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学力8割個性2割の続き――創造力の時代がなぜ来るか、そのために何をするか as/4591.html
森川林 2022/12/08 08:43 


●動画:https://youtu.be/AykGnMHP_yo

 学生時代は、学力8割個性2割で生活し、社会人になるときは自分の個性を生かす方向で独立するというのが、これからの人間の生き方の基本になってくると思います。

 そんなのはまだ早いと思う人がいるかもしれませんが、これは歴史の流れを見ればわかることです。

 今、人類の生産力は、人類全体の消費に必要な量をはるかに上回っています。
 だから、誰の役にも立たない軍需産業が盛んになっているのです。

 人間が熱心に必要と思うものの多くは、マイナスをゼロに戻すものです。
 健康産業も、教育産業も、ほとんどがそうです。
 だめなものを普通に戻すというのは、わかりやすいし、常に需要があるのです。

 しかし、マイナスをゼロに戻しても、世界は豊かにはなりません。
 大事なことは、ゼロをプラスにすることです。
 未来の健康産業や教育産業は、そういうものになるでしょう。

 ゼロをプラスにするための答えはどこにもありません。
 マイナスからゼロに戻すときのゼロは、誰にでも見える答えです。
 ゼロをプラスにするためには、創造力が必要なのです。

 軍需産業以外にも、世の中に、何も生み出していない仕事は数多くあります。
 具体的に書くと差し障りがありますが、ひとつだけ書くと、例えば広告産業などがそうです。
 正しい情報が伝わることが大事で、広告の情報がどれだけ伝わっても、世界には何のプラスもありません。

 人類の生産力が、人類の消費力を上回っているから、多くの無駄なものが生まれています。
 その無駄なものが多すぎるために、豊かな生産力が人々の豊かさに結びついていないのです。
 しかし、やがて、これは是正されるでしょう。

 正しいことが伝わると、世の中は自然にその方向に変わります。
 今は、インターネットの力で、正しい情報が流れるようになりました。
 Twitterは民間企業ですが、正しい情報を流す方向に転換しているように見えます。
 やがて、他の情報メディアも、次第に正しい方向に向かうでしょう。
 先日、雑誌プレジデントで、これまでマスメディアに載らないであろうと思われた記事が掲載されていました。
 メディア全体も、内部の力で、今大きく変わろうとしているのです。

 さて、豊かな生産力、正しい情報と並行して生まれているものは何かと言えば、それはAIやロボットの技術です。
 現在、文を入れると絵をかいてくれるソフトが出ています。下手な絵を上手にかきなおしてくれるソフトもあります。質問すると、正しい答えを返してくれるソフトも生まれています。自動翻訳ソフトも、深層学習によって実用的なものになっています。

 ということは、これまでの画家、作曲家、文章家、翻訳家などの仕事が能率的になる一方、それらの仕事全体のニーズはこれから急速に減っていくということです。
 自動運転が実用化されると、運転手の仕事がなくなるということは以前から言われていますが、配達の仕事、レジ打ちの仕事なども、やがてなくなるでしょう。
 教育に関しても、ただ教えるだけの仕事は必要がなくなります。
 ちょうど明治維新のあとに、それまでの剣術や馬術の練習が必要なくなり、剣術や馬術が単なる趣味の文化に変わっていったように、今後、多くの仕事が形を変えていきます。

 しかし、それを否定的なことと考える必要はありません。
 世の中が豊かになる一方で、仕事が減ると、その結果、所得が減り消費が減ります。
 供給だけが豊かになり続け、需要が減り続けるという負の循環に対処するためには、需要を人為的に増やす必要があります。
 ケインズの時代には、それは公共投資や戦争でした。
 現代は、国全体の公共投資や戦争ではなく、国民一人一人に対するベーシックインカムです。

 これからの時代を考える前提として、ベーシックインカムの時代が来ると考えておくといいのです。
 その時代に必要になるのは、個性と創造力です。

 しかし、ここで大事になるのは、創造力の底辺に広い学力の土台があることです。

 創造力というと、多くの人のイメージとして、絵をかいたり、音楽を作ったり、文章を書いたり、スポーツをしたりということが思い浮かべられると思います。
 しかし、そういう創造力は底辺の狭い、自分の身体だけを主な底辺とした創造力です。

