最初は楽しむ。
次に工夫する。
最後は基本に戻る。
これが作文の道。
何のことかと思ったでしょう(笑)。
でも、いろいろなものに共通していると思います。
小学校低学年のころは、何しろ楽しむのがいちばん。
ここで、直したり、上手に書かせたりすると、長続きしなくなります。
しかし、小学校中学年になると、子供自身に、表現を工夫してより上手に書こうとする意欲が出てきます。
作文の中に、たとえを入れたりダジャレを入れたりと、そういう工夫が楽しいときです。
しかし、高学年になると一転して考える作文に。
感想文のもとになる長文は、1回読んだだけでは意味がつかめません。
ここで苦労しているうちに考える力がつき、あとはその考える力の基本に磨きをかけていくのです。
勉強でも、スポーツでも、何の修行でも共通しています。
最初は楽しくやって、次にいろいろな技術を身につけ、最後は最も大事な基本を磨きつづけます。
武術でも、最後の免許皆伝のときに師匠から伝えられるのは、ごく基本的な技だそうです。
その基本を磨き続けて、誰にも負けない技にしていくのです。
楽しむ、工夫する、磨く、この順序が大事です。
楽しむべきときに、いろいろな技を工夫させたり、逆に、磨きをかけるときになっても、新しい技を工夫させたりすると、かえって進歩しにくくなるのです。
そこで、今日のテーマは、進歩の順序。
1、進歩の順序についてひとこと、
又は、
2、「し、む、ぽ」「じゅん、じ、よ」で五七五(しむぽって言うかい)
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
今の子供たちの勉強の様子を見ていると、小学校低学年のうちに勉強を飛ばしすぎて、高校生になるころにくたびれてしまうという子が結構多いようです。
本当は、小学生のうちはたっぷり遊んで、高校生になるころから勉強に燃え出すというのが自然の成長の姿です。
ただ、それは、親も不安なので、仕方ない面もあります。
いろいろな年代の親どうしがもっと情報を共有し合えればいいいのだと思います。
それでは、今日も、いい一日をお過ごしください。
朝から地震情報が出ているようです。
地震が起きたら、まず自分の身の安全を確保して、それから周りの人どうしで助け合いましょう。
地震でも 助け合う自信があれば 大丈夫(五七五になってない(^^ゞ)
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これまでの世界で、競争が進歩の原動力であったのは、
目標が単純で、強いもの早いものが勝つ世の中だったからだ。
ひととおりのツールができたこれからの世界では、
創造は、既にあるものの隙間を埋めるようなものになるから、
競争のような荒々しさとは対極にある穏やかな精神が必要になる。
競争による進歩から、調和による進歩へ。日本のお家芸(笑)。
日本は、武術においてさえ、「活人剣」という概念があります。
そして、手段を選ばずに勝ちを求めるというのは、人間の本来の生き方に反するという考えがあります。
いい仕事は、いい人格から生まれるという哲学があるのです。
そんな日本のよさに自信を持つことから、新しい時代は始まります。
ということで、今日のテーマは、競争から調和へ。
1、競争と調和についてひとこと、
又は、
2、「ちょ、う、わ」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
勝海舟は、若いころから剣の腕には自信がありましたが、あるとき悟るところがあって、自分の刀に封印をしたまま、幕末の動乱期の過ごしました。
そして、どうせ幕府が瓦解するのだからと、当時、江戸中の牢にいた罪人を全員解放してやったそうです。
これも、日本のひとつの原点なのだと思います。
それでは、今日も調和の心で、いい一日をお過ごしください。
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人間はこの世にチャレンジするために生まれてきた。
そのために必要なのはまずやってみることだ。
実行に比例して自信がつき、
自信に促されて更に大きな実行ができる。
だから、子供に必要なのは、勉強とともに実行です。
アフリカのマサイ族の成人式は、槍1本でライオンを仕留めてくることです。
日本には適用できませんから(笑)、現代にふさわしい武者修行のような機会が必要です。
会社に入って仕事をすることもできるがひとりでも何か工夫して生きていける、たくましい人間を作ることがこれからの教育のひとつの柱です。
勉強は手順を追えばだれでもできますが、世の中は、手順以外の勇気や運や才覚が必要なものによって作られています。
成績のいい子がたくさんいるということは、優秀なロボットがたくさんいることと同じです。
社会の運営にはそういう仕事をする人も必要ですが、それよりも自分から何かを作り出せる人がこれからの日本には(世界にも)必要なのです。
