今年のサマーキャンプの勉強時間に、小3以上の生徒は、読書感想文も取り組めるようにしました。
読む本は何でもかまいませんが、似た例を書きやすいものがおすすめです。
言葉の森でこれまでに子供たちが読んでいた本の中で、内容が面白く、しかも似た例が書きやすいものということで次のようなものがあります。
「宇宙人のいる教室」(フォア文庫)……小学3、4年生向け
「川は生きている」(講談社青い鳥文庫)……小学4,5年生向け
「モモ」(岩波少年文庫)……小学5、6年生以上向け
学年はあくまでも目安ですから、小学6年生が「宇宙人のいる教室」の感想文を書いてももちろかまいません。
むしろ、読み取りやすい内容の本の方が、実例なども具体的に入れやすいので、いい作品に仕上がる可能性があります。
また、「川は生きている」は、ちょうど那須の川の様子を見ながら似た例を見つけられるので、どの学年の生徒にとっても書きやすいと思います。
今回は、読書感想文の書き方を身につけるということと、併せて学校の宿題も片付けてしまうことという二つの目標でやっていきたいと思います。
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読書感想文は、ある程度本を絞った方が書きやすいと思うので、小学校中高学年向けの3冊の本にしました。
読んでいる人は多いと思いますが、感想文向けに新たに読み直してみると、新しい発見もあると思います。
「川は生きている」は、実際に川の様子を見ながら似た例を書けます。
那須は川が多いので、遊びながら感想文の材料探しをするという感じです。
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学校で教えてもらう勉強のペースでは退屈する子がいます。
そういう子は、自分のペースでどんどん先のことや難しいことをやっていけばいいのです。
昔は、学校に通って勉強する以外の選択肢がなかったので、そういうことはできませんでした。
今は、教材はどこでも豊富にあります。
自分のペースで勉強できる場があれば、そこで勉強を進めていくことができます。
全教科の自主学習クラスは、そういう勉強のできる場です。
一方、学校のペースに合わないというよりも、学校に合わない子がいます。
決められた狭い枠組みの中で、何かを強制されることに息苦しさを感じる子です。
しかし、そういう子でも、学校から離れることには不安を感じています。
全教科の自主学習クラスは、そういう子にも向いています。
自分で決めて自主的に行う勉強は、学校よりも早く進めることができます。
そして、同じように自分のペースで勉強する友達と共有できる場があります。
しかも、オンラインなので、わざわざ通う必要がありません。
必要なときにアクセスして、必要でないときにアクセスを切ればいいだけです。
そして、たぶん将来の学校は、このようなオンラインで自分のペースで勉強できる対話型のものになっていきます。
そういう学校が広がるころには、不登校という言葉は意味のないものになっていくと思います。
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私(森川林)は、小学校も、中学校も、学校にいるときは本当に退屈でした。
だから、教科書のほぼ全ページにわたって落書きを書いていました(笑)。
そして、窓の外を見ては、「鳥たちは自由でいいなあ」と、ずっと思っていました。
これは、今も多くの子供にとって同じだと思います。
子供たちは、人の話を聞くだけの授業に退屈しています。
それは、どんなに面白い授業であってもそうです。
子供たちは、もっと自分で何かをしたいのです。
だから、勉強は、人に教わるよりも自分でやっていくのがいちばんいいのだと思います。
少子化が年々進んでいるのに、不登校の子だけが年々増えています。
その根本の要因は、我慢して学校に行くほどの意味が感じられないということです。
しかし、体系的な知識の教育や、多様な人間との協力関係を、子供が自分で作り出すことはできません。
だから、我慢しなくていいような仕組みでそういう機会が提供できるようにすればいいのです。
それは、今のインターネットテクノロジーで十分にできることなのです。
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今年のサマーキャンプでの小学5年生以上の生徒の午前中の勉強に、公立中高一貫校対策問題集も加えます。