 幅広い底辺とは何かというと、それは幅広い学力なのです。
 小学校から中学、高校にかけて学ぶことは、人類がこれまで積み上げてきた知の共有財産です。
 この共有財産を広く自分のものにすることが、その人の創造力のより個性的な進歩につながります。

 その学力の底辺と創造力の高さの比が、今は8:2ぐらいだろうと私は考えているのです。

【前の記事】
学力8割、個性2割の生き方――「未来の大学入試はどうなるか」の記事を見て
https://www.mori7.com/as/4590.html

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森川林 20221208  
 個性と創造力のような未来の空想的な話を理解してくれる人はあまりいないと思います(笑)。
 しかし、これが言葉の森の原点で、作文教室の創設のころから考えてきたことなので、この路線は今後も続きます。
 そのうち、現実と未来が近づいてくると思います。

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学力8割、個性2割の生き方――「未来の大学入試はどうなるか」の記事を見て as/4590.html
森川林 2022/12/07 12:10 


●動画:https://youtu.be/peatT-9pGOI

 言葉の森のオンラインクラスでは、勉強のほかに、読書力、発表力の時間があります。

 勉強の方の中身は、反転学習です。
 家庭での毎日の自主学習で学んできたことを、先生が授業の中でチェックします。
 だから、きわめて効率のよい学習になります。

 読書紹介と発表では、全員に発言する時間があります。
 どの子も、それぞれ個性的な紹介や発表をします。

 このように勉強と読書と発表を両立させている授業はほかにはありません。
 オンラインクラスは、学力8割、個性2割のペースで進めているのです。

 言葉の森の生徒は、学校でも好成績の子が多いです。
 中学、高校、大学の合格校も、かなりレベルの高いところが多いです。
https://www.mori7.com/beb_category.php?id=19
 勉強もでき、個性もあるという子が多いのです。


 私は、人生には、二つの大きな道があると思います。

 ひとつは、勉強して、いい大学に入り、いい就職をして、安定した生活を目指す道です。
 ほとんどの人が、この方向で生きていくと思います。

 しかし、この安定の道には、いくつかの問題があります。
 それは、与えられた仕事をこなす人生は、面白くないし、成長しないし、今後はどうなるかわからないということです。
 高度成長経済時代は、与えられた仕事であっても、面白いし、成長するし、将来の発展性がありました。しかし、今後の低成長時代には、それが逆に回転する可能性があります。


 もうひとつの道は、個性を生かし、自分なりの仕事を始める道です。
 これは、未知の要素が多い道です。
 ほとんどの人は、この道を頭の片隅で考えるだけで、その方向で生きようとする人はまずいません。

 この独立の道には、いくつかの特徴があります。
 それは、独立の道は、面白いし、成長するし、工夫次第で発展するが、不安定で苦労が多いということです。
 しかし、日本の社会では、失敗しても生きていけないことはありません。
 我慢すればどんな仕事もあるし、実力があれば再起することもできます。


 ここで大事なことは、どちらかの道しか選べないということではないということです。
 ほとんどの人は、決められた勉強もしっかりするし、自分の個性を生かした時間もたっぷり過ごしています。
 だから、学生時代は、両方がんばっていくといいのです。

 しかし、社会に出るときには、どちらかを選ばなければなりません。
 片手間でできる仕事というのは、ほとんどありません。
 そして、結婚をして子供のいる生活が始まれば、方向転換することはまず無理になります。


 だから、私は、社会に出るときには、独立の道を選ぶのがいいと思います。
 最初は会社に就職をするとしても、将来の独立のために、その独立の手段になる会社に就職すると考えていくのです。

 そのためには、学生時代の勉強は、勉強と個性を8対2ぐらいの割合で進めていくことになると思います。
 そして、会社に入るにせよ独立するにせよ、大事なことは、学力だけでなく、発表力、読書力を育てていくことです。


 オンラインクラスの読書紹介や発表の様子を見ていると、生徒によっては、どこの学校に行こうが、どういう会社に入ろうが、必ず自分らしい実力を発揮するだろうということを感じさせる子がいます。
 それは、勉強の成績を見ているだけではわからない、その生徒の本当の実力です。


