ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 2114番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/5/15
小1小2は、勉強をする時期ではなく、勉強の習慣を作る時期 as/2114.html
森川林 2014/04/07 05:41 


 小学校1、2年生のころは、誰でもお父さんやお母さんの言うことよく聞きます。だから、この時期は、勉強の習慣を最もつけやすい時期です。小学校3年生になると、自己主張ができるようになるので、「なんで」「どうして」と言うことが多くなり、習慣を作ることが難しくなってきます。

 1、2年生の勉強で大事なことは、四つあります。

 第一は、決まったことをやり続けるということです。子供が、時間になったら、「あれをして、これをして、これをやったらおしまい」というように、条件反射的に自習ができるようになるぐらい決まりきったやり方を作っておくことです。

 第二に、勉強は自分でやることが基本です。親が教材を用意したり、採点したり、間違えたところを教えたりしていると、親に依存した勉強になります。時間になったら、子供が教材を用意して、自分で答え合わせをして、決めた分量が終われば自分で終えるというようにしておくことが大事です。

 第三に、繰り返しの勉強に慣れることです。現在は、カラフルな外見だけの面白そうな教材が多いので、子供たちは新しい教材を次々にやるような勉強に慣れています。しかし、面白そうな教材を次々にやっても力はつきません。実力をつけるための教材は、平凡なことを何度も繰り返すようにできている教材です。そういう繰り返しの勉強が、勉強の本来の姿だと自然に納得できるのが小学校低学年です。

 第四に、勉強を長時間やらせないことです。低学年の勉強の目的は、習慣を作ることですから、勉強の成果を上げるところまで目指さなくてもよいのです。この時期の勉強は、時間をかければ誰でも成績が上がり、先の進度まで進むことができます。しかし、そういうふうにして勉強の量を多くしたり、難しい問題を解かせたりした子は、勉強というものに対する否定的な印象を持つようになります。勉強の中身が重要になるのは、小学5年生からです。それまでは、学力の土台を作る時期で、特に低学年は、学力の土台を作るための習慣を作る時期なのだと考えておくことです。



 小学校1、2年生のころは、誰でもお父さんやお母さんの言うことよく聞きます。だから、この時期は、勉強の習慣を最もつけやすい時期です。小学校3年生になると、自己主張ができるようになるので、「なんで」「どうして」と言うことが多くなり、習慣を作ることが難しくなってきます。

 1、2年生の勉強で大事なことは、四つあります。

 第一は、決まったことをやり続けるということです。子供が、時間になったら、「あれをして、これをして、これをやったらおしまい」というように、条件反射的に自習ができるようになるぐらい決まりきったやり方を作っておくことです。

 第二に、勉強は自分でやることが基本です。親が教材を用意したり、採点したり、間違えたところを教えたりしていると、親に依存した勉強になります。時間になったら、子供が教材を用意して、自分で答え合わせをして、決めた分量が終われば自分で終えるというようにしておくことが大事です。

 第三に、繰り返しの勉強に慣れることです。現在は、カラフルな外見だけの面白そうな教材が多いので、子供たちは新しい教材を次々にやるような勉強に慣れています。しかし、面白そうな教材を次々にやっても力はつきません。実力をつけるための教材は、平凡なことを何度も繰り返すようにできている教材です。そういう繰り返しの勉強が、勉強の本来の姿だと自然に納得できるのが小学校低学年です。

 第四に、勉強を長時間やらせないことです。低学年の勉強の目的は、習慣を作ることですから、勉強の成果を上げるところまで目指さなくてもよいのです。この時期の勉強は、時間をかければ誰でも成績が上がり、先の進度まで進むことができます。しかし、そういうふうにして勉強の量を多くしたり、難しい問題を解かせたりした子は、勉強というものに対する否定的な印象を持つようになります。勉強の中身が重要になるのは、小学5年生からです。それまでは、学力の土台を作る時期で、特に低学年は、学力の土台を作るための習慣を作る時期なのだと考えておくことです。



 創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

コメント欄

コメントフォーム
小1小2は、勉強をする時期ではなく、勉強の習慣を作る時期 森川林 20140407 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
るれろわ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「るれろわ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
小学校低学年(79) 
コメント14~23件
……前のコメント
【合格速報】東 森川林
 T君、いつも椅子に腹ばいになってずっと本を読んでいたものね 3/11
1月の森リン大 森川林
 小1から高3までの作文が並ぶと、学年に応じて、みんなの考え 3/11
未来の子育て、 森川林
 「今は、勉強が大事なのだから、自分のしたいことは大学に入っ 3/8
未来の子育て、 森川林
 かつて、三井三池炭鉱は、日本のエネルギー産業の花形で、安定 3/7
未来の子育て、 森川林
幼児期や小学校低学年のころは、何でも吸収できます。 しかし 3/6
未来の子育て、 森川林
 今の日本の受験勉強は、清朝末期の中国の科挙に似てきています 3/5
朝の10分間読 森川林
 読書は、読む力と理解する力です。  草野球とプロ野球では 3/4
低学年の作文の 森川林
低学年の作文でいちばん大事なことは、題材選びです。 その題 3/3
作文における書 森川林
 作文で大事なのは中身です。  しかし、中身はなかなか進歩 3/2
これからの新し 森川林
 今はまだ、勉強のゴールは、大学入試になっています。  大 3/1
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
ブンブンドリム 森川林
 ブンブンドリムが、「31年の実績」と書いていたので、   5/15
基礎学力、総合 森川林
 勉強は、家庭学習で十分。  しかし、勉強の進捗状況をチェ 5/13
Re: 読解検 森川林
 ご質問ありがとうございます。  こういう質問ができる 5/10
男は、というか 森川林
男は、というか、自分は、あれこれ説明はしない。 聞かれれば 5/10
大事なのは理念 森川林
大事なのは理念だ。 損得や利害ではない。 遠くの星を目指 5/10
読解検定4月中 あうせれ
問3のAが×だと思いました。←「小学校低学年らしい男の子」と 5/8
マスクしない、 森川林
マスクしない、ワクチン打たない、消毒しない。 人類は、何十 5/7
まだ夜なのに、 森川林
まだ夜なのに、小鳥が鳴いている。 元気がよくていいや。 5/7
夜の山道を車で 森川林
夜の山道を車で走っていると、なぜか左側が暗い。 降りてみる 5/7
競争から創造へ 森川林
競争で勝つということは、負ける相手がいるということだ。 大 5/6

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習