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作文採点ソフト「森リン」の思考語彙の点数を上げるには as/1804.html
森川林 2013/05/05 03:30 



 小学校6年生の子生徒のお母さんから、森リンの点数についての質問がありました。表現語彙はとても高いが、思考語彙が少ないために点数がなかなか上がらないということです。
 これは小中学生であれば、多くの人が感じていることだと思います。森リンは大学入試の小論文の評価に合うように作られているので、作文に書くテーマ自体が難しいものであることを前提にしています。すると自然に、作文の中に、実例だけでなく、その実例の裏付けになる説明や考えを書くようになってきます。
 ですから、今、小中学生で思考語彙の点数が低い人でも、課題がこれからだんだん難しくなり、その難しさに合わせた文章書いてると自然に思考語彙の点数が上がってきます。

 言葉の森の「森リンの丘」というサイトに、小学校1年生から高校3年生・社会人までの代表作品が学年別に載っています。(ただし、小学校4年生までの作品は、上手な作品を掲載すると、そのことによるマイナスの方が大きいため今は載せていません。お母さんやお父さんが、子供に、「こういうふうに書いてみなさい」と言うことが多く、ほとんどの子供がそれによって劣等感を持ってしまうからです。)
 ここで、高学年や中学生、高校生の作文を見ると、森リンの点数がどういうふうに上がっているかが分かると思います。

 思考語彙の点数を上げるコツは、実例だけでなく説明や意見を書くことです。ですから、接続語や助動詞の使い方が大事になってきます。
 接続語いうのは、「例えば」「しかし」「だから「すなわち」「したがって」「言い換えれば」「つまり」「わかりやすく言えば」など、自分の書いた文章を、別の言葉で言い換えるような内容を書いていくことです。
 助動詞というのは、「だろう」「に違いない」「かもしれない」「のはずだ」などの言葉です。思考語彙というと、「思う」とか「思った」という言葉を考えがちですが、森リンの点数は、同じ語彙は1種類として数えるので、「思う」がたくさん使われていても思考語彙が増えたことにはなりません。いろいろな言い方で自分のい考えた内容を表していくのが大事です。

 ところで、森リンの点数を上げる上でいちばん大事なことは、やはり難しい文章を読むことで、自然に難しい語彙を使えるようになることです。
 個々の作品んついては、点数が高かったり低かったりしますが、年間を通してみると、真面目に勉強している生徒は、必ず右肩上がりに点数が上がっていきます。

 以前、ひとりずつの生徒に、その棒グラフをフラッシュで表示していたのですが、フラッシュの使用をやめたので、いまはその棒グラフが表示されていません。今後、html5のグラフ機能で、各人の作文の進歩が一目でわかるようにしていきたいと思っています。


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1997年ごろの言葉の森のホームページ。そしてこれから as/1803.html
森川林 2013/05/03 07:04 

(クリックすると大きくなります)

 ウェブの生誕何十周年だとかいうことを聞いたので、昔の言葉の森のページを見てみました。
 1996年9月に開設したのですが、そのころの画面はなく、1年後の1997年の画面がありました。
 今とあまり変わらない……(笑)。

 中央やや左にかいてあるモグラのような得体の知れない動物は、当時小2の子がかいた「コモリン」という名前の想像上の生き物です。

http://web.archive.org/web/19970502140902/http://www.mmjp.or.jp/shine/

 これを見ると、当時からかなり進んだページを作っていたのだとわかります。
 その後、開発をしていなかったので、今はかなり遅れていますが。(^^ゞ

 しかし、これからまたがんばっていきたいと思っています。

 これから作るのは、スマートフォンに対応したページです。

 しかし、その後の流れを予測すると、たぶんスマートフォン対応のページというのは将来なくなると思います。
 昔、携帯対応のページというのがありました。文字だけの軽いページでしたが、その後スマートフォンがリッチなページを表示できるようになると必要なくなってしまいました。

 今、スマートフォン対応のページが必要なのは、スマートフォンで見ることのできる画面が小さいからです。
 ところが、今、googleが開発しているグラスは、たぶんウェブをスマートフォンの画面で見るのではなく、眼鏡の中で見るのだと思います。(あくまでも推測)
 すると、サイズの制約というものはなくなります。

 そして、サイズの制約がなくなるどころか、360度すべてがウェブの画面として表示されるようになります。ほとんどマトリックスの世界です(笑)。
 インターネットの進歩は速いので、追いつくことを考えるよりも、新しい展開を予測して先取りしていた方が楽しいと思います。

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低学年の勉強は、長時間やらないこと、毎日やること as/1802.html
森川林 2013/05/02 06:47 



 小学校低学年の勉強で大事な事は、長時間はやらないこと、毎日やることとです。
 そして、一度始めたことはできるだけ長く続けるようにすると、そのほかの勉強も、勉強以外の生活もいろいろなことが継続しやすくなります。「継続は力なり」という言葉はよく言われることですが、これは勉強でも人生でもいちばん大切なことだと思います。この継続が習慣を形成し、習慣が第二の天性を形成するのです。

 言葉の森で小学校低学年から勉強を始めた子は、誰でも途中で一度や二度はスランプに陥ることがあります。ある学年のときに、その前の学年よりも字数も森リンの点数も下がるということがあります。しかし、そういうときでも細く長く続けていた子は、その後必ずまた再び実力を伸ばしていくようになるのです。

 そのようにして、高校生まで勉強続けた生徒は、文章を書くことに対する自信がついてきます。文章力は大学入試の小論文試験などで使うこともありますが、それ以上に社会に出てから大きく役に立つものです。
 なぜこういうことを自信を持って言えるかというと、小学校低学年から高校生以上まで続けた生徒をたくさん見てきたからです。その反対に、途中でやめてしまった子は、その理由がどうであれ、やはりもったいないと思います。受験などで多忙のためにいったん退会せざるをえなかった生徒は、また時間を見てできるだけ早い時期に再開するといいと思います。

 この高校生まで継続する力が、小学校低学年のころの勉強の仕方にあります。
 低学年の勉強で大事なことは、成果を上げることではありません。成果を上げようとすると、どうしても長時間勉強をさせたり、難しい問題をできるようにさせたりしたくなります。大事なことが成果をあげることではなく子供が自分の力で毎日勉強する習慣を作ることです。

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