ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5464番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/19
勉強するきっかけを作る方法――タイマーと占いと分割法を活用する as/5464.html
森川林 2026/02/27 06:12 



https://www.youtube.com/watch?v=JYoXRWqg0BI

●勉強は「やる気」よりも「きっかけ」が問題

 勉強や仕事の多くは、退屈なものです。
 やりたくてやるというよりも、義務感でやらなければならないという面が強いからです。

 子供が家で勉強する場合もそうです。
 親に何度か促されてから、やっと勉強を始めるというのは、どこの家庭でもよくあることだと思います。

●やりたくないときに効果のある具体的方法

 そこで、よい方法を説明します。
 これは自分も普段の仕事で使っている方法で、やりたくない仕事をするときにはかなり効果があります。

●おすすめは勉強専用タイマー

 まず、タイマーを用意します。
 おすすめの機種は「ドリテック(dretec)勉強タイマー」です。
 これまで何種類ものタイマーを試して、これがいちばん使いやすいという結論になりました。
 https://www.amazon.co.jp/dp/B08XZ1S2MX



●占いで時間を決めるという遊び心

 このタイマーをセットして勉強を開始するのですが、このタイマーの時間の設定の仕方にも面白いやり方があります。
 まず、自分のやりたいことを心の中で考え、それがその時間内でできるかどうかを占います。
 「○○は○分でできるかなあ……エイ!」

 占いは、コインでも、サイコロでも、トランプでも何でもいいと思います。
 ひとつの占いを決めて続けているうちに、その占いがだんだん当たるようになります。

●YESが出たら即スタート

 占いの結果がYESだったら、タイマーをセットして、すぐに勉強開始です。
 占いの結果がNOだったら、時間設定を変えて、YESが出るまで占います。

 また、勉強の内容を決めるとき、30分以上かかるような長い勉強のときは、その内容を分割して短めの課題にして占います。

●自分で時間をコントロールする力

 小学生のころは、親に言われて勉強を開始することが多いと思いますが、中学生以上は本人に任されているので、本人が自分で時間をコントロールして勉強を開始することが大事です。



●記録と可視化で継続力を育てる

 この実行の結果を記録して表にしたりグラフにしたりすれば、継続する気持ちがわいてきます。
 そのグラフの作り方は、また機会のあるときに説明します。

●「占い→タイマー→実行」がうまくいく理由

 なぜ、この「占い→タイマー→実行」というやり方がいいかというと、実行にはエネルギーが必要だからです。

 一般に、運動摩擦係数は静止摩擦係数よりも小さいことが知られています。
 何もないところから突然実行しようとするよりも、まず小さなことを実行し、それが動き出してから次の行動をすると、ずっと楽になります。

 占いをすることは簡単です。
 タイマーのセットも簡単です。
 その簡単な動作をしたあとは、すぐに本番の実行に移ることができるのです。




▼関連リンク
似た時間管理法としてポモドーロ・テクニックの解説:
https://shingakunet.com/journal/exam/20250123000003

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
勉強の仕方(119) 

記事 5463番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/19
評価が曖昧になりがちな作文だから、指導は曖昧な言葉では教えない as/5463.html
森川林 2026/02/26 10:57 



https://youtu.be/RkmSI9JOV28

●曖昧な指導は、子供を迷わせる

 「指導は曖昧な言葉では教えない」とは、次のようなことです。

 例えば、「もっと具体的に」とか「もう少し分かりやすく」とか「もっと自分の個性を出して」とか、言われた方は、分かったような分からないような指導を受けることがあります。

●「中心」ではなく「いちばん何とかなのは」

 言葉の森では、「中心を決める」ということよりも、「いちばん何とかなのは」という言葉を使おうということを、小学校低学年の子には話しています。

 例えば、動物園に遠足に行った作文を書く場合、小学1・2年生は、最初から最後まで書こうとします。
 それはそれでいいことなのですが、時間がないと、朝起きてから出かけていくまでで力尽きてしまうこともあります。

