今年は、港南台教室で春の読書作文キャンプを行います。
教室の中の4部屋にそれぞれテントを張って、そこでシュラフで泊まります。
1部屋の人数が4~5人になので、互いに親しくなるにはちょうどよい人数だと思います。
全体の企画は、勉強以外にゲーム的なことも考えていましたが、全体での遊びは学校などでもやっているので、夜は自分たちで自由に遊ぶ時間を確保することにしました。
戸外の自然の中での遊びというには、今日は少し寒く、まだ生き物もそれほど表には出てきていないようです。
しかし、みんなの交流を中心に楽しくやっていきたいと思います。
今回、特に新しく行うのは、みんなで出かける夜の買い物です。
セリアという100円ショップが歩いて5分ほどの駅前にあるので、そこでみんなで自分の好きなおもちゃを買ってきて、夜の自由時間に部屋で遊ぶというようにしたいと思います。
読書は、これまでと同じように、自分の持ってきた本と教室で借りた本を何冊も積んで、次々に読んでいく付箋読書のような読み方をします。
作文は、これまではひとりで書く形でしたが、今回は、上級生が下級生にたとえやダジャレなどをアドバイスしてグループとして作文を仕上げるというようにする予定です。
夕食と発表会と夜の部屋の様子は、ご家族向けにZoomで放映する予定です。
夕方17:00ごろから放映の準備をします。
パスワードは、お電話でお聞きください。
瀬上の池の休憩所
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今日から、春の読書作文キャンプです。
横浜の教室なので、交通の便は比較的便利です。
これから、毎月、読解検定と合わせた読書作文キャンプを行っていく予定です。
読書作文キャンプのテーマは、読書と作文と自然と人間との交流です。
ただ並べただけのようですが、この四つが大事なのです。
将来やりたいと思っているのは、工作やプログラミングで、みんなで協力して何かを作り上げながらの交流です。
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新小1~新中1の4.1週の授業の動画を資料室にアップロードしました。
https://www.mori7.net/mori/
資料室には、「4月からの寺子屋オンラインの勉強の進め方」の動画も載せています。
寺子屋オンラインに参加される方は最初にこの説明をごらんください。
動画:
https://youtu.be/5pb6Orxl30I
図:
https://www.mori7.net/izumi/gazou/2019/3290438100.jpg
寺子屋オンラインとは、オンラインの少人数クラスで、発表と交流のある全員参加型の学習を進めていく勉強形態のことです。
寺子屋オンラインには、現在、作文クラスと、発表学習クラスと、自主学習コースがあります。
作文クラスの学習内容は、電話通信指導や通学指導の内容と同じですが、生徒全員が事前の準備を発表し、その発表をもとに相互に質問や感想を言う時間を取っているところが違います。
作文の準備と発表のほかに、読んでいる本の紹介や暗唱の発表なども行います。
また、45分間の授業時間中に、作文実習の時間をとるので、未提出ということがありません。
Zoomというウェブ会議システムを使う勉強形態は、ほとんどの人が初めて経験する勉強の仕方ですが、ほぼ問題なくつながります。
ただし、動画や音声の処理などでメモリを消費するためだと思いますが、長時間つないだままにした場合や、古いパソコンの場合は、途中でZoomが落ちてしまうことがあります。
しかし、その場合でも、再アクセスすればすぐに復帰できます。
言葉の森では、この寺子屋オンライン方式の勉強を、作文や発表学習や自主学習以外にも広げ、教育全体を寺子屋オンラインでカバーできるようにしたいと思っています。
また、寺子屋オンラインで知り合った生徒どうしが、夏休みなどの自然合宿で交流できる機会を数多く作っていきたいと思っています。
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寺子屋オンラインは、未来の勉強です。
最初のころ参加した生徒は、ユニークな子が多かったです。
今でも、その傾向はあります。
いちばんの特徴は、受け身ではなく自分から進んで何かをしようという子が多いことです。
これが、これからの教育の新しいプラットフォームになると思います。
言葉の森が日本で初めて作文専科の教室を開いたときは、毎週のようにやり方を変えていました。
しかし、今はもうほとんど変わっていません。
