。
 だから、人間は負けないことを第一の目的にして生きざるを得なかったのです。
 しかし、未来の社会では、勝ち負けはゲームの中で行われるだけになるでしょう。
 誰もが思い思いに好きなことをして、そこで得たものを誰もが共有できる社会になります。
 それは、人類がすでにそういう豊かさを達成しているからです。


グリーン 20210425  
やりすぎ都市伝説の話どんどん実現してくれ
働かない社会実現してくれ

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