●感想を一段深める「一般化の主題」

 小学校高学年では、作文に出来事と感想を書く場合、その感想が「とても楽しかったです」で終わるようになる子は少ないですが、それに近い個人的な感想でまとめてしまうことはよくあります。

 そこで、より大きい視点からその出来事を考えるために、「人間は」とか「人間にとって」という言葉を使うということを、「一般化の主題」という言葉で指導しています。

●情景を生き生きさせる「会話を入れる」指導

 また、子供の作文が出来事の平板な事実経過だけで終わらずに、そのときの情景を描写的に書くことをすすめるために、「会話を思い出して書こう」という指導もしています。

 男の子は、一般に数字や名前をしっかり書くことに関心があり、「何時何分にどこどこの駅からどこどこの場所に行って」というような書き方をしますが、そのときの動作や情景にはあまり関心がありません。

 そこで、「会話を入れて書く」という説明をすると、その作文に具体的な描写が生きてくるのです。



●数字や名前を意識させる指導

 女の子は逆に、情景や動作を書くのは得意ですが、数字や名前のようなものにはあまり関心を持たない子が多いです。

 そこで、「作文の中に数字や名前が分かることがあったら書いてみよう」という話をしています。

 このように具体的な指導をすれば、子供たちが作文を書いたあとの先生の評価も具体的になります。

●運転教習に学ぶ、具体的な教え方

 私は昔、自動車教習所で運転を教わっているとき、隣にいる指導員が、「窓ガラスのどこに何の標識が見えたらハンドルをあっちに切って、次にバックミラーのどこに何が映ったらハンドルをこっちに戻して」という、あまりにも分かりやすい教え方をしてくれたので、すぐに縦列駐車ができるようになりました。

 そして、いったん形だけできるようになってしまえば、新しいところでも、同じような感覚で、目印がなくてもできるようになるのです。



●結果だけを見る評価の危うさ

 文章を書くことが得意な人が作文を教える役割になると、往々にして子供の作文の未完成の部分を直そうとすることが多いものです。

 例えば、子供が書き出しを工夫するために会話で始める作文を書くと、「会話の書き出しはワンパターンだ」などと言うのです。

 書き出しの工夫は、子供たちの文章力の成長に応じて、書きやすい「会話の書き出し」から始めて、「情景の書き出し」や「動作の書き出し」や「名言の書き出し」などに進む可能性があるのですが、子供の作文を成長の過程として見ずに、結果だけを見て評価してしまうことがあるのです。

●欠点指摘が生む萎縮

 ところが、そういう結果中心の評価をされた子はどうなるかというと、作文が苦手になるのです。

 よく言われるのは、作文指導に熱心な先生のもとでは、作文嫌いの子が増えるということです。
 子供たちの作文の良いところを褒める先生であればよいのですが、欠点を直すことを中心にする先生の場合は、子供たちが欠点を指摘されないようにと、作文を書くことに萎縮するようになります。

●保護者の関わり方も同じ

 これは先生でなく、保護者が作文を教えるときも同じです。

 子供が作文を書きながら、近くにいるお母さんに、「次はどう書くの」と聞いてくることがあるようです。

 それは、そのお母さんがこれまで子供の書いた作文の結果を見て、間違いや弱点を指摘していたので、子供は、「書いてから注意されるよりも、書く前に聞いておこう」と判断するようになったのです。

 こういう子供の心理を理解するためには、お母さんお父さんが、自分が子供だったころを思い出してみるとよいと思います。


この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
家庭で教える作文(55) 作文教育(134) 
コメント331~340件
……前のコメント
基礎学力コース 森川林
幼長、小1、小2対象の基礎学力コースの無料体験学習は、1月1 12/19
記事 4383番
作文の上達度は 森川林
 作文力がどのくらいついたかということは、本人にはわかりませ 12/17
記事 4382番
幼長、小1、小 森川林
 基礎学力コースは、小1の子にはおすすめです。  国語と算 12/5
記事 4377番
即自存在、対自 森川林
 中学生のころは、たぶん子供が人生で最も打算的に生きる時期で 12/3
記事 4374番
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習