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記事 1731番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/20
小学校低学年の考える力を育てるのは自由な遊び(facebook記事より) as/1731.html
森川林 2013/01/31 08:33 



 考える力は、どのようにして育つのでしょうか。
 それは、考える問題集によってではなく(笑)、考える遊びによってです。

 なぜかというと、考える問題集には答えがあるからです。
 答えがあるものは、考えなくても答えに到達することができます。
「あ、その問題知ってる」という具合に。

 しかし、遊びには答えがありません。
 遊びにあるのは、もっと楽しくやりたいという動機です。
 だから、楽しむための工夫は無限に生まれ、いつまでやっても遊びは飽きないのです。

 小学校低学年の生活で大切なことは、答えのある勉強で子供の生活時間を埋めないことです。
(もちろん、高学年も中学生も高校生もそうですが。)

 子供に考える力をつけるには、自由に遊べる余地を残しておくことです。
 そして、その自由な遊びを考えつきやすくするのも大人の役割です。


 言葉の森も、これから、そういう家庭でできる遊びを工夫していきたいと思っています。



 いい遊びをご存じの方、教えてください。

facebookグループ「親子で遊ぼうワンワンワン」
http://www.facebook.com/groups/wanwanwan/



 もう、明日から2月。
 近所のスーパーに水仙の花が売られていました。
 春が近づいているのがよくわかります。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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記事 1730番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/20
公立中高一貫校の受験に向けての対策は家庭でできる as/1730.html
森川林 2013/01/30 10:29 


 東京の公立中高一貫校の中から、昨年初めての卒業生が出たところが何校かありました。そのうち東大合格者は、白鴎高附属中3人、小石川中4人、桜修館中3人、両国高附属中3人でした。
 また、公立高校の復権も進んでおり、わかりやすい東大合格者で見ると、日比谷高26人、西高22人、浦和高39人、千葉高30人という結果が出ています。

 公立中高一貫校の試験問題は、基本的な問題が中心ですが考える問題が多く、また志願者が増えているために、作文試験などは難しい内容を短時間で書かせるものになっています。更に、学校によっては独特の問題を出すところもあるので、ある程度慣れが必要です。

 作文に関しては、言葉の森で勉強をしていれば基本的な文章力はついていますから、時間内に書く練習と、受験前に過去問の傾向に合わせた練習をすれば、そのまま受験対応の作文を書くことができます。

 作文以外の教科の試験は、受験勉強というよりも、普段から勉強を楽しむ姿勢や考える習慣がついていれば、時間配分に気をつけることがそのまま受験対策になります。
 これは、高学年になってからあわててやるよりも、低学年のころからの家庭での勉強スタイルが重要になります。つまり、知識を覚えたり、問題を解いたりするだけの単純な反復作業の勉強だけでなく、物事を考える勉強をしていくということです。

 このような形で、小学校低学年から、家庭学習の中で公立中高一貫校の受験を意識した勉強をしていれば、長時間の塾通いをするような無理なことはせずに受験対策ができます。また、これは基本問題に向けての受験対策ですから、受験しない場合でも、そこでつけた学力はそのまま中学や高校で役立ちます。

 小学校時代の勉強は、目標がはっきりしていないと確実な学力がつきません。これまでは、受験といえば私立中学受験しかなかったので、受験するかしないかという二つの選択肢しかありませんでした。しかし、これからは、公立中高一貫校の受験という新しい選択肢ができるので、小学校時代の勉強の目標が立てやすくなります。

 言葉の森では、現在、春からの勉強力アップの仕組みを作っています。これは、塾に長時間通ったり、さまざまな通信教材を利用したりせずに、誰でも手に入る市販の参考書や問題集で間に合うような家庭学習の仕組みを作るということです。
 作文のように、家庭で続けるための教材やノウハウがあまりない分野は言葉の森の通信で学習し、それ以外の教科の学習は、市販の教材で自学自習で行っていくという勉強スタイルです。
 通信教材よりも市販の教材の方がいい理由は、その子に合った教材を選べることと、子供の個性や進度に合わせて教材の中身を取捨選択できることです。

 家庭でできる自学自習で、全教科の考える学習を行う仕組みを作ることがこれから大事になってきます。

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記事 1729番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/20
高校入試の小論文――意見は簡潔に肯定形で(facebook記事より) as/1729.html
森川林 2013/01/29 14:56 



 昨日、教室がちょうど終わるころ、ファクスが届きました。
 中学3年生で、高校入試の小論文の勉強を塾でしているが、そこで書いた文章がどうなのか、見てほしいというのです。
 はいはい(笑)。

 見ると、最初の意見から否定形で書かれています。
 もとの課題文が、「○○は、必ずしも……ではないのではないだろうか」となっているので、それに合わせて、「私も、……でないと思う」という形で意見を始めています。

 否定形というのは、範囲が漠然としすぎてしまうので、あとの展開が難しくなります。
 だから、ここは、「(……ではない。だから)私は、……だと思う」という形でまとめていく方がいいのです。

 そのほか、いろいろ直すところが見つかりましたが、文章全体はよく考えられているので、実力はある生徒です。
 今の時期に直すところを指摘して自信をなくすのはかえってマイナスです。
 だから、いちばん大事なことだけをいくつかアドバイスしておきました。

