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1200字の作文が10分で書ける音声入力という方法 as/507.html
森川林 2009/06/01 07:23 


 言葉の森の作文指導の特徴は構成作文というもので、書く前にあらかじめ構成と表現を指示して書く書き方です。

 低学年からこのような形で書いているので、言葉の森の生徒の作文には特徴があります。構成がわかりやすいので、小論文試験などでも構成力の評価がきわめて高いのです。

 構成の方向が決まっているので、子供たちの勉強で、これまで構成メモはあまり必要ありませんでした。

 しかし、考える過程を深めるために、構成図を書く指導を始めました。

 構成図は、構成メモをビジュアルに発展させたもので、現在、中学生以上の作文について指導しています。できあがった形がマインドマップに似ていますが、マインドマップではありません。しかし、マインドマップを知っている人が増えたようで、ほとんどの子が抵抗なく楽しそうに書いています。現在、通学教室では、小学生もフォーマットを使った構成図を書いています。

 構成図を使う利点は、考えが深まることだけではありません。音声入力をするときに、構成図があると、文章化がスムーズにできるのです。

 音声入力は、構成図をもとに作文を音声で入力する方法で、現在、通学教室の中学生以上で行っています。

 音声入力を使うと、これまでのパソコン入力で書いていた作文が、数分の一の時間で書き上げられるようになります。ですから、この書き方を身につければ、大学生や社会人になったときにも役に立ちます。

 そういう方法を使っていると、普通に書く書き方ができなくなるのではないかという心配をする人もいるかもしれませんが、そういうことはありません。

 フォトリーディングでも、10分か20分で本を読んだあと、気に入ればまたじっくり読み直すことができます。

 音声入力は、1200字の文章でも10分程度で書けるほど能率がいいのが長所です。もちろん、そのあと誤変換の編集があるので実際にはもう少し時間がかります。しかし、このように早く書き上げることができるので、いったん音声で入力したあと、普通に最初から自分で書き直すこともできます。実際に、そのようにする生徒もときどきいます。

 構成図プラス音声入力のいちばんの利点は、忙しいときでも10分ほどの時間があれば1200字の作文を書き出すことができるという点です。

 普通に作文を書くのであれば、1時間ぐらいの余裕がないと作文の勉強を始められません。作文は、途中まで書いて続きはあとで書くという形での勉強をしにくいからです。

 ところが、構成図を書くだけなら10分もあれば十分にできます。構成図を書き終えたあと、いったん終了しても、あとからすぐに全体を思い出して再開することができます。

 構成図を書いたあとの音声入力は、これも慣れてくれば10分もあればできます。このあと、入力したものを編集する必要がありますが、入力だけでいったん終了しても、あとからすぐに続きの作業にとりかかることができます。

 1時間の見通しがなければ取りかかれない作文と、10分の見通しがあれば取りかかれる作文との差は、多忙な日常生活の中ではかなり大きい差になります。構成図と音声入力に慣れてくると、この差が実感としてわかってくると思います。

(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)


 言葉の森の作文指導の特徴は構成作文というもので、書く前にあらかじめ構成と表現を指示して書く書き方です。

 低学年からこのような形で書いているので、言葉の森の生徒の作文には特徴があります。構成がわかりやすいので、小論文試験などでも構成力の評価がきわめて高いのです。

 構成の方向が決まっているので、子供たちの勉強で、これまで構成メモはあまり必要ありませんでした。

 しかし、考える過程を深めるために、構成図を書く指導を始めました。

 構成図は、構成メモをビジュアルに発展させたもので、現在、中学生以上の作文について指導しています。できあがった形がマインドマップに似ていますが、マインドマップではありません。しかし、マインドマップを知っている人が増えたようで、ほとんどの子が抵抗なく楽しそうに書いています。現在、通学教室では、小学生もフォーマットを使った構成図を書いています。

 構成図を使う利点は、考えが深まることだけではありません。音声入力をするときに、構成図があると、文章化がスムーズにできるのです。

 音声入力は、構成図をもとに作文を音声で入力する方法で、現在、通学教室の中学生以上で行っています。

 音声入力を使うと、これまでのパソコン入力で書いていた作文が、数分の一の時間で書き上げられるようになります。ですから、この書き方を身につければ、大学生や社会人になったときにも役に立ちます。

 そういう方法を使っていると、普通に書く書き方ができなくなるのではないかという心配をする人もいるかもしれませんが、そういうことはありません。

 フォトリーディングでも、10分か20分で本を読んだあと、気に入ればまたじっくり読み直すことができます。

 音声入力は、1200字の文章でも10分程度で書けるほど能率がいいのが長所です。もちろん、そのあと誤変換の編集があるので実際にはもう少し時間がかります。しかし、このように早く書き上げることができるので、いったん音声で入力したあと、普通に最初から自分で書き直すこともできます。実際に、そのようにする生徒もときどきいます。

 構成図プラス音声入力のいちばんの利点は、忙しいときでも10分ほどの時間があれば1200字の作文を書き出すことができるという点です。

 普通に作文を書くのであれば、1時間ぐらいの余裕がないと作文の勉強を始められません。作文は、途中まで書いて続きはあとで書くという形での勉強をしにくいからです。

 ところが、構成図を書くだけなら10分もあれば十分にできます。構成図を書き終えたあと、いったん終了しても、あとからすぐに全体を思い出して再開することができます。

 構成図を書いたあとの音声入力は、これも慣れてくれば10分もあればできます。このあと、入力したものを編集する必要がありますが、入力だけでいったん終了しても、あとからすぐに続きの作業にとりかかることができます。

 1時間の見通しがなければ取りかかれない作文と、10分の見通しがあれば取りかかれる作文との差は、多忙な日常生活の中ではかなり大きい差になります。構成図と音声入力に慣れてくると、この差が実感としてわかってくると思います。

(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)


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