寺子屋オンラインも、日本で初めての試みなので、かなり頻繁にやり方を変えています。
しかし、それでも大筋の方針は決まりました。
これから日本の教育のプラットフォームを作っていきたいと思います。
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宮城県古川高校 M.T.さん
保護者の方より
「急にお願いして、引き受けていただきありがとうございました。
子どもも自信を持って受験できたようです。」
担当講師より
「合格おめでとうございます! M.T.さんは小学校6年間言葉の森で学び、中学受験コースでも頑張って合格を手にした生徒さんです。今回、3年ぶりに高校受験前一か月間だけの受講でしたが、すぐにコツをつかんで上手に書けるようになりました。可愛いらしい小学生だった真理子さんがもう高校生のお姉さん・・・感慨深いです。これからの高校生活を楽しんでくださいね!」
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ここ数日で届いた3冊の本を見て、未来の教育について共通のビジョンがあることがわかりました。
それは、言葉の森が今進めているオンライン教育と同じものでした。
3冊の本とは、
「祈りが護る國 アラヒトガミの霊力をふたたび」保江邦夫
「宇宙を超える 地球人の使命と可能性」木内 鶴彦
「Appleのデジタル教育」ジョン・カウチ, ジェイソン・タウン,
です。
詳しい話はあとで書きますが、今の日本の教育の一つの大きな問題点は、教育の目的が受験のために行われていることです。
そのため、点数をつけることが先生の仕事のようになっています。
そして、点数をつけやすくするために、○と×がはっきりわかり、そして何割の子が必ず×になるようなことが教えられています。
それは、みんなが○になったら、点数をつける意味がなくなってしまうからです。
点数をつけることは、本当は教育の本来の目的とは正反対のことだという自覚がないのです。
言葉の森の作文試験も、目標は全員を合格させることですが、講師の仕事を始めて間もない先生は、できる子はいい点数を取り、できない子は悪い点数を取るものだという考えを自然に持っています。
それぐらい、点数をつけることが教育だという考えは根強いのです。
アップルの本の著者であるジョン・カウチさんは、小学生のときまでは勉強が面白かったのに、中学生になったら急につまらなくなったと書いています。
それは、小学校ののときは、自分が工夫したことをすると褒められるという余裕が教育の中にあったのに、中学に入ると、決められたことをただ覚えてよい点数を取ることだけが求められるようになったからです。
私も、発表学習クラスの理科の教材を作っていて、同じことを思っていました。
小学校のころの理科は、面白いのです。
キャベツ畑でモンシロチョウの卵を見つけて育てようなどという授業があるからです。
それが、学年が上がるにつれてだんだんつまらなくなり、中学の理科になると、維管束がどうしたとか、単子葉と双子葉の区別だとか、自分が知りたいと思ったときに調べればすぐにわかるようなことが、覚えなければならない勉強として強制されるのです。
しかも、その勉強は点数の差をつけやすいように、重要なことよりも、間違えやすいことを中心に出される問題となっています。
同じようなことは、漢字の書き取り試験にもあります。
漢字の書き方を知っている大人は、その知識を子供も同じように持つべきだと思いがちです。
そして、中には、トメとかハライとかのわずかの違いで○にしたり×にしたりする教育も行われています。
たぶん、そういう細かいことを注意する先生は、パソコンの操作などは苦手だと思います。
生まれたときからネット環境の中にいる子供たちは、現代の新しい知識で吸収しなければならないことがたくさんあります。
ところが、そういう新しい知識を吸収しようとしない大人たちが、古いままの、未来の社会では必要なくなる知識を子供たちに教えようとしているのです。
保江邦夫さんが聞いた四国の工業高校の先生の話では、ある宇宙人の教育では、子供たちが持って生まれた天賦の才を伸ばすことだけが教育の中身になっていたそうです。
それさえしていれば、ほかのことは何もしなくてもちゃんとついてくるということでした。
そして、日本の教育が特によくない理由として、天賦の才を無視してすべての面を一律に引き伸ばそうとしていることが指摘されていました。
木内鶴彦さんの本には、かつての日本の縄文時代の循環型社会の話が出てきます。
そこでは、すべての人が自分の得意な分野で作ったものや手に入れたものを、互いに交換して暮らしていたそうです。
