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花を咲かせる前に根を広げよう(facebook記事より) as/1391.html
森川林 2012/01/06 06:57 
 言葉の森作文ネットワークのfacebookページの記事を更新しました。



 植物が、根を広げ、葉を茂らせ、花を咲かせ、実を実らせるように、
 人間の成長にも順番がある。
 昔から、習い事は6歳の6ヶ月からと言うが、
 それは、6歳から花を咲かせることではない。

 6歳は、根を伸ばし、葉を茂らせる時期。

 小学校1年生は、作文を書いても2、3行、読書も大きい字の本をやっと読むぐらいです。

 しかし、ここで、上手な作文を書かせようとしたり、読書だけでなく国語の問題をやらせようとしたりするのは、1年生の子に花を咲かせることを要求しているようなものです。

 この時期に大事なことは、毎日することを決めることと、できたところまでで褒めることと、何をやっても楽しく済ませることです。そのためには、長時間勉強させないことも大事です。
 かといって、全く勉強させないというのではありません。
 単純に続けられることを毎日欠かさずやる習慣をつけておくことです。

 毎日ということで、いちばん簡単なのが読書です。

 そして、できるだけやっておきたいのが、同じ文章を繰り返し読む練習としての音読と暗唱。

 それから、親子の対話の習慣と簡単な作文。

 小学校1、2年生のころは、子供は大人の思いのままに動きます。
 だから、花を咲かせようと思えば、花を咲かせてしまいます(笑)。

 でも、中学生、高校生の後半になってぐんぐん伸びる子は、小学校低学年のときに根を伸ばしていた子なのです。


 ということで、今日のテーマは、根と葉と花と実。

1、根葉花実についてひとこと、
 又は、
2、「ね、は、み」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 4月から小学校1年生になる子は、いろいろな可能性を持っています。

 このころは、勉強をさせれば、みんな勉強ができるようになります。

 何でもできるようになるので、ついできるだけやらせようとしてしまいがちですが、ここで親の微妙な判断が必要になります。

 その微妙な判断の基準は、親がその子をよーーーーく見ることだと思います。


 1月、2月は、新しいことを始めたくなる季節です。
 この雰囲気がこれから春までずっと続いていくのでしょう。

 それでは、今日も新しい希望の根を広げながら、いい一日をお過ごしください。


言葉の森作文ネットワーク
http://www.facebook.com/kotobanomori

ウォールの写真
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=293353814044123

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記事 1390番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/5
点数で励ますより共感で励ます(facebook記事より) as/1390.html
森川林 2012/01/05 07:14 
 facebookの記事を更新しました。



 点数で励ませば、
 点数が下がれば意欲も下がる。
 共感で励ませば、
 長続きする意欲が育つ。

 他人との競争でがんばらせるよりも、その勉強の中身を見てあげよう。

 例えば、国語の成績が返ってきたら、点数を見るよりも、どういう問題でどういう答えをしたのかを見るのです。

 そこで見る子供の実力が本物です。

 場合によっては、点数が悪くても、「この問題は別にできなくてもいい」ということもあります。
 また、逆に点数がよくても、「これはちょっと対策を立てないと」というのもあるでしょう。

 そして、子供の国語の実力は、普段、家庭で子供と話をしていればおのずからわかってくるものです。

 実力がまだ足りないと思ったら、国語の問題集をやらせるよりも、まずもっと本を読ませて、もっと知的な対話に時間を使うようにすればいいのです。

 そして、国語の勉強というのは、もともと全部できて当然のものであるはずなのに、今の競争社会では子供たちの間に差を作りそれで意欲を引き出そうとしています。

 むしろ、国語の勉強は、作文を書かせることによって、その書かれた内容に共感する形で伸ばしていけばいいのです。


 ということで、今日のテーマは、点数より共感。

1、共感についてひとこと、
 又は、
2、「きょ、う、かん」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 子供たちの世界は、大人の世界の縮図です。

 限られたパイをめざして競争に勝つという社会から、各人が自分の創造で世の中に貢献するという社会に、今世界は大きく変化しようとしています。

 子供たちの勉強も、その大きな流れの中で考えていく必要があります。

 そのためには、まず大人自身が、毎日の生活の中で小さな創造と共感を積み重ねていく必要があります。

 それが例えば、親子の対話です。
 子供がいなかったり大きくなってしまったりした人は、facebookの対話です(笑)。

 それでは、今日も対話と共感のあるいい一日をお過ごしください。

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=292755800770591&l=38f04f0e19

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明けましておめでとうございます。 as/1389.html
森川林 2012/01/01 07:34 



 曇りかけていた空が静かに晴れてきました。

 今日も、おだやかないい一日になりそうです。



 今年は、文字どおり新しい年になるでしょう。

 日本も、世界も、いい方向に大きく転換するのが今年2012年です。



 目の前にある困難は、大きな山や広い川のように行く手を阻んでいるように見えますが、それらが見えたということは、克服する道もこれからの人間の英知で開けていくということです。



 言葉の森は、今年、森林プロジェクトという新しい企画の運動を広げていきます。

 これからの社会は、ひとりひとりが自分の手で、本当に自分が求めているものを創造し、それを互いに共有することで豊かになっていく社会です。

 これまでの、ゼロサムの果実を互いに奪い合う自己中心の競争が世の中を引っ張ると思われていた社会は、やがて静かに終息していくでしょう。



 新しい時代のキーとなる概念は、人間の創造性を生かすということです。

 植物が生まれつき光合成という能力を持っているように、人間はだれでももともと創造性という力を持っています。

 その創造性は、人間が、ある意味で不自由な身体と言葉とを持っているところから来ています。



 ここからは、頭の中の思考だけの話になりますが、もし人間が、自分の身体を自由に超越できていたとしたら創造性は必要ありませんでした。

 例えば、遠くに欲しいものがあったとき、手がマジックハンドのようにビヨヨーンと伸びてそれを取ってこられるとしたら(笑)、人間は、交通や流通の手段を発明する必要性すら感じなかったでしょう。

 だから、この不自由な身体、寒いときには服を着て、暑いときには日陰に入り、ころんでけがをしたときにはバンドエイドを貼るような不自由な身体が、創造性の不可分の前提となっています。



 また、人間が思ったことを百パーセント相手に伝えられるとしたら、今日の何十万語もある言葉そのものを発明しなかったでしょうし、その言葉の組み合わせ方でよりよく伝わる工夫もしなかったでしょう。

 更に、言葉と言葉を組み合わせて、本来ないものを表現する方法、例えばダジャレや冗談なども思いつかなかったでしょう。人間が笑える動物であるというのは、この言葉を通して世界を見ることと深く結びついています。



 しかし、これまでの工業社会では、人間は自分の身体と言葉を、あたかも道具であるかのように使ってきました。

 手足は、重いものを持ち上げたり、書類を書いたりするための道具でした。言葉は、向こうのものをこちらに伝える正確なモールス信号のようなものでした。そして、頭脳は、言われたことをしっかり記憶して必要なときに再現できるコンピューターのようなものでした。



 人間の身体と言葉と頭脳は、そのようにももちろん使えますが、その使い方にとどまっていては、本来の使い方を発揮したことにはなりません。

 本来の使い方とは、身体と言葉と頭脳を、新しいものを創造するための土台として使うということです。



 未来の教育は、この人間の創造性を育てるということを最も大きな目的として新しく作り直されていくでしょう。

 今年は、その新しいことがいろいろな形で日本中に生まれてくる年になると思います。



 2012年(平成24年)が、みなさまにとってよりよい一年になりますように。

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