ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 2553番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/5/31
なぜ自学自習か――人間は個性的に間違え個性的に理解する(2) as/2553.html
森川林 2016/03/18 18:44 


 自学自習のやり方は、次のようになります。

 国語は、難読と多読が中心なので、問題集読書と読書を続けます。難読さえしっかりできていれば、あとの知識的な勉強は短期間で仕上げられるので、試験がある場合にその直前に勉強するだけで十分です。
 国語の問題集読書は、入試問題集の場合は問題文だけ読みます。市販の問題集の場合は先に答えを書き込み、問題と答えを併せて読みます。いずれも自分で問題を解く必要はありません。
 国語の知識的な勉強に関しては、漢字、文法、古文、漢文の参考書を繰り返し読みます。漢字は漢字の問題集で覚えるだけでなく、自分が作文で使って間違えた漢字を特に重点にノートに書き出して覚えます。

 理科、社会、英語は、知識を整理して身につける必要があるので、参考書を繰り返し5回読みます。
 英語は、文法の理解だけでなく、文章の流れに関する慣れが必要なので、教科書を繰り返し音読し暗唱と暗写できるようにします。余裕があれば、英語の長文を読むことに慣れるように、英語の問題集読書と読書を行います。
 国語、理科、社会、英語とも、参考書に問題が載っている場合は、先に答えを書き込み、問題と答えを併せて読みます。
 理科の計算問題の場合は、算数数学の勉強の仕方と同じように、できなかったところの解説を読んで理解します。

 算数数学は、問題集を解く勉強が中心になります。1冊を完璧に仕上げることが目標です。

 まず、算数数学の問題集を解くときは、問題集に直接答えを書かず、必ずノートに書きます。問題集には、○×だけつけておきます。
 ノートは、詰めて書かずに、できるだけスペースを空けて書きます。間違えたところに、正しい解法を書いて理解するためです。
 問題を見てしばらく考えても解き方がわからない場合は、それ以上時間をかけて考えるようなことはせずに、すぐに答えを見て解法を理解します。
 また、できる問題の場合も、横に解答を広げておき、自分の答えが合っているかどうかすぐに確かめるようにします。

 算数数学の勉強で大事なことは、その場で自分で○×をつけ、できたところは二度とやらずに、できなかったところだけ正しい解法を理解し、1冊が終わった時点で何度も繰り返しやることです。
 だから、こういう勉強法ができない、答えのない宿題や、自分ではなく親や先生が○×をつける問題は、算数数学の勉強としては時間の無駄になります。

 ところが、この無駄な勉強に時間をかけている子がほとんどなのです。それは、小さいころから、できる問題を解くという作業的な勉強に慣れてしまっているからです。また、親自身も、子供が一生懸命できる問題を解いている姿を、勉強している姿のように見ていることが多いからです。(つづく)


 自学自習のやり方は、次のようになります。

 国語は、難読と多読が中心なので、問題集読書と読書を続けます。難読さえしっかりできていれば、あとの知識的な勉強は短期間で仕上げられるので、試験がある場合にその直前に勉強するだけで十分です。
 国語の問題集読書は、入試問題集の場合は問題文だけ読みます。市販の問題集の場合は先に答えを書き込み、問題と答えを併せて読みます。いずれも自分で問題を解く必要はありません。
 国語の知識的な勉強に関しては、漢字、文法、古文、漢文の参考書を繰り返し読みます。漢字は漢字の問題集で覚えるだけでなく、自分が作文で使って間違えた漢字を特に重点にノートに書き出して覚えます。

 理科、社会、英語は、知識を整理して身につける必要があるので、参考書を繰り返し5回読みます。
 英語は、文法の理解だけでなく、文章の流れに関する慣れが必要なので、教科書を繰り返し音読し暗唱と暗写できるようにします。余裕があれば、英語の長文を読むことに慣れるように、英語の問題集読書と読書を行います。
 国語、理科、社会、英語とも、参考書に問題が載っている場合は、先に答えを書き込み、問題と答えを併せて読みます。
 理科の計算問題の場合は、算数数学の勉強の仕方と同じように、できなかったところの解説を読んで理解します。

