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日本語と英語の暗唱教育――日英暗唱クラスの計画
森川林 2019/11/27 10:09 

 言葉の森では、オンラインスクールとして、従来の作文指導に加えて、創造性を育てる創造発表クラス、自主学習力を育てる自主学習クラスを運営しています。
 また、これらのオンラインクラスの中に、読書紹介や暗唱発表のできる時間帯を設けています。

 しかし、作文や発表や自主学習の時間の間に、読書と暗唱の両方をやると、肝心のそのクラスの学習の時間が圧迫されてしまいます。
 そこで、今は読書紹介か暗唱発表のどちらかを選択してもらうようにしています。

 ところが、そうすると自然に読書紹介方が多くなってしまうので、暗唱発表の機会をどう確保するか考えていました。
 そこでひらめいたのが、暗唱クラスを独自に立ち上げることでした。
 そして、どうせ暗唱をするのであれば、日本語の暗唱だけでな英語の暗唱も並行して行えるようにしたいと思いました。

 言葉の森では、既に英語の暗唱している子も何人かいます。
 野口悠紀雄さんの「超英語法」によると、英語の勉強で最も効果の上がる簡単な方法が教科書の繰り返しの音読です。

 小学校低学年から音読暗唱を始めれば、単語も自然に覚えられ、学年が上がり英語の勉強を始めるときにも、語彙力や英語感覚が身についているので英語の勉強が楽になるはずです。

 言葉の森では、これまで、小学校3年生までの英語のやりすぎは、日本語の習得にマイナスの影響を及ぼすと述べてきました。
「幼児から小3までは日本語脳を育てる時期――英語脳は日本語の土台が確立してから」

 しかし、こういう考えがなかなか理解されず、幼児期から英語の勉強を始める人もまだいます。
 この英語の早期教育の流れがしばらくは止まらないのであれば、言葉の森が日本語教育を基盤として英語の基礎も身に付けられるようなコースを提供した方が良いと考えたのです。

 日本人の学習する言語の基本は、母語である日本語です。
 しかし、現在の世界では、英語の学習も必要になっています。
 だとすれば、日本語の学習を基本とする言葉の森が、日本語の学習と両立する形で英語の学習を行えるようにすることが最も望ましい英語教育のあり方になると考えたのです。

 日本語、英語に関わらず、暗唱には、多くの効果があります。
 まず、暗唱を行うことによって、言語で思考するという学力の基本が身につきます。
 難しい言葉を読み取ることによる語彙力も身につきます。
 言葉の森の暗唱長文は、ほとんどを日本の古典から取り上げているので、日本文化の中に流れるものの見方や感じ方などが自然に身につきます。
 また、暗唱力がつくと、何かを覚えるということが苦にならなくなるので、中学生以降に増えてくる覚える勉強というものに楽に取り組めるようになります。

 日英暗唱は、日本語の暗唱を3か月やって、日本語の暗唱検定5級に合格した人は、次に英語の暗唱1か月やって英語の級を合格し、次にまた日本語の暗唱の級を目指すという形で日本語と英語を交互に暗唱していくことを考えています。

 将来は中国語の学習も必要になるでしょうから、日本語・英語・中国語を組み合わせた形の暗唱にすることも考えられます。
 暗唱の方法の基本は同じなので、そういうことができるのです。
 言葉の森のオンラインクラスには海外からの生徒も参加しているので、中学生ぐらいになれば、英語の会話の機会も作れると思います。

 日英暗唱クラスは、現在計画段階ですので、具体的な話は今後発表しますが見通しはかなり具体的です。
 というのも、サマーキャンプで「平家物語」の暗唱をカウンターを使って行ったところ、1日目はほとんど暗唱できなかった生徒がほぼ全員、3日目、4日目になると、見違えるほど楽に暗唱できるようになったからです。

 この暗唱のコツがつかめるように、体験学習は4日から5日間の連続で行うようにする予定です。
 この日英暗唱のクラスを、言葉の森オンラインスクールの一つのクラスとして立ち上げていきたいと思います。
 
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コメント欄

森川林 2019年11月27日 10時30分  
 今の教育では、暗唱ということはほとんど行われていませんが、昔は暗唱が学習の基本でした。
 暗唱の利点は、早い遅いの違いは合っても誰でも例外なくできることです。
 また、やり遂げたあとの達成感があることです。
 そして、何よりも重要なことは、暗唱によって学力の基礎ができることです。
 この暗唱を、日本語暗唱だけでなく、英語暗唱でも行うことを考えています。


nane 2019年11月27日 10時31分  
 暗唱クラスでも、読書紹介があります。
 小学4年生ぐらいからは、日本語暗唱の期間は日本語の本の紹介で、英語暗唱の期間は英語の本の紹介ということを考えています。
 どういうふうにするかというと、google翻訳を活用しながら自分の紹介内容を英語で考えるのです。


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