///////////////////////////////////////////////////////

▽参考記事(ダイヤモンド・オンライン)
「これからの中学受験生が直面する「2030年の大学入試」の見取り図」
https://diamond.jp/articles/-/313261

 基本的な方向は、ここに書かれているとおりだと思います。
1.少子化で誰でも大学に入るようになる。その際、大学は、生き残りのために一般入試よりも早めの推薦入試、AO入試を増やす。
2.トップ2割の大学の入試はほぼ変わらない。
3.だから、大学入試は二極分化していく。

 しかし、私は、もっと先のことを考えています。
 それが上に述べた記事です。

【続き】
学力8割個性2割の続き――創造力の時代がなぜ来るか、そのために何をするか
https://www.mori7.com/as/4591.html

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「19×19までの暗算をどう身につけるか」という記事を読んで as/4589.html
森川林 2022/12/06 08:30 


●動画:https://youtu.be/yVeKWhgfVt0

 受験の算数で計算の問題が単純に出ることはほとんどありませんが、応用問題の一部として計算が必要になる場面はかなりあります。

 特に、公立中高一貫校の入試問題は、理科や社会の問題についても、ややこしい計算をさせる問題が出てきます。
 教科書に準拠した問題を出すという制約があるので、計算力や問題を解くスピードで差をつけようとしているのです。

 将来の入試は、電卓持ち込み可、辞書持ち込み可のようなものになると思います。
 というよりも、今のような入試はやがてなくなると思います。
 しかし、とりあえず、今の小学生は、そういう計算力や漢字力のようなものも強化しておく必要があります。

 計算力を上げる方法のひとつは、百ます計算のように単純な計算練習を毎回時間を測りながら行うことです。
 時間を計測して上達していることがわかると、やる気が出てくるので長く続けられます。
 しかし、毎回の勉強は長くやりすぎないことが大事です。
 「もっとやりたい」と思うところで止めておく方がいいのです。

 もうひとつは、インド式算数のように、基本的な計算は暗記してしまうことです。

 言葉の森の計算表は、11×11から19×19までを九九のように暗唱して覚えてしまう練習の表です。
 例えば、19×19は「いくいく さろい」です。

 幼長から小学2年生のころまでは暗唱力があるので、こういう表もすぐに頭に入れてしまいます。
 九九の記憶のように、いったん頭に入ったものは、いつでも使えるようになります。
 だから、幼長から小2にかけては、暗唱、漢字表、計算表に力をいれていくといいのです。

 暗唱するコツは、いちばん最初はゆっくり正確にやり、慣れてきたら早口でやることです。
 最初に間違った読み方をすると直らなくなります。

 そして、確実に暗唱できるようになるまでは、うろ覚えで思い出そうとしないことです。
 思い出そうとすると、思い出す癖も一緒に暗唱の中に入ってしまうようになります。

 また、できるだけ同じ教材で同じ順番どおりにやることです。教材を変えたり、順序を変えたりすると、暗唱が定着しなくなります。

 総合学力クラスの教材です。

「暗唱文集」
https://www.mori7.com/mine/as5.php

「漢字表」
https://www.mori7.com/mori/kgkannji.php

「計算表」
https://www.mori7.com/mori/kgkeisann.php


 ところで、「DIAMOND Online」に次のような記事がありました。
「受験生は19×19までの暗算をマスターして「心理的優位」を身につけよう」
https://diamond.jp/articles/-/313567

 こういう工夫をして暗算をマスターする方法もありますが、私は、単純なことは単純に頭に入れてしまえばいいと思っています。

 単純なことを頭に入れたあと、考える勉強は作文と親子の対話で行います。
 考える勉強のもとになるものは、読書と、国語の問題文の難読と、算数数学の考える問題と、理科社会の知識と、自分から進んで行う体験です。
 それらの勉強を行う環境で大事なことは、できるだけ友達と一緒に明るく楽しくやることです。

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冬休み中の授業と冬期講習のお知らせ as/4588.html
森川林 2022/12/05 08:36 