 算数数学は、問題集を解く勉強が中心になります。1冊を完璧に仕上げることが目標です。

 まず、算数数学の問題集を解くときは、問題集に直接答えを書かず、必ずノートに書きます。問題集には、○×だけつけておきます。
 ノートは、詰めて書かずに、できるだけスペースを空けて書きます。間違えたところに、正しい解法を書いて理解するためです。
 問題を見てしばらく考えても解き方がわからない場合は、それ以上時間をかけて考えるようなことはせずに、すぐに答えを見て解法を理解します。
 また、できる問題の場合も、横に解答を広げておき、自分の答えが合っているかどうかすぐに確かめるようにします。

 算数数学の勉強で大事なことは、その場で自分で○×をつけ、できたところは二度とやらずに、できなかったところだけ正しい解法を理解し、1冊が終わった時点で何度も繰り返しやることです。
 だから、こういう勉強法ができない、答えのない宿題や、自分ではなく親や先生が○×をつける問題は、算数数学の勉強としては時間の無駄になります。

 ところが、この無駄な勉強に時間をかけている子がほとんどなのです。それは、小さいころから、できる問題を解くという作業的な勉強に慣れてしまっているからです。また、親自身も、子供が一生懸命できる問題を解いている姿を、勉強している姿のように見ていることが多いからです。(つづく)


 国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

コメント欄

コメントフォーム
なぜ自学自習か――人間は個性的に間違え個性的に理解する(2) 森川林 20160318 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
うえおか (スパム投稿を防ぐために五十音表の「うえおか」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
家庭学習(92) 寺子屋オンライン(101) 
コメント31~40件
……前のコメント
作文力の土台は 森川林
齋藤孝さんは、「齋藤孝先生が選ぶ 高校生からの読書大全」など 2/4
言葉の森は、オ 森川林
今、小123年生対象の基礎学力クラスと、小456年生対象の総 2/4
言葉の森の作文 森川林
私は、人を批判するのは好きではありません。 大事なことは、 2/3
自習室の利用を 森川林
ごめん、ごめん。 うっかりブレークアウトルームの設定を忘れ 1/29
自習室の利用を aeka
ブレークアウトルームが表示されないです^^;確認お願いします 1/28
自習室の利用を 森川林
 自習室は、ほぼ24時間開いています。  ブレークアウトル 1/24
自習室の利用を aeka
自習室はどんどんと進化していきますね!!助かります。ありがと 1/24
塾が忙しくなる 森川林
子供たちの成長の過程で、最後に残る自信は、忙しくても続けたも 1/24
自習室が利用し aeka
ありがとうございます! 1/19
自習室が利用し 森川林
あえかわさん、ありがとうございます。 これから、みんなにも 1/19
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
臨死体験で見た 森川林
臨死体験で見た「宇宙の真実」とは?【山納銀之輔さん前編】 5/28
Re: 読解検 森川林
 いい質問です。  このように質問する人は、国語の力がつく 5/23
読解検定4月中 あうせれ
問8のAが×だと思いました。←設問には「急に熱心になった」と 5/22
言葉の森のホー 森川林
言葉の森のホームページについて、わかりにくいだの何だのと言っ 5/22
5月保護者懇談 森川林
シラン ●学習グラフの見方  学習グラフ 5/22
未来の歴史の教 森川林
未来の歴史の教科書には、 「この時代の子供たちは、みんな、 5/18
言葉の森のYo 森川林
言葉の森のYouTubeチャンネルの登録者数が、1000人を 5/17
通学が普通、通 森川林
通学が普通、通信はおまけ、 オンラインは特殊な例外(笑)と 5/15
ブンブンドリム 森川林
 ブンブンドリムが、「31年の実績」と書いていたので、   5/15
基礎学力、総合 森川林
 勉強は、家庭学習で十分。  しかし、勉強の進捗状況をチェ 5/13

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習