ネジバナ(モジズリ)
「
みちのくの しのぶもじずり たれゆえに みだれそめにし われならなくに」(百人一首)
●動画:https://youtu.be/wkwW_gxm9w0
ChatGPTを英語の勉強に使うという記事を見ました。
「勉強法の相談から、苦手な発音の練習も、ChatGPTなら0円で英語を学習できる」
https://president.jp/articles/-/70403
====引用ここから====
まずは「単語の習得」から見てみましょう。従来であれば、単語帳を使って暗記することが一般的です。
それに加えて、ChatGPTを使えば、より効率が上がります。具体的には、特定の単語を含んだ例文を作ってもらいます。単語一つ一つではなくまとめて覚えたい場合は、複数の単語を指定して、例文を作ってもらうのもオススメです。「以下の3つの単語を含む短い英文を作れますか?」と聞いてみましょう。長い文章だと覚えづらいため、あえて「短い・簡潔な」と加えるのがコツです。例文を繰り返し読むことで、単語が覚えやすくなります。
====引用ここまで====
なるほど。
これなら、簡単にいろいろなことができます。
例えば、
■繰り下がりのある2桁の引き算の問題を10個作って。
====
ChatGPT
もちろんです。以下に2桁の引き算の問題を10個作成しました。それぞれの問題では繰り下がりが必要となります。
34 - 17 = ?
52 - 28 = ?
63 - 46 = ?
85 - 39 = ?
76 - 38 = ?
91 - 35 = ?
42 - 27 = ?
81 - 64 = ?
73 - 58 = ?
65 - 47 = ?
====
■答えも教えて。
====
ChatGPT
もちろんです。各問題の答えは次のとおりです:
34 - 17 = 17
52 - 28 = 24
63 - 46 = 17
85 - 39 = 46
76 - 38 = 38
91 - 35 = 56
42 - 27 = 15
81 - 64 = 17
73 - 58 = 15
65 - 47 = 18
====
百ます計算のような問題がいくつも作れます。
何よりも、大事なことは、子供が苦手なところや間違えやすいところを組み合わせた問題を作れることです。
漢字の勉強もしてみました。
■次の漢字を使った文章を作って。(小6の配当漢字の最初の30文字)
異 遺 域 宇 映 延 沿 我 灰 拡 革 閣 割 株 干 巻 看 簡 危 机 貴 疑 吸 供 胸 郷 勤 筋 系 敬
(30文字)
====
ChatGPT
異なる郷に生まれ、我々は宇宙への疑いを拡大し、その遺跡を見つけるために勤勉に働いた。彼らの貴重な貢献が、株の成長を促し、地域の革新を映し出した。それは、強く敬意を表す一方で、灰色の空を明るく照らし出した。
延びる道沿いにある閣楼は、その光景を見る者に異次元の世界を思い起こさせる。株式会社の幹部たちは、この困難な時期に簡潔なメッセージを提供することで、危機を乗り越えようとした。彼らは、勤勉に取り組むことで、我々の生活に影響を与えるこの系統の遺留品についての理解を深めようと努めた。
機械の進化は、この戦略の一部を形成していました。深い吸引力を持つこの技術は、我々の胸に新たな希望を植え付け、革新的なアイデアの創出を促しました。このように、我々の努力が無駄にならず、割り当てられた任務を進めることができました。
以上が、異なる文化と人々、そしてそれぞれが持つ異なる視点から見た、我々の旅と成果でした。この体験が我々の見識を広げ、未知の域を探求することの重要性を教えてくれました。
(436字)
====
この文章は長すぎますが、10文字ぐらいの漢字の文章を作り、それを暗唱暗写すれば、漢字はすぐに覚えられます。
この問題づくりも、それまでに子供が書き間違えた漢字に絞って作れば、能率のよい漢字の勉強ができます。
理科や社会でもできるかと思い、社会の問題を作ってみました。
■神奈川県と県庁所在地である横浜の2つの言葉の組み合わせを覚えるための語呂合わせの文章を作って。
====
ChatGPT
「神が奈って、川を越えたら、横に浜が広がっていた。」という語呂合わせを考えてみました。このフレーズは「神奈川」の神が奈って、川を越えることを示し、「横浜」は横に浜が広がる景色を描写しています。これにより、「神奈川県」の県庁所在地が「横浜」であることを覚えるのに役立つかもしれません。
====
