ハイパー作文クラスに続けて、ハイパー国語・算数・英語・理科・社会も デジタルよりも紙、ばらばらのプリントよりも製本されたもの 作文の丘から手書きとテキストの両方の作文を同時に送るには これからの世の中、これからの子育て 寺子屋オンラインクラスのZoomの操作の仕方などの説明

記事 3247番  最新の記事 <一つ前の記事 一つ後の記事> 2018/9/25 
子供向けの科学の本が続々と
森川林 2018/03/19 10:12 

 昔、子供向けの説明文の良書が少ないと書いたことがありました。
 その中で、数少ない良書の一つとして、「理科好きな子に育つふしぎのお話365」(誠文堂新光社)を推薦しました。

 これは通り一遍の知識の羅列のような科学本ではなく、どうしてそうなるのかという理由の説明などもあり、子供の知的好奇心に応える内容を持っていました。

 先日、同じような本を探してみたところ、この一年ほどのうちに、子供の科学的関心を引き出すような本がかなり多く出ていました。
 その中でも、特におもしろいと思ったのは、「しぜんとかがくのはっけん! 366」(主婦の友社)でした。
http://amzn.asia/7OSkn6S
 この本のいいところは、やはり単なる科学的知識の羅列ではなく、考えて読む要素があることと、もう一つは、子供なりに実験して調べてみるという要素があることです。

 今、寺子屋オンライン思考発表クラスでは、作文構想図と読書紹介と自由発表を行っていますが、この自由発表の理科実験のところで使えると思いました。

 また、小学3年生から学校では理科が始まり、小学5年生から社会が始まります。
 この理科、社会の勉強も、テストの知識の詰め込みは面白くありませんが、自分なりに考える勉強として行えば、かなり知的な興味を引き出すものになると思います。

 そのための参考書として、「これでわかる理科」「これでわかる社会」(いずれも文英堂)が使えると思いました。これは、中学生版も出ています。

 こういう本で、勉強は面白いものだということを多くの子供たちが感じてくれるといいと思っています。
 今は、テストで評価するつまらない詰め込み勉強を、競争や賞品で面白くしている面があるので、勉強の本来の面白さを味わう子が増えてくれるといいと思います。

「賢い子を育てる、お母さんの科学的関心」
https://www.mori7.com/index.php?e=2794
====
 子供が、最初に接するのは、両親、特にお母さん、そしてお父さんです。
 子供は両親を通して、社会に接していきます。だから、親の関心が子供の関心に結びつくのです。

 親が科学的なものの見方に関心を持っていれば、子供もそのような関心を通して世の中を見るようになります。
 これが、賢い子を育てる出発点です。
 本を読んだり、勉強をしたりする以前に、子供が親の関心に自分の関心を重ね合わせることが大事なのです。

 しかし、もとから科学好きな親ならまだしも、多くのお母さんは科学的なことにはあまり関心がないと思います。
 そこで、使えるのが、子供向けの科学の本です。

 子供と一緒に科学の本を読んでいると、「へえ、そうなんだ」と、世の中や自然の現象についての新しい理解に感心することがあります。
 特に、自然界は、科学的な考え方の宝庫です。
 自然の中にあるものは、どれもそれなりに必要な科学的裏付けを持って成り立っているからです。

 これに対して、人間社会の現象は、にぎやかな話題が多い割に、科学的な裏付けを通して理解するということはあまりありません。

 また、一般に勉強と言われるものも、科学的なものの見方にはあまり結びつかないものがかなりあるのです。
 特に、成績にすぐに結びつくような勉強は、知識と手続きの理解でなりたっているので、それはそれでとても必要なことなのですが、子供を賢い子にするということにはあまり結びつきません。
 むしろ、勉強の時間が多すぎると、勉強以外の読書や遊びや対話の時間が減る場合もあり、その方が子供の成長にとってマイナスになることもあるのです。

