ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5034番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/4/29
国語読解問題の解き方のコツ――理詰めに解く方法を理解するためには、保護者の協力が必要 as/5034.html
森川林 2024/03/28 07:21 

シレネ ピンクパンサー



 国語というのは、日本語のことですから、普段誰でも日常的に使っている言葉です。
 その言葉で国語の読解問題を出すのですから、問題を出す人は工夫をします。

 工夫のひとつは、難しい文章を問題を出すことです。
 これは、誰でも考えつきます。
 だから、国語の問題文には、悪文が多いのです(笑)。

 悪文の例は、「前者」とか「後者」とかいう言葉を使うことと、「それ」とか「その」とかの指示代名詞を使うことです。

 だから、作文には、こういう言葉を使わずに、できるだけ具体的に書いていく方がいいのです。

 さて、国語の問題を作る人のもうひとつの工夫は、合っていそうなものを正解にするのではなく、間違っていないものを正解にするような選択肢を作ることです。

 読解検定をやっていて、なかなか点数が上がらないという人は、この解き方のコツを理解してください。
 そして、もうひとつは、問題集読書で、難しい文章を読み慣れておくことです。

 読解問題の解き方は、次の記事を参考にしてください。

▼国語の勉強法
https://www.mori7.com/bennkyou.html
====
……
 実際の問題文は、ここに載せた文章の6、7倍あります。普通の高校生でこういう文章を読むと、大体最後の方には意識が朦朧(もうろう)としてきます。設問を見て、問題文を読み直す気力が失せた状態で選択問題を解くので、合っていそうなものに○をつけてしまうのです。
 設問を一つずつ見ていきましょう。
 1は、「哲学の場合、対象へのアプローチの仕方を説得できることが重要」などとどこにも書いていないので×です。
 2は、特に間違っているところはないので保留です。
 3は、「学問は自分とのかかわり方をより望ましい方向へ持っていくために知識を得る」などとどこにも書いていないので×です。むしろ、その反対のことが書かれています。
 4は、「学問は、自分とのかわわりを知るために考える」などとどこにも書いていないので×です。これも、その反対のことが書かれています。
 5は、「哲学は、自分自身を知ることを目的として問いを立てる」などとどこにも書いていないので×です。これは、この設問自体について言えば、合っているとも合っていないとも言えませんが、問題文との関連で当てはまらないということです。
 したがって、正解は、特に間違ったことを言っていない2ということになります。
 国語の選択問題はすべてこのような発想で解いていきます。ですから、難しいことは何もありません。ただし、大量の文章をこのように読みこなしていくためには、まず問題文自体をすらすらと読める力が必要です。そのためにも、問題文を繰り返し読む勉強法が有効なのです。
====

 こういう理詰めの読み方は、子供だけではなかなかできません。
 しかし、先生が授業の中で、こういう読み方を説明することもできません。

 一斉指導で説明することはできますが、一斉指導で理解する子はほとんどいません。
 一人ひとりのそれぞれの選択肢について、本人が納得するまで説明する必要があるからです。

 だから、国語の読解問題は、結果が返却されたあと、お母さんが一緒に見てあげることが必要になります。

 問題の中には、お母さんが見てもうまく説明できないものがあると思います。
 そのときは、国語読解掲示板に書いてください。
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=45

 そのときに、ただ「わかりません」と書くのではなく、「こう思ったのですが、なぜ……ですか」と本人の考えも書いておくといいです。

 こういう質問のできる子は、みんな国語が得意教科になります。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20240328  
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうしたら……」と相談がありました。
 その子は、中学生のときは、読解検定についての質問をよくする生徒で、国語の成績はとてもよかったのです。
 それで、実際に悪かった問題と解答を送ってもらいました。
 すると、中学生のときに解いた読解問題の解き方のコツをすっかり忘れているのです。
 そのことを話したら、すぐに納得して、それからまもなく東大に受かりました。
 東大の国語は記述問題なので、その前のセンター試験の国語がよくできたのです。。
 読解問題の解き方は、国語力という面もありますが、それとともに解き方のコツを理解しているかどうかということがあるのです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
国語力読解力(155) 

記事 5033番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/4/29
小学生の作文は、小学5年生から急に難しくなり、中学1年生から新しい書き方の意見文になり、中2、中3と意見文が発展し、高校生で更に難しい小論文になる as/5033.html
森川林 2024/03/27 09:32 

「こんにちは」 道にとびでている菜の花(笑)



