ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3374番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/5/17
夏休み朝の作文体験学習の2回目始まる――子供との対話を生かす作文の勉強 as/3374.html
森川林 2018/08/09 04:59 

 

 夏休み朝の作文体験学習は、日程を自由に選べるようにしたので、早めに2回目に入る人と、これから1回目に取り組む人とが一緒に授業を受けるような日もあります。
 しかし、5、6人の少人数授業なので、先生の話は多少長くなりますが、どの生徒にも発表の機会があります。

 昨日8月8日は、読書感想文の2回目と受験作文の2回目の人の授業がありました。
 感想文は、家庭での事前の実験がいろいろ大変だったと思います。
 受験作文は、昨年の実際の入試問題をもとにした練習だったので、かなり難しかったと思います。
 しかし、どの子も、自分らしい作文を発表してくれました。

 今回の作文体験学習のポイントは、他の生徒との交流の中で、家庭でのお父さんやお母さんと協力して作文の準備をするというところにあります。

 これまでの子供の勉強は、既に答えのわかっている知識を詰め込むことに力点が置かれていました。
 そういう勉強には、個性や創造性はあまり必要ではなく、苦しいことに耐えることが勉強のように思われていました。

 しかし、AI時代には、勉強も仕事も、答えのわかっている分野は人間ではなく機械がカバーしてくれるようになります。
 昔の自動車運転免許では、ガソリンエンジンの仕組みの知識なども必要でした。点火プラグがどうしたというようなことも一応理解しておく必要がありました。しかし、今はそういう知識は、自動車を利用する人には全く必要ではありません。
 自動運転の時代になれば、運転する技術も必要でなくなります。ところで、自動運転で意外に早く実用化できそうなのは、狭い場所に縦列駐車をしたり、狭い車庫に車をぴったり入れたりするような自動化の仕組みではないかと思います。先日、知人が車庫入れに失敗したという話を聞いてそう思いました(笑)。

 さて、車の免許の知識や技術と同じことが、これから仕事のさまざまな分野で起きてきます。すると、その社会の変化から少しタイムラグがある形で教育の世界にも変化が起きてきます。
 その変化は、ひとことで言えば、答えのわかっているものは基本だけしっかり身につけていればよく、子供たちが最も力を入れていくのは、思考力と創造性を伸ばすことになるということです。

 その思考力の要が日本語を駆使する力であり、その日本語力の基礎が読書力であり、集大成が作文力です。
 また、創造力は、実際の体験と、ほかの人との対話と交流の中で生まれます。

 今回の夏休み朝の作文体験学習は、そういう未来の教育の見通しのもとに行っている企画です。
 お父さん、お母さんは、子供の作文の準備に時間がとられることがあると思いますが、その苦労を子供との対話を活かす楽しい苦労と思って取り組んでいっていただけるといいと思います。

 なお、今回は平日の朝の体験学習でしたが、仕事で参加できないお父さんお母さんが多かったと思いますので、9月からは日曜日の朝の体験学習も行っていく予定です。

 

 夏休み朝の作文体験学習は、日程を自由に選べるようにしたので、早めに2回目に入る人と、これから1回目に取り組む人とが一緒に授業を受けるような日もあります。
 しかし、5、6人の少人数授業なので、先生の話は多少長くなりますが、どの生徒にも発表の機会があります。

 昨日8月8日は、読書感想文の2回目と受験作文の2回目の人の授業がありました。
 感想文は、家庭での事前の実験がいろいろ大変だったと思います。
 受験作文は、昨年の実際の入試問題をもとにした練習だったので、かなり難しかったと思います。
 しかし、どの子も、自分らしい作文を発表してくれました。

 今回の作文体験学習のポイントは、他の生徒との交流の中で、家庭でのお父さんやお母さんと協力して作文の準備をするというところにあります。

 これまでの子供の勉強は、既に答えのわかっている知識を詰め込むことに力点が置かれていました。
 そういう勉強には、個性や創造性はあまり必要ではなく、苦しいことに耐えることが勉強のように思われていました。

 しかし、AI時代には、勉強も仕事も、答えのわかっている分野は人間ではなく機械がカバーしてくれるようになります。
 昔の自動車運転免許では、ガソリンエンジンの仕組みの知識なども必要でした。点火プラグがどうしたというようなことも一応理解しておく必要がありました。しかし、今はそういう知識は、自動車を利用する人には全く必要ではありません。
 自動運転の時代になれば、運転する技術も必要でなくなります。ところで、自動運転で意外に早く実用化できそうなのは、狭い場所に縦列駐車をしたり、狭い車庫に車をぴったり入れたりするような自動化の仕組みではないかと思います。先日、知人が車庫入れに失敗したという話を聞いてそう思いました(笑)。

