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勉強を楽しいものとしてさせる工夫が必要 as/4517.html
森川林 2022/08/27 08:22 


●動画:https://youtu.be/DwTqiwdD0AA

 私のうちの長男が小学1年生のとき、学校から算数の宿題が出ました。
 曲線のマス目で区切られた図がかいてあり、それぞれのマスの中にいろいろな足し算が書かれています。
 その足し算が同じ答えになるものを同じ色で塗るという宿題です。

 子供をみると、ため息をつきながらやっています。
 誰でもできることを作業的にやる宿題ですから、つまらないのです。

 私は、すぐに、「お父さんがやってやるから、おまえは、本でも読んで遊んでな」と言いました。
 子供は、大喜び(笑)。
 宿題は、父が仕上げて、おしまいにしました。

 子供時代に大事なことは、できるだけ楽しい時間を過ごすことです。
 なぜなら、楽しく生きることは、人生の目標だからです。

 私のうちの長男も次男も、小1から言葉の森で作文を書いていました。
 ときどき、何かの都合で欠席することがあります。
 どこかに出かけたり、たまたま風邪を引いたり、その日が休日だったりした場合です。

 そのときも、私は、振替の出席はさせませんでした。
 子供の立場に立ってみれば、何らかの事情があって休んだのですから、それを取り戻すために別の日に振替の出席をすれば、その分、本来自由であった自分の時間が失われます。
 もし、自分が子供だから、そういうことは嫌だと思うと思ったからです。

 もちろん、振替の出席はしていいのです。
 しかし、ごくたまに、何ヶ月も前の欠席を全部調べて、その分をまとめて振替で出席させる保護者の方がいます。
 親は、それで満足かもしれませんが、そういう子供は、将来決して勉強を好きになりません。

 親が、勉強を苦しいものと思ってさせているから、子供も勉強を苦しいものとして受け取ってしまうのです。

 勉強のよくできる子は、勉強を楽しいものとしてやっています。
 それを作るのは、親の姿勢です。
 表面的に面白そうな勉強をさせるというのではありません。
 難しい勉強であっても、楽しいものとしてやらせることができるのです。

 具体的な例として思い出すのは、発明家の中松義郎氏のお母さんについての話です。
 もうひとつは、日本の宇宙ロケットの父と言われる糸川英夫氏のお母さんについての話です。
 この二人の天才の成長は、親の子育ての仕方によるものです。
 その根底にあるのは、親の勉強観だったと思います。

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作文も、プログラミングも、国語読解も、算数数学も、英語暗唱も、全教科を言葉の森で as/4516.html
森川林 2022/08/26 05:18 


●動画:https://youtu.be/A8FgsQneMIE

 保護者懇談会で、総合学力クラスの保護者の方といろいろ話したときに、何人かの方から相談がありました。
「作文を始めたいが、子供に聞くと、総合学力は楽しいから続けたいと言うのです」

 全然、問題ありません。
 両方やればいいのです(笑)。

 今、中学生の生徒で、作文も、国語読解も、英語も、数学も、プログラミングも、何教科も受講している生徒が結構います。
 言葉の森は、将来、学校になるのですから、小1から高3まで、どの教科にも対応しているのです。

 しかも、言葉の森の指導の特徴は、オンライン4人クラスという新しい教育プラットフォームで行っていることです。
 集団一斉指導で、一律の宿題を出し、一斉のテストをして、先生が一方的に講義をするような授業ではありません。
 生徒が自分のペースで勉強して、先生がそれを個別にチェックします。

 例えば、算数数学で、生徒がよくわかっていない問題があった場合、先生は、それを次の週もその次の週も同じようにチェックします。
 すると、みんなできるようになります。

 答えのある問題は、解法を理解すれば誰でもできるようになるのです。
 それが、なぜ算数数学でできない問題が残るかというと、勉強の仕方が根本的に違っているからです。

 子供たちは、できる問題も、できない問題も、一律に同じようにやろうとします。
 学校でも、塾でも、そのように指導します。
 できなかった問題だけを繰り返してできるようにするという指導はまずありません。
 なぜかというと、先生が、生徒に個別に対応することができないからです。

 オンライン4人クラスであれば、先生は一人ひとりの勉強の状況がわかります。
 一方的な講義、一律の宿題、一斉のテストという方法とは、対極の指導ができるのです。

 ところで、個別指導であっても、先生は、安易に生徒に教えることはしません。
 先生が懇切丁寧に説明するのではなく、生徒が自分で考えて理解できるようにするのが先生の仕事です。

 「先生、これがわからないんですけど」と生徒が質問をしたとき、先生はそれをどんなに教えてあげたくても我慢しなければなりません。
 そして、生徒には、次のように言うのです。
「では、今度の授業のときまでに、先生に解き方を教えられるようにしてきてね」
 ほとんどの生徒は、次の授業のときに、嬉々として解き方を説明してくれます。
 こういう勉強法で、みんな成績が上がるのです。

 このように、オンライン4人クラスは、生徒の個別の状態に対応できます。
 更に大事なことは、同じクラスの生徒どうしで、読書紹介や一言発表などの対話と交流の機会があることです。

 子供たちが勉強し、成長し、やがて社会人になったときに残るものは、勉強の内容でも、先生のことでもなく、一緒に勉強した友達のことです。
 長年の勉強生活の中で、勉強友達ができることが、子供たちのいちばんの財産になります。
 だから、言葉の森は、勉強にとっては遠回りのように見えても、どのクラスでも、毎回読書紹介の時間を取るようにしているのです。

 さて、最初の話に戻りますが、新しく何かの勉強をしたいと思ったら、まず体験学習をしてみることです。
 言葉の森の講座には、いろいろありますが、特におすすめなのは、やはり作文クラスの作文です。
 毎週、作文を書くという勉強を、小学1年生から高校3年生まで続けられる教室は、言葉の森以外にはありません。
 この毎週の作文の過程で、親子の対話が生まれ、友達との交流が生まれ、新しいものの考え方を身につけ、考える力と書く力をつけていくのです。

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