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記事 1692番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
国語の力は難しい本を読むことでつく(facebook記事より) as/1692.html
森川林 2012/12/24 04:51 



 数学は積み重ね。基礎から積み上げて高くなる。
 だから、わからなくなったらわかるところまで戻る。
 国語は読み重ね。何度も繰り返して読んで自分のものになる。
 だから、わからなくなっても戻るところがない(笑)。

 わからなくなったら、何度も読むことです。「読書百遍意自ずから通ず」

 最初はわからなかったことも、だんだん浅くわかるようになり、いろいろな経験をするにつれてより深くわかるようになります。
 だから、大事なことは、できるだけ難しい本を読むことです。

 ただし、小学生はそれでは読書がはかどらないので、易しい面白い本と並行して読むことです。
 更に、小学校低学年や読書のまだ苦手な子は、易しい面白い本だけでもいいのです。

 でも、高校生や大学生は、難しい本を読むのが仕事です。

 では、難しい本というのはどういう本かというと、目安は歴史の教科書に出てくるような誰でも名前を知っている古典です。
 具体的には、岩波文庫の青帯や白帯のような本です。(本当はもっといろいろありますが)

 と考えると、国語の勉強は学校を卒業してもずっと続くのです。(大変)


 昨日は天皇誕生日でした。
 今日はその振替休日。
 12月の明るい青空の日が続きます。

 日本の長い歴史に思いを馳せて、今日もいい一日をお過ごしください。

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文化の教育と科学の教育としての国語と数学(facebook記事より) as/1691.html
森川林 2012/12/23 06:54 



 大きな荷物を包むには、大きな風呂敷が必要であるように、
 地球規模の大きな問題が次々と起きている現代には、
 科学技術のより大きな発展が必要だ。
 兵器の開発などしている場合じゃない。


 地震にしても、噴火にしても、異常気象にしても、人類はまだ自然の猛威にただ翻弄されているだけです。
 それなのに、まだ国どうしの争いのために、科学技術の資源の多くが費やされています。

 豊かな消費生活をめざした時代のリーディング産業は、自動車や家電でした。
 これからのリーディング産業は、ひとつは物から心への文化産業で、もうひとつはより大きな地球と人類のための科学産業です。

 だから、教育の目標も、日本からより多くの創造的な科学者を生み出すようなものになるべきです。
 そのために、一方で文化の教育としての国語が、他方で科学の教育としての数学が、これから、もっと学びやすいものになっていく必要があります。

 つまり、重箱の隅をつつく国語や数学ではなく、本質的な国語と数学が求められているのです。



 今日はまだ曇り空ですが、次第に晴れ間が顔をのぞかせてくるでしょう。
 街は、もう年末のにぎわいで、なぜか自然に急ぎ足になってくるようです。

 この豊かな社会も、人類のこれまでの科学の蓄積で支えられています。
 そのバトンをうまく引き継ぐことがこれからの大人の役割だと思います。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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記事 1690番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
作文の勉強と毎日の家庭学習の組み合わせ(facebook記事より) as/1690.html
森川林 2012/12/22 07:04 



 教科の勉強はひとりでもできます。
 教科書、又は参考書があって、問題集があって、詳しい解答があれば、
 どこかに出かけて人に教えてもらうよりも、
 家で自分のペースでやっていく方が実力がつきます。

 逆に、家で自分なりの勉強をしていなければ、学校や塾でいくら先生の話を聞いて勉強しても力はなかなかつきません。

 それと反対なのが作文です。
 作文は、解答がないので、自分ひとりで勉強しても、よくできたかどうかがわかりません。
 だから、ほかの人からの評価が必要になるのです。

 言葉の森の通学教室で今やっているのは、毎週の作文の勉強と、毎日の家庭学習のチェックです。

 家庭学習のいいところは、子供の勉強内容が把握できることと、ゆとりを持って勉強できることと、実態に応じて軌道修正していけることです。
 ただ難しいのは、教材の選び方も、勉強の進め方も、子供に応じた工夫が必要になることです。
 学習塾に任せるのでもなく、通信教材に任せるのでもなく、家庭で独自に勉強を進めていくためには、いろいろな情報交換が必要になります。
 その情報交換の役割が、これからの学習塾の仕事になるでしょう。

 これからそういう家庭学習のノウハウがだんだん蓄積され洗練されていくと思います。


 冬至が過ぎて、風が少し暖かくなってきた気がします。
 木の芽も春の準備中です。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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記事 1689番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
人間にはもともと積極心がある(作文が長く書けないとき)(facebook記事より) as/1689.html
森川林 2012/12/21 05:24 



 みんな、自分が主人公。
 自分から進んでやることが好き。
 草の茎が太陽の方を向くように、
 人間にはもともとそういう積極心がある。


 作文が目標の字数まで書けないという子に、
「じゃあ、書けない分は、長文の書き写しでもいいよ」
ということにすると、ほとんどの子は書き写しをせず、何とか自分の文章で字数を埋めます。

 書き写しは楽ですがつまらないからです。
 自分で考えて書く方が苦しいけど面白いからです。

 人間には、みんなそういう自分の力で何かをやりとげたいという気持ちがあります。
 手本どおり上手にやるよりも、下手でも自分らしくやりたいという気持ちです。

 それは、人間が生まれつき持っている積極心です。



 今日は冬至の日。
 これから日がだんだん長くなります。

 春に向かってUターン。
 太陽にももともとそういう積極心があるのです。(ほんとかい)

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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コクハ 20141026  
まぁ参考になりました

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記事 1688番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
作文の勉強を生かした長文の音読と親子の対話(facebook記事より) as/1688.html
森川林 2012/12/20 09:13 




 親子の対話を大事にしよう。
 スズメの学校みたいににぎやかに、
 週に1回テーマを決めて、
 いろいろなことを話してみよう。


 このときに大事なのは、お父さんやお母さんができるだけ自分の体験から話をすることです。
 子供は、立派な説明や意見を聞きたいのではなく、親の経験を通した話を聞きたいからです。

 もうひとつ大事なことは、子供の発言に必要以上のことを要求しないことです。
 「もっとわかりやすく話さなきゃ」なんて言わないこと。
 いつも感心して聞いてあげることです。

 テーマはどうするかというと、子供が普段読んでいる長文をもとにするのがいちばんです。
 毎日音読していれば、子供の頭の中で内容が整理されているからです。

 こういう対話は、子供がまだ小さいうちから始めておくことです。
 そして、決して勉強的にやらずに楽しくやっていきます。
 だから、脱線も大いに結構。

 そうすれば、学年が上がって長文の内容が人生や社会の話になっても、親子で同じように話をしていくことができます。

 こういう大人との対話が子供の頭をよくしていくのです。



 言葉の森の作文の勉強は、長文の音読と親子の対話がセットです。
 セットと言っても、自分でやらないといけないので(笑)、軌道に乗せるまでがちょっと大変です。

 しかし、音読や対話を単独で続けるのは難しいのですが、作文という目的があれば続けやすくなります。
 作文という外圧を利用して、音読や対話をするのです。(何だか日本の政治みたい。(^^ゞ)



 今日は寒い風の一日になりそうです。

 教室に来るスズメたちも、丸くふくらんでエサを待っています。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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