やや意味が不明ですが、プロンプトを工夫すればもっといい問題ができると思います。
そして、ChatGPTはくたびれるということがありませんから、「47都道府県について、全部作ってみて」と言えば、何の文句も言わずにすぐに作ってくれます。
ここが人間と違うところです。
ここで大事なことは、先生や保護者がこういう問題をAIを使って作るのではないことです。
子供自身が作るのです。
子供が活用するChatGPTで、当面すぐに活用できるのは、読書感想文です。
たぶん、多少気の利いた中学生は、今年の読書感想文は、ChatGPTを利用して書くと思います。
小学5、6年生でも、進んだ子はそういうことをすると思います。
先日、「
読書感想文は今年で終わる」という記事を書きましたが、この記事の肝心なところである「教育の概念」というのは、わかる人とわからない人がいると思います。
これからは、教育の方法が変わるのではなく、教育の概念が変わるのです。
教育は、大人が子供に知識を詰め込むことではなく、子供が自ら学ぶことになります。
そのときに使えるのがAI技術です。
AI技術によって、子供は、自分が学びたいことを自ら学ぶようになります。
親や先生が、子供に教えることは、勉強の中身ではなく、大人のこれまでの人生経験を生かして、どういう生き方が価値ある生き方かを子供と話し合うことです。
生き方を決めるのは子供です。
その材料を提供するのが大人です。
そして、勉強の方法を提供するのがAI技術になるのです。
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ヤマボウシ
●動画:https://youtu.be/lq7w-SthL3k
言葉の森では、これまで、学期ごとに作文を書くための作文用紙と郵送のための封筒用紙をお送りしていました。
これは、作文のやりとりをするのに郵送という手段しかない時代に作ったシステムだったからです。
しかし、作文の郵送によるやりとりには、難点がいくつかありました。
1.郵送のやりとりに時間がかかる
2.郵送したものが、郵送の過程で紛失してしまうことがある(特に近年増えている)
3.作文用紙は保存しにくいので散逸することが多い
4.振替授業で、他の講師が担当した場合、その生徒のそれまでの作文が読めない(したがって、他の講師や事務局による指導ができない)
5.生徒が作文を提出したかどうかが、翌週になるまでわからない(ウェブへのアップロードならその日のうちにわかる)
そこで、今後、次のようなやり方を中心にしていきたいと思います。
1.手書きの生徒は、作文ノートを購入していただき、ノートに書いた作文を画像として送信していただく
2.パソコン入力できる生徒は、パソコンで作文を書き、それをウェブから送信していただく
3.郵送のやりとりを希望される方は、市販の作文用紙を購入していただき、それを郵送で送っていただく(封筒も各自でご用意ください)
作文ノートには、次のようなものがあります。
ジャポニカ学習帳 作文帳 120字
https://www.amazon.co.jp/dp/B00CBNV4VS/
(低学年用)
コクヨ キャンパスノート 作文罫 200字
https://www.amazon.co.jp/dp/B0012ORDXA/
(中高学年用)
作文の画像送信の仕方は、下記のとおりですが、わかりにくい場合は、いつでもお電話でおたずねください。
1.作文の丘に行き、コード、パスワードなどを入れます。
2.本文は空欄で結構です。
本文にgoogleフォトなどの共有リンクを貼り付けることもできます。
3.「参照」ボタンをクリックし、パソコンの中にあるJPGファイルをアップロードします。(ファイルが複数枚あるときは、参照を複数回繰り返し、最後にまとめて送信します)
4.自分のパソコンの中からアップロードするJPGファイルを探します(例の場合は4つ)。
5.1つずつ順に「参照」でアップロードします(図は1つ目のファイルがアップロードされる状態)。
6.全部を「参照」でアップロードしたら「送信」ボタンを押します。
7.アップロードが成功すると画面が切り替わります。
8.手書き原稿がアップロードされた状態。
iPhoneで撮影した画像は、jpgファイルではないことがあるので、その場合は設定を変更してお送りください。
iPhoneで撮影した「.HEIC」形式の画像ファイルをJPG・JPEG形式に変換する方法は、ウェブで検索すると出てきます。
なお、赤ペン添削とパソコン入力について、時どきご質問をいただくので、言葉の森の方針を説明します。
