ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1411番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/8
おのずから上手になる作文(facebook記事より) as/1411.html
森川林 2012/01/21 07:36 



 欠点を直しても、いいものはできない。
 いいものは、おのずからできる。
 おのずからできるようになるためには、
 何度も繰り返すことだ。

 赤ちゃんが立ち上がって歩き始めるときのように、人間はおのずからうまく歩けるようにできています。

 それをころぶたびに、「ほら、そこで右足を早く出さないからじゃない」などと注意していては、かえって歩く気をなくしてしまうでしょう。

 人間には、けがをしたときに自然に治る力があるように、よりよくなろうとする自然の力がもともと備わっているのです。

 その自然の力を引き出すコツは、いい見本を見せて繰り返すことです。

 子供の作文を大人が見ると、熱心な人ほど欠点を直したくなってきます。

 しかし、欠点を次から次へと直していって、すっかり欠点がなくなったときにいい作文になるかというと、そういうことはありません。

 いいものは、おのずから生まれてくるのです。

 そのための条件は、読書と対話と作文を繰り返すことです。(できれば音読、暗唱も)

 作文は、直すことによってうまくなるのではなく、書くことによってうまくなるのです。


 そこで、今日のテーマは、おのずから。

1、おのずからについてひとこと、
 又は、
2、「おの、ず、から」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 読書、対話、作文、音読、暗唱を繰り返すことか。なあんだ。単純。芸がない、と言われそうです。

 ところが、子供は、というか人間は、単純な繰り返しがいちばん苦手です。

 その理由はただひとつ。つまらないから。

 といって、目先の新しいことを複雑にやっても、面白い気がするだけであまり実力はつきません。

 単純なことを飽きずに続けさせる工夫が大事なのです。

 そして、毎日続けているうちに、ある日ふと、おのずから上手になっていることに気づくのです。


 それでは、今日も単純な基本を思い出して、おのずからいい一日になるようにお過ごしください。


補足説明

 正確に言うと、直すことは、自分が直したいと思ったことの一部にとどめておき、褒めることは、自分が褒めたいと思ったことの何倍にもするということです。

 そして、子供が向上心に燃えているときは、直す量はそれに比例して増やしていってもかまいません。

 だから、受験コースの子供の作文などは、ばんばん直していいいのです。

 しかし、受験の直前になったら、もう直さずに褒めるだけです。

 そして、受験が終わったら、その結果がどうであれ、それまでの努力をただ褒めてあげるだけです。

 ブレーキとアクセルを踏み間違えないようにね(笑)。


言葉の森のfacebookページ
http://www.facebook.com/kotobanomori

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=302534253126079&l=c2fa0280c7

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文の書き方(108) facebookの記事(165) 

記事 1410番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/8
たくましい自然の生き物たち(facebook記事より) as/1410.html
森川林 2012/01/20 08:34 



 雨の日も、
 風の日も、
 雪の日も、
 スズメたちはえさを待っている。

 自然の生き物たちは、小さな体で十分にたくましく生きています。

 それに比べると、人間は、やれ寒いだの、あれが足りないだの、これが足りないだの、文句が多い(笑)。

 与えられた境遇を当然のように受け止めて、その中でベストを尽くすスズメたちの姿を見習いたい。


 ということで、今日のテーマは、スズメのベスト(何だか羽毛ふとんみたい)

1、スズメやベストについてひとこと、
 又は、
2、「す、ず、め」「べ、す、と」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 と書いているうちに、雪が雨になっていました。

 今日はえさをやるのが遅れたので、スズメたちはほかの場所を探しに行ったようです。

 屋上の手すりにまだ雨に濡れたご飯粒が残っています。

 でも、たぶんお昼にはすっかりなくなっているでしょう。


 それでは、今日は、久々の雨を味わいながら、いい一日をお過ごしください。


言葉の森のfacebookページ
http://www.facebook.com/kotobanomori

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=301935659852605&l=486454368d

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
facebookの記事(165) 息抜き(19) 
コメント161~170件
コメントは24時間以内に表示
……前のコメント
作文用紙の廃止 森川林
 記事を追加しました。  なお、7月からの新学期については 6/19
記事 4771番
優しい母が減っ からあげ
うちはお母さんが怖いけど僕の将来の為だと思って素直に聞いてい 6/18
記事 979番
作文力のない子 森川林
 ゆきちさん、コメントありがとう。  作文が苦手だと思う理 6/16
記事 4480番
作文力のない子 ゆきち
読書は大好きで大好きでたくさん読みました。 でも、作文はと 6/16
記事 4480番
2023年の夏 森川林
 2023年の夏期講習は、暗唱、読書感想文、受験作文、国語読 6/7
記事 4756番
小学3、4年生 森川林
 ありがとうございます。  この本は、結構内容が深いので、 5/30
記事 4752番
小学3、4年生 しげか&
この本教えていただき、私も友人に勧めて、友人の子も読んで、ま 5/30
記事 4752番
読書感想文コン 森川林
 ChatGPT時代には、大勢の人数の中から一人を選ぶとか順 5/29
記事 4751番
声掛けは否定語 森川林
 あと、言わない方がいい言葉のひとつは、でも。  子供が何 5/27
記事 4748番
スマホの使用を 森川林
 時どき、「読書をしないので先生からも言ってください」と言わ 5/25
記事 4743番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
画像送信テスト 森川林
回回回 11/2
森川林日記
Thunder 森川林
https://www.thunderbird.net/ja 10/29
森川林日記
この忙しいとき 森川林
この忙しいときに、というかいつも忙しいけど、今は特にというと 10/28
森川林日記
もう二度とGm 森川林
 Gmailが突然、大量のPOP3は受信できないようにした。 10/28
森川林日記
2025年10 森川林
△ミズヒキグサ ●紙ベースの勉強が基本。デジタルの 10/22
森の掲示板
3I/Atla 森川林
それは、いい結果になるだろう。 10/2
森川林日記
SDGsとかL 森川林
SDGsとかLGBTQとかいう新しい言葉を使う人は、考えの浅 9/27
森川林日記
千葉県立千葉中 森川林
受験生に点数の差をつけるためだけのテスト。 横浜市立南 9/25
森川林日記
2025年9月 森川林
●家庭学習の習慣を  小学生のうちから家庭学習 9/22
森の掲示板
OCRのオシロ 森川林
今からOCRのオシロンの作り直し。 これまでgoogl 9/20
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習