現代の社会は、縄文時代よりも経済的な生産力は遥かに大きくなっています。
だから、縄文時代のように、農業を中心にした得意な分野を伸ばす必要はありません。
工業の分野は、機械でまかなえるので、多くの人間が携わる必要はありません。
すべての人が自分の得意なことを伸ばす分野は、身体と時間に関係した文化と技術と学問の分野です。
なぜなら、人間の個性は、かけた時間と身体の適応によって形作られるからです。
これらの分野の中でも特に重要なのは、学問の分野です。
なぜなら、学問の世界は、無限な多様性を持つからです。
ある特殊な分野に関心を持つ人がその関心を学問的に深めていくと、そこに個性とともに創造が生まれます。
その創造が、人間の社会をより豊かにしていきます。
言葉の森が今行おうとしている教育の柱の第一は、創造性を育てる作文教育です。
第二は、個性的な関心と経験を学問的に発展させ創造的に発表する発表学習教育です。
第三は、学校生活と社会生活に必要な学力を家庭で自主的に進める自主学習教育です。
そして、第四は、それらを自然と人間との交流の中で行う自然合宿教育です。
これらを可能にするのが、現代のインターネットを中心にしたテクノロジーです。
未来のビジョンがここまで明らかになっている以上、今後の紆余曲折はあるとしても、これからの日本と世界は素晴らしい社会になるだろうと思ったのです。
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未来の教育というものを考えた場合、言葉の森は最先端に近いところにいると思います。
なぜなら、世界でも初めてのいろいろなことに既に着手しているからです。
ただ、新しいことばかりなので、あまり理解されていないことと、人に頼めないことが多いので、細かい対応が不十分になりがちなところが弱点です。
しかし、大きな方向は定まっているので、これから講師や森プロなど多くの人たちの協力を得ながら日本と世界の教育をよりよくするためにがんばっていきたいと思います。
最近、学習塾で作文講座を行うところが増えてきたようです。
また、しばらく前から、通信教育でも作文講座を行うところが出てきました。
同じ作文という名称なので、低中学年のころは大した差はないように見えます。
かえって、詳しい添削でよく面倒を見てくれるように見えることもあります。
しかし、本質的な目的が違います。そして、高学年になると実際の成果も大きく違ってくるのです。
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春の読書作文キャンプで、初日の午後に行く場所です。
ザリガニのいるはずのところには、まだ見えませんでしたが、網ですくうとたぶん小さいのが見つかると思います。
行くところは、どこも教室の近くなので、これからの読書作文キャンプは、すぐに企画できそうです。
今度は、読解検定付きの読書作文キャンプにしたいと思っています。
予定としては、4月20日(土)午後2時から21日(日)午後2時で、のちほど参加フォームを作成します。
オンラインで勉強し合っている子供どうしが誘い合って、リアルな場所で再会するといいうのが感動的で面白いと思います。
▽里山の光景です。
▽細い道が15分ほど続きます。
▽道に沿って小さな川が流れています。
昔、犬を連れて遊びに行くと、すぐに道をそれて川の中をジャブジャブと歩き出しました。
ゴールデン・レトリバーなので、水が大好きだったのです。
▽田んぼがあります。
▽カワセミがいました。ほかにも、キジとか、フクロウとか、タヌキとかいるようです。
▽終点の池。カモが泳いでいました。
▽スミレが咲いていました。
▽田んぼの近くの水路に小さなオタマジャクシ。
ザリガニ君たちは、まだ寝ているようでした。
▽水路の近くにセリが生えていました。
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通信教育の弱点は、自然や人間とのリアルな交流ができないことです。
だから、那須に合宿所を作りました。
しかし、新幹線で東京から2時間とは行っても、やはり那須は遠いです。
そこで、新しい教室で土日合宿ができるようにしました。
横浜市とは行っても、横浜市の外れに近いのでかなり自然はあります。
ここで、将来、読解マラソンと読解検定合宿をする予定です。
読書作文キャンプは、本当は保護者の懇談会もあるといいと思うので、日中、子供たちは読書作文キャンプ、保護者は鎌倉散策で、夕方にみんなで食事をしながら作文発表会という形もいいかと考えています。
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