公立中高一貫校の問題は、複雑な文章をすばやく読み取る力と、問題を見てそれがどのくらいの時間で解けるかという判断力が必要になります。
特に、かかる時間の判断は、ある程度の慣れが必要なので、個々の問題ごとに時間を計測して判断力を高める練習をしていきます。
公立中高一貫校の問題のうち、作文の問題はふだんの勉強の中でもやっているので、サマーキャンプでは、主に算数や理科の問題を中心に演習をしていく予定です。
同じ学年の子が何人かいれば、勉強の成果を互いに発表する時間も持ちます。
もちろん勉強内容の選択は自由ですが、小5以上で公立中高一貫校受験を考えている人は、受験対策の勉強に取り組んでいくといいと思います。
教材は、市販の問題集で比較的わかりやすい説明が書かれているものにします。
(書名をホームページに載せると、在庫がなくなってしまうことも考えられるので、小5以上の生徒には個々に連絡します。)
小6の生徒は、一般的な問題集よりも、志望校の過去問の問題集がいいのですが、夏休みは集中して勉強できる期間ですので、レジャーのあるサマーキャンプに参加するよりも、自宅で長時間の集中学習をする方がいいと思います。
(いずれ、言葉の森でも、受験に集中するための勉強中心のサマーキャンプを企画する予定です。)
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先日のゴールデンウィークのキャンプで、子供たちは意外と勉強が好きなのだと思いました。
特に、高学年の生徒は向上心が出てくるので、楽しい遊びと同じくらい苦しい勉強も好きなようです。
人から強制される勉強は嫌なのでしょうが、自分から取り組む勉強は、少し難しいぐらいの方がやりがいがあるようです。
そこで、高学年の生徒には、受験用の勉強もたっぷりできるようにしました。
小5と小6では、1学年しか違いませんが、勉強の密度がかなり違います。
受験を目前にした生徒は、かなり長時間集中して勉強することができます。
しかし、受験までまだ間がある生徒は、そこまではやりません。
逆に、受験が差し迫っている時期でもないのに、長時間の勉強を強制してしまうと、肝心の受験期に爆発的な集中学習ができなくなるのです。
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今年のサマーキャンプでは、読書感想文の指導も行います。
昔、言葉の森で行った3日連続の読書感想文指導では、教えた子が上手になりすぎ、次々と学校やクラスの感想文の代表に選ばれるという事態になりました。
それで、あまり上手に書かせるのも問題だと思い、その後、読書感想文の指導というのはしませんでした。
感想文のアドバイスをするとしても、わかりにくいところをわかりやすくするようなところだけにとどめていました。
しかし、今回はサマーキャンプは、せっかく長時間の勉強時間があるので、その子の実力に応じた読書感想文指導も再び行うことにしました。
ただし、学年的に無理がないように、小3以上の生徒が対象で、日数も3泊以上いられる生徒が対象です。
1日400字以上をじっくり書いて、3日間で1200字の感想文を仕上げる予定です。
読書感想文の宿題に取り組む予定の方は、読書感想文に使う本をサマーキャンプに持ってきてください。
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読書感想文のニーズが強いので、サマーキャンプで読書感想文も行うことにしました。
言葉の森のやり方は、1日400字を3日間かけて書くという無理のない(しかし日数のかかる)方法です。
1日400字なら、どんなに苦手な子でも何とか実例を入れて書くことができます。
そして、最終的に1200字の感想文にする予定です。
本当は、3年生で感想文を書くのは、ちょっと無理があります。
しかし、学校で宿題として出されることも多いので、そういうことも言っていられません。
小5の生徒は、先生の説明だけで大体書けますが、小3と小4はかなり手助けすることになると思います。
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これからの時代に、オンライン学習は必須になります。
特に、言葉の森が行っているような全員対話型の少人数授業は、オンライン学習でなければできません。
通学形式であれば、同じレベルの生徒が集まるというのは、その地域のかなり大きな学習塾でなければできません。
