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本当の学力をつけるなら読書 as/2874.html
森川林 2017/03/02 05:14 


 勉強は、成績や点数として目につくので差があるように思いがちですが、その差は、誰でもやればすぐに埋まる差です。
 その反対に、読書は点数もつかいないしテストにもならないので、差があるかどうかということはわかりません。
 しかし、この読書力の差が実はかなり大きな差なのです。

 読書力は、一朝一夕につくものではありません。
 毎日の気長な読書の積み重ねのうちに、いつの間にか読む力がついていたというような気の長い話です。

 そのためには、特に低中学年のうちは、子供の好きな本を読ませることが大切です。
 親はつい、ためになるよい本を読ませようとしがちですが、そういう本は往々にして子供にとってあまり魅力のない本です。

 毎日読んでいても、それが薬でも飲むように義務感で読んでいるなら、読書の楽しみというものにはなりません。
 読んでいるうちに熱中して止まらなくなるような本が、子供時代の読書の理想です。

 そして、そういう読書に熱中した子が、本の中から生きた語彙を吸収し、その語彙力が考える力になり、学力の土台になっていくのです。

====
「読書は勉強よりも優先して」
https://www.mori7.com/index.php?e=2113

 小学生の学力の中心は読書です。しかし、この読書の範囲の中には、図鑑、絵本、雑誌、新聞、学習漫画、漫画などは含みません。それらを読むのはもちろんよいことですが、読書としては、文章を読むようなものを中心にしていく必要があります。

 読書は、時間のコントロールがしにくいので、勉強の最中には行いません。朝ご飯が終わって学校に行くまでの空き時間や、夕ご飯が終わって休憩している間の時間や、夕方の勉強が終わってあとは自由時間となる前の時間などに読む時間を設けるようにします。

 読書は毎日行うことが必要で、毎日10ページ以上は読むと決めておけば、読書の苦手な子も必ず読書好きになります。本の好きな子は、毎日50ページ以上と決めておくとよいでしょう。

 小学生が平均的に読む冊数は、1週間に約2冊と言われています。この読書量の差が、小学生の学力の差です。同じように勉強していて、よくできる子とよくできない子がいるのは、勉強の時間以外の家庭における読書の差と言ってもよいでしょう。

 読書でどんな本を読むといいかということについては、言葉の森facebookグループに毎日おすすめの本の紹介がされているので参考にしてください。
「読書の好きな子になる庭」
https://www.facebook.com/groups/dokusho/

 よくない読書選びは、子供の読む力よりも難しい本を読ませること、有名だからという理由で読ませることです。facebookグループで紹介された本などを参考に、子供が自分で好きな本を選ぶようにすることが大事です。

 また、読書は、家庭の環境も大事です。テレビがいつもつけっぱなしであるような状態では読書はできません。子供に読書をさせるためには、親も自分の好きな本を読む習慣を作っておくことです。
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森川林 20170302 1 
 語彙の豊富な子は、同じものを見ても、それを人よりも深く見ています。
 そういう生きた語彙を育てるのが、読書と対話です。
 語彙力は、学力の土台になるだけでなく、その子の内面生活の豊かさにもなっているのです。


nane 20170302 1 
 昔、勉強が忙しいから読書は行き帰りの電車の中だけで済ませる、という低学年の子がいました。
 低学年で勉強が忙しいなどということは、本来あるべきことではありません。
 もし宿題がたくさん出て大変だったら、そういう宿題はお母さんが手伝ってあげればいいのです。
 それよりも、子供は読書と遊びと対話にもっと時間を使うことです。


namura 20170302 10 
毎日読書をすることで、大きな力が働きますね。

mae 20170309 9 
昨日、図書館で小4の娘がズッコケシリーズを7冊も借りてきました(笑)。昨日のうちに1冊読み終わり、2冊目突入。寸暇を惜しんで(笑)本を開いています。そんな夢中になれる本に出会えるって幸せですよね。

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記事 2873番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
家庭で勉強させるコツ as/2873.html
森川林 2017/03/01 05:04 


 子供が小学校低学年のうちは、どういう勉強のさせ方をしても大差はありません。
 やること自体が簡単ですし、子供も素直なので、どういうやり方をしても力がつくのです。

 しかし、そういうやり方がそのまま高学年や中学生になっても通用するかというと、必ずしもそうではありません。
 それどころか、最初のやり方が悪いと、それが習慣になって、学年が上がるほどうまく行かなくなることがあるのです。

 例えば、その悪い例の一つは、勉強の量を時間で決めて長時間やらせることです。
 子供は、その決められた勉強時間を、できるだけ密度薄く、くたびれないようにこなす工夫をするようになります。
 それが、高学年になってからの、非能率の大きな原因になります。

 それよりも、勉強の量はページ数で決めて、終わったら自由に遊んでいいというようにするといいのです。
 すると、子供は集中して取り組みます。
 集中して取り組んで早く終わったら、追加の勉強などはさせずに、早く終わったことを褒めてあげるのです。