 言葉の森のほかにも、いろいろな作文講座や作文教室があります。
 そういうところの指導のほとんどは、小学生どまりです。

 小学生の作文の勉強では、小学4年生までは、生活作文という事実中心の作文です。
 この事実中心の作文を表現豊かに書くことが、小学生の作文のひとつの目標です。


 しかし、小学5年生からは、事実文ではなく説明文の課題になります。
 説明文の場合も、作文の中身は事実が中心ですが、大事なことは、その事実を通してより抽象的な主題があることです。

 例えば、小学3、4年生の子が、友達のことを作文に書く場合、友達との出来事だけで作文を書くことができます。
「友達とあんなことをした。こんなことをした。」という作文です。

 しかし、小学5、6年生になると、友達との出来事だけでなく、「人間にとって友達とは何か」という抽象的な主題が出てきます。
 その「人間にとって友達とは」という主題に合わせた出来事を見つけて書くというかたちになってくるのです。

 これが、中学生になると、更に主題中心の展開になります。
 自分の意見という主題に合わせて、その主題に合う事実を構成するという書き方になります。
 作文の学習には、こういう発想の進歩があるのです。


 作文は、小学5年生から本格的に難しくなります。
 小学校の高学年まで作文の勉強を続けなければ、低学年から作文の勉強を始めた意味がありません。

 言葉の森のほかの作文講座の中には、「小学1年生から6年生まで」とうたっているところもあります。
 こういう作文講座では、小学5、6年生の作文指導も十分にはできません。

 作文の勉強では、中学生、高校生までの作文指導があるのが当然で、その流れの中で、小学校高学年の作文指導もあります。


 ということで、新しく小学5年生になるみなさんは、新学年になると、作文の課題が急に難しくなったと感じると思いますが、それが自分を成長させるのだと思ってがんばってやっていってください。

 小学5年生の字数の目標は1000字、小学6年生の字数の目標は1200字です。
 こういう字数も平気で書けるように、作文と読書に力を入れていってください。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 
コメント61~70件
……前のコメント
国語力はテクニ 森川林
「国語力をつけるために、特に読書をする必要はない」という耳あ 6/6
記事 5091番
リアルな通学教 森川林
 未来の教育は、対話型の少人数オンラインクラスの教育になりま 6/5
記事 5090番
クリティカル・ 森川林
西洋には、批判を通して新しい考えが生まれるという弁証的な発想 6/4
記事 5089番
優しい母が減っ yori
私の母は、もう中学2年生なのに、スマホをもたせてくれません。 6/3
記事 979番
日本を復活させ 森川林
 日本を復活させる道筋は、創造教育文化国家を目指すこと。 6/1
記事 5081番
4月の森リン大 森川林
 大学生や社会人になった元生徒の子供たちが、自分が中学生だっ 5/31
記事 5085番
優しい母が減っ 森川林
 娘さんの友達から怖がられているというお母さん、コメントあり 5/8
記事 979番
優しい母が減っ 娘の友達
娘は中3。私は自称甘い母親です。世の中の厳しい先輩ママたちか 5/7
記事 979番
学習グラフのペ 森川林
言葉の森の今後の方針は、デジタルなデータをアナログで送信する 5/6
記事 5058番
森リンベストの 森川林
じすけ君、ありがとう。 統合失調症のような、また似たような 4/21
記事 4657番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 読解検 森川林
 これは、その言葉があるかどうかではなく、文脈として読み取る 4/28
国語読解掲示板
読解検定小5の みきひさ
読解検定 小5 4月について3問教えてください。 どうぞよ 4/27
国語読解掲示板
茨木のり子さん 森川林
 茨木のり子さんが晩年に書いていた言葉、 「倚(よ)りかか 4/27
森川林日記
軽くて意味のな 森川林
軽くて意味のない広告の文面を書いていたのでくたびれた。 嘘 4/27
森川林日記
Re: 例えば 森川林
 この歌の本質は、「言えない」又は「言わない」というところに 4/27
森川林日記
例えば、敷島の 森川林
 本居宣長の「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」は、 4/27
森川林日記
AIに文章を直 森川林
 AIに文章を直してもらうと、  詩的な文章が散文的になる 4/27
森川林日記
雨は龍のメッセ 森川林
 雨は龍のメッセージ。  晴れは太陽のメッセージ。  ど 4/27
森川林日記
五月の薄曇りの 森川林
 五月の薄曇りの空の下をゆっくりと歩く。  自分の心の中に 4/27
森川林日記
走水神社 森川林
 走水神社に行ってきた。  神社の横の山の途中に、弟橘媛( 4/24
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
■小1から高3まで、年間の作文指導と結びついた作文検定
●評価サンプル
●知識偏重の教育から思考力重視の教育へ
AIと独自アルゴリズムを組み合わせた「日本語作文検定」がリニューアル


●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習