■冬休み中の授業について

  1. 言葉の森の授業は、カレンダーのとおりです。
    https://www.mori7.com/mine/mine_koiwa.php
  2. 「休」や「宿題」となっているところは、授業がありません。
    具体的には、12/29 12/30 12/31 1/1 1/2は、授業がありません。
  3. 授業のある日に、欠席される場合は、早めにご連絡ください。
    ホームページの「よく使うリンク」の「1.欠席連絡」のところから連絡ができます。
    https://www.mori7.com/kennsaku/
  4. 年末年始は、講師の都合で休講になる場合があります。
    (1)作文個別の生徒で、講師が休講になり代講の講師が決まらない場合は、前日の19時までに個別れんらく板からご連絡します。
    (2)オンラインクラスの生徒で、講師が休講になる場合は、オンラインクラス一覧表に休講が表示されます。
  5. 講師の休講、又は、生徒の欠席で授業ができなかった分は、振替で授業を受けてください。
    振替のできる日程の範囲は、授業を受けなかった日の前後1か月です。(例えば、1月に授業を受けられなかった場合、12月~2月の範囲で振替ができます。)
    (1)作文個別の生徒は、電話で振替の授業を受けてください。
    (2)オンラインクラスの生徒は、オンラインクラス一覧表で振替のクラスを選択してください。
    (冬期講習のクラスには、振替はできません。ただし休講の分の振替に限り、冬期講習のクラスでも振替ができます。)

■冬期講習について

  1. 冬期講習の期間は、12月24日(土)~1月9日(月)です。
    受講できる講座は、オンラインクラス一覧表の12/24以降に表示されています。
  2. 冬期講習の受講の仕方は、下記の動画を参考にしてください。
    https://youtu.be/2ofU707eQko
  3. 冬期講習は次のように行います。
    ・冬期講習に参加する場合の受講料は、1回1,650円です。
    ・欠席※1 の振替で冬期講習に参加することはできません。
    ・休講※2 の振替で冬期講習に参加することはできます。
    ・欠席の振替は、これまでと同じように、(冬期講習ではなく)通年講習で振替をしてください。
    ・新しい講座に初めて参加する人は、初参加説明会に参加してください。
    ・教材は、今使っているものを使うか、それがない場合は教材注文フォームから注文してください。
    https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php
    ※1 欠席=生徒都合により授業を欠席する場合
    ※2 休講=講師都合により授業ができない場合

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保護者からの質問要望にその場で答えるオンラインサロン――12月11日(日)8:30から as/4587.html
森川林 2022/12/04 07:31 


 毎月第4週目の保護者懇談会で、いろいろな質問や要望が出ています。
 担当クラスの講師では、十分に答えられないことが多いので、代表の中根が直接お答えし、その場で対応できるものはすぐに改善します。

 日程は、
12月11日(日)8:30~
 会場は「中庭」です(生徒関係リンクの11番にあります)。
https://zoom.us/j/156334327

 質問や要望の内容は、質問感想掲示板に入れておいてください。
 当日、その場で話してくださっても結構です。
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=123


 言葉の森が行っていることは、実は、日本で初めてのことが多いです。
 作文教育についても、40年前に、言葉の森が日本で最初に始めました。
 私は、作文教育に関する古今東西の本を200冊以上読んで、自分なりに理論を組み立てました。

 言葉の森が作文教育を始めたややあとに、宮川俊彦さんの国語作文教室というものが出てきました。
 私は、同じようなことをしている人がいるのだと知って話を聞きたいと思い、宮川さんに直接電話をしたことがあります。
 しかし、そのときは、「自分はボランティアとしてやっている」というようなことを言われ、作文教育の中身に関して話すことはほとんどありませんでした。

 そのかなりあと、齋藤孝さんの作文教育に関する本が出ました。
 私は参考になるかもしれないと思い読んでみましたが、自分が既に考えたこと以上のことは何も書かれていなかったので、日本の作文教育のレベルは、かなり低いのだということがわかっただけでした。

 その後、私は、作文教育を発展させるために、森リンという自動採点ソフトを作りました。
 作文の自動採点ソフトの開発というのも、言葉の森が日本初です。
 今でも、こういう実際に使われているソフトはほかにはありません。
 私は、この森リンをAI森リンに発展させる方法を考えましたが、時間がないのでまだ作っていません。
 しかし、簡単な方法なので、そのうち誰かが作れると思います。

