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森リン大賞の4月のベストテンの作品から 1 as/1559.html
森川林 2012/06/12 04:26 


 4月の森リン大賞ベストテンの中から代表作品として表示されなかった作品を中心に紹介します。これらの作文の中には、要約の部分が多すぎたために代表作品とならなかったものもあるので、森リン点が高いものもあります。

 森リンの点数は、主に表現語彙の点数です。文章に使われている言葉のレベルが高く(抽象度が高く)、同じ言い回しだけでなく語彙の使い方に多様性があるほど点数が高くなります。したがって、作文を書くジャンルによっても点数は大きく変わります。一般に身近な事実中心の文章よりも、説明文や意見文の方が点数が高くなる傾向があります。しかし、説明文や意見文で多様な語彙を使うためには、そういう語彙のある本を読んでいることが大切です。中学生になり意見文を書くようになると、小学生のころの事実や説明中心の作文よりも、文章がうまく書けなくなるのは、まだそういう意見文にふさわしい語彙が消化されていない時期だからです。作文を上手に書くためには、読書や問題集読書に力を入れていくことが必要になります。

 なお、保護者の方にぜひ注意していただきたいのは、子供にほかの子の上手な作文を見せて比較するような励まし方をしないということです。作文力の土台には、読書や自習の長期間の蓄積があります。その蓄積が作文の上に出てくるまでには長い時間がかかります。子供の作文はいつもいいところを見て、その一方で毎日の読書や自習に気長に力を入れていくという取り組み方をしていってください。

●今日も元気に行ってきます まいち(小3) 総合74点 574字

「うぁ、もう十八分だ。二十分発のバスにおくれちゃうよ。」
「お母さん行ってきます。」
 わたしはいつもこんなちょう子で、まるで走り出すように家を出ます。わたしは毎日スクールバスでとう校しています。バスていは、家のすぐそばの横川えきの北口にあり、わたしは家を出たらすぐに、バスにとびのることができます。

 でも、バスのりよう者の中には、市内の電車をのりついで、このスクールバスにのる人や、中には県外から新かん線にのって、ざい来線を乗りついでここのバスていまで来てりようしている人さえいます。

 行きは、うんてんしゅさんとの会話が楽しみです。帰りは、スクールバスの仲間とおこられるかおこられないかのドキドキの中で、小声で歌を歌ったり、大河ドラマのまねをして楽しみます。

 お母さんも小学校のころ、市内バスで学校に通っていたそうです。家の前がバスていだったそうです。それをいいことに、お母さんはバスが来てから家を出ても間に合ったそうです。でも、一度だけおくれたことがあるそうです。もし、わたしがお母さんだったとしても、同じようにぎりぎりに家を出ていたと思います。だって親子だからです。

 わたしは、このスクールバスですごす時間が大すきです。バスにのってきた一年生にこまったことだあったら、たすけてあげたいと思います。

●片付けのこだわりがあるんだ みんみ(小4) 総合78点 887字

「あ~あ、大変だな。」
と心の中でつぶやく事が多いので、自分自身あきれてしまうようになりました。

 私は学校で時間があれば、お道具箱などの整理整頓を心がけています。なぜかというと、時間の移り変わりが、とても速く、ポンッと入れて、ヒョイッと行動するしかないので、気がつくとロッカーが雑然としているからです。時々整理しないと、何がどこにあるのか分からなくなってしまいます。私は、不便だな、といつも思い、時間の使い方の工夫ができないだろうか悩んでいました。

 東京から広島の学校に転校してきて驚いたことがあります。それは、ロッカーが広いことでした。なぜだろうと思っていたら、みんな「整理箱」というダンボールを持っているからです。もちろん、私の分も用意してありました。その「整理箱」があると、こんなこともできます。前は、共用のロッカーに上靴袋を入れていて、名前が書いていない持ち主の袋は見つかりにくかった覚えがあります。それに比べて、「整理箱」があると、自分で管理できるので気に入っています。他にも、「折りたたみ傘」や「探検バッグ」などを入れています。しかしそれにも弱点があります。物が少ないのに対し、箱が大きいということです。現在ロッカーの段が一番下の三段目なので、その度にかがまなければいけません。最近、背が140センチメートル超になってしまったから特に大変です。時々、整理しないまま、あふれそうになるまで使う方がいいのかなと思ったり、物が多くなるまでそのままにしておく方がいいのかなと思ったりします。でもその後、
「整理箱の整理・・・」
「バコッ!」
「あっ、やぶれた・・・!」
とならないようにするためには、やっぱり整理した方が良いのだなと思いました。

 「整理箱」を片付ける時には、あまり使わない物は下へ、よく使う物は上へと置いていったり、まるでパズルのようにはめこんでいったりして、いつもパターンを変えています。これからも、片付けが苦手な私ですが、せめて学校のことだけでもしっかりしていきたいなと思います。


