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作文が苦手な子が増えているのはなぜか as/2695.html
森川林 2016/09/30 19:11 

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森川林 20160930 1 
 作文が苦手な子が増えているのは、作文を教わる機会が増えたからです。
 それは、受験で作文試験を課すところが多くなってきたために、学校も塾もそれに対応するようになってきたからです。
 作文は、教えられる機会が増えるほど、苦手な子が増えてくる不思議な勉強なのです。


nane 20160930 1 
 作文力は、氷山の表面に見えているごく一部です。
 その底には、日常の日本語生活の大きな土台があります。
 作文添削は、その目に見える表面だけを削っているようなものですから、いくら添削しても上達はしないのです。
 作文の勉強の基本は、第一に読む力をつけること、第二は焦点を絞った事前指導をすること、第三はできたところを褒めること、です。


aakone母 20161121  
 娘が中学生になり、作文に対して再びやる気を失っています。原因は、学校の先生による評価に仕方にあるようです。
 娘の通う地元中学では、行事の後に作文を書かされます。そして、教師が「優秀」と認めたものは学年だよりなどに掲載されます。掲載された「優秀」作文にはある共通点が見られます。事実とは異なる、パターン化した美談であるということです。
 子どもが自ら悩み考えたことを作文に書いても認められません。教師は事実をありのまま見ることをせず、自分が見たいことを見たいようにしか見ない傾向があります。いじめが起きていても、「我がクラスにはいじめはない」と思い込むのと同じだと言えます。
 何につけてもそういった評価の下され方をされるので、教師の前でうまく取り繕うことが上手な生徒のほうが評価されてしまいます。評価されたいなら嘘をつけばよいと娘に言うこともありました。世の中をうまく生きていくには確かに必要なのですが卑怯なことをすすめているようで心苦しく、また、正直ものの娘にはとうてい受け入れがたいことです。そういったことの繰り返しで、中学になってから、主観的評価になりがちな作文に関して特にやる気を失っています。
 また、多くの子どもたちが、嘘がうまくなっていきます。小学校時代は素直な作文を書いていた子も、どんどん嘘つきになっていきます。このような学校教育の在り方に、改めて危機感を抱きます。
 学校教員のすべてがこのような傾向を持つとは思いませんが、ある一定数いるのは確かです。本人のやる気を再喚起していく方法を模索中です。


森川林 20161123  
 お返事遅れてすみませんでした。
 これは、学校の評価の仕方もあると思いますが、子供の年齢的なことが大きいと思います。
 小6から中2にかけては、読解力と作文力が一生のうちで最も乖離する時期で、読む力があるほどには書けないという状態が続きます。
 だから、自分の書く作文が自分で見て上手には思えないので、どの子も作文が苦手になりやすいのです。
 しかし、作文の評価というのは曖昧なところがありますから、身近な人がその子の作文のいいところを褒めてあげると、それが自己評価になります。
 学校の評価などは、内申点があろうがなかろうが、長い人生から見たら何にも影響しません。評価など気にせずに自分らしいことを書いていけばいいです。
 損をしても正直な生き方をする方が格好いいと言っておくといいと思います。

aakone母 20161125  
お忙しい中お返事ありがとうございました。
受験が視野に入ってくる時期、母親の立場になると、どうしても大事なことを忘れがちになります。
「長い人生から見れば」
はっとしました。
長く生きている大人だからこそ、学校の評価なんて気にしなくていいと自信を持って、子にアドバイスすべきですよね。
親という生き物は・・・苦笑。
子どもをもっと褒めるように努力します。

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