 最近出た科学の本として面白いと思ったものは、「理科好きな子に育つふしぎのお話365」(誠文堂新光社)です。
 390ページもあり、結構重たいので、読み聞かせに使うとしたらお母さんはかなり大変です。
 しかし、ルビがふってあるので、ある程度お母さんが読み聞かせをして、子供が興味を持てば、続きを自分で読むようになると思います。

 科学の本の選び方として大事なことは、ただ知識が書いてあるだけでなく、因果関係のような構造が書いてあることです。
 科学の本とは少し違いますが、時事問題などでも、事実の経過が重要なのではなく、その背後にある因果関係の解説が大切です。しかし、世の中にある時事問題に関する本でそういう観点で書かれているものはあまり多くありまぜん。

 知識が大事なのではなく、その知識の背後にある科学的な関係を知ることで、知的な好奇心が刺激されることが大事なのです。

 以上のような科学的関心について考えたのは、ドクター・中松さんの「私は死んでる暇がない」を読んだのがきっかけです。
 これも、とてもいい本ですから、子供向けではありませんが、ぜひ多くの方におすすめしたいと思います。
====

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
寺子屋オンライン(101) 読書(95) 

コメント欄

森川林 2018年3月19日 10時20分 1 
 昔は、本が少なかったので、同じ本を何度も繰り返し読むのが普通でした。
 私の場合は、「世界ふしぎめぐり」(偕成社)の本を隅から隅まで何十回も読みました。
 しかし、その後、そういう説明文の本はしばらくなく、科学の本のように見えるものでも、ただ知識が書かれているだけのものになっていました。
 それで、言葉の森の講師に頼んで、みんなで面白い説明文の長文を作ったのです。
 その長文は、小1から小3まで、全部で150編近くありました。
 これは、子供たちにかなり人気がありました。なぜかというと、説明文の難しい内容でありながら、どの長文にも必ず何か所かダジャレを入れるようにしたからです(笑)。


nane 2018年3月19日 10時26分 1 
 小学生の子供たちの将来なりたいものに、科学者が入るようになりました。
 これが、人間の本来の姿だと思います。
 というのは、学問の面白さが基本にあって、それをもとにいろいろな仕事の選択肢があるからです。


コメントフォーム
子供向けの科学の本が続々と 森川林 20180319 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。
めもやゆ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「めもやゆ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

(za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
メルマガの配信
▼バックナンバー
○一般用 ダイジェスト版
○生徒用 完全版

Facebookページ
言葉の森作文ネットワーク
いいね! 17,226件
新着コメント1~3件
コメントは24時間以内に表示
読書力がつく寺 森川林
 経済学者の森嶋通夫さんが、「なぜ日本は 9:26
遊びと同じよう 森川林
 遊びが面白いのは、自分が主人公になれる 9/24
遊びと同じよう nane
 ロールプレイングゲームと勉強は似ていま 9/24
……次のコメント