 4月の森リン大賞ベストテンの中から代表作品として表示されなかった作品を中心に紹介します。これらの作文の中には、要約の部分が多すぎたために代表作品とならなかったものもあるので、森リン点が高いものもあります。

 森リンの点数は、主に表現語彙の点数です。文章に使われている言葉のレベルが高く(抽象度が高く)、同じ言い回しだけでなく語彙の使い方に多様性があるほど点数が高くなります。したがって、作文を書くジャンルによっても点数は大きく変わります。一般に身近な事実中心の文章よりも、説明文や意見文の方が点数が高くなる傾向があります。しかし、説明文や意見文で多様な語彙を使うためには、そういう語彙のある本を読んでいることが大切です。中学生になり意見文を書くようになると、小学生のころの事実や説明中心の作文よりも、文章がうまく書けなくなるのは、まだそういう意見文にふさわしい語彙が消化されていない時期だからです。作文を上手に書くためには、読書や問題集読書に力を入れていくことが必要になります。

 なお、保護者の方にぜひ注意していただきたいのは、子供にほかの子の上手な作文を見せて比較するような励まし方をしないということです。作文力の土台には、読書や自習の長期間の蓄積があります。その蓄積が作文の上に出てくるまでには長い時間がかかります。子供の作文はいつもいいところを見て、その一方で毎日の読書や自習に気長に力を入れていくという取り組み方をしていってください。

●今日も元気に行ってきます まいち(小3) 総合74点 574字

「うぁ、もう十八分だ。二十分発のバスにおくれちゃうよ。」
「お母さん行ってきます。」
 わたしはいつもこんなちょう子で、まるで走り出すように家を出ます。わたしは毎日スクールバスでとう校しています。バスていは、家のすぐそばの横川えきの北口にあり、わたしは家を出たらすぐに、バスにとびのることができます。

 でも、バスのりよう者の中には、市内の電車をのりついで、このスクールバスにのる人や、中には県外から新かん線にのって、ざい来線を乗りついでここのバスていまで来てりようしている人さえいます。

 行きは、うんてんしゅさんとの会話が楽しみです。帰りは、スクールバスの仲間とおこられるかおこられないかのドキドキの中で、小声で歌を歌ったり、大河ドラマのまねをして楽しみます。

 お母さんも小学校のころ、市内バスで学校に通っていたそうです。家の前がバスていだったそうです。それをいいことに、お母さんはバスが来てから家を出ても間に合ったそうです。でも、一度だけおくれたことがあるそうです。もし、わたしがお母さんだったとしても、同じようにぎりぎりに家を出ていたと思います。だって親子だからです。

 わたしは、このスクールバスですごす時間が大すきです。バスにのってきた一年生にこまったことだあったら、たすけてあげたいと思います。

●片付けのこだわりがあるんだ みんみ(小4) 総合78点 887字

「あ~あ、大変だな。」
と心の中でつぶやく事が多いので、自分自身あきれてしまうようになりました。

 私は学校で時間があれば、お道具箱などの整理整頓を心がけています。なぜかというと、時間の移り変わりが、とても速く、ポンッと入れて、ヒョイッと行動するしかないので、気がつくとロッカーが雑然としているからです。時々整理しないと、何がどこにあるのか分からなくなってしまいます。私は、不便だな、といつも思い、時間の使い方の工夫ができないだろうか悩んでいました。

 東京から広島の学校に転校してきて驚いたことがあります。それは、ロッカーが広いことでした。なぜだろうと思っていたら、みんな「整理箱」というダンボールを持っているからです。もちろん、私の分も用意してありました。その「整理箱」があると、こんなこともできます。前は、共用のロッカーに上靴袋を入れていて、名前が書いていない持ち主の袋は見つかりにくかった覚えがあります。それに比べて、「整理箱」があると、自分で管理できるので気に入っています。他にも、「折りたたみ傘」や「探検バッグ」などを入れています。しかしそれにも弱点があります。物が少ないのに対し、箱が大きいということです。現在ロッカーの段が一番下の三段目なので、その度にかがまなければいけません。最近、背が140センチメートル超になってしまったから特に大変です。時々、整理しないまま、あふれそうになるまで使う方がいいのかなと思ったり、物が多くなるまでそのままにしておく方がいいのかなと思ったりします。でもその後、
「整理箱の整理・・・」
「バコッ!」
「あっ、やぶれた・・・!」
とならないようにするためには、やっぱり整理した方が良いのだなと思いました。

 「整理箱」を片付ける時には、あまり使わない物は下へ、よく使う物は上へと置いていったり、まるでパズルのようにはめこんでいったりして、いつもパターンを変えています。これからも、片付けが苦手な私ですが、せめて学校のことだけでもしっかりしていきたいなと思います。


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