1.言葉の森は、赤ペン添削をする必要はないと思っています。
作文で重要なのは、書かれている作文の構成・題材・表現・主題の内容をよくすることです。
赤ペンは、主に表記のミスについて指摘する際に使われますが、表記のミスは口頭又は文章で説明すれば十分で、子供の読書力の向上に伴って自然に直っていくものです。
逆に読む力がつかないうちは、赤ペンで何度添削をしても、正しい表記になるのは時間がかかります。
2.作文は漢字を書く練習にはなりません。子供は、自分の使える漢字で書くので、作文で新しい漢字を覚えるようなことはありません。
漢字は、作文の勉強を兼ねてやるものではなく、漢字の練習として独自にやっていくものです。
3.受験で作文がある場合、パソコンで書いている人は、受験の3か月から半年前に手書きに戻せば、手書きの感覚はすぐに取り戻せます。
作文で大事なのは、書かれている内容ですから、内容さえしっかり書けていれば、いつでも手書きで書くことはできるようになります。
パソコン入力の利点は、疲労度が少ないことと、森リン点などの目標を作りやすいことです。
●作文ノートの利用と字数の数え方
作文ノートには、200字詰め(20マス10行)、120字詰め(15マス8行)、150字詰め(15マス10行)などさまざまな規格があります。
中には、162字詰め(18マス9行)など、意味不明のものもあります(笑)。
この作文ノートを使うときに、最初の1ページ目から書くと、最初のページは、片面になってしまいます。
次のページからは見開きになりますが、最初だけ片面だと、写真を撮るときに体裁が悪くなります。
【5ページの作文を書いた場合】
┏━━━━┓
┃ ┃1ページ目
┃ ┃(文字が横になることが多い)
┗━━━━┛
┏━━┳━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃2、3ページ目
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┗━━┻━━┛
┏━━┳━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃4、5ページ目
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┗━━┻━━┛
これを最初からこのようにすると、体裁がよくなります。
┏━━┳━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃1、2ページ目
┃ ┃ ┃(前のページは空のこともある)
┃ ┃ ┃
┗━━┻━━┛
┏━━┳━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃3、4ページ目
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┗━━┻━━┛
┏━━┳━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃5ページ目
┃ ┃ ┃(6ページ目は空になることもある)
┃ ┃ ┃(空ページには絵などをかいてもいい)
┗━━┻━━┛
●作文ノートの字数の数え方
作文ノートの使い方と字数の数え方は、次のようにします。
ただし、これは一応の基準ですから、全員がそうしなければいけないというものではありません。
標準の書き方として参考にしてください。
1行目に、3マス空けて題名を書きます。
2行目に、下から1マス空けて名前を書きます。
名前は、できるだけニックネーム(ペンネーム)にしてください。 3行目から、本文を書き出します。
★字数は、1行目の題名、2行目の名前も、それぞれ1行分の字数として数えます。
全体の字数を数えやすいことを優先します。
★200字詰め(20×10行)の作文ノートを使っている人以外、つまり、小学校低学年の人は、できれば、作文の末尾に、カッコ書きで字数を書いておいてください。
いろいろな字数と行数のノートを見ると、先生が字数を数えるときに苦労するからです。
できる人は、末尾に字数記録ということをお願いします。
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モミジ
●動画:https://youtu.be/Tt0PZNFxy6o