 さて、車の免許の知識や技術と同じことが、これから仕事のさまざまな分野で起きてきます。すると、その社会の変化から少しタイムラグがある形で教育の世界にも変化が起きてきます。
 その変化は、ひとことで言えば、答えのわかっているものは基本だけしっかり身につけていればよく、子供たちが最も力を入れていくのは、思考力と創造性を伸ばすことになるということです。

 その思考力の要が日本語を駆使する力であり、その日本語力の基礎が読書力であり、集大成が作文力です。
 また、創造力は、実際の体験と、ほかの人との対話と交流の中で生まれます。

 今回の夏休み朝の作文体験学習は、そういう未来の教育の見通しのもとに行っている企画です。
 お父さん、お母さんは、子供の作文の準備に時間がとられることがあると思いますが、その苦労を子供との対話を活かす楽しい苦労と思って取り組んでいっていただけるといいと思います。

 なお、今回は平日の朝の体験学習でしたが、仕事で参加できないお父さんお母さんが多かったと思いますので、9月からは日曜日の朝の体験学習も行っていく予定です。


 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

コメント欄

森川林 2018年8月9日 5時9分  
 夏休み朝の作文体験は、平日の日程だったため仕事で参加できないお父さんお母さんも多かったと思います。
 9月からは、日曜日の朝の体験学習を企画していく予定です。
 日曜日の朝から作文の勉強というのも、なかなか楽しいと思います。


nane 2018年8月9日 5時14分  
 Zoomで作文の勉強をする場合、面白いのは、他の友達との交流があることです。
 最初はみんな遠慮していますが、次第に打ちとけて、他の人の作文に対する感想なども言えるようになります。
 作文よりも早く交流できるのは、読んでいる本の紹介です。


コメントフォーム
夏休み朝の作文体験学習の2回目始まる――子供との対話を生かす作文の勉強 森川林 20180809 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
ふへほま (スパム投稿を防ぐために五十音表の「ふへほま」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
体験学習(0) 
コメント24~33件
……前のコメント
上手な作文とそ 森川林
 上手な作文とそうでない作文の差は、語彙力の差です。  そ 2/29
ChatGPT 森川林
 創造発表の勉強のネックになるのは、個性的なテーマであればあ 2/28
夏期講習でのデ 森川林
 国語の勉強の方法としていちばんいいのは、ディスカッションで 2/25
教育論に欠けて 森川林
 ボタンの掛け違いは、最後になるまでわかりません。  最初 2/18
教育論に欠けて 森川林
 しっかり勉強して、いい学校に入り、成績を上げて、目指す大学 2/18
創造発表クラス 森川林
創造発表の勉強は、知識的にやるのではなく、実験的にやることが 2/5
齋藤孝さんへの 森川林
私は、ブンブンどりむのようなレベルの低いものは誰もやらないだ 2/4
作文力の土台は 森川林
齋藤孝さんは、「齋藤孝先生が選ぶ 高校生からの読書大全」など 2/4
言葉の森は、オ 森川林
今、小123年生対象の基礎学力クラスと、小456年生対象の総 2/4
言葉の森の作文 森川林
私は、人を批判するのは好きではありません。 大事なことは、 2/3
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
通学が普通、通 森川林
通学が普通、通信はおまけ、 オンラインは特殊な例外(笑)と 5/15
ブンブンドリム 森川林
 ブンブンドリムが、「31年の実績」と書いていたので、   5/15
基礎学力、総合 森川林
 勉強は、家庭学習で十分。  しかし、勉強の進捗状況をチェ 5/13
Re: 読解検 森川林
 ご質問ありがとうございます。  こういう質問ができる 5/10
男は、というか 森川林
男は、というか、自分は、あれこれ説明はしない。 聞かれれば 5/10
大事なのは理念 森川林
大事なのは理念だ。 損得や利害ではない。 遠くの星を目指 5/10
読解検定4月中 あうせれ
問3のAが×だと思いました。←「小学校低学年らしい男の子」と 5/8
マスクしない、 森川林
マスクしない、ワクチン打たない、消毒しない。 人類は、何十 5/7
まだ夜なのに、 森川林
まだ夜なのに、小鳥が鳴いている。 元気がよくていいや。 5/7
夜の山道を車で 森川林
夜の山道を車で走っていると、なぜか左側が暗い。 降りてみる 5/7

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習