ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 2279番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/5
小2の課題の暗唱長文の追加 as/2279.html
森川林 2014/12/28 10:57 

 小2の課題集の1.1週、2.1週、3.1週の長文が、これまでにやったものと重複している場合があります。(これは、7月から課題と暗唱と読解マラソンの長文を編集し直しているためです。)
 新しい暗唱長文を追加しましたので、小2の課題の生徒は、どちらかを選んで暗唱をしていってください。
https://www.mori7.com/mine/pdf/aske.pdf

 暗唱には、教育的暗唱と文化的暗唱があります。
 教育的暗唱とは、その暗唱が自分が書こうとする作文や自分が考えようとする意見の中に生かせるような暗唱です。しかし、単に知識を覚えるような暗唱は、この場合の教育的暗唱とは言いません。
 文化的暗唱とは、日本文化の伝統として伝わっているものの暗唱です。この文化的暗唱の中には、日本語のリズム感やものの見方が共感されて伝わっているものと、ただ有名だから伝わっているものとがあります。

 言葉の森は、これまで、子供たちが将来論説文を書く際の参考になる教育的暗唱として、現代文の暗唱を教材としてきました。
 暗唱長文の多くは、その学年の課題を書くときの表現が盛り込んであるので、読めばその学年の文章の書き方がわかるようになっています。

 中学生以上の生徒の書く文章は、そのまま社会に出てからも通用する意見文ですから、暗唱する長文も現代の意見文でよいのですが、小学生の生活作文の場合は、暗唱する長文も生活作文だとかえってものたりない面がありました。

 そこで、今回の追加暗唱長文は、日本語のリズム感や、日本的なものの見方や感じ方がよく出ている近代や現代の詩を中心にしました。
 低学年の生徒には、出てくる言葉の読み方も意味も難しいかもしれませんが、どれもよく知られているものですから、暗唱しておくと将来も使えると思います。

 ただし、1週間で300字を暗唱するというこれまでのやり方と同じペースでやるのが難しい場合は、もっとゆっくりしたペースで取り組んでいってくださって結構です

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
暗唱(121) 生徒父母連絡(78) 

記事 2278番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/5
物語文の読解力は読書から as/2278.html
森川林 2014/12/27 06:32 


 物語文の読解力のもとになっているものは読書です。
 子供時代、熱中して本を読んだ経験のある人は、夜寝るのも惜しいくらいの本があったと思います。なぜ、そんなに熱中したのかというと、その本をただの活字の文章として読んだのではなく、生きた経験として読んだからです。

 本に没頭した経験があると、物語文の問題文も自然にその中を自分が生きて経験しているように読むことができます。すると、登場人物の気持ちやそのときの情景も、自分が経験したものとして読めるのです。
 読解の問題を解くときは、自分の経験に照らし合わせて考えるので、問題文をわざわざ見直さなくても正解を選ぶことができます。
 こういう読み方が、物語文の読解の基本です。そこに、読解の仕方という勉強法を組み合わせれば完璧です。

 この読み方をするためには、小学校低学年のときから、本に没頭するような経験を積み重ねていく必要があります。
 しかし、子供が没頭するような本は、親の目から見るとくだらないものが多いのです。
 そこで、多くのお母さんは、もっとためになる本を読ませようとします。読書を、まるで薬か何かのように読ませてしまうのです。
 すると、読書の量が減ってきます。よい本を読ませようとするよりも、子供が熱中する本を読ませることが大事なのです。

 読書好きな子の多くは、漫画も好きという共通点があります。
 ためになる本も、くだらない本も、漫画も、何でもばりばり読むのが読書好きの子の特徴です。
 そういう読み方をするためには、同時に何冊もの本を並行して読んでいくようにすることです。
 1冊が全部読み終わらなければ次の本を読めないと考えている子が意外に多いのですが、そういう読み方をしていると、読みにくい本にぶつかったときに読書が進まなくなってしまいます。

 付箋読書という方法で、読みかけのところに階段状に付箋を貼っておくと、いろいろな本を並行して読んでいくことができます。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
国語力読解力(155) 読書(95) 

記事 2277番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/5
受験前には、やり方を変えたり、新しいことを試みたりしないこと。不安なのは誰でも同じ as/2277.html
森川林 2014/12/25 21:13 


