ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4606番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/8
12月29日から、作文講座は、新学期 as/4606.html
森川林 2022/12/29 10:41 
 12月29日から、作文講座は新学期扱いになります。
 作文の丘から作文を送信する際、「山が違います」などの表示が出ることがありますが、こちらであとで修正しますので、そのまま送信してください。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母連絡(78) 

記事 4605番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/8
低学年の勉強習慣は、読書、暗唱、算数、対話――そして親は笑顔で子供に接すること as/4605.html
森川林 2022/12/29 06:29 


●動画: https://youtu.be/GW2jwjFIEtU

 保護者懇談会で、低学年の子のお母さんから、「集中して勉強しない」という相談がありました。

 これは、いろいろな事情があると思うので、それぞれの家庭のケースによって対策は違ってきますが、大きく言えば、次のようなことが大事になります。

 第一に、勉強の量を多くしないということです。
 また、勉強が早めに終わったときに、新しい勉強を追加しないということです。
 低学年は、勉強をする習慣をつけることだけが大事なので、長い時間やる必要はないのです。

 第二に、学校の宿題を勉強の中心にしないということです。
 宿題の多くは、無駄なものです。
 家庭で決めた毎日の勉強が家庭学習の中心です。
 宿題があると、勉強をさせやすくなる気がしますが、逆に言うと、宿題がないときは勉強しないという癖がつくことになります。
 進んでいる学校では、宿題を出さないという方針を決めているところもあります。

 第三は、親の指示で勉強させることをできるだけ少なくし、子供が、毎日決まったことを決まったようにやる習慣をつけることです。
 勉強する内容を決めておけば、子供は何をやるか迷わずに取り組めます。
 親がそのつど、何をやるか決めるような勉強の仕方をすると、勉強の習慣はつきません。

 第四に、勉強の中で何を重点にするかというと、低学年に必要なのは、読書、暗唱、算数、対話です。
 ただし、家庭学習の最初に読書をすると、そのまま読書で終わってしまうので、読書は学習の最後に行うという時間設定も必要です。
 読書は、できるだけ説明的な文章の本を読む必要があるので、親の読み聞かせも並行して進めていきます。

 暗唱は、毎日やっていく方が定着します。
 朝ごはんの前に、暗唱や音読という10分か15分の時間を取ると、続けやすくなります。

 算数は、将来の数学力の基礎になるので、算数が苦手にならないように毎日の習慣としてやっていきます。
 ただし、将来の数学力の中心になるのは考える力ですから、算数よりも読書の方が優先です。
 優先順位は読書が一番ですから、忙しくて家庭学習の時間が取れないときは、「今日は読書○ページだけ」というやり方でいいのです。

 対話は、親子で楽しくお喋りをすることですが、浅い表面的な対話をするのではなく、深い思索的な、しかし面白い対話をする必要があります。
 浅い対話が多すぎると、かえって子供の考える力は低下します。
 同じように、軽い読書が多すぎると、かえって子供の読む力は低下します。
 量も大事ですが、質も大事です。
 軽い対話が多すぎると、子供は人の話を注意して聞かなくなります。
 中身のある楽しい会話をすると、人の話を注意して聞く子に育ち、考える力がつきます。

 第五に、習慣はすぐに崩れるものと考えることです。
 何かの用事があったために、1日でも毎日の決まったことをやらない日があると、そのままやらないようになる、ということはよくあります。
 それをそのつど軌道修正するのが、親の役割です。
 そのきっかけとしては、「来週から、またやろうね」とか、「来月からまたがんばろうね」という言葉かけが有効です。
 「言わなければやらない」というのは、子供の普通の状態です。
 逆に、一度言っただけで、それをやり続けるという子は、むしろ問題があります。
 「すぐさぼる」というのは、その子が人間らしく成長している証拠でもあると考えることです。

