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記事 4661番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
中学生の意見文は、構成と主題を中心にした言葉の森の独自の指導法 as/4661.html
森川林 2023/02/28 07:17 


 作文の要素を大きく分けると、字数、構成、題材、表現、主題、表記になります。
 小学生までの作文は、題材と表現が中心です。

 その人らしい価値ある題材を、表現を工夫して書くということです。
 低学年の場合は、ここに、正しい表記で書くということも入ります。

 文章を構成する意識ができてくるのが、小学5年生からです。
 ものごとをまとめる力がついてくるのです。
 ですから、要約の練習も小5から始まります。
 しかし、安定した要約ができるようになるのは、中学生になってからです。

 ところで、要約の指導法は、実は簡単です。
 世間では、一段落ずつ要点をまとめさせたり、文章の終わりの部分中心にまとめさせたりする教え方が多いようですが、そういう方法ではありません。
 よく理解できたところに線を引きながら何度か繰り返し読み、重要だと思った文を3つ選びつなげるという書き方です。
 小学4年生では、3文抜き書きという練習をしますが、この方法であれば、一度の説明でだれでも要約ができるようになります。
 小学6年生で要約のできる生徒は50%というデータがあるようですが、それは教え方が悪いのだと思います。

 小学1、2年生では、文章を要約するようなことはまずできません。
 この時期は、文章を丸ごと読む時期なので、要点をまとめるということはできないのです。
 読書紹介でも、小学1、2年生は、本のあらすじを最初から最後まで言おうとします。
 しかし、これは逆に、小学1、2年生の能力でもあり、この時期は、誰でも暗唱がすぐにできるようになります。

 さて、中学生になってからの作文の主要な要素は、構成と主題になります。
 例えば、自分の意見と他の人の意見の違いを明らかにし、自分の意見の裏付けとなる理由を複数述べるという書き方です。(中1の課題)

 このときに、多くの生徒が、理由という抽象化されたことを書けずに、具体的な実例だけを書いてしまいます。
 「私は、宿題はよくないと思う。それは、この間とても時間がかかったからだ」というのが、実例の文です。
 理由の文は、「私は、宿題はよくないと思う。それは、生徒が自主的に学習することができないからだ。例えば……」という形です。

 抽象化された理由を書けるか書けないかは、語彙力の差です。
 抽象的な説明文をよく読んでいる生徒は、すぐに理由を書けます。場合によっては、3つも4つも理由を書くことができます。
 それに対して、本をよく読んでいない生徒は、なかなか実例だけの文章から抜け出せません。

 中学2年生の課題は、複数の意見と総合化の主題という書き方になります。
 この総合化の主題は、かなり頭を使うので、うまくまとめられる子はあまりいません。

 Aという意見のよい面を書き、反対のBという意見のよい面も書き、結論は、AとBの対立を超えたCという意見でまとめるという形です。
 ほとんどの生徒は、折衷案のような形でCの意見を書いてしまいます。
 昔、予備校の小論文の授業でトップの成績を取ったという子が、この総合化の主題がよく書ける生徒でした。

 中学3年生の課題は、当為の主題と複数の方法という書き方です。
 複数の方法のところで、ほとんどの生徒は、自分ができそうなことを中心に書いてしまいます。
 自分ができそうなことはもちろん大切ですが、それと並行して、社会をどうするかという書き方もする必要があります。
 これも、読書力が必要で、政治、経済、社会の本を読んでいれば、複数の方法の幅が広がります。

 読書力が大切なのは、実例の選び方に出てきます。
 データ実例、伝記実例、歴史実例、昔話実例、自然科学実例などをすぐに思いつける生徒は、本をよく読んでいます。

 作文力は、作文の上だけの問題ではなく、読書力という土台の問題でもあるのです。

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記事 4660番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
コオロギ食に反対する――タンパク源は、豆腐でもガンモドキでも歴史の試練に耐えたものが日本にはたくさんある as/4660.html
森川林 2023/02/27 17:42 


 徳島県の高校で、コオロギ食材を給食として提供したという記事が載っていました。

 体に入るものについては、長期間の試験が必要で、特に子供たちの食事については安全性が確認されたものだけにする必要があります。

 コオロギ食を利用する根拠は、肉類の供給が難しくなるからということです。
 しかし、タンパク源については、日本には、昔から、豆腐やガンモドキや納豆や油揚げなど植物性で安全性が確定したものがたくさんあります。
 昆虫食についても、イナゴの佃煮や蜂の子のようなものは、歴史的に安全性が確立しています。

 そういう日本の伝統をふまえれば、海外の論調に合わせて昆虫食を日本に導入する必要はありません。

 コオロギは、ペットとして飼うもので、食材として利用するものではありません。
 しかし、コオロギを室内で飼うと、夜うるさくて眠れません(笑)。


 万葉集より

「蔭草(かげくさ)の 生ひたるやどの 夕影に 鳴くこほろぎは 聞けど飽かぬかも」

「秋風の 寒く吹くなへ 我がやどの 浅茅がもとに こほろぎ鳴くも」

「庭草に 村雨降りて こほろぎの 鳴く声聞けば 秋づきにけり」

https://manyuraku.exblog.jp/28670506/ より引用)