 小4までの勉強は、してもしなくてもどちらでも大して差が出ないほど基本的なものです。
 学校の勉強だけでも十分に間に合います。
 だから、この時期は、勉強の中身よりも、勉強に取り組む姿勢を育てることを中心にする時期なのです。

====
「家庭での自習のコツ」
https://www.mori7.com/index.php?e=2104 

 勉強の仕方には、コツがあります。
 よいやり方をすれば、親も楽で、子も楽しく勉強でき、しかも実力がつきます。
 よくないやり方をすれば、親もくたびれ、子も自信をなくし、しかも力がつきません。
 人間の能力は、もともと変わりません。ちょっとしたコツの違いだけなのです。

 自習のコツは、こんなふうに。

1、毎日やることを決めておき、子供が条件反射的に流れ作業でどんどんやれるようにします。
 だから、長文音読、長文暗唱、漢字暗唱、算数問題集、(英語音読)、問題集読書、読書など、分量をあらかじめ決めて、その内容が変わらないようにします。

2、しかし、分量は、親から見て、ちょっと少ないかと思うぐらいにします。
 だから、曜日によってやることを決めてもいいです。しかし、音読と読書は毎日必須です。

3、答えの丸付けは、子供本人がするようにします。×だったところは、自分で答えを見て理解するようにします。
 答えを見てもわからない場合、親が簡単に教えずに、参考になるページだけ教えて、できるだけ子供が自分で考えるようにします。
 だから、勉強は、子供が親に説明する時間がほとんどで、親が子供に何かを説明する時間はできるだけ少なくするようにします。

4、勉強の分量というのは、時間ではなく、ページ数です。時間で決めると、だらだら勉強する癖がつきます。
 分量を決めた場合、予定より早く終わっても、勉強の追加はしないようにします。追加をすると、やはりだらだら勉強するようになります。

5、子供に対する注意はできるだけせず、またからかったり、笑ったりもせず、上から目線で話したりもせず、いつも笑顔で明るく褒めて励ますようにします。

6、勉強の内容面については、親はできるだけ話をせず、子供が中心に話すようにしますが、長文に関する似た話は、親ができるだけおもしろおかしく自分の体験談でたっぷり話してあげるようにします。
 子供の話を引き出そうとするよりも、親が楽しく話をするように心がけます。両親だけで話が盛り上がって、子供が聞いているだけとなってもかまいません。
====

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森川林 20170301 1 
 昔は兄弟がいて、上の子が下の子に勉強の仕方のコツを教えるようなことがよくありました。
 今は、母子二人だけで、どのくらい勉強させればいいのかというよりどころがないので、ついやりすぎてしまうことがあるのです。
 こういうときに必要になるのは、やはり同じような子育てを経てきた経験者の話です。


nane 20170301 1 
 低学年のうちの勉強は特に、難しいことをやる必要はありません。
 というのは、その難しさとは、例えば算数の場合でも、問題文の中に子供がふだん使わないような言葉が入っていて読み取りにくいというような難しさだからです。
 こういう問題ばかりやっていると、性格の悪い子になるのではないかと思います(笑)。


mae 20170309 9 
※これも覚書。特に2と5をしっかりとお伝えすること。

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考える勉強、発表する勉強 as/2872.html
森川林 2017/02/28 05:29 


 知識を覚える勉強は、もう過去のものになります。
 知識は、基本だけをしっかり押さえていればいいのであって、その量で評価するような時代ではなくなります。
 クイズ王とか物知り博士などという言葉は、過去のものになりつつあるのです。

 そのかわりに出てくるものは、考える力と、勉強に対する意欲です。
 考える力の根本は、豊富な語彙と多様な経験です。
 子供のころから、たくさんの本を読み、いろいろな経験をしていくことが大事なのです。

 勉強に対する意欲は、友達との交流の中から生まれます。
 受け身の勉強ではなく、発表する勉強の中から、もっと自分らしいものを作りたいとか、もっと新しいことを学びたいとかいう意欲が出てくるのです。

 やらされる勉強は長続きしません。
 それを、テストで競争させてやる気を引き出すような勉強の仕方は、勉強嫌いの子を作り出すだけです。

 勉強は、小中学生のころはまだ面白いと思う人はあまりいませんが、高校生ぐらいになるとどんどん面白くなってきます。
 その勉強の面白さを味わった子は、誰に言われなくても自分の力で勉強を進めていきます。