 第六に、親はいつも明るく楽しく子供に接する必要があります。
 親の明るさは、子供の成長の基盤です。
 時々鏡を見て、自分が笑顔でいるかどうか確かめて子供に接するようにするといいと思います。
 この親の笑顔も、習慣になります。

 子供の教育の目的は、成績をよくすることや、いい学校に合格することではありません。
 将来、立派な社会人として仕事をしていける子にすることです。
 与えられた場所で、世の中をよくすることに貢献できる子に育てることが大事なのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20221229  
子供の学力の土台となるものは、勉強ではなく読書と対話です。
 しかし、浅い読書や浅い対話はかえって学力を低下させます。
 深い読書と深い対話を楽しく進めていくことが大事です。

匿名 20230103  
思索的な深い会話とは、どのような会話をすればよいのか参考に教えて下さい。
どういう情報から得ていけばよいでしょうか?

森川林 20230105  
 お返事遅くなって失礼しました。
 思索的な深い会話をする前提は、読書です。
 今は、子供だけでなく大人も、スマホでYouTubeのようなビジュアルなものを見る時間が多くなっているので、本を読む時間を確保することが大事です。
 そうすると、日常会話の中に、本を読んで考えたことが出てくることが多くなります。
 本は、物語文でなく、できるだけ説明文や意見文のものがいいと思います。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
子育て(117) 小学校低学年(79) 対話(45) 読書(95) 算数・数学(22) 暗唱(121) 
コメント161~170件
コメントは24時間以内に表示
……前のコメント
作文用紙の廃止 森川林
 記事を追加しました。  なお、7月からの新学期については 6/19
記事 4771番
優しい母が減っ からあげ
うちはお母さんが怖いけど僕の将来の為だと思って素直に聞いてい 6/18
記事 979番
作文力のない子 森川林
 ゆきちさん、コメントありがとう。  作文が苦手だと思う理 6/16
記事 4480番
作文力のない子 ゆきち
読書は大好きで大好きでたくさん読みました。 でも、作文はと 6/16
記事 4480番
2023年の夏 森川林
 2023年の夏期講習は、暗唱、読書感想文、受験作文、国語読 6/7
記事 4756番
小学3、4年生 森川林
 ありがとうございます。  この本は、結構内容が深いので、 5/30
記事 4752番
小学3、4年生 しげか&
この本教えていただき、私も友人に勧めて、友人の子も読んで、ま 5/30
記事 4752番
読書感想文コン 森川林
 ChatGPT時代には、大勢の人数の中から一人を選ぶとか順 5/29
記事 4751番
声掛けは否定語 森川林
 あと、言わない方がいい言葉のひとつは、でも。  子供が何 5/27
記事 4748番
スマホの使用を 森川林
 時どき、「読書をしないので先生からも言ってください」と言わ 5/25
記事 4743番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
画像送信テスト 森川林
回回回 11/2
森川林日記
Thunder 森川林
https://www.thunderbird.net/ja 10/29
森川林日記
この忙しいとき 森川林
この忙しいときに、というかいつも忙しいけど、今は特にというと 10/28
森川林日記
もう二度とGm 森川林
 Gmailが突然、大量のPOP3は受信できないようにした。 10/28
森川林日記
2025年10 森川林
△ミズヒキグサ ●紙ベースの勉強が基本。デジタルの 10/22
森の掲示板
3I/Atla 森川林
それは、いい結果になるだろう。 10/2
森川林日記
SDGsとかL 森川林
SDGsとかLGBTQとかいう新しい言葉を使う人は、考えの浅 9/27
森川林日記
千葉県立千葉中 森川林
受験生に点数の差をつけるためだけのテスト。 横浜市立南 9/25
森川林日記
2025年9月 森川林
●家庭学習の習慣を  小学生のうちから家庭学習 9/22
森の掲示板
OCRのオシロ 森川林
今からOCRのオシロンの作り直し。 これまでgoogl 9/20
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習