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国語力のある子はどんな勉強をしているか――問題を解く勉強では国語力はつかない as/3631.html
森川林 2019/03/16 06:18 

 試みに、国語が得意だという子に、「どんな問題集を使っているのか」と聞いてみてください。
 ほとんどすべての子が、「国語の問題集などやっていない」と言うはずです。

 国語の問題を解いて国語力がつくわけではないのです。
 だから、もちろん国語の授業で国語力がつくわけではありません。
 学習塾にも国語の授業がありますが、多くの人は、その授業で国語力がつくとは思っていません。
 なぜ国語力がつかないかというと、国語の問題を解く形で勉強しているからです。

 国語の問題がどういう形になっているかというと、国語のテストとほとんどか、それをもう少し噛み砕いた形です。
 算数のテストは、問われている問題はテストの表面だけにしか出てきません。だから、解き方がわかれば答えられます。
 理科や社会のテストも、問われている問題はその知識を知っているかどうかですから、やはりテストの表面だけの問題です。
 だから、テスト形式の問題を解けば、解く力がつくのです。

 しかし、国語の読解問題や記述問題は、出されたテストの背後に、読む力や書く力という膨大な背景が広がっています。
 その背景を持っていない子は、いくら問題を解いても国語力はつかないのです。

 市販の国語の問題集の中には、確かによく工夫して作られているものもあります。
 一見すると、そういう問題集をやっていれば国語力がつくかのように思えます。

 しかし、国語力のある子は、それらの問題集と同じレベルかそれ以上の文章を、日常の読書と会話の中で自然に行っています。
 国語の問題集を解く勉強をすると言っても、毎日1時間もやる子はいません。
 しかし、読書の好きな子は、その問題集と同じかそれ以上のレベルの文章を、勉強としてではなく趣味として毎日1時間ぐらい平気で読んでいます。
 そして、読書以外に、親子でやはりその問題集と同じかそれ以上のレベルの対話を、これも勉強としてではなく日常の会話として行っているのです。

 だから、国語の勉強の第一は、読書や対話によって読む力や理解する力をつけることです。
 勉強として問題をやる1時間は苦痛ですが、趣味として行う読書や対話は何時間でもできます。
 量の面でも、質の面でも、問題を解くよりもずっと優れた国語力をつける方法が読書と対話です。

 ただし、読書だけではその子の読む力を超える文章を読む機会が不足することもあります。
 国語の問題集は、読書の面での質を補うために使います。
 国語の問題を解いて読む力がつくのは、解く部分ではなく、解くために読む部分ですから、問題集は読書がわりに読むようにするのです。
 しかし、読書と違って、細切れの文章を読むことを長時間続けることはできません。
 だから、問題集読書は、音読や暗唱と同じように勉強の一部としてやっていく必要があります。

 国語力をつける勉強法は、第一に読書と対話で、第二に読書の質を補う意味での音読と暗唱と問題集読書です。
 しかし、これで読む力の基礎はできますが、入試問題は読む力だけでは対応できません。
 それは、解く方法が必要になるからです。

 国語力をつける勉強法の第三は、解く方法を身につけることです。
 しかし、この方法を解説しているところは、私の知る限りどこにもありませんでした。
 だから、学力もあり、読書力もある子が、受験前になって国語の成績が伸びないと言ってきたとき、解く方法を教えるとすぐに国語の点数が上がったのです。しかも、ほとんど全員が驚くほど上がりました。

 私が、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」を書いたのは、この解く方法を解説するためです。
 この本には、そのほかに、記述問題の書き方と受験作文の書き方も載せていますが、読解力の付け方に関しては解き方の解説を中心にしています。

 国語力の基礎は、読書と対話によって自然につけることがいちばんです。
 それを補うものが音読と暗唱と問題集読書です。
 そして、読む力の基礎の上に、解く方法を身につけるために読むのがこの本です。

 したがって、この本の使い方は、問題を解くことではありません。
 だから、この本は問題集のように子供にやらせるものではありません。
 これは、読むための本ですから、読みやすくするために、問題と答えを別冊ではなく同じページに載せています。
 問題文の文章を読み、問題を読み、答えを読み、解説を読んで理解することが、解く方法を身につけることです。

 そして、これは子供だけに読ませるものではなく、むしろ親の方が読むものです。
 子供が国語のテストを持ってきたときに、その答え合わせをする際に、この本の解く方法を使うのです。

 だから、この本は、子供さんのいる家庭では、冗談ではなく一家に一冊用意しておくとよいと思います。
 子供が低学年のうちでも、将来のために親が読んでおき、問題の解き方を理解しておくといいのです。