 これからの日本に必要なのは、そういう考える力を持ち、勉強に対する意欲を持った子供たちです。

 そういう意図で、言葉の森では思考発表クラブを始めました。
 下記の動画は、3月から始める新小2の生徒を対象にした授業の例です。
 こういう話をもとに、6、7人の少人数で、インターネットを使って、互いの読書や勉強を毎週発表していくのです。

https://www.youtube.com/watch?v=05hzhb-67Bs&feature=youtu.be


 参考までに、受講料は月4回で月額2,160円です。
 3月から無料体験学習を受け付けます。
 対象は、新小1から新小6の生徒で、言葉の森の生徒以外の方も参加できます。

https://www.mori7.com/teraon/siha/siha.php

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森川林 20170228 1 
 教わる勉強がなぜつまらないかというと、ただ人の話を聞いているだけだからです。
 そして、ちゃんと聞いていたかどうかがテストされるのです。
 それよりも、勉強は自分で自主学習で進めておき、学校ではみんなが互いに勉強の成果を発表できるようにするといいのです。


nane 20170228 1 
 勉強の出発点は感動です。
「わあ、面白いなあ!」という感動があれば、人間は誰に言われなくても、自分で勉強したり挑戦したりしていくのです。


jun 20170228 2 
これからは、覚える力ではなく、考える力、発表する力がますます必要になってくるのでしょうね。

jun 20170228 2 
月額2,160円で思考力、発表力が身につくとはお得ですね(笑)。

namura 20170301 10 
なんでもやらされるより、自分で進んでやるからこそ続くのだと実感します。

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小学1年生の作文は、書かせて直す教え方ではなく、書かせて褒める教え方で as/2871.html
森川林 2017/02/27 05:14 


 1年生の子に作文を書かせれば、直すところがたくさん見つかります。
 しかし、それを全部直して、それで上手に書けるようになるかというと、そういうことはありません。
 それよりも、すぐに作文が嫌いになってしまいます。

 これは、作文の勉強に限らず、子供の勉強すべてについて言えることです。
 更には、子供の生活すべてについても言えることと言ってもいいでしょう。

 親や先生は、直したり叱ったりする前に、その子がうまくできるような準備を入念にして、その結果できたことを褒めるような教え方をしなければならないのです。

 直したり叱ったりしなければならないのは、子供に問題があるのではなく、そういう事前の準備をしなかったところに問題があります。

 褒める教え方をするためには、何よりも事前の準備が大切なのです。

====
「低学年は、作文を書くことに力を入れる前に、聞くこと、話すこと、読むことの土台を」
https://www.mori7.com/index.php?e=1756 

 低学年の子が何かを書くと、そこには必ずと言っていいほど欠点があります。
 勉強というと、間違いを直すことと考えている人が多いので、大人はその欠点をすぐに直そうとしてしまうのです。

 本当は、書くことを直す前の準備に力を入れて、書くときにはもうほとんど間違いがない状態で書かせればいいのですが、今の作文指導はそういう準備はなくただ突然書かせるような勉強になります。
 だから、作文が苦手になる子が多いのです。

 書く前に、もっと読んだり、聞いたり、話したりする指導に力を入れていく必要があるのです。
 それは、学校だけでなく、家庭でももちろん同じです。


 作文の勉強というと、すぐに文章を書かせることを考えがちですが、それが大きな勘違いのもとです。
 特に、小学校低学年では、書く勉強はできるだけ後回しにした方がいいのです。

 では何をするかというと、それは、書くことではなく、聞くこと、言うこと、読むことです。
 書くことが花だとすると、聞いたり、話したり、読んだりすることは、それを支える根や葉や枝です。

 花だけきれいに咲かせようとすると、子供に無理強いすることが多くなります。
 しかも、子供の書く文章は欠点だらけなのが普通ですから、注意せずに済ませることができなくなります。

 作文を書かせることや、その作文を添削することは、大人であれば誰でもできます。
 しかし、いちばん力を入れなければならないのは、書く前の土台作りです。

 作文を書かせるのは、注意したり直したりする必要がなくなってからです。
 そうすれば、楽しく褒めるだけの勉強になるのです。
====

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森川林 20170227 1 
 勉強の基本は、自学自習です。
 しかし、それはただプリントをやらせておけばいいというのではありません。
 特に小学校低学年の場合は、親子の対話を楽しむ自学自習にする必要があるのです。
 作文の勉強には、それが最もよく表れてきます。


namura 20170227 10 
褒めて伸ばす、参考になります。
お互い気持ちよく勉強も進めていくことができそうですね。

jun 20170227 2 
最後にほめてあげられるように誘導するというのがコツかもしれません。

jun 20170227 2 
作文に限らず、生活態度でも、いいところを褒めるようにすると、見違えるように良くなっていくことがあります。一つのことをほめると、それが全体にいい影響を及ぼすようです。

kira 20170227 52 
 やさしくほめるために、親の準備が大事ですね。

nane 20170228 1 
 小学1年生の子に作文を書かせると、すぐに、「次、どう書くの」と聞いてくる子がいます。
 それは、書いたあと直されたことが何度かあったからです。
 だから、子供の作文はできるだけ直してはいけないのです。
 しかし、直さなければ、子供が間違った書き方を続けてしまいます。
 だから、最初から直さなくてもいいような書き方を教えて、書いたあとは褒めるだけにしておくといいのです。


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