https://www.youtube.com/watch?v=JYoXRWqg0BI
●勉強は「やる気」よりも「きっかけ」が問題
勉強や仕事の多くは、退屈なものです。
やりたくてやるというよりも、義務感でやらなければならないという面が強いからです。
子供が家で勉強する場合もそうです。
親に何度か促されてから、やっと勉強を始めるというのは、どこの家庭でもよくあることだと思います。
●やりたくないときに効果のある具体的方法
そこで、よい方法を説明します。
これは自分も普段の仕事で使っている方法で、やりたくない仕事をするときにはかなり効果があります。
●おすすめは勉強専用タイマー
まず、タイマーを用意します。
おすすめの機種は「ドリテック(dretec)勉強タイマー」です。
これまで何種類ものタイマーを試して、これがいちばん使いやすいという結論になりました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08XZ1S2MX
●占いで時間を決めるという遊び心
このタイマーをセットして勉強を開始するのですが、このタイマーの時間の設定の仕方にも面白いやり方があります。
まず、自分のやりたいことを心の中で考え、それがその時間内でできるかどうかを占います。
「○○は○分でできるかなあ……エイ!」
占いは、コインでも、サイコロでも、トランプでも何でもいいと思います。
ひとつの占いを決めて続けているうちに、その占いがだんだん当たるようになります。
●YESが出たら即スタート
占いの結果がYESだったら、タイマーをセットして、すぐに勉強開始です。
占いの結果がNOだったら、時間設定を変えて、YESが出るまで占います。
また、勉強の内容を決めるとき、30分以上かかるような長い勉強のときは、その内容を分割して短めの課題にして占います。
●自分で時間をコントロールする力
小学生のころは、親に言われて勉強を開始することが多いと思いますが、中学生以上は本人に任されているので、本人が自分で時間をコントロールして勉強を開始することが大事です。
●記録と可視化で継続力を育てる
この実行の結果を記録して表にしたりグラフにしたりすれば、継続する気持ちがわいてきます。
そのグラフの作り方は、また機会のあるときに説明します。
●「占い→タイマー→実行」がうまくいく理由
なぜ、この「占い→タイマー→実行」というやり方がいいかというと、実行にはエネルギーが必要だからです。
一般に、運動摩擦係数は静止摩擦係数よりも小さいことが知られています。
何もないところから突然実行しようとするよりも、まず小さなことを実行し、それが動き出してから次の行動をすると、ずっと楽になります。
占いをすることは簡単です。
タイマーのセットも簡単です。
その簡単な動作をしたあとは、すぐに本番の実行に移ることができるのです。
▼関連リンク
似た時間管理法としてポモドーロ・テクニックの解説:
https://shingakunet.com/journal/exam/20250123000003
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https://youtu.be/RkmSI9JOV28
●曖昧な指導は、子供を迷わせる
「指導は曖昧な言葉では教えない」とは、次のようなことです。
例えば、「もっと具体的に」とか「もう少し分かりやすく」とか「もっと自分の個性を出して」とか、言われた方は、分かったような分からないような指導を受けることがあります。
●「中心」ではなく「いちばん何とかなのは」
言葉の森では、「中心を決める」ということよりも、「いちばん何とかなのは」という言葉を使おうということを、小学校低学年の子には話しています。
例えば、動物園に遠足に行った作文を書く場合、小学1・2年生は、最初から最後まで書こうとします。
それはそれでいいことなのですが、時間がないと、朝起きてから出かけていくまでで力尽きてしまうこともあります。
●感想を一段深める「一般化の主題」
小学校高学年では、作文に出来事と感想を書く場合、その感想が「とても楽しかったです」で終わるようになる子は少ないですが、それに近い個人的な感想でまとめてしまうことはよくあります。
そこで、より大きい視点からその出来事を考えるために、「人間は」とか「人間にとって」という言葉を使うということを、「一般化の主題」という言葉で指導しています。
●情景を生き生きさせる「会話を入れる」指導
また、子供の作文が出来事の平板な事実経過だけで終わらずに、そのときの情景を描写的に書くことをすすめるために、「会話を思い出して書こう」という指導もしています。
男の子は、一般に数字や名前をしっかり書くことに関心があり、「何時何分にどこどこの駅からどこどこの場所に行って」というような書き方をしますが、そのときの動作や情景にはあまり関心がありません。
そこで、「会話を入れて書く」という説明をすると、その作文に具体的な描写が生きてくるのです。
●数字や名前を意識させる指導
女の子は逆に、情景や動作を書くのは得意ですが、数字や名前のようなものにはあまり関心を持たない子が多いです。
そこで、「作文の中に数字や名前が分かることがあったら書いてみよう」という話をしています。
このように具体的な指導をすれば、子供たちが作文を書いたあとの先生の評価も具体的になります。
●運転教習に学ぶ、具体的な教え方
私は昔、自動車教習所で運転を教わっているとき、隣にいる指導員が、「窓ガラスのどこに何の標識が見えたらハンドルをあっちに切って、次にバックミラーのどこに何が映ったらハンドルをこっちに戻して」という、あまりにも分かりやすい教え方をしてくれたので、すぐに縦列駐車ができるようになりました。
そして、いったん形だけできるようになってしまえば、新しいところでも、同じような感覚で、目印がなくてもできるようになるのです。