家康は鷹狩りが好きでしたが、そこには教育の狙いもあったようです。
自然の中で成果を上げるには、問題集で難問を解くのとはまた違う難しさがあったからでしょう。
ということで、今日のテーマは、武者修行の教育。
1、武者修行についてひとこと、
又は、
2、「む、し、や」「しゅ、ぎょ、う」で五七五
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
大人になると、「若いころ、もっとこんなことをやっておけばよかった」と思うものです。
しかし、実際に子供だったころは、勇気がなくてそんなことはできなかったというものが多いのです。
そのときに、子供の実行の助けになるのが、実行せざるを得ない環境です。
今の社会は、勉強せざるを得ない環境はたくさんありますが、実行せざるを得ない環境はちょっと乏しいようです。
それでは、今日も、新しい実行にチャレンジして、いい一日をお過ごしください。
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小学1、2年の作文のうまさは、模倣のうまさ。
学年が上がると、ジャンルも変わるから、
小さいころのうまさは消えていく。
そのあと次第に自分の中身のある作文を書くようになる。
子供だけでなく、国家や民族も同じようです。
日本は、これまで、欧米に追い付け追い越せを合言葉に、欧米を模倣することが国際化だと思ってきました。
しかし、模倣の優等生にはなったものの、そこに本来の自分がないことに気が付きだしたのです。
幸い、日本にはふりかえるべき過去の伝統が豊富にあります。
これからのフロンティアは、外側にあるのではなく、内側に広がっています。
そして、本当の自分らしい中身を身につけたあと、再び新しいスタートが始まるのです。
ということで、今日のテーマは、内と外。
1、内側と外側についてひとこと、
又は、
2、「うち、と、そと」(そういえば、そろそろ節分)、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
子供たちを見ていると、中2のころまで素直に親や先生の言うことに従っていた子が、中3から急に自分流のやり方を主張するようになることがあります。
そして、しばしば成績が落ちる(笑)。
はたから見ていると、後退しているように見えるときが、実はその子が内面的に前進しているときなのです。
その年齢は人によってさまざまです。
しかし、いつでも前進する前は一時後退しているように見える、と知っているだけでも、ちょっと安心できると思います。
それでは、今日も、長い目で見ての前進を目指して、いい一日をお過ごしください。
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子供とたくさん話をしてあげよう。
子供が難しいことを聞いてきたら、
待ってましたとばかりに一緒に考えよう。
大人は忙しいんだから考えるのは子供だけとは言わないで。
言葉の森の感想文の勉強は、親子の対話が重要になります。
もともと小学生の3、4年生までは、感想文を上手に書く必要はありません。
まだ、そういう年齢ではないので、本は楽しく読んでいるだけでいいのです。
しかし、なぜ感想文の練習をするかというと、夏休みの宿題が出たときに困らないようにと、そして、もっと大きな目標は、親子の対話を楽しむためです。
子供にとってなぜ感想文が難しいかというと、まだ十年ほどしか生きていないから、似た例の材料が圧倒的に不足しているからです。
そこで登場するのが、お父さんやお母さん。
今週の課題は、小3はパスツールと微生物の話、小4はアメリカシロヒトリという帰化昆虫の話でした。(昔なつかしい)
こんな説明文を読んで、似た例がどんどん出てくる小学生がいたら不思議です。
そこでお父さんやお母さんと微生物の話や帰化昆虫の話をワイワイ楽しくお喋りするのです。
でも、そういう準備ができていない子にも書く方法はあります。
それは、似た例のかわりに想像した似た例を書くことです。
もし私が微生物だったら、もしぼくがアメリカシロヒトリだったら(笑)。
これで字数は何とか埋まります。
子供たちにとって苦労の多い感想文、それだけに工夫をすればうまく生かせます。
そして、たとえ上手に書けなくても、こういう苦労がその子の考える力のもとになっていくのです。
ということで、今日のテーマは、感想文と苦労。
1、感想文と苦労についてひとこと、
又は、
2、「かん、そう、ぶん」「く、ろ、う」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
空を見れば、やっとさわやかな青空!
今日も、エンジン全開でいい一日をお過ごしください。
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