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講演会「自宅で子供たちに作文を教えるコツ、それを将来自分のライフワークにする方法」――日本を発展させる未来の産業は教育 as/2702.html
森川林 2016/10/04 20:29 



講演会「自宅で子供たちに作文を教えるコツ、それを将来自分のライフワークにする方法」

 10月29日(土)13:00から横浜で、森林プロジェクトについての講演会を行います。
 既に、森林プロジェクトの講師をされている方も、まだ森林プロジェクトに参加していないが子供の作文指導に関心を持つ方も、どなたも参加できます。
 時間があれば、そのあと懇親会も行う予定です。
 言葉の森のFacebookページのイベント欄に情報を載せておきますので、参加を希望される方はそちらからご連絡ください。
https://www.facebook.com/events/1219858614702796/

●講演内容
 「自宅で子供たちに作文を教えるコツ、それを将来自分のライフワークにする方法」
●講師
 中根克明(作文教室言葉の森代表)
●会場
 ワークピア横浜(みなとみらい線 日本大通り駅から徒歩5分)
http://workpia.or.jp/
●日時
 2016年10月29日(土)
  12:30受付
  13:00開演
  14:30終了
 (そのあと参加できる方は懇親会へ)
●参加費
 1,000円

※参加された方全員に、ここでしか手に入らないオリジナルの作文指導マニュアルの小冊子プレゼント。

====

日本を発展させる未来の産業は教育

 私は、これから日本で生まれる新しい産業は、教育や文化や観光になるのではないかと思います。
 その中でも、特に教育が新しく生まれる需要の中心になるのではないかと思っています。
 その理由は、二つあります。

 第一の理由は、世の中で最後に価値あるものとして残るものは創造だからです。その創造を生み出すものは、人間の創造性です。
 だから、創造的な教育と、その基礎となる充実した学力を育てていくことが未来の産業の中心になると思うのです。

 第二の理由は、教育は、生きた人間によって為されるからです。
 教材という物があり、テストという方法があれば教育ができるというわけではありません。そこに、人間の出会いや触れ合いによる意欲が必要なのが教育です。
 すると、その教育を担う人が必要になります。つまり、教育は教える人という新しい雇用を生み出す産業なのです。

 言葉の森は、これからの社会における教育の役割を、大きく以上のように考えています。
 そのために、言葉の森の30年以上にわたる作文指導という独自のノウハウを提供する「森林プロジェクト」を立ち上げました。
 また、この森林プロジェクトを、作文指導だけでなくネットワークを利用した全教科の教育に結びつけるために、寺子屋オンエアという企画を進めています。

 世界は、これから大きな経済的困難にぶつかると思われます。
 既に、ヨーロッパでは、いくつかの最大手と言われる金融機関の破綻が噂されるようになっています。
 経済成長力で世界を牽引してきたように見える中国も、今後は出口のない停滞に入る可能性があります。

 世界経済の停滞と縮小は、日本にも大きな影響を与えるでしょう。
 しかし、それでも、日本が最も新しい経済に移行する可能性に富んだ国なのです。
 それは、日本が「失われた20年」を通して、世界で最も早くデフレに対応できる国になっているからです。

 旧来の経済の急激な収縮のあと、新しい需要は日本の教育の分野で生まれてくると思います。
 しかし、新しい産業としての教育は、従来の知識の詰め込みような教育ではありません。
 創造性を育てる多様な教育で、それは子供の教育にとどまらず、大人も含めた日本の文化そのものを豊かにする教育になるはずです。

 そういう未来の新しい日本に向けて、言葉の森は、これから創造性を育てる作文指導とともに、誰もが教育という仕事に参加できる森林プロジェクトを広げていきたいと思っているのです。

この記事に関するコメント
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森川林 20161004 1 
 デジタル情報は、どんなに価値あるものでも、コピーされればいくらでも複製できます。
 しかし、人間はコピーはできません。
 それは、人間が、その人だけの問題意識や、その人だけの未来の希望を持っているからです。
 その人間の創造性を育てていくのが、本来の教育の目標だと思います。


nane 20161004 1 
 10月29日(土)に横浜で講宴会を行います。
 タイトルは、
「自宅で子供たちに作文を教えるコツ、それを将来自分のライフワークにする方法」
です。
 森林プロジェクトで講師をしている人も、森林プロジェクトに関係なくタイトルに関心があるだけの人も、どなたも自由に参加できます。
 参加方法は、のちほど言葉の森のFacebookページのイベント欄に載せておきます。
https://www.facebook.com/kotobanomori/


jun 20161005 2 
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語彙の豊富な子は、物を見るときの網の目も細かい as/2701.html
森川林 2016/10/03 19:47 

(放生図。インターネットミュージアムより)

 同じものを見ていても、それをどう感じているかは、この子の言葉の網の目の細かさによって変わってきます。
 日本語には、同じようなものを表すのにも、さまざまな微妙な表現があります。

 ただ生きていくだけであれば、言葉の種類はそれほど多くは必要ありません。
 しかし、文化的に生きていくためには、使える言葉の種類は多いほどよいように思います。

 10ヶ国語を操れるピーター・フランクルさんは、これまで習った言葉のうちで日本語がとても難しかったと言っていました。
 その理由は、日本語は語彙が豊富だったからだそうです。

 私も今日、「放生(ほうじょう)」という言葉を初めて知りました。^^;
 新聞に、「放生図」(狩野永泰)という絵が出ていて、初めて見る言葉だったので調べてみたのです。

 コンピュータが教育に使われるようになると、ビジュアルな説明で理解を助けるような工夫が行われます。
 それはそれでいいのですが、言葉を使って表すという遠回りをせずに、ビジュアルに直接理解できるようにすると、それはかえって人間を野蛮にするような気がします。

 放生などという言葉も、画像で見れば一目瞭然です。
 しかし、言葉で理解するからこそ、より深い本質が自分のものになります。
 不自由な言葉を使うからこそ、人間はより人間らしいものの見方や感じ方ができるのです。

 子供の教育についても、語彙の豊富な子を育てていくことが、教育の基本になると思います。

 そのためにも、読書と作文を組み合わせた勉強に力を入れていくといいのです。

この記事に関するコメント
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mae 20161011 9 
語彙力をつけるための本もたくさん世の中に出ていますが、やはり、読書で身につくものにはかなわないと思います。

namura 20161017  
読書をすることで、得ることはたくさんありますね。勉強も読書も、一生続ける価値がありますね。

namura 20161017 10 
勉強と読書は、一生続けたいですね。

sizuku 20161017 51 
「同じものを見ていても、それをどう感じているかは、この子の言葉の網の目の細かさによって変わってきます。」
「ただ生きていくだけであれば、言葉の種類はそれほど多くは必要ありません。しかし、文化的に生きていくためには、使える言葉の種類は多いほどよいように思います。」
「言葉で理解するからこそ、より深い本質が自分のものになります。」
激しく納得するとともに、子どもの教育だけでなく自分自身の人生の問題でもあると感じました。

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