●結果だけを見る評価の危うさ
文章を書くことが得意な人が作文を教える役割になると、往々にして子供の作文の未完成の部分を直そうとすることが多いものです。
例えば、子供が書き出しを工夫するために会話で始める作文を書くと、「会話の書き出しはワンパターンだ」などと言うのです。
書き出しの工夫は、子供たちの文章力の成長に応じて、書きやすい「会話の書き出し」から始めて、「情景の書き出し」や「動作の書き出し」や「名言の書き出し」などに進む可能性があるのですが、子供の作文を成長の過程として見ずに、結果だけを見て評価してしまうことがあるのです。
●欠点指摘が生む萎縮
ところが、そういう結果中心の評価をされた子はどうなるかというと、作文が苦手になるのです。
よく言われるのは、作文指導に熱心な先生のもとでは、作文嫌いの子が増えるということです。
子供たちの作文の良いところを褒める先生であればよいのですが、欠点を直すことを中心にする先生の場合は、子供たちが欠点を指摘されないようにと、作文を書くことに萎縮するようになります。
●保護者の関わり方も同じ
これは先生でなく、保護者が作文を教えるときも同じです。
子供が作文を書きながら、近くにいるお母さんに、「次はどう書くの」と聞いてくることがあるようです。
それは、そのお母さんがこれまで子供の書いた作文の結果を見て、間違いや弱点を指摘していたので、子供は、「書いてから注意されるよりも、書く前に聞いておこう」と判断するようになったのです。
こういう子供の心理を理解するためには、お母さんお父さんが、自分が子供だったころを思い出してみるとよいと思います。

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■全科学力クラスの編成
「作文クラス」以外の自習型クラスを「全科学力クラス」として再編中です。
国語読解、算数・数学、英語、プログラミング、創造発表の各クラスは今後も継続しますが、順次「全科学力クラス」へと統合いたします。
本クラスはもともと中高生を対象としていましたが、今後は小1~小3の「基礎学力クラス」、小4~小6の「総合学力クラス」を包含し、小1から中3までを対象とした一貫体制といたします。
なお、国語読解に関しては、高校3年生まで継続して受講可能です。
全科学力クラスでは、国語・算数・英語のすべてを学習できる環境を整えます。
1週目から3週目の授業は、生徒の希望に合わせて国語読解、算数・数学、英語、プログラミング、創造発表のいずれに取り組んでも構いません。
(※各科目は、担当講師が対応可能な場合に限ります。)
特定の科目に注力したい場合は、3週続けて同じ科目を学習することもできます。
ただし、4週目は「共通の創造発表の時間」とし、クラス全員で取り組みます。
■家庭での自主学習と自習室の利用
全科学力クラスをこのような形態にした理由は、今後の学習(特に中学生以上)において、人間が教えるよりもAIを活用する方が、より個別に最適化された効率的な学習が可能になるからです。
一方で、家庭学習だけでは集中力が続かない、あるいは学習のきっかけがつかみにくいという人もいます。その場合は、オンライン自習室の積極的な活用をおすすめします。
入室方法: 言葉の森ホームページ「よくつかうリンク」9番の「自習記録」より
https://www.mori7.com/teraon/js.php
利用時間: 24時間利用可能
学習グラフとの連携: 自習記録は自動的に学習グラフへ反映されます。
■受講料改定のお知らせ(4月より)
誠に恐縮ながら、昨今の物価高騰に伴い、4月より以下の通り受講料を改定させていただきます。
対象クラス: 全科学力、国語読解、算数・数学、英語、プログラミング、創造発表
受講料: 現行 8,800円 → 改定後 11,000円
何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
■「読書力・作文力」が未来の学力を決める
従来の学校教育では、評価のしやすさから「答えが1つの勉強」が重視されてきました。しかし、教育の本来の目的は点数付けではなく、一人ひとりが本質的な力を身につけることです。
詰め込み教育の弊害が叫ばれる昨今、今後は「一夜漬けの知識」ではなく、読書力や作文力に裏打ちされた「真の実力」が正当に評価される時代へと移行します。
大学入試の総合型選抜においても、教科成績は一定基準を満たせば十分とされ、小論文や面接を通じた「意欲と思考力」の評価が主流になりつつあります。
読書と作文は、早い段階から独自に力を蓄えておく必要があります。
■DXからAXへ
言葉の森では2023年よりDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、学習データの可視化に取り組んでまいりました。
2024年のサーバー移転に伴い学習グラフが一時停止しておりましたが、このたび運用を再開いたしました。
今後は、生徒一人ひとりの学習状況をリアルタイムで把握いただけます。
https://www.mori7.com/gs/
今後はさらにAX(AIトランスフォーメーション)へと進化させ、蓄積されたデータをAIが分析。それぞれの生徒に最適な学習アドバイスを行っていく予定です。
読書記録についても、それぞれの生徒の記録を参考に、今後どういう本がおすすめかというようなことも、 AI を活用してやっていきたいと思います。
■森リン3.0の実装間近
森リンに、作文の語彙力評価だけでなく、具体的な項目評価と内容評価を盛り込むようにしました。
連休中の作業で見通しがついたので、できるだけ早く実装し、作文指導をより具体的なものにしていきたいと思います。
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