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記事 100番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/27
次学期の長文はルビ付きで as/100.html
森川林 2006/09/10 17:34 
 10月の新学期から、長文の数を増やし、読解マラソンができるようにしていく予定です。

 それに関連して、長文を横書きにして、ルビをつけるようにするつもりです。

 今日は、ルビを自動的につけるスクリプトを作っていました。
https://www.mori7.info/musi/123456.php

 苦労したのは、「取り組む(とりくむ)」などとなってしまうのを「取(と)り組(く)む」と表示できるようにしたところです。(大した苦労ではありませんが(^^ゞ でも、いろいろ手直しが必要で、ほぼ一日かかってしまいました。(T_T))

 月曜日は、新しい課題フォルダを作る予定です。

 以上、ささやかな近況報告。

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思考力・記述力を高めるための会話 as/99.html
森川林 2006/09/05 10:42 
 子供たちの思考力・記述力の低下が指摘されています。

 朝日新聞7月15日の記事より。
「国立教育政策研究所は14日、全国の小学4年〜中学3年の約3万7000人を対象に初めて実施した国語と算数・数学の「特定課題調査」の結果を公表した。難点として浮かび上がったのは、論理的に考えたり、筋道立てて考えを表現したりする力。答えは出せても、そこに至る過程を説明できない傾向もあり、研究所は「国数ともに、文章をもっと書かせる指導が必要」と指摘している。」

 同じく、朝日新聞9月1日の記事より。
「単純計算よりも理解力に難点——。文部科学省所管の財団法人「総合初等教育研究所」が全国の小学生約9000人を対象に実施した計算力調査で、単純に数式を解く計算技能よりも、計算技能を支える「理解力」に課題があることがわかった。理解力を試す問題では、正答率が3〜6割と低いものもあった。単純な計算技能については、98年の調査結果とほぼ同じ水準だった。」

 教室の子供たちを見ていると、考える問題に喜んで取り組む子と、考える問題を最初から放棄する子に分かれるようです。
 その差は、ひとことで言えば日本語力の差です。考えることが苦手な子は、考える問題に対して、自分の日本語力がついていかないために考えることをあきらめてしまうのです。

 その原因は、単純な技能や記憶が評価される一方、じっくり考える力が評価されない今の教育環境にあります。
 学習教材のほとんどは、単純な技能や記憶の再現を評価する形で作られています。eラーニングというと、名前こそ新しいように聞こえますが、その中身は旧態依然の知識の定着度を調べるだけのものです。
 基本的な技能や知識を習得することはもちろん大切ですが、問題は、そこに重点が置かれすぎていることです。漢字の書き取りや、算数の計算問題は、先生も教えやすいし、子供も取り組みやすいし、親も満足しやすい勉強形態です。そしてまた、そういう教材は作成が容易です。
 このために、現在の日本では、理解を伴わない単純な反復型の勉強が主流になり、その結果が思考力低下という教育調査として表れているのです。
 では、家庭ではどのように対策を立てたらいいのでしょうか。
 いちばんやりやすいのは、日常生活の中で、親が子に理解力を必要とするような会話をすることです。
 例えば、「たまごやきを作ったこと」などの作文課題で、たまごやきを親子で作るときなどに、「はい、たまご」「ほら、割って」「ふた、しめて」「それ、できあがり」というような言葉の羅列だけで会話をしていてはだめです。
 「たまごの殻というのは、ヒナが割って出てこられるぐらいにやわらかく、でも、親鳥が温めるために上に乗っても壊れないぐらいにかたくできているんだよ。だから、たまごを割るときはそのヒナが殻を割るぐらいの力加減でやる。それ。あ、失敗しちゃった」などのように、子供が実際の必要性から聞きたくなるような場面で、理由や原因がわかるような長い文を、面白おかしく楽しく話してあげることです。
 小学生のうちに、このような会話の環境で育った子は、自然に理解力・思考力が備わってきます。

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記述力(0) 

記事 98番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/27
中身のある子供向けの本を as/98.html
森川林 2006/08/28 09:11 
 子供向けの本というと、ほとんどが物語です。もちろん物語も大事ですが、自然科学や社会科学などの本があまりにも少ないように思えます。
 しかも、その数少ない科学の本の多くは、子供向けに内容を薄めて書いているようです。言わば、学習漫画を文章にしたような内容なのです。その結果、科学の本の多くは、断片的な知識だけを提供するような作りになっています。
 私はもっと、原因や結果を構造的に考えさせるような子供向けの科学の本が登場するべきだと思っています。その点で評価したいのが、今は絶版となった「世界ふしぎめぐり」シリーズです。また、毎日小学生新聞などに掲載される子供向けの解説記事にも優れたものがあります。また、物理学者寺田寅彦のエッセイは、この分野では古典と言ってもいいでしょう。
 世間でよく売れている科学の本に共通する大きな弱点は、文章が雑だということです。知識をわかりやすく伝えるという目的のために、表現をくずしているところがあるのです。例えば、次のような書き方です。
「気孔は、二酸化炭素をすって、酸素をはき出す場所だったよね。○ちゃんが葉っぱの裏側に多いって言ってたけど、実は表や茎にも少しはあるんだよ。ただ、圧倒的に葉っぱの裏側が多いんだけどね。」
 知識を必要以上に正確に伝えようとすれば、文章はどうしてもつまらなくなります。そこで、話し言葉を多用して敷居を低くしようとしているのです。それはもちろん善意の試みです。しかし、子供の本という本来の目的から見るとやはり方向がずれているのです。
 子供向けの本は、理科や社会の知識を詰め込むために読ませるものではありません。自然や社会の構造の不思議さに感動するためにあります。そのためには、細かい網羅的な知識は大胆に省略し、肝心の仕組みだけを格調の高い文章で書く必要があります。

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森リンの点数を修正中 as/97.html
森川林 2006/08/19 11:38 
 森リンの点数を修正しています。

1、カタカナの一部も重量語彙に含まれるようにしました。

2、素材語彙・重量語彙・強力語彙のそれぞれに文書出現頻度の重み付けをしました。(これまでの1万件の作文から約10万語について、「idf=log(全文書数/出現文書数)」を計算し、その数値にこれまでの点数との継続性があるように係数をかけました。
 その結果、普段あまり使われていない語彙で書かれた作文は点数が高めになっています。

 本当はこのあと、課題と文章の一致度を評価する仕組みも入れるようかと思っていましたが、実際上の効果があまり見込めないので見送りました。

※idf……inverse document frequency(文書の頻度の逆数)

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記事 96番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/27
「伝言メール」のページで欠席連絡ができるようになりました as/96.html
森川林 2006/08/09 10:38 
 欠席の連絡があるときは、「伝言メール」のページから送信すると、先生にメールで直接連絡が行きます。
https://www.mori7.net/outi/d/


 授業のある時間の直前に連絡をしても対応できますのでぜひご利用ください。

(これまでのように、電話で教室にご連絡いただいてもけっこうです)

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tamaki 20200304  
桑田です。昨日は用事があった為電話に出ることが出来ませんでした。連絡が遅くなってしまいすみませんでした。

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