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発達障害について考える――大事なのは他人との関わりと言葉の力 as/4683.html
森川林 2023/03/13 06:16 


●動画:https://youtu.be/vZ6zE0lDjyw

 保護者から、時々「うちの子は発達障害で……」と言われることがあります。

 これまで、そういう子の作文指導をしてきて感じることは、発達障害という診断は全く気にする必要がないということです。

 子供たちは、もともとやんちゃで、個性があり、一律の集団生活になじめないことが多いものです。
 それは、子供の普通の成長の姿です。

 学校で集団一斉指導をしているとき、その一斉行動に合わないことをする子を、先生が別の枠に入れたいというだけのことではないかと思います。
 むしろ、私は、発達障害と簡単に診断すること自体の方に問題があると思います。

 集団の一斉行動に合わない子をどうしたらいいかということは、発達障害という診断とはまた別のことです。

 その方法は、3つあると思います。

 第一は、気にしないことです。
 年齢の成長とともに、人間は、周囲の状況と自然に合わせるようになっていくからです。

 第二は、他人との接触や親子の対話の機会を増やすことです。
 集団生活で問題があるように思われる子の中に、人の話を聞かないとか、人の話に対応した行動や言動をとらないとか、自分の言いたいことやしたいことだけをするという子がいます。

 子供はもともとそういうものなので、それ自体は問題はないのですが、周囲と協調するためには、相手の意向に対応した行動をとる必要があります。
 その練習のいちばんの方法が、他人と接することです。

 昔は、子供たちは、戸外で一緒に遊ぶことが多かったので、その中で、他人とのいろいろな摩擦を経験し、自然に集団行動になじんできました。
 今は、子供はひとりで遊ぶ機会も多いので、他人とのわずらわしい関わりを経験する機会が少なくなっています。

 自然の遊びの代わりに、集団で行動するスポーツなどに参加するという方法があります。
 ただ、問題は、今の日本の子供スポーツは、勝ち負けにこだわることが多いとことです。
 勝ち負け自体は悪いことではないので、大事なのは、指導者の姿勢だと思います。

 親子で対話をする場合、親が子供の意向を汲み取って話をすることが多いので、子供は他人との関わりに伴う摩擦を経験する機会がありません。
 だから、親子が友達どうしのように話す機会を増やすといいのです。

 その方法のひとつが、親子が協力して理科実験などの共同研究をすることです。
 私は、その機会として、創造発表クラスを利用することもいいと思っています。

 そのほかに、親子でゲームをしたり、親子でキャンプに出かけたりするのもいいと思います。
 そのゲームやキャンプに、ほかの家族にも呼びかけて、複数の子が参加するようになれば、更にいい経験ができると思います。

 第三の、集団行動になじむための方法は、言葉の力をつけることです。
 そのための手段は、対話と読み聞かせと読書です。
 私は、これがいちばん大事だと思います。

 問題行動を起こしがちな子の中に、言葉のやりとりが苦手という子がよくいます。
 言葉を通して状況を理解し、言葉を通して自分の行動を方向づけるということができないので、たとえは悪いですが動物的な行動をとってしまうことがあるのです。

 子供の頭に言葉を入れるというのは、口で言うほど簡単なことではありません。
 日常のいろいろな機会を通して気長に言葉を入れ続ける必要があります。
 毎日、読み聞かせや読書を続けて、子供に変化が見られるようになるのは、半年ぐらいかかると思います。


 ダイヤモンドonlineに、関連する記事があったので紹介します。

「発達障害の子どもが「13年で10倍に急増」の裏事情、ベテラン小児科医が解説」
https://diamond.jp/articles/-/319170

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記事 4682番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/29
作文は、原則として当日提出。しかし、事情がある場合は連絡を as/4682.html
森川林 2023/03/13 06:15 


●動画:https://youtu.be/OJstNADFWCw

 作文クラスの作文は、原則として当日に書き上げ、当日中に送信してください。

 これは、これまで、次のようなケースがあったからです。

(1)今日は十分に書けないから、明日続きをやると言って、そのまま書けなくなってしまう。
(2)じっくりいい作品を書くために、何日もかけて作文を書き、やがて作文を書くことが負担になってしまう。
(3)今日は忙しいから、時間があるときに書くと言って、結局次の週になってしまう。

 作文の勉強が2回分や3回分たまると、それはまとめて書けなくなるのが普通です。
 今日書けなかったら、その日は欠席ということにして、次の週まで持ち越さないことが大事です。
 だから、何が何でも授業のあるその日に書いておく必要があるのです。

 将来、作文試験などを受ける場合、必ず時間制限と字数制限があります。
 必要以上に長い時間を書けて作文を書いていると、時間をかけることが習慣になってしまいます。

 高学年や中学生、高校生の場合でも、最長1時間半で書き上げると決めて、その時間内に書いたところまでで提出するという方が、結局は勉強が長続きします。

 ただし、機械的に、「当日中に提出」というのではありません。
 受験は、機械的に時間制限がありますが、毎週の作文の授業では、さまざまな事情がありますから、当日に提出できないときは、その旨を個別連絡や発表室連絡で、担当の先生に伝えてくれればいいのです。

 原則は当日提出、しかし、事情がある場合はその旨を講師に連絡ということでやっていってください。

 ところで、作文が2回分以上たまった場合は、前の週の作文は出さなくていいと決めてください。
 作文は、きわめて負担の大きい勉強なので、1日に2回分まとめて書くということは、まずできません。これは、経験していないとわかりません。

 真面目な生徒は、まだ出していない分から書くと言いますが、それは親も先生も止めるようにしてください。
 大事なのは、その週の作文を書くことだけで、前の週で書けなかった作文はもう書かないと決めることが大事です。

 勉強で大事なのは継続することで、継続するためには、1回1回をその場で終わらせて、あとに持ち越さないことだからです。

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読検ランキングのページができました。 as/4681.html
森川林 2023/03/12 09:16 


 読解検定の個人別ランキングのページができました。
https://mori7.com/dokken/md_rank.php

 ホームページ→よく使うリンク→13.ランキングから行くことができます。
 個人の検索のページや、オンラインクラスの学習記録のページから行くこともできます。

 これまでは、自分の点数の推移しかわかりませんでしたが、読検ランキングのページでは、四半期ごとの、自分の点数の全体の位置がわかります。

 毎月少しずつ自分の順位を上げるようにがんばっていきましょう。

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森リンランキングのページができました as/4680.html
森川林 2023/03/11 19:35 


 森リン点の個人別ランキングのページができました。
https://mori7.com/moririn/moririn_rank.php

 ホームページ→よく使うリンク→13.ランキングから行くことができます。
 個人の検索のページや、オンラインクラスの学習記録のページから行くこともできます。

 小学生は、主に字数が、作文力の目安になりますが、中学生、高校生は、森リン点が作文力の目安になります。

 森リン点を基準にして、密度の濃い作文を書いていてください。

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作文字数ランキングのページ as/4679.html
森川林 2023/03/10 13:46 


 作文の上達度は、小学生の場合は主に字数で、中学生高校生の場合は主に森リン点で評価できます。

 これまで、生徒それぞれの字数の推移を表示するグラフはありましたが、その生徒が全体と比較してどれぐらいのレベルにあるかという表示はありませんでした。

 そこで、今回、作文字数ランキングのページを作りました。
 生徒コードを入れると、自分が第何位かということがわかります。
https://www.mori7.com/oka/sk_rank.php

 毎月、少しずつ字数を伸ばし、学年の200倍(小1は200字、……小6以上は1200字)の字数が書けるように頑張っていきましょう。

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