 言葉の森の作文教育は、初めてのことばかりだったので、作文指導の仕方も、最初のうちは改良につぐ改良で、毎月のように教材や指導法を変えました。
 それで、やっとやり方が完成したのです。

 今でも、言葉の森の作文教育は、「まともにやれば」誰でも上達するということで、日本で最も優れた作文指導になっていると思います。
 その証拠は、日々更新されている「入選の滝」やこれまでの「合格実績」にあります。
 他の作文講座などで、こういう成果を上げているところはほかにはないと思います。
 なお、「まともにやれば」ということは、毎日の読書と、毎日の2、3分の長文音読と、毎週の事前の準備としての親子の対話を行うということです。

 オンライン教育についても、言葉の森が今行っているオンライン4人クラスは、日本で初めてです。
 だから、2020年の突然のコロナ休校に対しても、他の教育機関が授業を単に動画で流すようなやり方で取り組んだのに対して、言葉の森はオンラインの少人数クラスで双方向の授業をする形の対応ができました。
 今でも、言葉の森のようなオンラインの超少人数教育を行っているところは、ほかにはありません。

 国語読解クラスの教育も、言葉の森のようなやり方はどこでもやっていません。
 国語教室と銘打っているところはあると思いますが、言葉の森のように実際に国語力をつける指導法を行っているところはないと思います。

 国語読解クラスの生徒で国語の成績がまだ上がらない場合は、毎日の読書と、問題集読書と、毎週の読解検定の解説という簡単なことをを言われたとおりにやっていないか、又は国語読解クラスを始めてまだ期間が短いかのどちらかです。

 読解検定の解説の仕方は、次の本を読めばわかります。
小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本
(「小学生のための」と書いてありますが、保護者や大学入試の高校生も対象です。)
 国語読解の学習は、やれば誰でも力がつくので、今度、冬期講習で行う予定です。

 総合学力クラスの運営方法も、日本初です。
 読書の習慣と発表の力と親子の対話と勉強の楽しさを知るという運営方法で、幼長からの授業を行っているところは、ほかにはありません。

 何よりも、「思考力、創造力、共感力を育てる」という教育の目標自体が、ほかにはないものです。

 だから、という言い訳をするわけではありませんが、言葉の森の組織全体としてきちんとしたフォローが追いついていないことが多いのです。
 その原因の第一は、新しい試みが次々にあるので、システム作りが追いついていないことです。

 担当している講師は、他の学習塾などと比べると、とても優れたレベルの人が多いです。
 それは、多くの保護者の方が日々感じていることだと思います。
 しかし、その講師の指導の土台になるシステムが、代表の中根の多忙さのため十分にできていません。
 中根の多忙の原因は、いつも新しいことをやろうとしていることです。

 なぜ新しいことをやろうとしているかというと、私は、いつも日本と世界の未来を考えているからです。
 これから、世界は激動期に入ると思います。
 藤原直哉さんが話しているような世界情勢はほぼ全面的に納得できます。
「令和4年12月時事解説・時局分析」(1時間30分)
https://www.youtube.com/watch?v=--_a8mv4FEI
(1時間半の長い動画ですが、聴く価値は十分にあります。)

【追加】12/4 9:44
 最近の短い動画がありました。(9分)
https://www.youtube.com/watch?v=nQ0vOq90Uys

 こういう新しい時代に取り組むためには、新しい試みをしなければなりません。
 しかし、その土台にあるのは、基本的なことだけです。

 子育てで言えば、基本は、「よく遊び、よく学べ」です。
 「よく遊ぶ」とは、自然と友達の中で遊ぶということです。
 「よく学ぶ」とは、読書と対話と、毎日の短時間の勉強習慣の中で学ぶということです。
 もうひとつ付け加えれば、いつも子供が笑顔でいるような生活を送ることです。
 この原則さえ守っていれば、子供は自然に立派に成長します。
 そのほかの小さいことは、どうでもいいことです。
 できるだけ遠くの未来を見ていくことが大事です。

 とは言っても、日々の足元のことはもちろん大事なので、保護者の方の質問に答えるオンラインサロンを開催することにしました。
 なお、このオンラインサロンは、録画では残しません。
 参加できない方は、また別の機会のオンラインサロンにご参加ください。

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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

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●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

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