 受験が近づいてくると、誰でも不安になります。そして、これまでのやり方とは違うことをやろうとしたり、これまでとは違う先生にアドバイスを聞こうとしたりしがちです。
 しかし、そういうことをすると、それまでせっかく身についていたことがかえってなくなってしまうことがあります。
 これまでとは違う塾などに行くようなことがあると最悪です。新しいところでは決して前の塾のよいところなどは言いません。たっぷりけなすのが普通です。「けなす」ことに熱心になるのは、その先生に自信がないからなのですが、子供も親もそこまでは考えが回りません。
 そして、古いやり方に自信をなくし、新しいやり方は定着せずに、子供はかえって混乱してしまうのです。

 受験というものは、誰でも緊張するものですが、それだからなお一層、親はいつもゆったりと構えていることが大切です。親の不安そうな様子は、そのまま子供に反映します。親は自分がどんなに不安でも、子供の前で決してそういう態度を見せないことです。
 そして、これまでやってきたことに自信を持ち、これまでのやり方を更に徹底して身につけるということをしていくのです。

 成長するのは、子供だけではありません。親もまた、さまざまな試行錯誤の中で親として成長していきます。
 その成長に欠かせないのは、自分の判断で行動するという勇気です。塾や先生という他人の権威に頼るのではなく、まず自分の判断で堂々と子供を引っ張っていくことが大切です。
 子供はまだ十代です。親はその何倍も生きているのですから、親がリーダーになるという決意をしっかり固めることです。

 これまで受験直前に動揺するお母さんが多いので、少し辛口に書きましたが、しかし、それでも不安なときは、言葉の森まで電話をしてください。どうしたらよいかをアドバイスします。(ただし、これは言葉の森の生徒の保護者に限らせていただきます。今はあまり時間がとれないので。)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
受験作文小論文(89) 
コメント251~260件
……前のコメント
総合学力クラス Aoha
先生はフィンランド式教育についてどう思われますか?計算などは 10/8
記事 4544番
総合学力クラス 森川林
 幼長から小2にかけて最も大事な勉強は、親子の対話と読書です 10/5
記事 4543番
スタンフォード 森川林
 読書には、感情、知識、経験、思考の4つの面があります。 10/4
記事 4542番
ランキングのペ aeni
返信ありがとうございます。 解答を送信してみます。 9/27
記事 4463番
ランキングのペ 森川林
解答はまだ送信されていないようなので、28日までに、こちらか 9/27
記事 4463番
ランキングのペ aeni
中1の9月読解検定の解答を知りたいです。 解答を送信し 9/26
記事 4463番
優しい母が減っ 森川林
 子供と同じように、親も未熟な親からだんだん成長していくので 9/26
記事 979番
優しい母が減っ _下校拒
我が家は 鬼の様な母と、仏の様に優しく聡い父がいます。 9/24
記事 979番
これからの日本 森川林
 昔、近くの塾が、その塾の企業理念として「教育サービス」とい 9/19
記事 4536番
これからの日本 森川林
 明日の日本を支える子供たちを育てることが、これからの教育の 9/19
記事 4536番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
画像送信テスト 森川林
回回回 11/2
森川林日記
Thunder 森川林
https://www.thunderbird.net/ja 10/29
森川林日記
この忙しいとき 森川林
この忙しいときに、というかいつも忙しいけど、今は特にというと 10/28
森川林日記
もう二度とGm 森川林
 Gmailが突然、大量のPOP3は受信できないようにした。 10/28
森川林日記
2025年10 森川林
△ミズヒキグサ ●紙ベースの勉強が基本。デジタルの 10/22
森の掲示板
3I/Atla 森川林
それは、いい結果になるだろう。 10/2
森川林日記
SDGsとかL 森川林
SDGsとかLGBTQとかいう新しい言葉を使う人は、考えの浅 9/27
森川林日記
千葉県立千葉中 森川林
受験生に点数の差をつけるためだけのテスト。 横浜市立南 9/25
森川林日記
2025年9月 森川林
●家庭学習の習慣を  小学生のうちから家庭学習 9/22
森の掲示板
OCRのオシロ 森川林
今からOCRのオシロンの作り直し。 これまでgoogl 9/20
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習