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AIにふりがなをつけてもらった話――文化の時代の遊びの経済に必要なのはリベラルアーツの力 as/5465.html
森川林 2026/02/28 07:30 



https://www.youtube.com/watch?v=PY7iBVlXeEc

●かつて自作していた「ふりがな」の仕組み

 昔、作文に先生の書く講評が子供自身にも読めるように、自動的にふりがなをつけることにしていました。
 また、子供の課題フォルダの文章にも、学年配当漢字表に沿ってふりがなをつけることにしていました。

●無料公開で多くのアクセスを集めたページ

 実は、そのプログラムを言葉の森のホームページに公開したところ、そのようなことを無料でできるサイトはほとんどなかったため、かなりアクセスがありました。
 今でも森リンの講評は、そのふりがなの仕組みを使って学年別に読みやすくしています。
 しかし、ふりがなページの方は、サーバー移転後に作り直す時間が取れず、止まったままにしています。

●AIが一瞬でやってしまったこと

 しかし、今日ふと思って、AIに文章にふりがなをつけられるかどうか尋ねてみたところ、一瞬にして正確なふりがなをつけてくれました。
 もうふりがなページを作り直す必要はなくなりました(笑)。
 しかも、学年別配当漢字をもとにしてつけることもできるようです。
 自分がこれまで何日間もかけて苦労して作ったふりがなソフトが、AIに頼めば一瞬でできたということです。

●仕事が消えるという現実

 もし私がどこかの会社に雇われて、ふりがなソフトのメンテナンスをする仕事を任されていたとしたら、その仕事はもう必要なくなったということです。
 こういうことが、これから社会のあちこちで起きてくるのだと思います。



●ホワイトカラー受難とロボットの進出

 冨山和彦さんが述べているように、これからはホワイトカラー受難の時代で、生き残るのはブルーカラー、さらにある程度の技能を持ったライトブルーカラーになると思います。
 単純なブルーカラーの仕事は、やがてAIロボットによって代替されるようになるでしょう。

 衣服を折りたたむロボットや、安全に自動運転をしてくれるロボット、介護の手助けをしてくれるロボットなど、さまざまなものが出てくると思います。

●ベーシックインカムと「趣味の仕事」

 しかし、社会全体としては働く仕事が減る代わりに、ベーシックインカムのような仕組みが出てくると思うので、人間のする仕事は、これまでのような与えられたものではなく、自分の趣味を生かすものになってくると思います。

●モノの経済から文化の経済へ

 「趣味の生産」と「趣味の消費」との結びつきを考えると、それはモノの経済ではなく、文化の経済になります。

 これまでの経済は、主に工業製品というモノの生産と消費中心に回っていました。
 それは、モノが豊かになることが、人間の幸福感と結びついていたからです。

 しかし、これからの人間の幸福感は、自分の成長や新たな自分の発見や新しい経験や新しい出会いのように、モノではなく生き方の文化に結びつくものになります。
 それが文化の経済です。



●未来の親の言葉は逆転する

 これから本当に求められてくる人材は、新しい文化を供給できる個性的な趣味の人ということになります。

 昔のお母さんの言葉は、
「遊んでばかりいないで、勉強しなさい」
でしたが、未来のお母さんの言葉は、
「勉強ばかりしていないで、もっと遊びなさい」
になると思います。

●リベラルアーツこそが遊びを支える力

 しかし、そのために必要なのは、個性的な遊びを生み出せる力で、それがリベラルアーツの力になります。
 リベラルアーツの学力の中心は、読書と作文であり、それも質の高い読書と作文なのです。



▽参考ページ

冨山和彦氏の著書『ホワイトカラー消滅』:NHK出版新書
https://www.amazon.co.jp/dp/4140887281


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勉強するきっかけを作る方法――タイマーと占いと分割法を活用する as/5464.html
森川林 2026/02/27 06:12 



https://www.youtube.com/watch?v=JYoXRWqg0BI

●勉強は「やる気」よりも「きっかけ」が問題

 勉強や仕事の多くは、退屈なものです。
 やりたくてやるというよりも、義務感でやらなければならないという面が強いからです。

 子供が家で勉強する場合もそうです。
 親に何度か促されてから、やっと勉強を始めるというのは、どこの家庭でもよくあることだと思います。

●やりたくないときに効果のある具体的方法

 そこで、よい方法を説明します。
 これは自分も普段の仕事で使っている方法で、やりたくない仕事をするときにはかなり効果があります。

●おすすめは勉強専用タイマー

 まず、タイマーを用意します。
 おすすめの機種は「ドリテック(dretec)勉強タイマー」です。
 これまで何種類ものタイマーを試して、これがいちばん使いやすいという結論になりました。
 https://www.amazon.co.jp/dp/B08XZ1S2MX



●占いで時間を決めるという遊び心

 このタイマーをセットして勉強を開始するのですが、このタイマーの時間の設定の仕方にも面白いやり方があります。
 まず、自分のやりたいことを心の中で考え、それがその時間内でできるかどうかを占います。
 「○○は○分でできるかなあ……エイ!」

 占いは、コインでも、サイコロでも、トランプでも何でもいいと思います。
 ひとつの占いを決めて続けているうちに、その占いがだんだん当たるようになります。

●YESが出たら即スタート

 占いの結果がYESだったら、タイマーをセットして、すぐに勉強開始です。
 占いの結果がNOだったら、時間設定を変えて、YESが出るまで占います。

 また、勉強の内容を決めるとき、30分以上かかるような長い勉強のときは、その内容を分割して短めの課題にして占います。

●自分で時間をコントロールする力

 小学生のころは、親に言われて勉強を開始することが多いと思いますが、中学生以上は本人に任されているので、本人が自分で時間をコントロールして勉強を開始することが大事です。



●記録と可視化で継続力を育てる

 この実行の結果を記録して表にしたりグラフにしたりすれば、継続する気持ちがわいてきます。
 そのグラフの作り方は、また機会のあるときに説明します。

●「占い→タイマー→実行」がうまくいく理由

 なぜ、この「占い→タイマー→実行」というやり方がいいかというと、実行にはエネルギーが必要だからです。

 一般に、運動摩擦係数は静止摩擦係数よりも小さいことが知られています。
 何もないところから突然実行しようとするよりも、まず小さなことを実行し、それが動き出してから次の行動をすると、ずっと楽になります。

 占いをすることは簡単です。
 タイマーのセットも簡単です。
 その簡単な動作をしたあとは、すぐに本番の実行に移ることができるのです。




▼関連リンク
似た時間管理法としてポモドーロ・テクニックの解説:
https://shingakunet.com/journal/exam/20250123000003

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