サルの世界では、子育ての上手なお母さんに育てられた子供は、リーダーになることが多いということがあるようです。
サルの世界と同じことが、人間の世界でもあります。
人間で、子育ての下手な人と上手な人とではどこが違うのでしょうか。
子育ての下手なお母さんは、事前の準備ができていません。
そして、子供がうまくできないと叱ります。
子育ての上手なお母さんは、事前の準備をしています。
だから、子供はうまくできます。
お母さんは、褒めるだけです。
例えば、読書紹介というごく簡単なことでも、子育ての下手なお母さんは、子供に任せっきりです。
そして、子供の紹介の仕方がもたもたしていたり要領を得なかったりすると、「○○ちゃんのように、もっと上手に紹介しなきゃ」などと言います。
子供は、がっかりするだけです。
子育ての上手なお母さんは、「今度の読書紹介、どんなふうにするか、ちょっと言ってみて」と、子供の読書紹介を聞いてみます。
そして、褒めます。
特にアドバイスをする必要はありません。
それだけで、子供は、次第に上手な読書紹介ができるようになります。
準備にかかる時間は、わずか1、2分です。
このわずかな準備ができるかどうかが、上手と下手の境目です。
必ずしも、毎回準備をする必要はありません。
準備は、時どきでいいのです。
大事なことは、事前に準備をして、結果は褒める、ということです。
その反対は、事前に準備をせずに、結果を叱る、ということです。
このごく単純なことが、できる人とできない人とがいます。
なぜ、そういう単純なことができないかというと、親である自分自身がそういう育てられ方をしていなかったからです。
家庭の文化は、遺伝します。
よくできる子の家庭は、よくできるようになる家庭文化があります。
決して、いい塾に行っているから、よくできるようになるのではありません。
また、身体的な遺伝でそうなのでもありません。
すべて、家庭の文化の中で、よくできる子になるのです。
だから、大事なことは、文化を変えるという自覚を持つことです。
それは、親自身の文化を変えることでもあるので、大きな決心が必要です。
家庭の文化というものは、なかなか根強いものです。
例えば、玄関を上がるとき脱いだ靴をそろえるとか、席を立つときは座っていた椅子をしまうとか、家の中で歩くときは静かに歩くとかいうことも、理屈だけ言ってすぐにできるようになる子はいません。
朝起きたら「おはようございます」と言うとか、近所の人に会ったら挨拶をするとか、返事はいつでも「はい」と言うとかいうことも、理屈で教えてすぐにできる子はいません。
定着するまでに、何か月もかかることが多いのです。
すべて、親による気長な繰り返しの中で、家庭の文化というものができてきます。
読書の習慣も同じです。
「うちの子は本を読まないんです」という相談が時どきありますが、それは、本を読まなくてもいい家庭文化を親が作ってきたからです。
その自覚が必要なのです。
子供の問題ではなく、そういう家庭文化の中で育ててきたことに問題があるのです。
親が自覚をすれば、ものごとはすぐに改善の方向に向かいます。
しかし、その改善の結果が出るまでに、半年はかかります。
6か月というのは、体の細胞が入れ替わる期間と言われています。
体の細胞が入れ替わるぐらいの長い期間同じことを続けていて、初めてそれが習慣になるのです。
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トイ・プードル
昨日からププが泊まりにきています。
ププは、前はアフロ犬だったのに、妙にこざっぱりして、目がどこにあるかわかるようになっていました。
でも、私はププとはほとんど顔を合わせていません。世代も性格も違うからです。
ププはまだ若いので元気いっぱい。いつでも飛び跳ねています。
トイプードルはジャンプが得意みたいで、私より高く跳ぶことができますが、無駄なジャンプが多すぎます。
いつでもみんなの顔色を伺っていて、構ってくれそうな人がいるとすぐに跳んでいきます。
犬に対しても同じです。
私は、ププとはあまり関わりたくないのですが、同じ犬同士ということで親近感を持たれているようで、私を見つけるとすぐに跳んできます。
私は逃げ回る羽目になるのですが、あまりにしつこいので、最後は一喝します。
犬猿の仲という言葉がありますが、ププと私の場合は、嫌縁の仲ということになると思います。
嫌いだけれど縁がある。そんな関係がププと私なのです。
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