 作文や小論文というのは答えのない世界です。
 そのため、勘違いした書き方をしている生徒や、そういう教え方をしている先生(笑)も多いのです。


 志望理由書などでも、ときどき、「私は、この学校で、たくさん友達を作って、自分の好きな音楽やスポーツをして、たっぷり遊びたい」というようなことを書いてくる生徒がいます。
 学校は勉強をするところなので、志望理由書には、友達や部活のことよりも勉強のことをしっかり書かないといけないのです。


 というようなことを言うと、「じゃあ、先生、うそを書いてもいいんですね」などと納得する子がいます。
 そして、そういうことを教えている塾もあるようです。

 小中学生の子供たちには、「うそを書いて合格するよりも、本当のことを書いて不合格になった方が尊い」ということもちゃんと教えておく必要があります。
 受験の合否で人生が決まるのではなく、受験に向かうときの姿勢が、その子のその後の人生を決めていくのです。


▽関連記事
「エントリーシートの書き方」
https://www.mori7.com/index.php?e=1274

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記事 1728番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/20
おじいちゃん、おばあちゃんが孫に教える作文 as/1728.html
森川林 2013/01/28 06:48 


 作文指導には、その子のことをよく知っていて、親身に指導できる先生が必要です。
 言葉の森の電話通信指導は、担任の先生が毎週生徒に電話をして作文の勉強をするので、自然に生徒と先生の間で信頼関係が生まれます。

 しかし、そういうシステムで作文指導を受けられる機会は、ほかにはほとんどありません。
 そこで、考えられるのは、家庭でお父さんやお母さん、又はおじいちゃんやおばあちゃんが、子供や孫に作文を教えるという仕組みです。

 言葉の森には、幼長から社会人までの生徒が学んでいます。そして、作文専門の指導は、30年間の実績があります。
 作文の指導はベテランの先生でないとなかなかできないと言われていますが、言葉の森にはその指導のノウハウが充分に蓄積されているのです。

 そこで、例えば、孫が小学1年生になるときに、おじいちゃんが自分も小学1年生の教材から、言葉の森の作文の通信の授業を受けてみるのです。すると、その教材と教え方をそのまま、孫にも伝えることができます。
 自分自身も同じテーマで作文を書いているので、子供がどういうところで書きやすくなったり書きにくくなったりするかということが手に取るようにわかります。

 そうして、孫の学年が上がるとともに、おじいちゃんの作文の学年も上がっていきます。おじいちゃんの学年は飛び級で先に上がっていってもいいでしょう。
 勉強が軌道に乗れば、近所の同学年の子供たちを一緒に教えることもできます。子供は、家庭でひとりで勉強するよりも、数人で集まって勉強した方が意欲的に取り組むので、気の合った友達を呼んで家庭で作文の勉強を続けることもできます。この場合は、森林プロジェクトという仕組みに切り換えて家庭作文教室を開くこともできます。

 しかし、そこまで本格的にならなくても、自分の家の子供や孫に教えるだけならすぐにできます。
 作文の勉強という最も続けにくい学習が、家庭の対話の中で楽しく続けられるようになるのです。

 言葉の森では、この春から、社会人が自分の選んだ学年で自由に学べる作文の電話通信指導を開始します。この通信指導を生かして、子供や孫に作文を教える機会を作っていただければと思います。
 長年の風雪に耐えたおじいちゃん、おばあちゃんが教える作文は、きっと味のあるものになるでしょう。

▽参考ページ:「森林プロジェクト講師講座案内」
 https://www.mori7.com/sikaku/

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合格不合格の先にあるもの as/1727.html
森川林 2013/01/27 07:33 



 もうぽつぽつと合格の知らせが届き始めました。
 「練習したテーマと同じのが出たので、マス目いっぱいまで書けた!」というような喜びの声がある一方、「自分ではよくできたと思うが、やはりだめだった……」というような声もあります。
 子供にとっては、初めての大きな成功体験であり、挫折体験でもあるのが受験です。

 しかし、長年生きてきた大人は、この成功、失敗が、これから長く続く人生のほんのわずかな一歩だということを知っています。
 だから、あまり苦労せずに合格できたような子は、かえって世の中を甘く見て、その後学力が低下するということがあります。
 一方、真剣に努力したにも関わらず不合格になった子は、それをバネにして、その後大きく飛躍します。
 (あまり努力もせずに不合格になった子は、特に大きな変化はありません。)

 大事なのは、合否の結果ではなく、それをどう受け止めるかということです。
 しかし、実際に不合格になったばかりの子に、そういうことを言ってもすぐに通じるわけではありません。
 その子のその後の長い人生の中で、やはりそうだったということに自然に気づくのです。

 しかし、大人は一歩高い立場で、合否の結果をその後に生かすことを静かに考えていくべきなのです。(べきなどというと、ちょっと堅いですが)



 もうすぐ2月、そろそろ新しい学年の準備です。

 言葉の森も、新しい年度に向けて、これからリニューアルです。


 参考記事「本当の合否は、あとからわかる」
https://www.mori7.com/as/1167.html

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