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数学の問題、子育ての問題、国語の問題。それぞれの解き方のコツ as/1447.html
森川林 2012/02/20 11:11 



 数学の勉強の能率を上げるコツは、
 すぐに答えを見ること、わかる人に聞くこと。
 子育てのコツは、まずその子をじっと見ること。
 じっと見ていると、おのずからわかってくるものがある。

 数学の問題は、あらかじめ答えがあることがわかっているある種のゲームです。
 だから、答えを見て、解き方のコツを早くつかむのが勉強です。

 これに対して、子育てには答えはありません。
 解けるかどうかわからない問題に対しては、まず問題そのものをじっと見つめることが大切です。
 人や本や物やお金に頼るのは、そのあとからです。

 解けるかどうかわからない問題も、じっと見ていると、その人にとって答えとなる道筋が見えてきます。その答えは、もちろんひとつではありませんが。
 しかし、数学の問題は、じっと見ているだけでは時間の無駄です。

 では、国語の問題は、どうしたらしいのでしょうか。
 じっと見ていることでも、すぐに答えを見ることでもなく、問題をくりかえし読むことです。
 問題の解き方にも、いろいろあるのです。

 「葉隠」に確か、こんな言葉がありました。
「問題の中には、解けるものと解けないものがある。
 解けない問題の中にも、時間がたてば解けるものがあり、時間がたっても解けないものがある」
 あたりまえのようですが、奥が深いと思いました。

 現代のような管理の行き届いた社会に生きていると、ついあらゆる問題にそれなり答えが用意されているように思いがちですが、実は、答えのない問題の方がずっと多いのです。

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口と耳の読書(facebook記事より) as/1446.html
森川林 2012/02/20 11:09 



 話を聞くのは耳からの読書。
 話をするのは口からの作文。
 だから、対話をすることで、
 理解力も表現力も育つ。

 ただし、いい話を聞き、いい話をすることが大事です。
 いい話とは、中身のある楽しい話です。

 昔は、今ほど本が豊富ではありませんでした。しかし、その分、テレビやゲームもなかったので、家族が互いにいろいろな話をしていました。
 そういう対話が、頭のいい子を育てていたのです。

 今の社会でも復活できるのは、親子でいろいろな対話をすることです。
 ひとりで画面を見ながら遊んでいるよりも、にぎやかにお喋りをした方がずっと楽しいし、中身のある話なら、楽しいことがそのまま勉強になります。
 そんな家族の対話の工夫が、これからの家庭学習の要になるでしょう。

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選択式の時代から記述式の時代へ(facebook記事より) as/1445.html
森川林 2012/02/20 11:09 



 選択式の時代が終わり、
 これから記述式の時代へ。
 記述式の時代とはテクニックの時代ではなく、
 考える力の時代だ。

 入試問題では、難度の高いところほど国語の問題は記述式です。
 東大など国立大学の多くは記述式の問題で、選択式の問題はほとんどか全くありません。
 昔から、国語の問題はそういうものだと決まっているのです。

 これに対して、大学入試センター試験や私立大学の試験のほとんどは選択式です。
 大量の受験生の答案を短期間で採点するためには、選択式にならざるを得ないのです。

 ところが、選択式は、普通の理解力のある子なら、解き方のコツがわかればほぼ満点がとれます。
 だから、私立大の国語の問題の中には、不自然に難解な悪文が多いのです(笑)。
 問題を作成している人にちょっと同情します。

 いずれにしても、まともに国語力を見るためには、選択式ではなく、記述式でなければなりません。
 少子化のゆとりの中で、だんだんそういう傾向が増してきているようです。

 記述式の発展したものが作文や小論文です。
 これは、採点に更に時間がかかるため、入試のような場面では、まだ本格的な導入は難しいようです。
 しかし、公立中高一貫校や高校、大学の推薦入試では、一般的な試験になっています。

 選択式から記述式への流れというのは、入試ばかりではありません。
 人生もだんだん、選択式から記述式へと変わってきているようです。
 確かに、
「あなたは、どの人生を選択しますか。次の4つのうちから正しいものを1つを選びなさい」
なんて言われたら困る(笑)。

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