また、いくら大きな学習塾でも、生徒の通える範囲には限界があります。
また、上位のクラスのクラス分けはありますが、中位や下位のクラスのクラス分けはあまりありません。
一方、単なる通信講座では、子供たちどうしの切磋琢磨というものがありません。
小学校低学年のころは、通信講座でもやっていけますが、学年が上がると、ほかの生徒とのやりとりによる知的刺激がない通信講座ではものたりなくなるからです。
ところで、オンライン学習にいちばんのネックとなっているものは、子供ではなく、保護者がパソコンの操作に詳しくないことです。
特に、最近登場したZoomやgoogleフォトの操作は、普通の大人では知らない人がほとんどです。
そこで、言葉の森では、オンライン学習に必要なパソコン講習会を行うことにしました。
必要な機材は、パソコン又はタブレットです。(スマホでもできますが、子供が使うには操作がしにくいところがあります。)
パソコンやタブレットがない、又はかなり古いものしかない、という場合は、子供の学習専用に、クロームブックを購入されることをおすすめします。
言葉の森では、主にASUS(エイスース)のクロームブックを使っていますが、価格は4万円程度で新品のものが購入できます。
クロームブックは、ノートパソコンと違い内部に何かをインストールするということがなく、すべてブラウザ上で操作できるので、ウイルスに感染するということがありません。
オフィスなどはインストールできませんが、今はウェブでオフィスやエクセルの代わりになるアプリが使えるようになっています。
操作はかなり快適で、ウェブカメラも内蔵されているので、購入したそのときから何の設定も必要なく、Zoomもgoogleフォトも使えます。
クロームブックの唯一の弱点は、Zoomの操作がなぜかすべて英語の表示になることです。(これは、いずれ近い将来、改善されると思いますが)
ただし、英語の表示であっても、「Leave Meeting」が「退出する」だとか、「Rcording」が「レコーディング」だとかいう10か所程度のボタンのマークと場所を覚えておけば、子供でも使えるようになります。
Zoomとgoogleフォトが使えるようになるというのは、これからどんな勉強をするときでも必要になりますから、言葉の森の保護者の方は時間の都合をつけてぜひご参加ください。
講習会の日程は、5月4週の保護者懇談会のあとで、平日は午後9時から、土曜と日曜は午後1時から、いずれも30分程度とします。
参加予約はお電話でお願いします。電話0120-22-3987(平日9:00~20:00、土曜9:00~12:00)
参加される方は、次の用意をしておいてください。
1.パソコン、タブレット、クロームブックのいずれか。
(古いパソコンの場合は、Zoomの操作の途中で落ちてしまうことがあります。その場合は、パソコンを替えてまた別の日にご参加ください。)
2.googleフォトへの登録と、できればgoogleフォトへ見本の画像をアップロードしておくこと。
(googleフォトへの登録と画像アップロードはそれほどわかりにくくありませんが、もしわかりにくい場合はお電話で聞きながら準備しておいてください。)
3.講習会への参加の方法は簡単です。パソコン、タブレット、クロームブックのいずれかで、言葉の森のホームページにある■会場中庭というところをクリックしてください。最初だけ、自動的にアプリのインストールが始まります。インストールは数分で終わりすぐに会場の中に入れます。
当日よりも前にテスト接続をしていただくこともできます。
テスト接続を希望される場合は、パソコンなどで言葉の森のホームページを開いた状態で言葉の森までお電話ください(平日9:00~20:00,土曜9:00~12:00)。
当日の混雑状況によってはテスト接続をお待ちいただくこともありますが、大体すぐに対応できると思います。
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Zoomとgoogleフォトの講習会を行うことにしました。
いちばんわかりにくいのが、googleフォトの画像の共有のところなので、そこを実際の演習としてやっていく予定です。
新しいことを始めると、その準備の方に時間がかかります。
ここしばらくは、ITの進展によってそういう場面が続くと思います。
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