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読解検定裏話――7月の読解検定はサマーキャンプでも as/3766.html
森川林 2019/06/27 05:42 

 読解検定に取り組んだ生徒が、自分の答えたところが間違っていた場合、納得できずに質問してくることがあります。
 読解問題は、非常に厳密に作ってあるので、微妙なところで正解と不正解が分かれてきます。

 問題を作成したこちらの方も、何度も読み返して誤解なく正解が一義的に決められるように作っていますが、文章全体が関連してくるので、たまにその厳密性からもれるところが出てきます。

 だから、生徒から質問があると、こちらも何かおかしいところがあったかなと心配する面があるのです。
 もちろん、ほとんどの場合、正しい答えのままで正しいのですが、中には生徒の考え方も合っているという場合があります。
 だから、問題を作成する人は、問題を解く人よりもずっと長い時間をかけて問題を作っているのです。

 ところで、そのように毎回よく質問してくる生徒は、みんな優秀です。
 昔、読解問題の週に、毎月のように質問してくる生徒が2人いました。
 一人は慶應高校に入り、一人は東大に入りました。

 百点を取って当然という考えで読解問題に取り組んでいますから、8割や9割できたからいいということではなく、できなかったところは納得できるまで聞いてくるのです。
 このように厳密にものを考える習慣のついた生徒は、勉強のすべての分野にわたって学力がつきます。

 だから、読解検定では、いい点数を取ることは目標ですが、目的ではありません。
 目的は、×だったところの理由を考えて、自分なりに厳密に文章を読む習慣をつけることです。

 厳密に読む読み方の例は、「読解・作文力が身につく本」に書いてあります。
 しかし、子供がひとりで読むには、内容はかなり難しいので、お父さんお母さんがまず読んで、子供に説明するときに使うようにするといいと思います。

 読解検定試験は、毎月やっていますが、7月はサマーキャンプと重なるので、現在日程を調整しているところです。
 サマーキャンプの参加者も取り組むようにすれば、ちょうといいと思うので、7月4週あたりの参加者は全員読解検定をやるかもしれません(笑)。

 読解検定に取り組んだ生徒が、自分の答えたところが間違っていた場合、納得できずに質問してくることがあります。
 読解問題は、非常に厳密に作ってあるので、微妙なところで正解と不正解が分かれてきます。

 問題を作成したこちらの方も、何度も読み返して誤解なく正解が一義的に決められるように作っていますが、文章全体が関連してくるので、たまにその厳密性からもれるところが出てきます。

 だから、生徒から質問があると、こちらも何かおかしいところがあったかなと心配する面があるのです。
 もちろん、ほとんどの場合、正しい答えのままで正しいのですが、中には生徒の考え方も合っているという場合があります。
 だから、問題を作成する人は、問題を解く人よりもずっと長い時間をかけて問題を作っているのです。

 ところで、そのように毎回よく質問してくる生徒は、みんな優秀です。
 昔、読解問題の週に、毎月のように質問してくる生徒が2人いました。
 一人は慶應高校に入り、一人は東大に入りました。

 百点を取って当然という考えで読解問題に取り組んでいますから、8割や9割できたからいいということではなく、できなかったところは納得できるまで聞いてくるのです。
 このように厳密にものを考える習慣のついた生徒は、勉強のすべての分野にわたって学力がつきます。

 だから、読解検定では、いい点数を取ることは目標ですが、目的ではありません。
 目的は、×だったところの理由を考えて、自分なりに厳密に文章を読む習慣をつけることです。

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 しかし、子供がひとりで読むには、内容はかなり難しいので、お父さんお母さんがまず読んで、子供に説明するときに使うようにするといいと思います。

 読解検定試験は、毎月やっていますが、7月はサマーキャンプと重なるので、現在日程を調整しているところです。
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コメント欄

森川林 2019年6月27日 6時0分  
 勉強のよくできる人でも、国語の勉強の仕方を知らない人はかなり多いです。
 意外に思うかもしれませんが、塾や予備校の国語の先生も知らないのです。
 だから、塾や予備校に行って国語の成績が伸びたという話はまず聞きません。
 しかしもちろん、言葉の森でも、話を聞くだけの人はだめです(笑)。
 ちゃんとやることを実践するのが、読解と作文を上達させる条件です。

nane 2019年6月27日 6時0分  
 読解問題の作成で大変なのは、厳密に考えて一義的に正解の決まる選択肢を作ることです。
 これには、かなり時間がかかります。
 もうひとつ、時間のかかるのは、オープン長文にダジャレを入れることです(笑)。
 この長文は面白いので、子供たちは喜んで音読をしているようです。


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