 コオロギは、食べるものではなく、愛でるものです。

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記事 4659番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
ChatGPTによって変わる未来の教育 as/4659.html
森川林 2023/02/27 08:00 


 ChatGPTに、今後の教育とオンライン教育について聞いてみました。

●森川林:
 これからの教育で、オンライン教育が発展すると思いますが、現状と未来の予測を教えてください。

◆ChatGPT:
 オンライン教育は、特にCOVID-19パンデミックの影響で急速に発展し、今後ますます普及する可能性があります。以下は、現状と未来の予測です。

【現状】
現在、オンライン教育は、大学や専門学校、ビジネススクールなどの高等教育機関において、すでに広く採用されています。また、一般的なスキルや知識を学ぶためのオンライン教育プラットフォームも増えており、多様なコースが提供されています。また、リモートワークの増加に伴い、オンラインでの継続的な職業教育の重要性も高まっています。

【未来の予測】
オンライン教育の普及は今後も続くと予測されています。以下はその一例です。

オンライン教育の選択肢が増える:今後、ビジネススキルや専門的な知識など、より幅広い分野でオンライン教育のコースが提供されることが期待されています。

AI技術を活用した学習の進化:AI技術を活用することで、学習者のレベルや傾向に合わせたカリキュラムの提供、個別学習の支援、学習成果の分析などが可能になり、より効果的な学習が可能になると予測されています。

オンライン学位の取得が一般的になる:現在はまだ限定的ですが、オンラインでの学位取得がより一般的になる可能性があります。今後、より多くの大学や専門学校がオンラインでの学位取得を認めるようになると予想されています。

VRやAR技術の導入:VRやAR技術を活用することで、より身体的な体験や実践的な学習が可能になり、医療や技術分野などの専門的な分野でのオンライン教育の活用が進む可能性があります。

人間の指導者との組み合わせ:オンライン教育が進む一方で、人間の指導者による教育も重要な役割を果たし続けること
※下線は、こちらで引きました。

●森川林:
 では、人間の指導者と組み合わせたオンライン教育とはどのようなものになるでしょうか。

◆ChatGPT:
人間の指導者と組み合わせたオンライン教育は、オンライン学習において、人間の指導者が学習者に対して支援や指導を行うことで、より効果的な学習を促進することを目的としています。

具体的には、以下のような形態があります。

オンライン講義と個別指導:オンライン講義を受けながら、個別指導や質問対応を担当する教員との面談を設けることで、学習者が理解しにくい部分についてより細かく指導を受けることができます。

オンライン講義とグループディスカッション:オンライン講義を受けた後に、グループディスカッションを行うことで、他の学習者との意見交換や議論を通じて、より深い学びを促すことができます。

オンライン講義とSNSを活用したコミュニケーション:学習者がSNSなどを通じて教員や他の学習者とコミュニケーションをとることで、学習に対するモチベーションの向上や、質問への迅速な回答などが期待できます。

オンライン学習とオフライン実習:オンライン学習に加え、現地での実習や実践的な演習を組み合わせることで、より実践的なスキルや知識を習得することができます。

これらの手法により、学習者はより柔軟で効果的な学習体験を得ることができます。一方、指導者は、学習者の進捗状況を把握し、必要に応じて個別にサポートすることで、より質の高い教育を提供することができます。これにより、オンライン教育がより質の高いものになることが期待されています。
※下線は、こちらで引きました。

 言葉の森が考えていることとほぼ同じでした。

 言葉の森がまだやっていないことは、「AI技術を活用した学習の進化」と「VRやAR技術の導入」ですが、これらもいずれできるようになると思います。

 既にできているものは、「オンライン講義と個別指導」、「オンライン講義とグループディスカッション」、「オンライン学習とオフライン実習」です。

※なお、ChatGPTは、グーグルクロムの日本語翻訳が適用されているとうまく使えないので、エッジで利用するのがいいと思います。


 未来の教育については、YouTubeの友村晋(ともむらしん)さんが、「2050年の子育て①未来の教育を完全攻略 家庭教育8つのスキルで教育格差を埋める!」などをアップロードしていました。
 https://www.youtube.com/watch?v=07XfX1QK6BE

 長い動画ですし、脱線が多いので(笑)、2倍速で聞くといいと思います。
 又は、全ページに字幕テロップが入っているので、音声を消して、画面を停止させて、右矢印でテロップを読んでいく読み方でもいいと思います。
 ただ、雑談や言い回しは、広島弁が入って面白いです。

 ここで述べられている内容は、言葉の森が記事で書いているものとほぼ重なります。

 これからは、言われたことをきちんとするような学習ではなく、特に教科書を読めばわかるような知識を蓄積することではなく、読書力と作文力と思考力をつけ、自分なりの問題発見力と創造力を育てていくことが重要になります。

 その方向は、誰もが今模索中です。
 しかし、言葉の森のオンラインクラスの教育が、この未来の新しい学習に最も近いところにあると思います。
 その中心になる教科は、作文、プログラミング、創造発表でしょう。
 しかし、国語読解、算数数学、英語も、これからは、単なる個別指導だけではなく、対話型の学習に発展させていきたいと思っています。

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