オープン教育 1~10件
オープンの川
過去の記事

過去の1~30件目を表示
■ハイパー作文クラスに続けて、ハイパー国語・算数・英語・理科・社会も 3月19日
■デジタルよりも紙、ばらばらのプリントよりも製本されたもの 3月18日
■作文の丘から手書きとテキストの両方の作文を同時に送るには 3月17日
■これからの世の中、これからの子育て 3月16日
■寺子屋オンラインクラスのZoomの操作の仕方などの説明 3月15日
■低学年の作文、高学年の作文は頭の使い方が180度違う 3月15日
■子供の勉強は、やらせることよりも、やらせないことを先に考える 3月14日
■寺子屋オンライン自主学習クラスのお知らせ――家庭学習を基本に勉強を続けていこうと考えている方へ 3月13日
■【合格速報】東京芸術大学音楽学部 3月13日
■新小学6年生、もうすぐ受講締切 3月12日
■新しいコンセプトの勉強 3月12日
■すぐに書き出せる作文――そして密度濃く、楽しい授業 3月10日
■子供が学校に行きたくないと言い出したら 3月10日
■【合格速報】横浜市立金沢高校 3月9日
■作文好きな子集まれ。ハイパー作文クラス、体験生徒募集中 3月9日
■言葉の森のオンライン少人数クラスの紹介(生徒保護者向け記事) 3月8日
■小学生のみなさんと、新しく中学生になるみなさんへ(生徒保護者向け記事) 3月8日
■世界中の子供たちとgoogle翻訳で日本語作文発表会――その前に英語作文発表会 3月7日
■呼んでもなかなか来ない犬がやっと来たときに、「早く来なきゃだめでしょ」と叱るのではなく、「遅かったけどよく来たね」と褒めるのが褒めて直すコツ 3月6日
■【合格速報】一関市医師会附属一関准看護高等専修学校 3月5日
■【合格速報】都立白鷗高等学校、武蔵野大学附属千代田高等学院 、龍谷高校 3月5日
■【合格速報】小石川中等教育学校、大妻女子中学校、麗澤中学校 3月5日
■【合格速報】神奈川県立横浜国際高校、早稲田佐賀高校、山手学院高校、法政大学国際高校 3月5日
■【合格速報】神奈川県立横浜南陵高校 3月5日
■寺オン作文クラスの土曜9:00~9:45がスタート 3月5日
■寺オン自主学習クラスの日本語暗唱、英語暗唱のページ 3月5日
■特色入試型の子供たち 3月4日
■読解力をつけるためにどうしたらよいか 3月3日
■いよいよスタート、英語暗唱講座 3月2日
■親子の対話は読書よりも効果がある 3月1日
……前の30件
HPの記事検索
ホームページの全記事

 言葉の森新聞

Google+ページ
言葉の森作文オンエア

Twitter
言葉の森@kotomori

RSS
RSSリーダー

代表プロフィール
森川林(本名中根克明)

講師ブログ
言葉の森の講師のブログ

算数の通信教育
できた君の算数クラブ

カテゴリー
全カテゴリー
ICT教育(1)
遊び(6)
新しい産業(23)
暗唱(121)
生き方(41)
息抜き(19)
いじめ(1)
インターネット(25)
英語教育(10)
オープン教育(24)
親子作文コース(9)
オンエア講座(41)
音声入力(10)
音読(22)
オンライン作文(2)
外国人と日本語(4)
科学(5)
学問コース(1)
学力テスト(2)
合宿(14)
家庭学習(92)
家庭で教える作文(55)
漢字(17)
帰国子女(12)
教育技術(5)
教育論文化論(255)
教室の話題(26)
行事と文化(1)
ゲーム的教育(4)
合格情報(27)
高校入試作文小論文(10)
構成図(25)
公立中高一貫校(63)
国語問題(15)
国語力読解力(155)
子育て(117)
言の葉クラブ(2)
言葉の森サイト(41)
言葉の森の特徴(83)
言葉の森のビジョン(51)
子供たちの作文(59)
作文教育(134)
作文検定試験(4)
作文の書き方(108)
算数・数学(22)
自習検定試験(10)
自習表(5)
自然災害(1)
実行課題(9)
質問と意見(39)
受験作文小論文(89)
小学校低学年(79)
森林プロジェクト(50)
政治経済(63)
生徒父母向け記事(61)
生徒父母連絡(78)
全教科指導(2)
センター試験(7)
創造力(9)
大学入試(14)
対話(45)
他の教室との違い(22)
知のパラダイム(15)
中学生の勉强(21)
中高一貫校(11)
寺子屋オンライン(101)
読書(95)
読書感想文(19)
読書実験クラブ(9)
友達サイト(7)
日本(39)
日本語脳(15)
発達障害(1)
発表交流会(20)
東日本大震災(15)
facebook(29)
facebookの記事(165)
プログラミング教育(5)
勉強の仕方(119)
未来の教育(31)
MOOC(2)
無の文化(9)
メディア(8)
森の学校オンライン(2)
森リン(103)
問題集読書(33)
読み物(1)
四行詩(13)
未分類(378)

QRコード






 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

Donate with IndieSquare