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記事 1654番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/28
和魂洋才の精神(facebook記事より) as/1654.html
森川林 2012/11/16 06:51 



 気に入らない相手とは、自分にないものを持っているものです。

 その相手とは、苦手な人間でもあり、苦手な科目でもあり、苦手な仕事でもあるでしょう。

 その相手を受け入れ、そこから学び、自分の中に取り入れること、それが和魂洋才の精神です。

 逆風を防ごうとするのではなく、それを風力発電として利用する、そういう発想が必要なのです。



 ヨーロッパが植民地を広げたとき、多くの有色民族は抵抗なく征服され、一部は無謀に抵抗し鎮圧されました。

 そこに共通しているものは、敵から学ばない閉鎖性でした。

 日本もまた初めは攘夷の国論で内向きに固まっていましたが、やがて和魂洋才の精神に転換し、敵から学ぶことを第一の国策とし、独立を守り発展しました。

 この柔軟な向上心を思い出すことです。(ただし、洋才に溺れて和魂の方を忘れてしまわないようにね)



 今日も、雲ひとつない青空です。

 いい一日をお過ごしください。

 (中根)

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勉強の基本は家庭での読書、音読、対話(facebook記事より) as/1653.html
森川林 2012/11/15 06:53 



 勉強の基本は簡単です。

 朝ごはん前に音読や暗唱をして、夕方は必ず読書の時間を作ること。

 そういう毎日を例外なく続けながら、いつも明るく褒めること、細かい注意はしないこと。

 テレビやパソコンは時間を決めて、できるだけ対話の時間を作ること、人の悪口は言わないこと。


 これで、みんな頭もよく、性格もいい子になります。

 毎日の平凡な積み重ねがないまま、突然塾に通わせてもほとんど何も変わりません。

 家庭が教育の出発点です。


 しかし、親も最初はみんな初心者です。(生まれつき親という人はいないので)

 子供が小1のときに、上のような生活スタイルを作れば簡単ですが、途中からそういう生活に切り換えることはなかなかできません。

 それでも、気づいたときから変えていくしかありません。


 いちばんやりやすいのは、まず毎日の読書。その次が毎日の音読です。

 ただし、学校で読書をしているからとか、学校で音読の宿題が出ているからとかいう、外からの力に頼るやり方ではなく、家庭で独自に方針を持ってやっていくことです。


 方針が決まったら、あとは例外を作らずに続けることと、いつも明るく褒めること。

 家庭学習がうまく行かないいちばんの原因は、例外を作ることと、つい注意をしてしまうことだからです。


 でも、もし例外ができてしまったらどうするかというと、その例外の理由をはっきりと説明すればいいのです。

 そして、例外があまりできそうなことは、最初からやらないようにすることです。

 もし注意してしまったらどうするかというと、そのあとすぐに明るく褒め直せばいいのです。



 そろそろ風の冷たい季節になってきました。

 こういうとき太陽が出てくるとほっとします。


 子供にとって、お父さんやお母さんもそういう存在なのでしょう。



 それでは、今日も明るく楽しい一日をお過ごしください。


 (中根)

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作文のもとになる読書(facebook記事より) as/1652.html
森川林 2012/11/14 05:21 



 根から吸収し、葉から蒸散させて、

 草木は次第に生長する。

 知識を吸収し、思考を表現して

 人間も次第に成長する。


 吸収したものをいったん自分の中に蓄えて、それから徐々に自分の血や肉にして表現していくのが勉強です。


 しかし、その表現の前提になるものは吸収です。

 吸収しているものがあるから、表現するものも出てきます。


 作文の勉強をしていると、「書くことがない」という子がときどきいます。

 その原因のひとつは、本を読んでいないことにあります。


 「書くことがない」という子に、「本を読んでないだろ」と言うと、「あ、そういえばしばらく」ということがよくあります。

 書くことがないのではなく、書くための言葉が枯渇しているのです。

 葉っぱがしおれているのは、葉っぱに根性がないからではなく(笑)、土が乾いているからです。


 「三日(さんじつ)書を読まざれば語言(ごげん)味なし」という言葉があるように、読書は毎日することが大事です。

 もちろん、大人もね。

 あ、そういえば、最近本を読んでいなかった。(^^ゞ



 今日も好天が続きます。

 ひと仕事のあとは、読書で水分を補給しましょう。


 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

 (中根)


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http://www.facebook.com/groups/118437524908264/

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世界がいい方向へ(facebook記事より) as/1651.html
森川林 2012/11/13 06:35 



 世界がいい方向へ舵を切ったと思えるような日。

 あとは、ひとりひとりが自分の夢を持って生きることだ。

 社会が高度経済成長に向かっていたときは、誰にもそれぞれの夢があった。

 しかし、社会の経済成長がゆるやかに止まる今こそ、個々人が真に自分の夢を持つ時代だ。



 それは、お金や物で測られる夢ではなく、

 自分自身が変化し成長するという夢になるだろう。

 しかし、それは向上そのものを目的としたものではなく、

 新しい何かを創造することを通して自らも変化するという夢になる。



 自分らしい何かを作り出すこと、それを互いに発表しあうこと、

 そういうことが社会全体の大きな関心になり、

 ちょうど学校の文化祭のようなさまざまな試みが行われる日常。

 そういう未来が待っている。



 新しい社会のイメージは、文化祭のような日常です。

 今はまだ毎日の仕事に追われてそれどころではありませんが。(^^ゞ

 消費する喜びを中心とした生活から、創造する喜びを中心とした生活へ、日本の社会をこれから大きく変わっていくでしょう。


 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

 (中根)

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低中学年から進学塾に行く弊害 as/1650.html
森川林 2012/11/12 08:59 


 小学校2、3年生の生徒の保護者から、「塾に行くようになったので勉強が忙しくなった」という相談を受けることが増えてきました。

 それだけ、学習塾が受験勉強の前倒しをするようになったからです。しかし、それは少子化に対応するための塾の都合によるものです。

 小学校低中学年の塾通いは、多くの弊害を生み出します。まず、塾は点数の差のつきやすい算数に力を入れることで勉強の成果を上げようとします。また、国語についても点数の差のつきやすい漢字の学習を中心にしがちです。そして、算数にしても国語にしても点数で競争させることによって意欲を引き出そうとします。すると、点数に表れにくい読書や対話や創造性を育てる遊びの時間がどうしても削られてくるのです。

 その結果、早くから塾通いをした子ほど、表面的な点数はよくなったように見えても肝心の考える力が育っていないために、学年が上がるにつれて伸びなくなってくるのです。

 また、低中学年から点数の競争をすると、成績に対する優越感や劣等感を持ちやすくなります。勉強の本来の面白さは、新しいことを学ぶということにありますが、競争を意識すると、勉強の面白さが勝ち負けの面白さになってきます。ところが、勝ち負けが意欲につながるのはせいぜい中学生までですから、肝心の高校生以降はかえって勉強に対する意欲がなくなるのです。

 小中学生の勉強は、家庭での学習が基本です。受験直前の時期には、志望校の過去問に合わせた難問を集中して取り組む必要がありますが、そういう難問を先取りして勉強する必要はありません。学年に応じた基礎の学習ができていれば、受験対応の力はすぐにつけられるのです。

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