 ところで、先日、近所の書店に行くと、この本が平積みで並べられていました。

 お礼を言って、思わず何冊か買ってしまいました(笑)。


 今後、この本の解き方をもとにした読解検定を定期的に行っていく予定です。
 1回目は、3月21日(木祝)の9時、13時、19時で、これはもう締め切りましたが、今後の予定はホームページでお知らせします。
 問題の文章は、昨日発送しましたが、ウェブでも見ることができます。
https://www.mori7.com/dokken/
 試験会場は、Zoomの会場で、問題は、当日ウェブで見られるようになります。(Zoomの接続テストはいつでもできますので、接続テストを希望される方はご連絡ください)

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森川林 20190316  
 国語の問題集を解いている子を見ると、勉強しているように見えます。
 のんびり読書をしている子を見ると、のんきに遊んでいるように見えます。
 しかし、国語力はのんびりした読書の方で確実についています。
 ただし、それには読書の質の向上も必要です。
 その質を補うものが問題集読書です。(そして、音読と暗唱です。)
 そのようにして身につけた読む力の上に、解く方法を身につけるのが国語の最強の勉強法なのです。


nane 20190316  
 「読解・作文力が身につく本」の本の感想の中に、問題と解答が別冊になっていれば問題をやらせやすいというものがありました。
 しかし、これはわざわざ問題と答えを同じページに載せるように作ったのです。
 それは、この本が、問題を解くためではなく、解き方を読むための本だからです。
 ただし、内容はかなり難しいので、子供だけではなく、保護者の方がまず読んでいただくといいと思います。
 しかし、読むのは、子供の国語の成績がよくないと思ったときでいいのですから、それまではツンドクでもかまいません。


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 鳥の村の資料室に3.3週の授業の資料と動画をアップロードしました。
https://www.mori7.com/tori/index.php?k=10

 作文と発表学習の参考にしてください。

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中学1・2・3年生の保護者懇談会――中学生の勉強の仕方 as/3629.html
森川林 2019/03/15 05:14 

 昨日3/14の保護者懇談会の資料の説明動画です。
 質問と回答の部分は載せていませんが、途中で紹介した参考になる勉強法本の話は最後に載せています。

 英語の勉強についていくつか質問がありましたが、英語については、
1.教科書を毎日1ページ20回よんで暗唱する、
2.文法的な知識がわかる参考書1冊を5回読む(最後まで読んだらまた最初に戻る形で)
3.英語の本を読書の一環として読む(初級者向けの薄い本が売られています)
というやり方がよいと思います。

 学校の勉強のための英語と考えるよりも、将来役立つ語学力ということで考えていくことが大事です。

 あとは、後半にも話しましたが、大事なのは勉強法です。
 ただがんばればよいというのではなく、がんばる方法考えながら勉強すると、その勉強法は大学入試のときにも応用できるようになります。

 なお、中学生になってからの英語の暗唱がスムーズにできるように、小学生のうちに暗唱の仕方をマスターしておくことが大事です。
 中学生になると、暗唱を覚えることと思ってしまうので、かえって暗唱ができなくなります。
 小学校低学年のうちに、暗唱は覚えることではなく繰り返すことだということを感覚的につかんでおくことと英語の暗唱もすぐにできるようになります。

▽中123年生保護者懇談会の資料説明
https://youtu.be/_vUsl6UeT-E

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nane 20190315  
 昨日の懇談会では、いじめや不登校の話はあまりしませんでしたが、そういう問題はよく起きます。
 しかし、それは本当は問題でも何でもありません。
 嫌だったら学校に行かなくても勉強は十分にできるし、他の人との交流も十分にできます。
 学校に行ってみんなと一緒に同じ勉強するという必要はありません。
 親はみんなと同じ方が安心できると思いがちですが、本当はみんなと違う方が将来の可能性が広がります。
 学校という枠を離れて、その子が将来どういう仕事をしていくかということで考えていくことです。
 いじめや不登校をリープフロッグのきっかけと考えていくのです。

※リープフロッグ
 既存の社会インフラが整備されていない新興国において、新しいサービス等が先進国が歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まること。一例として、多くの新興国において固定電話の普及を待たずに携帯電話およびスマートフォンが急速に普及したことが挙げられる。(wikipediaより)


森川林 20190315  
 中学生の勉強と言っても義務教育の範囲の話ですから、内容は誰でも理解できるものです。
 入試用の難問の場合も、解法を見ればわかるので、その解法を丸ごと覚えてしまえばいいのです。
 最近は、入試に小論文を出す学校も増えてきましたが、その小論文にしてもまともに書けば誰でも合格圏内に入る文章は書けるようになります。
 だから、親は、中学生だからと言って遠慮せずに、子供と勉強法を共有していくといいのです。
 ただし、中学生は親の干渉を嫌いますから、子供の自主性を尊重しながら、しかし肝心なところは親子で方針を一致させていくといいのです。


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